山路敬介氏投稿 ■沖縄県における衆院選 「序盤・中盤」状況 その2

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山路氏の現地からの報告の完結篇です。  

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■沖縄県における衆院選 「序盤・中盤」状況 その2
                  ~結局、自民党に「負け」はない

                                         山路敬介
 

承前 

■ 個々の選挙区予測 

一区は、自民の国場幸太郎氏が制すると考えられます。 

種々の情報から翁長知事の側近である平良朝敬氏が、その影響力のある団体等に国場支持を容認した可能性が強いです。 

「翁長氏が、国場氏であればこそ納得した」とも聞きます。 

例えば実際に、県観光協会などは国場幸太郎と西銘恒三郎の二氏を推薦候補として決定し、各市の観光協会を通じ末端のホテルにまで署名依頼のFAXを流しました。 

前回選挙では見られなかった徹底ぶりです。(ただ、これは西銘氏の弟の元ANA沖縄支店長だった西銘啓四郎県議の功績である、との少数意見もあります) 

ですが私が思うに、「国場氏が平良氏側にどのような歩み寄りを見せたのか?」が明らかにならない事は「問題である」と考えます。

二区は照屋寛徳氏が相変わらず強いものの、宮崎政久氏も前回選挙の得票数を下回らないと見ています。

どういうワケか本土では考えられない事ですが、照屋氏は社民党にも関わらずマメに企業票を多数取り込むのが得意です。 

これは沖縄独特の現象かも知れず、私もその内実と詳細を全く知らない訳でもありませんが選挙中でもあるので予断は控えます。

三区は玉城デニー氏が取るでしょう。
 

ですが、比嘉奈津美氏は前回選挙よりも票の積み増しは大きく可能と思われます。 

比嘉氏は地味ですが、党本部に対して臆さずモノを言って廻る「うるさ型」で、沖縄の為に自身が関与して実現させた政策も多かった。 

その点、デニー氏など全く問題にもなりません。 

もっと評価されていい政治家ですが、どういうワケか女性票が身に付きません。 

女性保守支持層にこのタイプの女性候補が受けが悪いのは、沖縄県の後進性の現れであるのかも知れません。 

「子育て」だの「待機児童問題」だのと、そうした女性特有の関心事だけに偏らない稀有な女性議員ではありますが、本音はオスプレイ反対。 そこが「玉にきず」です。

四区は、仲里利信氏と西銘恒三郎氏互角か、僅かに西銘氏がリードしていると考えています。
 

仲里氏の主張は、全く見るべきところがないだけでなく、ほとんど全ての主張が革新の主張に吸収してされてしまっています。 

「尖閣を守ろうとする意義はなく、それをしようとする安倍政権の狙いは軍備増強だ」との倒錯した主張は、そのまま共産党のものです。 

一方、西銘氏の今回のヘリ事故に関する改善策への主張は穏当でもっとも現実的です。

 

度重なる米軍の整備状況の不備をその原因とすれば、横須賀における米海軍艦船の整備や習志野のオスプレイ整備などを念頭に入れ、「自衛隊側に、極力整備を任せるべきだ」とします。

この点、「日米地位協定を改善すべき」とするブログ主様の主張はもっともで、より根本的なものですが、それをするならまず日本の国内法の改善が必須です。 

米軍と自衛隊が協力して問題の解決にあたる事は、協力体制の強化など他の副次的効用も生まれます。 

また、「事故」というものが全くのゼロにはなりづらい性質を有している以上、原因究明を経て責任の分担をも分散するメリットがあります。 

なによりも、法改正によらず一番早く実現可能な案で、その点、西銘案は大いに支持できるところです。

■ 自民党に「組織票」が戻って来つつある

私の上記のような見立ては「自民党に甘いのではないか」とか、「世論調査とズレがある」との意見も当然あるでしょう。
 

ただ、自民党は少なくとも前回選挙よりも、関連団体や企業経済団体の引き締めがうまく行っており、あきらかに支持が戻って来ています。 

まさに「タイムス的世論調査」には出づらい部分なので、そこは考慮したところです。

また、仲里氏の主張など、それはそれはメチャクチャなものなのですが、どだい有権者のほとんどは詳細な主張など聞いていません。沖縄県では特にその傾向が顕著ですね。
 

ですが、仲里氏はもう80歳です。  

この事は実は、さすがに支持者の間でも多く取りざたされているところです。

右手を出して小走りに近づいてくるその足取りは、ふらつきも見られず足腰も確かなものである事は伺えます。
 

ただ、センテンスの長い質問に答える場合の趣旨を瞬時にとらまえる能力や、応用的であったり不意の問題発出に対応できる随応性は明らかに不十分です。 

そこをあの権威主義的パーソナリティーで補っているようにも見受けられ、秘書氏の負担は極大化しています。 

もともと前期限りで引退する意向を示していたところ、後継者もなく「翁長氏との友情の中で立った」のが動機です。 

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事故機の放射性物質について [捕捉]

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山路さんの沖縄レポートはもう一本の方にあります。ぜひお読みください。

さて昨日の山形さんのコメントに捕捉しておきます。

今回、メディアが「放射能汚染だ」と騒いでいるのは、このヘリのロータブレードにつけられた小型のユニットが破損したためです。 

これはIBIS(In-Flight Blade Inspection System )です。 

写真が製造元のシコルスキー社のサイトにあります。http://pds.exblog.jp/pds/1/201612/19/02/a0292602_2395727.jpg 

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このユニットは、飛行中のローターブレード(回転翼)にひび割れなどの破損が生じた場合、それを探知する装置です。 

簡単にメカニズムを説明しておくと、ローターブレードは一見全部中身が詰まっているようですが、実は軽量化をはかるために中空です。 

そして空気圧よりやや高い圧力で窒素が充填されていて、その栓にIBISがつけられています。 

ただの栓ではなく、プレッシャー・インジケータという圧力探知機能を持つユニットです。 

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このユニットは、ブレード内部の圧力が下がるとスイッチが入る仕組みになっていて、地上では目視で分かるようになっています。

