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2009年1月15日 (木)

非常にヤバイ!トリインフル暗黒大陸・中国でH5N1型で死亡者発生!!

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香港大学感染および伝染病センター総監督の何柏良は北方の北京で鳥インフルエンザに感染し死亡した少女の例を非常に珍しい例、と指摘した。同氏は変異したウイルスの出現とさらなる拡散を懸念している(大紀元)

中国北方の鳥インフル感染、リスク増大を懸念=香港大学専門家

 ■いくつかの国内メディアでも報道されていますが、とうとう私が一番恐れていたパターンである中国でH5N1型トリインフルによる死者が出ました。

私はこの新型トリインフル、つまり「人に感染する可能性がある新型トリインフルエンザ」について当事者である養鶏の現場にいるだけに、あえて慎重な姿勢をとってきました。私がこのテーマで書く場合は、私としては危機の状況が迫っている時と決心していました。

その危険な状況とは中国におけるヒト感染が起きた場合です。

人に感染する新型インフルエンザが近隣国で発生した場合。特に、中国が最も大きな脅威の発生源となります。中国は感染症を防御する防疫関係者で「暗黒大陸」の異名をもらっている国です。かつてのコウテイ病、近年ではSARS、そしてトリインフルにおいても徹底した情報秘匿をしてきました。

SARSの感染大爆発時には患者を軍の病院に秘匿し、医師まで箝口令を敷き、一切の感染情報をWHOなど外国の防疫関係者に提供しなかったために、感染防御には手遅れとなってしまう事態となってしまいました。

青海省のトリインフル発生時も、その体質は変わらずWHOに情報提供を拒んだために青海湖から飛び立つ渡り鳥の形で世界にトリインフルがバラ撒かれるという失態を演じました。

また中国の衛生状態の悪さはいっかな改善されておらず、人口あたりの病院数、医師数も貧弱であり、防疫機関の劣悪さは目を覆うばかりというのが諸外国の定評なのです。つまり、一旦出た場合、感染は非常に大規模となり、そしてそれを国家規模で秘匿する可能性が大であるために、外国に感染輸出をしてしまう危険が非常に高いのです。

今回、下の記事によると従来中国南部でのみで見られた感染が、北部のしかも最も人口が稠密な首都北京で起きたようです。これが事実だとすれば、大規模な感染がいつ起きても不思議ではありません。

ただ現時点では、ヒト-ヒト感染は見られていないことが唯一の気休めでしょう。もしこれがインドネシアなどのように確認された場合、警戒度は一気にレッドアラート(赤信号)となります。

そしてもう一点。今回の新型インフルエンザの危険性の特徴は、タミフル耐性菌となっていると思われることです。すべてがそうであるとは言えませんが、かなりの確率でタミフル耐性を獲得した新型インフルエンザに変異していると思われます。その場合、考えたくもない事態が展開すると思われます。

現在、日本の防疫機関、医療機関、行政は密かに大規模な準備体制に入ってています。もし、なんらかの形で日本に新型インフルエンザが発生した場合、航空路の遮断、学級閉鎖、職場閉鎖を含む日本が今まで経験したことのない、大規模かつ徹底した防疫体制が構築されると思われます。その戦略は既に出来上がっており、ライフラインの関係者にはタミフルを重点的に配布済みという情報もあります。

現在、WHOが現地で調査をしているようです。この1週間でなんらかの報告がなされると思います。私も、防疫機関と連絡を取り合い、情報を収拾し、なんらかの情報があればただちにアップすることにいたします。

■現状での市民的な防衛策としては、素朴ですが手洗い、うがい、マスクの着用が有効です。インフルエンザウイルスは遠方まで飛散できません。基本は宿主である人の呼吸器の中でしか生きられない存在だからです。しかし、くしゃみなどの拍子に鼻水や咳と共に外界に飛び出して拡散していきます。ですから、飛散したウイルスを仮に浴びせられても、マスクでブロックするか、手洗い、うがいで洗い流せば相当に防ぐことができます。

■マスクは通常型より、インフルエンザウイルス対応のN95型マスクがいいと思います。ドラッグストアなどで簡単に購入出来ます。ひと箱セットなどもあります。備蓄されてもいいでしょう。なにかあった場合、瞬時で売り切れますから。

■参考までに、国立感染症研究所感染症情報センターがシミュレーションした首都圏の場合を紹介しましょう。http://www.nih.go.jp/niid/index.html

①海外で感染した最初の日本人が自宅の八王子に到着。

②帰国後の翌日、東京の勤務先に向かう中央線沿線を中心に広まる。

③帰国後3日目には首都圏全域が汚染される。

④帰国後5日目には関東全域に広まる。

⑤帰国後11日後には40万人が感染する。

          ~~~~~~~~~~~~~~~~

■以下は「大紀元」09/ 1/11からの引用http://jp.epochtimes.com/jp/2009/01/html/d23965.html

引用開始

北京の女性(19)が5日に高病原性H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスに感染し死亡した。専門家によると、今回の例はこれまでにめったになかった北方での発生であり、さらなるウイルスの拡散を懸念しているとのことだ。また最近同時に現れたH9N2型とH5N1型鳥インフルのヒトへの感染例を挙げ、ウイルスが変異するリスクの増大を指摘した。

