非核3原則というバーチャルから醒めるのはいまです
戦狼領事の「汚い首を引っこ抜いてやる」発言が飛び出したのは、この高市首相の答弁がきっかけでした。
「高市早苗首相は11日の衆院予算委員会で、来年を目指す安全保障関連3文書の改定を巡り、非核三原則を堅持するかどうかを問われ、明言を避けた。「3文書はこれから見直し作業が始まる。書きぶりを私から申し上げる段階ではない」と述べた。台湾有事が集団的自衛権の行使を認める「存立危機事態」に該当する可能性に触れた自身の国会答弁については「政府の従来の立場を変えるものではない」として、重ねて撤回を否定した。
非核三原則は、核兵器を「持たず」「つくらず」「持ち込ませず」とした日本政府の基本的な核政策。首相は昨年の自民党総裁選時に「持ち込ませず」に関しては議論が必要だと主張していた」
(共同11月11日)
首相、非核三原則堅持明言せず 安保3文書改定巡り(共同通信) - Yahoo!ニュース
立憲の大串博志議員は、戦狼領事に呼応するかのように、先週の高市総理の国会答弁に対する異常なまでの執着を見せた。
繰り返し同じことを20分ですよ。この暇人め。
大串氏が問題としたのは、11月7日の衆議院予算委員会で高市首相が示した、「台湾有事において、艦船を使って武力の行使が伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になりうるケースであると私は考えます」という認識です。
どこがまちがっているのでしょうか、「そこにある危機」を危機と呼んだだけではないですか。
ところが立憲は、高市首相が「国名、地域名、事態、状況を具体的に」挙げて存立危機事態に言及したことを「異例かつ極めて重い」として食い下がり、答弁の撤回と取り消しを迫ったわけです。
なぜ取り消さねばならないのか、さっぱりわかりません。
大串氏が上げる理由は、この判断が「国民を戦争に巻き込む」と言うことのようですが、防衛の準備をすることが戦争の準備なら、実際に台湾海峡で台湾を包囲するような軍事演習を繰り返しているのはどこの国ですか。
「戦争を誘発している」のはどちらか、言うなら中国に向けて言え。
野党の皆さんはいまからヒステリックに「軍拡政権だ」「日本が戦争ができる国になる」といった幻視幻聴症状を呈していますが、小泉大臣は別人になったような受け答えをしました。
カンペも見ないし、毅然と前向いて立派。パチパチ、この調子でやって下さい。
「11日の衆議院予算委員会で、共産党・田村智子委員長は、高市早苗首相が10月24日の国会演説で、防衛費のGDP比2%を今年度中に前倒しで達成すると表明したことを取り上げ、「数字ありきだ」「軍拡そのものだ」と批判したことに、小泉進次郎防衛相は強い口調で反論した。
小泉氏は「先ほどから、まるで日本が自制が効かず、軍拡を進めているかのような前提に立ってお話をされてますが、正直理解に苦しみます」と述べ、「空調設備の整っていない隊舎の改善やドローン対処・災害対処器材の整備など、現場の課題を挙げ、「世界の安全保障状況はめまぐるしく動いている。丁寧に説明すれば国民の理解は得られる」と続けた」
(THE PAGE11月11日)
小泉防衛相「理解に苦しみます」「まるで日本が軍拡を進めているかのよう」 防衛費をめぐる共産党・田村委員長の指摘に反論(2025年11月11日) - YouTube
なぜかヒダリの人たちは揃って小泉氏の言い方を借りれば「日本が自制が効かず、軍拡を進めているかのような前提に」に立っています。
下写真の中核派など「中国侵略戦争反対」といっていますが、コレ、「中国の侵略戦争」じゃなくて「中国への侵略戦争」ですから念のため。
【写真速報】11・2全国労働者総決起集会 中国侵略戦争阻止・高市政権打倒へ号砲 – ZNN.JP
なんか多元宇宙にでも来たような気分ですが、ヒダリの人たちの脳内では中国が侵略を準備していて周辺に軍事的圧力をかけ続けているのではなく、中国は可哀相にも日本から侵略を受けようとしているのだそうです、ぶ、はは。(爆笑)
どこどうーしたらそういう認識になるのか、もはや精神分析の世界ですな。伊良部先生にでも診察を受けなさい。
しかし共産党も立憲も一緒で、あくまでも中国の安全を脅かし、侵略の意図を隠さないのはこちらなのですからたまげます。
あー、頭がクラクラする。
私はなんどとなく書いてきていますが、極東における危機のレベルはマックスに達しつつあると考えています。
北朝鮮は核を使うことにためらいがない男によって核武装化が完了してしまいましたし、中国は台湾侵攻を現実のものとして考えて準備しています
いつなにが起きても不思議ではありません。
だから妙な出来心を起こさないような対抗抑止が必要なのです。
トランプがイランの核施設を攻撃できたのは、まだ完成しておらず核報復の可能性がなかったからです。
しかしもう遅い。北は核を99%完成させてしまいました。
核施設を攻撃するなら、第1次トランプ政権の時に決断すべきだった。
首脳間ディールに持ち込もうとして、バイデンに代わってしまい失敗しました。
もう3回目はありえないか、あるとしても撃つなよという念押しです。

韓国聯合
朝鮮中央通信は「朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊による、日本駐屯米帝侵略軍基地への攻撃」が目的であると宣言しました。
また2015年2月の朝鮮労働党政治局会議の決定書には、「現代戦の要求に即した精密化、軽量化、無人化、知能化されたわれわれ式の威力ある先端武力装備をより多く開発する」としています。
しかも、「昨年9月の第5回核実験の際に「核兵器研究所」は核弾頭の「標準化・規格化」に触れ、核弾頭の量産化を示唆していた」(倉田 同)とされます。
北朝鮮弾道ミサイルは「実験」から「訓練」へと移行した: 農と島のありんくりん
北朝鮮の核は、「軍事作戦に組み込まれた装備」による核先制打撃を目指したものなのです。
いうまでもありませんが、中国はとっくに小型化、精密化、多弾頭化、そして核兵器の増強を続けています。
にもかかわらず、わが国は65年前の佐藤内閣が決めた非核3原則に足をとらわれ身動きができない。
その足かせとなっているのは、チューカク派から立憲共産党にまで共通した「わが国が自制心なく軍拡に走っている」という思い込みなのです。
そして彼らの拠り所は、いまや非核3原則だけです。こんなものは閣議一発で廃止できるのにね。
現実の危機は進行するばかりなのに、あいもかわらず昭和の亡霊のような野党は非核3原則を金科玉条にして、議論を前に進ませないのだから困ったものです。



























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