それができない飛行中でも内部の微量のストロンチウム90がセンサーに感知されて操縦席に表示されます。いまはもっと無害なトリチウムなとが使われているようです。Ibis_3https://i2.wp.com/booskanoriri.com/wp-content/uploads/IBIS.png 

今回はIBISの6ツあるうちのうちの1個の破損ですが、下の写真のように事故機を回収に来た米軍関係者や自衛隊員も、その後の調査ユニットも放射能防護衣のタイベックを着ていませんので、放射性物質の環境放出は限定的だったと思われます。 

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防護衣とは下の写真で、今をときめく「筋を通した人」枝野氏が南相馬市を訪れた際に着ていたようなものです。 

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ちなみに、現地の人はまったくフツーの格好で、枝野氏らはゴム手袋さえ脱がないで握手していましたっけね。 

人としての品格が分かります。 

それはさておき、この牧草地の所有者の方、高江区長、そして東村村長の皆さんに東日本の住民としてアドバイスさせていただければ、矢崎氏たちのグループが流しているような放射能風評被害を防ぐには、その初期で無責任な「噂」を断たねばなりません。 

この対応が遅れると、ことあれかしのメディアや矢崎氏などの反原発団体が自分に都合のいい数値を拡散し始めています。

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この人たちは、ストロンチウムという猛毒が炎上によって広範にバラ撒かれたというような噂をたてようとしています。

沖縄県人は放射能には無関心でしょうが、自主避難者を全国一抱え込んでいますから、彼らを中心にしてネットで騒ぎが全国に波及していく可能性があります。

それが「常識」になっては遅いのです。 私たちはこの誤った「常識」を覆すのに、大変な苦労をしました。経済的打撃、社会的打撃は計り知れません。

それを防ぐには、こちらから情報を積極的に開示していくことです。

自分たちで正確な放射線量分布を知って、それをネットなどで発表していくことをお勧めします。  

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山路敬介氏投稿 ■沖縄県における衆院選 「序盤・中盤」状況 その1

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2回にわけて山路氏の現地からの報告を2回にわけて掲載します。 

                    ~~~~~~~~~ 

■沖縄県における衆院選 「序盤・中盤」状況 その1
                  ~結局、自民党に「負け」はない

                                         山路敬介
 

私は宮古島市在住の人間であり、この選挙前にもしばらくは本島に行っておらず、選挙中にもその予定はありません。 

したがって選挙で一番大事な各候補者を取り巻く熱量や肌合いをダイレクトに語るには不首尾もあるように思えますし、県全体の雰囲気を語る場合も同様と考えますので皆様のコメントで情報等を補って頂けると幸いです。 

さはさりながら、本島から来る会議所や商工会関係者、二紙の記者を含めた報道関係者や左右問わず候補者の秘書さんたちの話も十分聞けているし、情勢判断で一番大事な事は前回選挙と比較した「定点観測」なので、そうは判断に狂いはないと密かに自負してます。(笑) 

■勝敗ラインはどこか? 

もともと自民党候補者は、前回選挙では全員同じメンバーで比例復活当選しております。 

今回も現在までのところ、種々のデータや自民党支持率を見る限り、自民候補者全員が当選ライン上に在る事は疑いようはありませんので、今回選挙ではあまり大きな意味は見い出せないと考えています。

これは逆に、例えば、一区で共産党の赤嶺政憲氏が自民党の国場幸太郎氏に敗れても結局は比例復活するし、その政治活動が減殺される訳でもない事と意味は変わりません。

つまり小選挙区云々はともかくも、沖縄県内として「自民候補全員が当選すれば自民党の勝敗ラインに到達している」と捉えるのが私の考えだし、常識的でもあろうと考えます。
 

ですから、今回の選挙には「すでに自民党には負けはない」、ある意味つまらない選挙とも言えましょう。

また通常、比例復活当選の方が当選者個々の党中央へのロイヤリティーが優先されるメリットがあるので、私個人的には国場氏や比嘉氏などの場合はむしろその方がいいのではないか?と考えないでもありません。 

一方、逆に「オール沖縄が勝った」という状態を真に作り出すのは、「自民党議員の比例復活をも許さなかった」という結果を出さなければいけません。

それはそれとして翁長氏最大の問題は、4区の仲里利信氏VS西銘恒三郎氏の戦いに収斂されると考えます。
 

無所属で比例復活がない翁長氏子飼いの仲里利信氏の帰趨こそが、「翁長的オール沖縄」の行き先を象徴する事になるのだし、「オール沖縄」からの保守の分離を顕在化させる事に成り得ると思っています。

対する自民党は「最低でも小選挙区2議席奪還が目標」という立場です。
 

事実、自民党は前回よりもかなり善戦している模様です。 

ただ、CHヘリ墜落事故で直後から無党派層の揺らぎも見られ、二紙などは相変わらずの連日トップ状態。 

いつもの「米軍事故の政治利用」が顕著で、今後どの程度投票行動に影響してくるかも不透明です。

時間が経つにつれ、「今回の事故の影響は限定的」との見方は保守系よりも革新系支持者に多く、むしろ「保守系の引き締めに寄与する事になるのではないか」との見方も現れ始めました。 

しかし、革新側が危惧するほど沖縄自民党にタイトな一体感を見い出せるか疑問だし、10日と15日の沖タイの調査結果の変化に見られるように、今のところは事故報道が自民党に10ポイント程度の逆風になっているのは間違いないものと思われます。

比例で復活当選を約束された今回の選挙であっても、これまでのところ自民党勢は「緩み」を見せない戦いぶりを見せており、小選挙区でも一矢を報いそうな気配です。

対して「オール沖縄」方は、その構成の核となるべき陣営が革新系の他陣営にもたれ掛かっている有様で、翁長知事の思惑は最初から外れています。
 

また、翁長知事自身、解散を予測していなかったがゆえに、実質的な仲里応援団である「辺野古反対する保守系議員の会」を設立する時期も遅きに失しました。その効用も限定的に留まるでしょう。

