拡がれ、緑提灯!
大きなシリーズがひとつ終わるとホゲてしまいます。なんか山登りで縦走といって嶺から嶺を歩いた後のような感じとでもいいますか。次になにを書こうか空白が生まれちゃうんですよね。
そんな時に、地元の店で緑提灯の店に入りました。地元食材を使っていますというのが、緑色の提灯の横腹に星印で記されているのです。たとえば、わが店は★★★だから5分の3は地元食材だぞというふうにですね。これはややっこしい認証システムではなく、店主の心意気を示すものです。カッコイイじゃないですか。安い中国産の冷凍食材で固めたような全国チェーンには出来ないマネですもんね。
今私の住む地域で行方(ナメカタ)農業フロンティア構想という取り組みがなされています。これは市の行政がどうやって地場農業を強くしていくのかというプロジェクトです。私もこの委員に委嘱されています。やりがいのある仕事です。
このような緑提灯は、どんどん拡がって農産物直売所にもぶらり、保育園にもぶらり、旅館にもぶらり。
これは単に郷土愛だけではなくて、地場の食材が鮮度も良くて、しかも作った人の顔や地域が分かるからです。私はここでは農薬がどうしたのというレベルの話をしたくありません。大切なことは、地域の食材を、地域で食べていくというつながりができつつあることなのです。
安全ということは、まず自分の地域の食材を食べる中から始まると思います。今まで大消費地の市場動向しかみて居なかった農家や団体が、自分の地域での農産物消費に真剣に取り組むよくきっかけになりそうです。
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9月に愛媛県今治市企画振興部企画課、課長補佐(兼)政策研究室長の安井孝さんという方の「今治市の食と農のまちづくり」という講演を聴きました。内容が地産地消と食育を結びつけた農業振興(再生?)と地域(この場合「市」ですが、広域合併してまた新たな課題がでてくるとは思います)の活性化という内容で、非常に興味深く示唆にとんだものがありました。
「野生のトキ様」の「今治市と食育 有機農業 安井孝さん JASMEQ総会にて」 http://blog.livedoor.jp/nobu23/archives/2008-09.html#20080918)
にも紹介されています(ちなみに私のブログではちょこっと触れています「ついに犠牲者」の項)。
10月末にこの講演会を主催されたJASMEQの専務さんたちがここを見学に行かれるとお聞きしています。
ブログ主様はかねてから「地産地消」の持論あるいは実践の試みをお持ちのように考えられます。このようなテーマを展開されたら、緑提灯も含めて、また「行方(ナメカタ)農業フロンティア構想」の夢もふくらむのかなと想像します。
連日の膨大な記述には目を見張るばかりですが、ただし本業のお百姓さんの仕事はどうしていらっしゃるのかな、と余計な心配をすることがたまにあります。
期待しています。
投稿: 余情 半 | 2008年10月 4日 (土) 16時58分
こんばんは!
慌てて、片づけた農業新聞の中から引っ張り出して読みました♪
いいですね!
私もこの提灯気をつけて見つけたいと思います。
投稿: ゆっきんママ | 2008年10月 4日 (土) 21時18分
おはようございます♪
どんな難しい内容であっても、楽しくしてしまう・・・
いえいえ、難しい内容じゃなくってもええんです。
ブナガヤ節が聞けないのは、きっとみんな寂しがっていると思います♪
投稿: ゆっきんママ | 2008年10月 6日 (月) 09時48分