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2009年3月

2009年3月31日 (火)

オーロラ・ヨーコ女史帰還す

_edited かねてより消息を絶っていた世界ほら吹き旅行家であるオーロラ・ヨーコ女史が、昨日無事帰還していることが判明した。

女史は風の大陸と称されている南米最南端のパタゴニアと、地の果てとも言われるウシュアイアを旅行し、おまけに欲を出して世界最大規模のイグアスの大瀑布までを踏査していたようだ。

オーロラ女史は念願だった南米最南端の地で、ビーグル海峡とその先に広がっているであろう南極に想いのたけを込めて、持参した振り袖姿で「津軽海峡冬景色」を絶唱したそうである(未確認)。

とまれ、無事帰還めでたいことである。上の写真はパタゴニアのパイネ・グランデを背景にして、天罰のような風速40m級の中、得意の持ち唄ジュディ&マリーの「散歩道」を絶唱している女史の勇姿である。マットペインティングでもCGでもない。この世にはスゴイ風景があるもんである。風の大陸というだけあって、いくらのけぞっても風圧で倒れない。コアラ状になった髪の逆立ち具合を見て頂きたい。背中に風船をつけたら、そのまま南極にまで飛んで行ったことであろう。

_edited_3 女史は現在、22時間もの時差ぼけと、コンチの機内映画を5本も連続で見続けたための極度の疲労で大いびきをかいて爆睡しておられる。朝食のサバの文化干しは「アルゼンチンなんかでぜぇ~たいに食べられない珍味」だそうであるとのお褒めの言葉を頂戴した。

ちなみに亭主への土産は、帰りのコンチネンタル航空の機内食の炭火焼ハンバーガーの食い残しとゲバラTシャツであった。ありがたい、ありがたい。帰ってきただけでありがたいと思おう。オーロラ女史が世界漫遊をするたびに、一回り大きく成長していく自分を発見する私である。

明日から、「ほら吹き男爵 オーロラ女史帰朝特集」と銘打って女史の旅便りを掲載します。期待なさらないでお待ち下さい。写真は400枚近くあるので、どれにしようかと、ブログ管理者としての私も迷うほどである。

■ 蛇足 ここのところ農業や環境の記事がないのですが、このような家庭の事情ですからご理解のほどを。

2009年3月19日 (木)

カミさんから便りが来た!

_edited カミさんから便りが来た。しかし書き出しがふるっている。

「ご無沙汰をしております。そちらは皆様お変わりございませんか。おかげさまで充分にバケーションを楽しんでいます」ときたもんだ。大いにお変わりはあるつうんだ。

18日にチリのパイネ国立公園に行ったそうだ。ここが例のパタゴニアとやらだ。チリとアルゼンチン両国にまたがっている広大な南米最南端の高山群だ。なにやらスゴイところらしい。残念ながら私は「すごいトコロ」ていどの知識しかないが、トレッキングもしたそうだから凄絶な風景をみれたことだろうと思う。来週はあのイグアナの滝ではなかったイグアスの滝に行くとか。 日本に帰る前の数日間を過ごすブエノスアイレスでも、彼女の好きなタンゴやフォルクローレを堪能するのだろう。

だいたいカミさんは運動神経ゼロ、キャッチボールをオデコで受けるような人なのだが、外国にいくと突如アクティブになる。きっとかけたコスト分は回収せねばというケチ根性が原動力であろう。

エコツーリズムの本場のコスタリカに行った時など、よせばいいのに急流を長良川の川下りよろしくラフティングというゴムボート下りをしたそうだ。ボートのケツに乗るインストラクターのニイちゃんの指示どおり、「レフトピッチアップ、ライトスローダウン!」などと言われるまま必死こいてオールを漕いだ結果、日頃の運動不足がたたって翌日には全身筋肉痛でバラバラとなり安宿で2日ウンウンうなっていたそうである。まことバカである。

_edited_2 これまたよせばいいのにスカイアドベンチャーという日本の高圧鉄塔にワイヤーが張ってあるようなものにも挑戦した。元来、研究者がジャングルを移動する時の施設の再利用だそうだ。