                                              (続く)

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事故機の放射性物質について

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先日、不時着炎上したCH-53Eから放射能が漏れだしていると、騒いでいる人たちがいます。

「沖縄県で不時着したアメリカ海兵隊のヘリコプターに放射性物質が使われていた問題で、付近の住民は「風評被害が怖い」と不安を訴えています。
 東村高江に不時着したアメリカ海兵隊のCH53Eヘリコプターは、複数の部品に放射性物質が使われていました。琉球大学の矢ケ崎克馬名誉教授は14日、事故現場の近くで調査した結果、現場から約300メートルの地点で81ベクレルの放射線を検知したと発表していました。一方、沖縄防衛局は14日夜、空間や土壌表面の放射線量は一般的な環境と比べても差異はないとして汚染を否定しています。
 現場付近に住む西銘晃さん:「放射能汚染というのが確定してしまうと、風評被害ですべて僕の生産する飼料がだめということになってしまうからその辺が一番、怖いですね」(テレ朝10月15日)

こういうことは結論から言っておいたほうがいいと思いますので、先に述べておきます。 

まったく問題ありません。81ベクレルていどの放射線量は、食品規制値より低いくらいです。 つまり食べても大丈夫です。

日本の放射性物質の食品規制値は世界標準より異常に低く設定されていますが、以下のとおりです。
食品中の放射性物質の 新たな基準値について - 消費者庁(Adobe PDF

●食品の規制値
・日本・・・100ベクレル
・EU ・・・1250
・米国・・・1200

仮にこの牧草(?)を食べたとしてもまったく問題がでません。 

欧米では日本の10倍まで認められていて、日常的に市場流通しています。 

今後、どのような対策をしたらいいのかについて、私たち東日本の「被曝」経験から少しご説明しておきます。 

これも結論から言います。このままでも健康被害が出る可能性は考えられませんが、風評被害が気になるなら天地返しをしてください。 

その前にどれだけ降下したのか、正確に知る必要があります。 

この牧草地の所有者の方、高江区長、そして東村村長の皆さまにお願いしたいのは、放射能風評被害を防ぐには、その初期で無責任な「噂」を断たないとだめなことです。

風評被害はあいまいな計測を基にして、人のパニック心理につけ込んで騒ぐ現象です。 

この対応が遅れると、ことあれかしのメディアや反原発団体が自分に都合のいい数値を拡散し始めて、それが「定説」になります。そうなっては遅いのです。

そのためには、自分たちで正確な放射線量分布を知って、それを発表していかねばなりません。 

一カ所だけてはなく、面で計ったほうが良いでしょう。 

個人でもできますが、やはり客観性を担保するために行政や大学などに依頼して、当時の事故機の風下から計測を始めて、全周を測って下さい。 

私は2011年夏に、大学の研究者と一緒に私の村を測定して回りました。 

私たちの測定作業の場合、個人のガイガーカウンター3台と、茨城大学所有のシンチレーションサーベイメーターを使用しました。

たぶん琉球大学なら何台か持っているはずです。これらの計測器械は、空間の放射線量を計るものです。 

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 計測すると分かるのですが、均等に放射性物質は検出されるのではなく、風向きや地形でホットスポットという高い値が出る場合があります。

これはスポットというくらいですから面ではなく点にすぎません。びっくりせずに、印のついた棒でも刺しておけばいいと思います。 

こうやって分布図が出来れば、あとはホットスポットを中心に穴を掘って天地返しをします。 

実は地表に降下した放射性物質は、風や雨ですごい勢いで消滅ししていきます。いや正確に言えば、拡散していきます。

このように書くと反原発派は必ず、「ほらみろ、なくなったわけじゃない」と言いたがりますがなにを言っているのでしょうか。

今回計測に当たった琉大名誉教授矢ヶ崎克馬氏は、「つなごう命の会」という反原発グループの運動家です。
つなごう命の会ー沖縄と被災地をむすぶ会

この会は「放射能瓦礫搬入阻止」を運動していた団体です。

矢崎氏は琉球大名誉教授の肩書で会見していますが、公的に琉球大が関わったわけではなく、あくまでも反原発団体の計測なのですから、このような肩書で記事にするのはいかがなものでしょうか。

氏は記者会見で、「土壌汚染に関してはストロンチウム90が放出された場合、土壌から半減するまでに約30年かかる」と語っているそうです。ありえない机上の空論です。

要は、人体や家畜に影響がでないまでに無害化すればいいだけじゃありませんか。

福島事故直後の春には、私たちの村は500ベクレルを越えるホットスポットが多数ありましたが、その年の夏の終わりには100ベクレルを越える地点は数カ所となっていきます。

こんなことが3月に予測できたでしょうか。私たちは、セシウムの半減期が来る30年の間、苦しみ続けるのだと覚悟していたのですから。

その秘密はなんだったと思いますか。耕したからです。

地表に降下した放射性物質は地表下十数㎝に溜まっているだけにすぎません。

この部分をロータリーやプラウで、更に下の地層に入れてしまえば、無害化されます。

土壌の団粒構造の分子には大変に微細な穴が無数にあります。その微細な穴に、放射性物質を取り込んでしまうのです。

81ベクレルていどで「放射能汚染」という表現をとること自体、いたずらに危険を煽り、土地の所有者や高江集落を傷つける行為です。

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政党詐欺 無節義な連中は転ぶのも早いが、再度転ぶのも素早い

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全国いたるところでしょうが、わが選挙区でも、民主党政権時に政府にいたこともある某候補は、「希望」に看板を掛け替えて出馬しています。 