 香港大学感染および伝染病センター総監督・何柏良氏は06年から08年、中国大陸でのヒトあるいは動物が感染するインフルエンザの例は全て東南地方と南方の省で発生しているが、今回の死亡例および感染した恐れのある鴨は全て北方の河北省に存在し、めったにないことと示し、ウイルスが変異していることを懸念している。

 何氏は、動物でも人類でも感染例は大部分が中国東南地方、特に南方の省で発生している。だからヒトや動物に感染した例が北方で現れることは非常に少なく、特に現地でもし鳥インフルが動物の体で発生していなければ、注意が必要で迅速な病理分析が必要であると述べた。また、ウイルスが変異してるのか、国内で迅速に調査を済ませなければならないという。

 何氏は、鳥インフルエンザ・ウイルスのさらなる拡散を懸念し、「その時期は帰省や物流が増える旧正月。旧正月は家族が大勢集まり、生きた家禽持ち帰ることで、ウイルスを持つ家禽がいれば多くの省に拡散していく恐れがある」と話している。

 *ウイルス交差感染でリスク増大

 香港と北京でそれぞれヒトへの感染が起きたH9N2型およびH5N1型鳥インフルエンザ病例について何氏は、ウイルス交差感染と変異のリクスが増大するものとみている。「もし人或いはその他の動物の身体が、同時に鳥インフルエンザと人のインフルエンザに感染してしまったら、この2つのウイルスに交差感染が起きる機会ができてしまう。この観点から見ると、もしこの児童がたびたびH9N2に感染していたとして、我々の現時点での観察でそれほど容易に発見できるものではないとすれば、この児童が同時に二重感染をすることは容易であり、すなわち児童の体内でウイルスのミックスが起こるリクスが存在することを意味している。

 鳥インフルエンザ・ウイルスは生きた家禽の体内で生存しており、人間が生体から感染するリスクは死んだものから感染するよりも高いことから、何氏は家禽を処理するときに注意が必要とし、「一旦発病したら、その動物は排せつした便の中だけではなく、内臓さらには血液、肉の全てに多くのウイルスが存在している。だからもしこれらの動物を洗浄或いは堵殺したならば感染の機会は相当高いだろう」と述べた。先日北京で死亡した感染患者は生前、鴨に接触し、鴨肉を食べていたという。

 現在気温はますます下がっており、インフルエンザのピーク時期に入る。何氏は市民に対し、海外旅行時に鳥との接触を避けるよう呼び掛けている。「なぜなら中国大陸以外にも、香港などの人々も東南アジアの国へよく行っており、これが鳥インフルのピークと重なっている。天気が変わるにつれますます寒くなっており、ウイルスがさらに活発になっている。このことから香港市民はさらに意識を高める必要がある」

 *家禽からH9N2型ウイルスに感染した女児

 香港衛生署防護センターは7日、昨年12月30日にH9N2型鳥インフルエンザ・ウイルスに感染した2か月の女児のウイルスの遺伝子配列研究を完成し、ウイルス遺伝子が家禽からのものであったことを実証した。さらにヒトのインフルエンザ・ウイルス遺伝子との組み合わせは発見されず、ウイルスが人から人へ移るリスク増加もないという事が明らかになった。女児は現在別の病気で屯門の病院で治療を受けており、H9N2型による感染は治療済みである。また、今月2日に採取した鼻咽の分泌物サンプルがH9N2型ウイルスに対し陽性反応を示したが女児と密接に接触した人々は感染していなかったという。

 同センターのスポークスマンによると、この女児のウイルスサンプルの中から得た8本の遺伝子配列からウイルスは家禽からのものであることが明らかとなり、さらにこのウイルスは2007年に9か月の女児から検出されたH9N2型ウイルスに酷似しているとのこと。

 この女児のウイルスは、抗ウイルス薬物シンメトリル (Symmetrel)とタミフルに耐薬性を現わしていないという。スポークスマンは流行病学と遺伝子研究の結果、H9N2型ウイルスには人から人へ移るリスクが増大する様子はないと伝えている。

 中国農業部は7日晩、北京、天津、河北の3つの省市での鳥インフルエンザの発生は確認されていないと発表した。病死した女性が鴨を購入した家禽市場がある河北省三河市政府によると、市場内で鴨の生体を販売していた従業員15人と市内2千人以上の発熱した病人はすでに検査を行い、全て問題はなかった。市内の家禽飼育場でも問題は発生していない。

 ある作業員が7日朝、同市場で消毒剤を噴霧し、化学試験用サンプルを抜き取っていた。すでに生体家禽の販売はしておらず、堵殺された鶏及び家禽の内臓もしばらく販売を停止するという。

 ある鶏販売業者は、何が起きているのかよく分からない、ただしばらくの間生きた家禽を販売してはならないことを知っているだけだという。

引用終了 

(記者・林怡、翻訳・坂本)

■記事中のもう一例であるH9N2は脅威度が低いタイプです。もっとも恐ろしいのはH5N1であると思って下さい。

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コメント

こわいね~。何とかは風邪ひかないって安心してたけど・・・。一人の問題じゃないからね。

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