ハーネスひとつでブラ下がってヒャッホーッと飛び下りるという飛び降り自殺まがいのようなことをやるわけだが、案の定ワイヤーの弛んだU字の底の部分でドロンと止まってしまった。先に行かない。コスタリカのジャングル上空高さ数十メートルでブランブランとブラ下がるという椿事に会うことになる。さぞビビったことであろう。結局見かねたインストラクターが後ろから来て、「ホラ、先行けおばさん」とばかりにドーンと押し上げてくれたのでようよう助かったそうである。なにが楽しいのか謎である。

まだまだあるぞ。カリブ海でホエールウオッチングと気取って、小舟をチャーターしようとさんざん現地の漁民のオヤジと値段交渉をして値切りまくったのはいいが、カミさんは船に極端に弱いのである(笑)。千tの船で酔っぱらう人が、小舟でどうなるのか言語道断であろう。湾から出るか出ないかで、もうコマセを海に撒く始末。オヤジたいした仕事もしないのに料金だけ貰えて大喜び。「戻ろう、マダム」。もちろんホエールなど見るも見ないもない。なぜ己の実力を知ろうとしないのか、まことに謎である。

明日は南米最南端も最南端、ここから先はもはや南極というウシュアイラ村に行って、南極を望んで「津軽海峡冬景色」を絶唱するそうだ。ちなみに彼女の芸名は「オーロラヨーコ」である。以後よろしく。

今回もまた謎に満ちた旅をしているのであろう。なんせ若い時は、文学部にいたくせに夢は大きなダムを作る仕事をしたかったそうであるから。

■写真 ボリビアのウユニ塩湖。帽子のJA東日本飼料が笑える。

2009年3月17日 (火)

カミさんが外遊に行って早10日

_edited_edited カミさんが外遊に行って早10日。もうバテバテです。限界近いです。ウルトラマンの胸のメーターがピカピカ赤くなってます。

気分としては、戦地に行った男の後ろで、モンペをはいて後方を守った私の母親のようなかんじ。帰ってきてね!死んじゃだめ!

マッチョな親父、見たら怒るだろうなぁ。なんまんだぶ。ツルカメ、ツルカメ。墓をゴトゴト動かすなよ。

カミさんはある意味「女のヒーロー」(ホントはヒロインだが、どうみてもヒーロー)だから、私のブログも女性の「オー、行け!いい女!」みたいなコメントばっかりです。ねぇ皆さん、ヒーローの後ろにはしっかりと支える素晴らしい人がいるのですよ(←クイクイと自分を指さす)。

今、どこまで行ってるんだろうな。ブエノスアイレスからエルカラファンテ(聞いたこともねぇや)の途中かな。あんまり無理するんじゃないぞ、歳をわきまえろよ!あ、わきまえる人じゃなかった。でも、一本くらい電話寄越せよ。コラ、お前の事を世界で一番心配しているのはこのオレなんだから。

2009年3月 9日 (月)

カミさんまたもや20日間パタゴニアへ!

_edited_2                                                 

とうとう、行ってしまった。うちのカミさんである

うちのカミさんは、年に1回、凄まじい時にはな~んと年に3回(!)の外遊をなさる。

それも、グアテマラだ、コスタリカだ、メキシコだ、ペルーだ、チリだ、ボリビアだ(言っているだけでイヤになる)などと一般の方はどこにあるのか分からないところばかりである。中南米の白地図に国名を書けるというのが自慢である。一度お試しあれ。特にパナマ地峡以南から、南米の北部にかけては、ゴチャゴチャと国が裏長屋の書き割りよろしく並んでいる。

とうぜん彼女らしく、ひとり旅である。ツアーなどというものは、よほどのことがないといかない。例えばイランや北朝鮮(こんなところにも行ったのだよ、お立ち会い)なんかがそうである。団体でしか入国を認めないのだから仕方なしに行く。それ以外は自分でチケットを予約し、バスに乗り、鉄道を駆使してダラダラと旅するのである。

現地の食堂で、現地の人とまったく同じものを食べ、同じ酒を飲み、安宿で外国人とオダを上げる。立派なおばさんバックパッカーである。別名ほら吹き女男爵。

_edited_3 トップの写真はウユニ塩湖という世界で一番高い塩湖である。白いのは雪のように見えるが塩だ。なにが好きでこんなことろに行くのかね。謎である。

私も安宿旅行は好きだが、ゴチャゴチャした市場を冷やかしながらブラつかねば行った気にならない。次の写真が私が行った時のもの。同じバックパック好きでもまさに天と地の差が、物理的な高度差のようにある。彼女は4千m級、私は時にゼロm。