隣の選挙区の「希望」候補者も看板掛け替え組ですが、いままでデカデカとポスターにあった「民進党」の文字に「希望」のシールをチマチマと貼って対応しているようで、いじらしさがにじみます。

 いくら「希望」に持参金でむしられたか知りませんが、 一説ではひとり1500万見当ということです。

600万が選挙費用ですから、差し引きひとり1千万弱、110人で11億近い金が「希望」の懐に移動したことになります。

そういえば選挙の定番グッズの党首とのツーショットがなかったですね。3万とられるからかな。(笑)

たしかわが選挙区の「希望」候補は、かつて護憲・戦争法案反対・消費税増税を唱えていたような気がしますが、どうやらころりと主義主張を忘れてしまわれたようです。 

こんなショック性健忘症の候補者が百数十名出るというのも、天下の奇観です。 

さて、このようなど忘れ候補者がどのていど「希望」にいるのかと思えば、どうやら大半のようです。 

「希望の党公認192人の内訳は、選挙区と比例代表の重複立候補者が191人で、比例単独立候補者が1人。合流に伴う民進党出身者は110人を占めた。
小池氏側近の若狭勝前衆院議員が候補者発掘のために開講した政治塾「輝照塾」の塾生26人も含まれた。
 小池氏は3日、東京都内で記者団に「一つの旗のもとに集ってくれた。これから戦いが始まるが、同じ方向を向きながら、戦える体制を至急整えていきたい」と語った。」(産経10月3日)

 ほー、小池さん、「ひとつの旗のもとに集まってくれた」ですか。ところがその「ひとつの旗」の内実は、ほとんど全部が民進党からの転向組でした。 

彼らが実に「希望」候補者の過半数を占めます。 

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ところで司馬遼太郎の名作『関が原』には、旧豊臣家臣団の裏切り大名たちを率いて江戸へ還ってきた徳川家康の孤独な姿が描き出されています。 

江戸で家康は、西へとひた走る福島正則などを尻目に、麾下の軍団を待機状態においたまま昼寝を始めます。 

さすがの家康の謀友である本多正信も、心中を計りかねて家康に問いただします。 

家康の答えはこうです。 

「『彼らを信じうるかな』と家康は陰気な声で答えた。
(いまさらなにをおおせある)正信はむしろ驚いた。
(略)
『戦場で転ばれてはこまる』と家康はいった。戦場でにわかに逆流して家康の本陣へ突っかかられてしまえば、いままで積み上げてきた天下取りの策謀の高層建築も、一挙に瓦解してしまう。
『ではないか。なにぶんああいう性根の連中だ。味方に寝返ることも素早ければ、敵に寝返ることも素早かろう。そういう点は信用できぬ』
(略)
『いやさ、実のところは太閤手飼いの大名とはああも無節義な連中かと思い、それを悦ぶ反面、心の冷える思いを致しておる』」

司馬さん流に言えば、この民進党転向議員たちは、「ああも無節義な寝返りができる性根の連中」である機会主義者なのです。 

おそらく、この転向組の多くは地盤をもっていて、候補によっては連合系組合の個別支援も受けているでしょう。 

その上に、民進党の金庫に眠る120億とも言われる政党交付金(←税金です)を、前原氏は惜しげもなく支援金としてつけていますから、その相当数が当選する可能性があります。 

本来は党の根幹を占めねばならない「希望塾」の小池子飼い候補はわずかに26名。しかも選挙など初めての手合いばかりで地盤なし。

風がピタリと止まってしまった今、子飼い候補の多くは落選の憂き目にあうはずです。 

となると、共同通信が出している序盤情勢調査(10月10~11日)の予測数は希望の党62ですから、そのほぼすべては家康をして言わしめた「無節義な寝返りができる性根の連中」によって完全に占められることでしょう。 

これでは誰の眼にも、なんのことはない第2民進党ですが、それもすぐに再度の寝返りにあうことが想定されています。

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 それをはしなくもバラしてしまったのは、民進党に残った参院会長である小川敏夫氏の10月12日の都内での街頭演説でした。

ここで小川氏は止せばいいのに、妙に正直なことを言ってしまっています。

「民進党参議院の幹部は12日、衆議院選挙後に、希望の党で当選した人にも「復帰」を呼びかけ、民進党の復活を目指す考えを示した。
民進党の小川参院議員会長は、「民進党は不滅です。民進党は、これからもしっかりと存続します。立憲民主党、本当に信念を通している。よくわからないから、やむを得ず希望の党から立候補の人もいるでしょうし、無所属で信念通す人もいた。また、この選挙が終わったら、民進党を大きな軸として、しっかりと結集して、安倍自民党政権、絶対に打倒する。皆さまに約束する」と述べた。」(fnn-news10月12日)

謀は密なるを良しとすですよ、小川さん。

ここまではっきりと「衆院選後の民進党再結集」を言ってしまっては、「希望」に転んだはずの無節義な連中の再度の寝返りが予定されていることを自白してしまったようなものです。

なるほど確かに今回の選挙の眼目は立憲民主党+共産党+左翼リベラル無所属の合計が、改憲発議を阻止し得る3分の1以上の議席、つまり155になることでした。

Photo_3高橋洋一氏による http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53214

上の予想値の最大値を取ります。「希望」を民進出身者が乗っ取ったとして65、立憲民主が45、共産党が18、無所属はよく読めないのですが半分が民進系だとして12と仮定します。

希65+立民45+共産18+無12=140です。

「希望」を全部左翼リベラルがとることは考えにくいですから、実際はかなり数を減らすでしょう。

ギリギリで改憲阻止勢力が出来るか出来ないか微妙なところ、けっこう厳しいというのが現状でしょうか。

となると、あんがい「希望」の旧民進勢力の今後の動向が要になるかもしれません。

民進党転向組は本来は無所属であって、「希望」は公認をしただけだから、選挙後には個別の意志でどうにでも党籍を変更できることになります。

「希望」に公認をとりつけた議員に対して民進党が「支援金」を出せるのは、おそらく彼らは党籍上は「無所属」、あるいはいまだに民進党の党籍の抹消がなされていないからだとしか考えられません。

