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2009年2月14日 (土)

春よ、来い、早く来い!

Img_0015                                                            今日はウソのような温かさでしたね。6月上旬の気温だとか。午前中など、農作業はTシャツ姿ですぜ。これでホゲとしていると、ゼェ~タイに3月の頭あたりでなごり雪が降るんですよ。まだ気をゆるめないゾ。

里山は一斉に芽吹き始めました。もうすごいくらいです。外で働いていると、わ~と芽吹きのパワーが押し寄せてきます。まるで時限装置がポンっと入ったようにありとあらゆる樹々が、野草が甦り始めました。

この時期は私たち鳥飼もやることがない。夏はバテバテで羽根を拡げてゼーゼーいっているトリさんに少しでも食欲の出る野菜をたべさせ、冷たい水を飲ませ、かと思うと、冬の間はやれクシュンといえばゾッとし、調子が悪そうなトリさんは隔離して保護し、凍った水樋を手入れし、まぁもっとも、今年は暖冬でほとんど凍らなかったけど。と、気が休まらない日々が続きました。

しかし春ともなれば、もう勝手に生んでくれる。それもおいおい大丈夫か、一日に2個うんだら身体に触るゾと心配するくらいに生んでくれます。鳥飼の楽園の季節到来です。

冬の間、暇をこいていたゴクツブシ(町では死語。村では現役)のパチンコ屋常連も、冬のセリ田んぼに胸まで漬かって必死にセリを収穫していたお百姓も、いつもは町の勤めの消防団も、そろそろ皆んな揃って田んぼ苗の準備にかからないと!

なんか浮き立つような気分、分かりますか。季節に追いかけられている気分。わくわくする気分。もし自分が鳥なら、そこかしこに舞いたい気分。しっかり働きたい気分。そしてそれが報われるであろう予感。この自然から追いかけられている空気、生きることに急ぐ季節、それが春です。

_editedこんな陽気が続くと,冬越しの小松菜は急いで収穫をしないと菜花になります。昔これを菜花といって出荷して、「菜花は菜種の花でしょう」と怒られましたっけ。

畑で収穫を忘れられた大根すら十字架植物特有の美しい十文字の可憐な白い花を咲かせます。

人間どもに手なずけられたわが野菜ですらそのていたらくですから、自然のあらゆる植物は、自分の中の季節のスイッチに「おー、待ちに待った春が来たぞい!それ皆の衆、いけ、ゴーゴー!」という信号を入力したはずです。梅は一斉に満開を目指します。となると一馬身遅れて開化する桜も黙ってはいられないでしょう。あたりをうかがいながら、おっちょこちょいの芽は大きく膨らみ始めます。これが一週間も続くと、梅と出始めの桜の共演という珍しい光景を見られます。

が、たぶんまた冬の野郎は、「残念でしたぁ。まだオレちょとだけ居すわるつもりにしたから、悪りぃな、ぶへへ♪」と皮肉な笑いと共にカンバックしちゃうんだな、これが。三寒四温とはよく言ったものです。すると気の毒にも早咲きの桜の立場や如何。

とまぁ、気を持たせながら春という日本列島でもっとも美しい季節がゆっくりと私たちの空を覆っていきます。春よ、来い、早く来い!

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コメント

今日は暖かくなったものですからやはり「春」の話題になりましたね。こちらは前向きで明るいですね。私は「真逆」のアップになりました。どははは(@Д@;後ろ向き。春はつらい。

本当かしらん?一日に二個卵を産む!って・・。

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