このヒト、米国メディアと国際世論なんか気にもしていない
もういちいちかまっていられなくなるようなトランプの暴言の嵐です。
というか、このヒト、米国メディアなんか気にもしていないし、ましてや国際社会がどう思うかなんて頭の片隅にもないようです。
だって今は中間選挙真っ最中ですから、全部国内向け、それも共和党-MAGA派の連中だけに向けたあいさつのようなもんです。
トランプはノーベル平和賞をホンキでもらう予定でした。(爆笑)
そしたらなんとオスロの平和賞委員会選んだのが、トラ公のヤルことなすにケチをつける元国際司法裁判所(ICC)の判事であり、元国連人権高等弁務官であるナビ・ビレイ氏でした。
こりゃ怒るわね。とうとうICCに制裁だぁ、と吠えました。恥の上塗りです。
ノーベル平和賞はピレイ元ICC判事に 平和と国際法に貢献 - BBCニュース
「 ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、2026年のノーベル平和賞を南アフリカ出身のナビ・ピレイ氏に授与すると発表した。平和と国際法の推進への取り組みを評価した。
ノーベル賞委員会はピレイ氏について、法律の分野で示してきた「並外れた勇気と誠実さ」、「平和と国際法の推進への取り組み」を称賛した。
ピレイ氏の「普遍的な法原則を守る姿勢や確固たる倫理観は、長いキャリアを通じてぶれることがなかった」とも指摘した。
ノーベル賞委員会のフリードネス委員長は、国際刑事裁判所(ICC)の判事を務めた際、ピレイ氏は「法的手段が戦争行為や暴力の防止に役立つことを示した」と説明。「国際法を支える制度の強化にも貢献した」と評価した」
(cnn10月9日)
ノーベル平和賞にナビ・ピレイ氏、国際法の推進に尽力 ICCの判事などを歴任 - CNN.co.jp
さて、前回大統領選挙の時もひどかった。
古くからの共和党支持者である政治学者のピットニーはこう言います。
「共和党の人々はトランプの言うことが好きなんだ。殆どが『不法移民がアメリカの血を汚している』という発言を支持している。多くの人が、それが世界史の非常に酷い章(ヒトラーの著作)と似ていると指摘しても、共和党員はそのレトリックから目を背けようとしない。(中略~かつては富裕層が共和党を支持していたが)最近は主に大学教育を受けていない白人が支持する政党になった」
(TBS2024年1月22日)
可能性高まる“もしトラ” 何故アメリカはトランプを選ぶのか?【報道1930】|ニフティニュース (nifty.com)
「不法移民がアメリカの血を汚している」ですか、頭を抱えるような差別発言です。
「血を汚す」などという表現には、ナチス優生学の亡霊が蘇ったような嫌悪感さえ感じます。
しかしこういうリベラルメディアが絶対に容認しないような修辞が、彼を労働者階級のヒーローにしています。
それを聴く大衆は、今の米国で我が物顔のポリコレをものともしないトランプ親分にしびれるわけです。
メディアが叩こうとどうしようと、ワーキングクラスはニューヨークタイムスなど読まないからです。
アイオワ州で長年共和党の下院議員を務めたウォルター・コンロンはこう言います。
「昔は金持ちは共和党に投票し、中間層は民主党に投票し、貧困層は選挙に行かないもんだった。(中略)これまで10年連続でトランプ支持者以外の共和党員が支部などの運営をしていたが、直近の執行部の顔ぶれは大半が親トランプ派に取って代わった。
多くは共和党の会合で見たこともない人たちだ。(私はトランプ支持ではないが)バイデンとどちらかを選ぶことになったらトランプのレバーを引くよ。引く時に指に鎮痛剤を注射してね。
仕方なくトランプを選ぶが、(ホントは)他の人の方がずっといいと思っている」
(TBS前掲)
このへんが共和党知識層の平均的な塩辛い見方でしょう。
ただし過半数の支持者は違います。
経済学者のスティーブン・ムーアは、マーチャンダイジング(商品化計画 )の「商品としてのトランプ」をいみじくもこう評しています。
「彼はロックスターのようだ。人々は彼を愛している。特に労働者階級の人たちは彼が自分たちの代弁者だと感じている。トランプは並み外れてカリスマ的な男だ。みんな彼の頭の良さを過小評価している。彼は素晴らしい男、ゴルフが大好きで、庶民的で、テレビをよく見る。彼はアメリカを理解している。マーケティングの天才だ。彼は“トランプ”をブランド化した。それは素晴らしいブランドで、彼は偉大なプロモーターで、好感が持てる人物…。つまりトランプには多くの人が知らない面があるのだ」
(TBS前掲)
ですから、トランプは「平均的アメリカ人」にわかることしか言わないのです。
でなければ、太平洋か大西洋を「トランプ海」に改称するなんてイカレタことを言うはずがありません。




























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