なんのことはない、彼ら民進党転向組議員たちは、無節義とはとんでもない、偽装転向しただけなわけです。

といってもそんなに計画的なものではなく、元来が選挙互助会的な民主党・民進党のぬるま湯に長年漬かってきた彼らにとって、小池流の傲慢で冷酷な水がなじまないていどのことなんでしょうがね。

吉田拓郎の歌ではありませんが、「たどりついたら、ここもどしゃぶり」といったところですか。嗚呼。

いずれにしても「希望」は、選挙後に解体を始めることは必至です。早くも小池氏の政治生命の先が見えてきました。

一場の茶番劇と言ってしまえばそれまでですが、これほどまでに民主主義の根幹である政党政治をあざ笑った所業はないでしょう。

もはやこれにふさわしい言葉はひとつしか思いつきません。

それは「政党詐欺」です。

 

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日曜写真館 水鳥の声しか聞こえない

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改憲派さんにお答えして 危険と安全のバランスをとっていくのが大事です

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改憲派さんの昨日最後のコメントにお答えしておきます。長かったので、こちらの記事に移しかえました。 

お気持ちは分かるが・・・、としかいいようがありません。

念のために言っておきますが、私は普天間の比ではないベトナム戦争真っ盛りの時の厚木基地周辺で育ちました。墜落事故もいくつか経験しています。

ですから航空機がもたらす日常的騒音と、その危険性について骨身で熟知しています。

だから、気持ちは分かると言ったのです。

事故が起きて怒りと不安にかられ、そして自分たちの置かれた不条理さに怨嗟の声を上げておられるのでしょう。 私にも経験があります。

しかし残念なことに、そこから先の改憲派さんの論述は感情論に流されてしまっています。

「パイロットありがとう、普天間じゃなくて良かったという保守」と、まるで事故を軽薄にへらへら笑っている者がいるように書いていますが、それは私のことですね。

確かに私は普天間で落ちたら大惨事だと考えましたし、それを未然に食い止めた機長はいい仕事をしたと敬意を払っていますが、そのなにが問題なのでしょうか。

改憲派さんはまるで普天間で落ちたほうがよかったように読めますが、私の勘ぐりすぎでしょうか。

またこうも書いておられます。

「ヘリパッド建設時から事故があるから反対していた人たちに今さら、当然事故はありますよと言ってなんの説得力が?だから反対してたのにと言われるだけです。」

溜め息が出ました。あの高江集落に狂騒と暴力を持ち込んだ反対派に聞けば、それはそういうに決まっています。

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挺対協の人に向かって、「慰安婦と挺身隊は別ものですよ」と言いに行けというようなものか、あるいは逆に在特会に憲法をどう思いますかと聞くようなものですから。

では、順を追って考えていきましょう。改憲派さんはこう書きます。

「昨年のオスプレイ事故は、最近米軍の調査報告が出ましたが、当初発表の訓練していた場所も違う、黒塗りばかりの報告書。当初パイロット女性を「彼」?と自信満々に讃えた米軍司令官。」

失礼ながら、ずいぶんとバイアスが掛かった悪意に満ちた表現のように感じました。

去年のオスプレイ事故で黒塗りがあったのは当然です。軍事機密が記入されていますからね。 

事故を起こしたのは当初の報道と異なって西海岸で、その女性パイロットは、延々と辺土岬を迂回する海岸沿いの海上コースを飛行したのです。 

まっすぐに東から西に縦断すれば、普天間まで早く到着する可能性がありましたが、それを機長はあえて捨てたのです。

それは市街地に落さない、というプロのパイロットとして強い職業意識がなくてはできないことです。 

怒るのもけっこうですが、彼女の職業意識に敬意を少しは払ってもいいのではないでしょうか。 

機長の上司であるローレンス・ニコルソン氏が、部下を褒めてどこがいけないのか、理解に苦しみます。

こういう、部下が危険をかえりみず立派な仕事をした時に、評価してくれない上司など持ちたくはありませんからね。

今回の事故についても改憲派さんは、「高江のヘリパッドにもどりつけなかった」という言い方をなさっていますが、ずいぶんと酷な表現です。

機上火災というもっとも危険な状況で、ここまで傷ついた機体を飛ばしてきた人間たちがいることにも多少目配りしたらいかがでしょうか。

昨日の航空関係者のスナフキンさんは、「操縦士他同乗スタッフは賞賛されるべきと思います」とコメントされていました。

これが同業者のおそらく多数意見です。

では、今回もそうですが、どうしてよく軍用機が事故をおこすのが海上になるのでしょうか? 考えてみたことがありますか。

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それは危険性を帯びる訓練、たとえば空中給油訓練などは常に海上で実施すると定められているからです。

日米の取り決めで 陸地ではさせません。オスプレイはプロップ・ロータの位置変更すら基地上空に限っています。

訓練空域も厳格に定められています。西海岸、東海岸がありますが、すべて海上に設定されています。 

危険性を伴う訓練と安全措置は相矛盾する要素なのです。 

安全なだけの訓練で終わっては有事に対応できませんからね。 

かといって民間に被害が出るのは防がねばなりません。

要は、その兼ね合いなのです。これが比較衡量という考え方です。 

この危険性と安全確保のバランスが、なにかの原因で崩れた状態が事故です。

航空機において万が一事故が発生したら、その時地上にいる人間にできることは少ないのです。

今も昔も、乗員の判断と技量、そしてその勇気に頼るしかないのです。 

このように見ると、今回の事故や去年の事故は共に、パイロットは立派な職業人だと評価できるのです。 

ところで最後になりますが、あなたの主張をつきつめると、結局は危険な米軍は出て行けとなります。 

お分かりでしょうが、そんなことをしたらたちまち沖縄県は隣の軍事膨張を続ける超大国に呑み込まれてしまいます。 

改憲して自衛隊を強化したとしても、自衛隊が単独で沖縄を防衛できるのは遥かに先の話なのです。 

残念ながら、それまでは米軍にいてもらわねばならないし、その重い現実とどう向き合って、いかに<危険>と<安全>のバランスをとっていくのかが大事なのです。 

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CH-53Eの事故続報

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依田氏も言っていたように、確かに「墜落」と言いたくなるのは分かります。 

