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田んぼの旅 第2回 ヤゴが沢山いたら赤とんぼは大丈夫

_edited_3 ヤゴがたくさんいたら秋には赤とんぼの大群が見られる

赤とんぼの幼虫のヤゴがたくさんいるところに出ました。このお百姓もちょっと前まではヤゴを知らなかったのです。初めは「うわ~、また害虫だぁ!」と手でとったりしていたのですが、これがあの秋の風物詩赤とんぼの幼虫ヤゴでした。このヤゴはアカムシやイトミミズを食糧にしているのです。ですから逆に言えば、ヤゴがいれば、たくさんのイトミミズが生息しているということになります。

前にお百姓はどのくらいイトミミズがいるか調べてみたことを思い出しました。2リットル入りのペットボトルの上をかっとばしてその中に田んぼの土を入れます。はじめ2日間ほどはなんともない単なる泥にみえたのですが、3日めあたりからムニュムニュとイトミミズのお尻が見えだしたのです。「これが、イトミミズかぁ」と感激してそのペットポトルに触ったやいなや、そのイトミミズの群れは一瞬で泥に潜ってしまいました。

1週間ほどするとイトミミズが糞をするところにもでくわしました。ほんとうに繊細で微小な粒子です。このイトミミズは土中生物でももっとも大型のものです。この微小な糞が田んぼの泥の下に蓄積していくと、この微小な糞を食べる動物性微生物の食糧となり、更にその糞が植物性の微生物の食となっていくといいます。ね、わかるでしょう、これが食物連鎖というやつです。

田んぼのトロトロの粘土層を作るイトミミズ

このお百姓はイトミミズ様(もう、様づけになっています)の偉業を勉強したことがありました。イトミミズ様は「エコロジーとデクノロジー」(岩波新書)によると、面白いことをなさいます。頭を粘土の中に没して、パクパクとさきほどのプランクトンや有機物をお食べになります。一方、お尻を水面にお出しになってプリッとかわいいウンチョをしたり、空気を取り込んだりなさっているのです。え、お尻の穴から空気を吸うかって。オナラの間違いじゃないかって。まったくもう、ミミズ様は単孔類ですよ。空気が出るも入るも自由自在。しかもこのウンチョには可溶性のリンがたっぷり入っていて、土を富ませ、かのにっくきコナギという稲の敵の種も埋めてくれることがわかっています。

このイトミミズはどのくらいいるのでしょうか?10アールあたりざっと200万匹はいるそうです。ただし化学農薬をつかわなければのはなしですが。

ニホンアカガエルの胃の中をみてみよう

お百姓の鼻先にケコケコとニホンアカガエルが飛び出してきました。実は同じカエルでもトウキョウダルマガエルやニホンエカガエルは畦やその近くの草の中が好きなのです。一方、おなじみのアマガエルは水田の中で水に浸って生きています。好きな場所が違うと生態も少し違うそうです。

このニホンアカガエルのおなかの中を調べたデーター(宮城県農業試験場)があったことをお百姓は思い出しました。それによると井の中のカワズ、じゃなかったカワズのなかの胃にはイネアオムシ、アブラムシ、ヒメトビウンカなど稲の害虫をしっかり食してくれていたのです。おまけにアカガエルは稲の茎をクライミングして茎の途中についている害虫もパックリしてくれるのです。なんてマメな奴だぁ、お前は!お百姓はふみつぶしそうになったアカガエルをそっとよけました。しかし、あの「シーシー」(レモン♪と続けてしまいそう)の音はいったいなんなのでしょう?

写真は霞ヶ浦・北浦の早朝延縄漁の風景。二隻で網を引いています。

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コメント

田んぼに足を踏み入れたことのない我家では大変勉強になるなぁ!現在の居住地のまわりにも田んぼは全くありません。茶畑しかありません。
ところで霞ヶ浦の延縄では何が獲れるのですか?

投稿: 余情 半 | 2008年9月28日 (日) 23時26分

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