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2008年9月30日 (火)

田んぼの旅 第4回 赤とんぼは何処に行った?

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田んぼの上の美しい靄の正体

ゼーゼー、さっきまでタニシの歌声に惹かれて、夢中で自分の田んぼを這いずっていたので、お百姓は息が上がっています。

軽トラックが停まって、消防団仲間のヨッチャンが笑いながら顔を出しました。

「なにしてるんだ。財布でもなくしたんけぇ」(語尾を上げていただくと、正しい茨城訛りになります)。「タニシが歌っていたんで」とお百姓は言いそうになって、あわてて口をつぐみました。無農薬で田んぼを作っているだけで、充分村うちでは変わり者なのに、その上「タニシの歌声が聞こえた」ではいっそうヘンな奴だと思われてしまいます。

「それにしも、お前の田んぼは汚いなぁ。草もでているし、虫だらけじゃねぇけぇ。オレの田んぼはクリーンなもんだぜ。じゃあな」とはヨッチャンは元気に行ってしまいました。ヨッチャンは5町歩もの田んぼをやっていますが、農薬をキッチリ振って実にクリーンなもの。

クリーンな田んぼでは赤とんぼは生きていけない

クリーンかぁ、でも、クリーンな田んぼじゃあアキアカネは生きていけねぇんだよな、とお百姓は思いました。アキアカネ、通称赤トンボ。そういえば、昨日、田んぼの見回りに来た時に、自分の田んぼのあたりがうっすらと赤いもやがたったようになっていたことを思い出しました。一株に3匹も4匹もアキアカネがとまっています。アキアカネは6月の終わりくらいに田んぼで羽化し、熱い夏には高い山の方に移動するとモノの本に書いてありました。

生まれたてのアキアカネは白っぽく、オレンジ色を経て、だんだんと色が乗って涙ぐましいような鮮烈な赤い色に変わっていきます。稲刈りの終わった頃に、田んぼで産卵をするのがアキアカネの習性なのです。

写真は秋晴れの下の芋の収穫風景。

■ 余情半様、温かいコメントありがとうございます。ご質問の北浦の漁ですが、ワカサギやシラウオを採っていると思われます。

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コメント

赤とんぼと言えば柿の種だね。あ!、嫌だ世代が・・・。

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