今の時期だからこそあえて言いますが、事故が起きた時の怒りと動揺が治まったら、その原因がなにか、どうしたら防ぐことができるのか、考えねばなりません。 

やっていけないことは、関係のないオスプレイのことに論点をすり替えたり、あるいは翁長知事のように「国難」だ」などと大見得を切って政治利用することてす。 

そのようなことをしても、再発防止には繋がりません。

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結論から先に言えば、今回のCH-53Eの事故原因は、機体が米軍の中でも問題視されていた老朽機の非常着陸後の炎上事故です。 

現時点では在日海兵隊司令部からの公式発表がないので、推測の域を出ませんが、CH-53Eの事故機は、キャビン燃料、油圧チューブ、電気配線系に問題があったようで、なんらかの理由で漏れた燃料に、電気配線からの火花が着火したものだと思われます。
在日海兵隊サイトhttp://www.okinawa.usmc.mil/news/News.html 

CH-53Eは、この数年間に重大事故が何度も起こしています。ざっと以下の事故歴があります。 

・2012年6月29日、韓国で緊急着陸後に炎上(MH-53E)
・2012年7月19日、オマーン沖で墜落(MH-53E)
・2014年1月8日、バージニア州ヘンリー岬沖で墜落。(MH-53E)
・2014年9月1日、アデン湾で墜落(MH-53E)
・2016年1月14日、ハワイ沖で2機が空中衝突(CH-53E)
・2017年10月11日、沖縄で緊急着陸後に炎上(CH-53E)
 

この事故歴を見て気になるのは、2012年の韓国の事故が、今回の事故によく似ていることです。共に緊急着陸後に炎上しています。 

米軍もこの事態を放置していたわけではなく、2015年に海軍・海兵隊の航空機の安全管理当局である航空システム軍団(NAVAIR)が、この機体の安全性確保のために改善措置AFB-346を発令しています。 

原文をリンクしておきます。
http://www.navair.navy.mil/index.cfm?fuseaction=home.NAVAIRNewsStory&id=5840

●AFB-346抜粋(仮訳)
”NAVAIR releases new guidance for H-53 community, deploys inspection teams
AFB-346 provides step-by-step instructions for inspecting CH-53E and MH-53E helicopter cabin fuel and hydraulic tubes, as well as hoses and electrical wiring within 18 inches of those tubes and hoses, for chafing damage.”

「NAVAIRはH-53の新しい指針を発表し、検査チームを展開する
AFB-346は、CH-53EおよびMH-53Eヘリコプターのキャビン燃料および油圧チューブ、ならびにこれらのチューブおよびホースの18インチ以内のホースおよび電気配線を点検するためのステップバイステップの手順を提供した。」

今回の場合、「事故機は11日に海上で訓練を行っていた際に、エンジンから出火し、機長が民家のない陸地までヘリを移動させて緊急着陸したという。」(産経10月12日)http://www.sankei.com/politics/news/171012/plt1710120058-n1.html

事故機は飛行中に発火したものだと思います。当然消火活動はしたでしょうか、鎮火しなかったと思われます。
飛行中の火災ほどこわいものはありません。
その場合、パイロットがとり得る選択肢は3つです。
①普天間基地に帰還する。
②海に不時着水する。
③人家のない場所に緊急着陸する
①の基地への帰還は即座に却下されたはずです。なぜなら途中で機体を市街地に墜落させる可能性があるからです。
これはパイロットに課せられる普遍的職業倫理ですし、在沖米軍にとっても市街地に墜落というのは、悪夢以外なにものでもありません。
となると、②の海上か③の陸上しか残りませんが、海上に降ろすと直ちに浸水が始まって脱出が不可能なことが多いとされていますので大変に危険です。

したがって③の人家のない牧草地を選んだのでしょう。適格な措置だと思います。

今回のメディアの報道には「わずか人家から数百m」といったものが見受けられますが、パイロットはこの牧草地に慎重に緊急着陸させたのです。

私がこの事故を地元紙のように「墜落」と表現しないのは、このような慎重に場所を選定して降ろしたのですから、完全にコントロールが効いていたと思われるからです。

下の写真は琉新が撮ったものですが、操縦席付近からキャビンにかけて全焼していますが、機体の位置は正常な位置から左に横転しているに止まっています。

墜落したなら、クラッシュした部分があるはずですがみあたりません。

これからも「墜落」したのではなく、正常に着陸した後に、火が回ったと見るべきでしょう。

ならば、ローレンス・ニコルソン中将が言うように「クラッシュ(墜落)ではなく、着陸はコントロールされていた」というのは虚偽ではないように思えます。

つまりこの事故は、「非常着陸後の炎上事故」なのです。

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かつて名護市沖のオスプレイ不時着水事故について、ニコルソン中将はこう述べていました。

"The pilot made a decision to not fly over Okinawan homes and families. He made a conscious decision to try to reach Camp Schwab…and land in the shallow water to protect his crew and the people of Okinawa."

