• As20241225001545_comm
  • 20250115-143858
  • 20250113-081014
  • 20250114-011659
  • 20250113-133232
  • 20250113-134354
  • 20250113-134844
  • 20250113-135719
  • 20250114-062849
  • 20250112-044948

« 秘蔵写真を大公開!農場、ただ今建設中!その4  「家」のコペルニクス的展開 | トップページ | 秘蔵写真を大公開!農場、ただ今建設中! その6 NDの悲劇と蹉跌 »

2008年9月 4日 (木)

秘蔵写真を大公開!農場、ただ今建設中! その5    ボーイズ&ガールズ!夢は叶うのだぞ、君がオッチョコチョイならば!

06 家を構想することは、長い間の私たちのお気に入りのおしゃぶり飴でした。いったい何千回、あーでもないこーでもないということを語り合ったかわからないほどです。

上の写真は、トリサマ亭の壁に貼ってあった家のデザインの移り変わりです。左上(モデルⅠ)から始まって、右上(モデルⅡ)に行き、最後が下(モデルⅢ)です。そして現実には写真最下段(モデルⅣ)となりました。

香港の看板がちょうど店の横から始まり、やがて大型化し、道に被り、ネオンで点滅し、そして隣の店も負けずに派手になり、台風で全部壊れて、初めからやり直しという話と似てなくもありません。

最初のモデルⅠは実にシンプルです。単純な切妻型の屋根が乗った箱です。なかなかいい味出してます。すっきりと昆布味で仕上げてみましたみたいな家です。玄関の軒は一段下がって雨が家から出るとドバーと頭からかからないように工夫されているのが見えますか。

ただ、難点は屋根裏の利用です。わが家は屋根裏があるために外から見た感じでは平屋ですが、実は一階ホールから吹き抜けとなった二階構造となっています。二階はそうとうに面積が広く、充分に寝室とガラクタ部屋(納戸と通常は言いますが、うちはガラクタばかり)が2間とれます。いちおうわが家は延べ床面積で50坪ありますので、2階というか屋根裏だけで20坪はあります。無駄にデカイ気もします。

さてさて、屋根裏生活を私たちほどかくも長期にやった人はそうそういないのではないかな。倉庫の2階から現在まで、実に20年近い屋根裏人生。マダムヨーコさんは子供の頃に読んだ魔法使いのお話で、屋根部屋は異界に繋がると夢みていたそうで、めでたくも永年の屋根裏部屋暮らしと相成りました。ボーイズ&ガールズ!夢は叶うのだぞ。君がオッチョコチョイでありさえすれば!

ただ、天井がないので、夏はカンカンに暑くて、冬はキンキンに寒く、部屋の隅から粉雪が舞い込むという今でもなかなかワイルドな部屋です。天井が伊達についているわけではないのがわかりました。全身で季節を感じる私たちです。さすがこの歳になるとフツーの密閉された部屋もいいかななどとこぼしています。

_edited_13 ボーイズ&ガールズ!夢は実現しても、映画なら涙が出そうなテーマ曲高まる、めでたし、めでたしだが、現実はその後がえんえんと続くのだぞ!ジュリエットが死なないで、スーパーのチラシを読んでるんだぞぉ!

モデルⅠでは、屋根裏にあかり取りの窓がないために、たぶんこれに住むと、屋根裏は昼なお暗きだったでしょう。直接に天窓を穿つ方法もありますが、雨漏れが心配でした。

そこでモデルⅡに行きます。ドーマー(出窓)が簡単についています。屋根は合掌に自信がなかったので片流れ構造になって、ついでに玄関にも屋根がつきました。このモデルⅡはあまりカッコよくはありません。なんか中途ハンバなんだなぁ。ドーマーも中央に一個なので、両側の部屋はやはりうす暗いままでしょう。

ということで、モデルⅢ。ここになるとモデルⅠの面影はなくなりました。ドーマーは両サイドに一個ずつ配置され、おまけにゴタゴタしていることには切り妻の下にはベランダまでついています。そしてその下には縁側というかオープンデッキ(ウッドデッキ)まで!玄関は合掌構造で出張っています。え~、なんともやり過ぎで、たまにこんなデザインのログを別荘地の写真でお見受けます。小金持ち的なテイストで、私たちには似合いません。

そして現実に作ったのは下の写真のモデルⅣとなります。モデルⅠに出窓が2ツついて屋根がぐっと大きくなったと思えばいいでしょう。出窓は2ツ、モデルⅢにあった玄関の屋根は大屋根が被っているので消えました。二階のベランダもメンドーなので作りませんでした。おかげで酔っぱらって、二階の窓から月見をしようとして転落しそうになったことがあります。オープンデッキも雨で腐りやすいので作っていません。

オープンデッキは、あれば便利で、野菜や豆を乾燥する場所としてはうってつけなのですが、まぁなくても庭に網戸やカゴを置いて干せばいいだけの話です。よく雑誌にオープンデッキでジャグジー(西洋露天風呂)やバーベキューなどをやってニタカニタカしている写真を見ますが、あれは別荘でやること。ここは生活して生産している空間なのです。

18_edited 家はしょせんツール、道具、手段でしかありません。家はまた財産でもなく、ましてや人生の達成点でなどサラサラなく、ただの生活の「器」に過ぎません。その器になにを入れるのかは自分次第なのです。だからおもしろいのでしょう。

ボーイズ&ガールズ、家は自分の生活のスタイルがあって初めて作るのだぞ! その意味で家は君らの生きている哲学なんだ。

« 秘蔵写真を大公開!農場、ただ今建設中!その4  「家」のコペルニクス的展開 | トップページ | 秘蔵写真を大公開!農場、ただ今建設中! その6 NDの悲劇と蹉跌 »

私のダッシュ村時代」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 秘蔵写真を大公開!農場、ただ今建設中!その4  「家」のコペルニクス的展開 | トップページ | 秘蔵写真を大公開!農場、ただ今建設中! その6 NDの悲劇と蹉跌 »