「パイロットは、沖縄の家庭や家族の上を飛行しないことを決意した。彼(女)はキャンプシュワブ沖合にたどり着こうと強く決意した。そして乗員や沖縄の人々を守るために浅瀬に着陸しようとした。」

事故は起こりえるのです。飛行機は落ちるし、鉄道は脱線します。自動車はひんぱんに事故を起こします。 

ですから残念ながら、事故は起きるという前提に立って、なにが原因なのか、どうしたら事故を防げるのかと考えるべきです。 

そうでないと、逆に事故は防げません。 

皮肉にも「事故はありえる」という前提に立たないと、「安全」はないのです。

小野寺大臣は当該機種の事故原因が分かるまでの飛行停止を要請し、米軍はこれを了承しました。

私としてはさっさと日本から撤去してスクラップに欲しいですが、朝鮮半島危機がここまで緊張すると、重輸送ヘリの代替がない以上、当分は難しいかもしれません。

CH-53について詳しい専門知識を持つ自衛官を派遣したそうですので、日米共同調査になるようです。 

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米軍ヘリの事故について

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米軍ヘリが緊急着陸後に炎上しました。私が書いている午前3時段階の時点では、米軍の公式発表や詳報は入っていません。

「11日午後5時35分ごろ「東村高江の集落に米軍機が墜落したもよう」と、沖縄県の国頭(くにがみ)地区消防本部に119番通報があった。防衛関係者から県警に入った情報によると、米軍の大型輸送ヘリCH53が高江に墜落したとみられる。
同消防によると、けが人は確認されていない。午後6時現在、県警が警察官を派遣し、状況を確認している。」(沖縄タイムス10月11日 18:15配信)
 

「付近の住民が撮影した映像には激しく燃えながら黒煙を上げるヘリの機体が捉えられています。プロペラ部分は完全に火に包まれ、胴体部分が激しく損傷している姿も確認できます。現場は民間の牧草地ですが、辺りの牧草には火が燃え移っています。
 「パトカーと救急車、消防車、すごい台数が高江の方に向かっていて、風下だったのでガソリンの臭いがすごかった」(東村・高江の住民)TBS 10月12日 0:48配信)

動画https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20171012-00000006-jnn-soci

事故を起こした機体はCH-53Eスーパースタリオンです。
CH-53E (航空機) - Wikipedia 

Ch53ehttps://www.youtube.com/watch?v=WrZD6cCqKkU

事故が起きた場所は、一時東村高江の集落と伝えられていたので、イヤでもかつての普天間における2004年の沖国大事故と重ね合わせてしまいましたが、幸いにも無人の牧草地でした。 

なんらかのトラブルが発生して墜落したのか、あるいは不時着したものだと思われます。 

メディアは一括りで「墜落」という表現を使いますが、パイロットが最後までコントロールを失っていない状態で緊急着陸した場合が「不時着」で、機体がコントロールできずに落ちた場合が「墜落」です。 

今回は公式発表がまだなので、どちらなのかについては決定的なことは言えませんが、最初の米軍の通報では「不時着した」と警察に伝えたということです。

憶測の域を出ませんが、パイロットは安全な牧草地だと見極めて降ろしたのではないかと思われます。 

乗員は全員脱出に成功し、負傷者はありませんので、着地した後に機体に着火してしまい炎上したもののようです。

不幸中の幸いで、事故を起こした場所が民間牧草地だったために、周辺住民に被害はありませんでした。 

なお、必ずメディアが混同して報じると思うので説明しておくと、沖国大に墜落したのはCH-53Dシースタリオンで、今回の事故機はCH-53Eスーパースタリオンです。

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同じCH-53シリーズですが、沖国大事故のD型はエンジンが2基で合計7850馬力に対して、今回の事故機は3基で合計13140馬力で、ほぼ倍の馬力をもっています。
※機体についての解説はJSF様の記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20171011-00076814/

今日あたりの報道では、「沖国大で落ちたあのCH-53がまたもや墜落」という表現が蔓延する思いますが、まったく別の機体だと考えて下さい。 

ただし共に旧式で、退役寸前です。既にD型は全機退役済ですが、少数のE型が普天間に駐留しています。 

本来、このE型も退役する予定でしたが、後継機のK型の開発が遅れたためにまだ飛ばしています。 

というのは上の写真に見られるように、ヘリすら持ち上げることができる馬力の重輸送ヘリの代替がないからです。

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さて、今回の事故で改めて確認できたことがあります。

この事故が普天間で起きていた場合、市街地に落ちた可能性があります。その場合、最悪の場合市街地炎上となり、市民の被害が起きた可能性があります。

だから危険を減らすためには、普天間の市街地から過疎の辺野古に移転するのがいいわけです。

たぶん翁長氏を先頭にして、基地反対派や地元メディアは、移設に反対する理由が新たに生れたと主張するでしょうが、正反対です。

新たに生れたのは、移設するべき理由であって、移設しない理由ではありません。 

反対派の言い分は、「移設は新基地建設であって、基地負担を増やすものだ」というものですが、住宅地にある飛行場より、周辺が海で後背地はキャンプシュワブの移設予定地のほうが遥かに安全を確保できるのは、考えるまでもありません。

おそらく、沖縄自民にとっては逆風になることは疑い得ませんが、真正面から「だからこそ移設が必要なのだ」と主張していただきたいと思います。

なお、この間米軍は海軍のイージス艦の衝突や、豪州におけるオスプレイの着艦失敗など「クラスAミスハップ」(重大事故)が増えています。

北村淳氏によれば

「2016年度の海兵隊の「クラスAミスハップ」発生率は3.42(10万回の飛行あたり3.42件発生)であり、2017年度の発生率はこれまでのところ4.56と跳ね上がっている。」http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50797?page=3による)

この原因はオバマ時代の国防費大幅削減にあったと、北村氏は指摘します。

「その元凶は、オバマ政権による国防予算の大幅削減策の目玉であった「強制財政削減」にあるという。2012会計年度から2021会計年度の10年間で、連邦支出は1兆2000億ドル削減された。そのうちのおよそ半分は国防費であった。」(同上)

その結果、米軍は緊縮財政に苦しみ、このような現象が生れました。

「(1)新型航空機の調達が滞り、長年にわたって使い込み、安全性が(新鋭機に比べて)低い航空機を使用せざるを得ない。
(2)軍用機の整備点検費用が不十分となり、航空機に故障が生じやすくなる。
(3)十分な訓練費用を確保できなくなり、パイロットの錬成度も低下する。」(同上)

今回のケースも、これらの要因が影を落していると思われます。

 

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小池女史不出馬 「希望」の度し難い密室政治体質

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そうとうに知られてきたことですが、小池女史の政治手法は、「話題作り」です。 

内容などなくてもいい、とまれ「話題」さえあればワイドショーは食いつく、メディアが食いつけばなんか「やっている」イメージを散布できるというわけです。 

双葉より芳しで、小池女史が出馬の公認を求めた時のことを思い出します。 

自民が公認を寄こさないことを知っていながら、わざわざメディアを引き連れて誰もいない都連本部に押しかけるというえぐさを思い出しますなぁ。

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彼女はこういう「絵」を見せたかったわけです。

「悪玉は都連。私はこの腐った都連のジジィどもと戦うジャンヌダルクなんだ」 

ミニサイズですが、女史の政治の2番目の師匠だった小泉元首相の「自民党をぶっ壊す」を彷彿とさせます。 

この「内容はないが、話題だけで引っ張る」、「政治をワイドショー化する」という政治手法は、去年、豊洲移転でさんざん私たちが見させられてきたことです。 

なにも決めない、なんの問題もないことを共産党とつるんで攻撃して「悪玉狩り」に勤しむ、これが小池女史の1年間の都政の足跡です。

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ところでよく小池女史のことを、「決められない政治家」だと言う人がいますが、ちょっと違うと思います。 

移転問題で言えば、女史は明瞭に移転を粉砕したかったのです。それは豊洲移転を潰してみせて、これぞ悪玉=自民都連の仕業と大見得を切りたかったのでしょうね。

それは小池氏が移転問題のPT座長に、小島敏郎氏という隠れもしない反対派を選んだことで分かります。

PTの専門委員だった建築家佐藤尚巳氏は、このように述べています。

座長を務める小島敏郎氏の言動から感じることは、ともかく豊洲には行かせたくない、実際にPTでも感じることですが、『専門家』と呼ばれる人たちは政治性を帯びているように見えてしまいます。」(有本香『「小池劇場」が日本を滅ぼす』)

この人事は、「小池さんが都庁の中に、過激派を連れ込んだようなもの」(同上)と評されています。

事実、この小島氏という人物は、C派を中心とする過激派で構成されている「首都圏反原発連合」の運動家でもあります。

20170624203730e89     小島敏郎氏

過激な思想を持った人物を座長に据えてまで阻止したかった豊洲移転は、引きずれば引きずるほど反対する理由がなくなってしまいました。

とうとう最後には、「安全だが安心ではない」などという放射脳オバさんのようなことを口走ることになってしまったのはご愛嬌です。

つまりは、小池女史は移転阻止に失敗して、くどくど言い訳しているだけなのです。

言い訳だけならまだしも、豊洲の「安全性」で73億の追加工事というおまけまでつけてくれました。これなど、もはや女史のメンツの問題でしょうに。
https://mainichi.jp/articles/20170810/k00/00m/040/092000c

それをスマートにシャラと言えてしまえるのが、この人のスゴイところです。さすが元テレビキャスター。

ちなみに「原発ゼロ」政策を「希望」は公約としましたが、小池氏の保守の仮面の下にあるもうひとつの顔を覗かせたように見えるのは、勘繰りでしょうか。

私はこの豊洲移転騒動の過程をかなり丁寧に追ってきたので、女史へ当初もっていた淡い期待が雲散霧消していくのを感じたものです。 

今回もまた、衆院選に「出るか出ないか」という、まーどうでもいいことで公示日まで引っぱるだけ引っぱったあげく、結局出ないそうで、こりゃまたどうも。 

引っぱればワイドショーへの露出が増えて、情報弱者に刷り込みが効くのを知ってのことです。 

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私はぜひ小池女史に出馬して頂きたかったですね。 

なぜなら、国政選挙で過半数を押さえて政権党になると豪語する党の党首が、その肝心な国政選挙の審判を受けていないのですからね。 

もし仮に「希望」が単独過半数を取ったら、いかなることになるでしょうか。当然、首班指名をせねばなりませんが、小池女史はこう述べています。 

「しっかり第一党を目指す、その結果を見てということ、政治では当たり前の話」  

わ、はは、当たり前ですって?冗談ではない。失礼ながら、失笑してしまいましたよ

とんでもない。憲政史上初めてですよ。

首班指名を決められないで総選挙に臨む党なんて。連立与党でもない限り自党の党首を指名するのが常識です。 

単独過半数を「希望」が取れば、その時は党首が少数の幹部とだけ諮って決めるのですから、まさに密室政治そのものです。

そして以後の国会審議においても、国民の選択を経ない「黒幕」が国会の外から遠隔操作することになるでしょう。 

おっと、憲政史上初めてだと書いてしまいましたが、ひとつだけ過去に例があったことを思い出しました。 

かつて宮本共産党が、今の「希望」と酷似することをしたことがあります。 

当時、党内で絶対的指導者だった宮本顕治書記長は、国会議員に立候補しないまま選挙に臨んでいました。 

立花隆氏は『日本共産党の研究』の中で、国民の審判を受けない人物が、国政政党の党首であることを許せば、それは国会の外の黒幕支配を許してしまうことだとして、批判しました。 

宮本書記長は、国会でスパイリンチ殺人事件の追及を受けることを嫌がって出なかったといわれています。 

共産党は「犬は吠えても歴史は進む」と威勢よく反論していましたが、やはり立花氏の宮本氏による国会外からの支配批判は耳が痛かったとみえて、後に宮本氏も参院選挙に出ることになります。 

今回の出馬騒動を出る出ないの政治コントではなく、「希望」の持つ密室政治体質を知る上で、よいケースとなったはずです。

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