今回はこれまた、辺境も辺境、ここより以南はもう南極だというところに行く。パタゴニアである。アメリカのスポーツ用品メーカーじゃないよ。地名である。チリとアルゼンチンにまたがる南米最南端の高山群だ。ついでに、この海峡のアッチは南極にという地点の村まで行くのだとか・・・。もうどこにでも行けというかんじである。

残されたほうはたまらない。なにせ20日間ですぜ!ほぼ一カ月だぁ!(悲鳴)。身体だって本調子にはほど遠く、外耳炎にもなるし、あずけられた少年もいるし、神経がくたびれるヒヨコは入ったし、3月のもっとも生む時期で本業もクソ忙しいし・・・ブツブツ。

にわかヤモメにウジが湧くとなりませんように。ああ、カミさん、もうブエノスアイレスに着いたころだろうか。一泊めのホテルも予約していかないのだから、朝のブエノスアイレスをとほうに暮れて・・・いや、いるわきゃないな、バールでコーヒーでも飲んで腹ごしらえでもしているだろう。

あ~、私のほうは長い一日が始まる。というわけで、旅前ですら多忙で更新が滞っていたが、これもあれも、皆んなカミさんの暴挙によるものだとお思い下さい。あと20日間はパラパラ更新になりますので、ひとつよろしくご理解下さい。

ブエノスアイレス方角に向けて、「バカヤロー~!もう帰ってくんなぁぁぁぁ!いや、もとい、早く帰ってきてくれぇぇぇぇ!」

2009年3月 5日 (木)

拝啓 小沢一郎様  そして自民党政権にうんざりしていらっしゃる皆様

_edited 拝啓 小沢一郎様。

昨日、顔をこわばらせ、大きな声で検察を弾劾するあなたのお姿を拝見し、心痛むのを抑えることはできませんでした。

確かにほぼ掌中にしたと思った小沢政権が大きな音をたてて砕け散った様は、自民党というゾンビー政党にいいかげんうんざりを通り越して、小泉さん風に言えば「怒るより笑っちゃう」私たち国民にとって、なんと評していいものやらという気分にさせられたことだけは確かです。

その証拠に、一郎さん(小沢先生というかしこまった言い方より、この際このように呼ばせて下さい)の会見に乗って、民党支持者のブログは皆、打ち揃って「国家-検察の陰謀だ!」などと浮足たっています。私は時代劇の年寄り侍よろしく、こう叫んでしまいそうです。鎮まれ、若い衆!浮足立つな!傷は浅いぞ!

と言いますのは、このたびの一件、テレビなどで見るにつけ、まことにあなたにとってこれほどの慶事はなかったと思います。実にいいタイミングでした。これが一郎さんが言うような「国策捜査」というなら、失礼ながら、まったく何言ってんだか、です。

だってそうでしょう。一郎さん、頭を冷やして考えてみて頂きたい。これが政権とった後だったらどうするのですか?ハンパじゃすみませんよ、そのリアクションの凄まじさは!一郎さんの育ての親が田中角栄さんでした。金権によって失脚。次はあなたの直属のボスだった金丸信さん。これも金権腐敗により失脚。一回目は悲劇、二回目が喜劇、そして三番めときたら、もはや国民はいったいなんって言ったらいいんですかね。

_edited_5 たぶん、こんなかんじになるでしょう。連日長時間、ぶっ通しで国会で野党自民党に攻めつづけられること必定です。ありとあらゆるマスメディアはあなたを叩きます。阿部若殿の時などは可愛いものです。サディスティックに手のひらを返したように一郎さんの金権と過去を暴くでしょう。

そしてあなたは、反自民をもたらした力に満ちた政治家から、一挙にその国民的な希望を墨汁で塗りつぶした極悪人のレッテルを貼られるかもしれません。山高ければ谷深しとはよく言ったものです。

今回の金権スキャンダルもマスコミはとうに知っていたと思われます。ただ、かんじんの検察司直が動かない、そして政治の風の流れで報道をしなかっただけなのではないでしょうか。今回の事件が、単なる政治資金を巡る報告義務違反などという表示的に軽いものではなく、数億円、「週刊現代」の報道によると数十億円のダム建設利権に対しての贈収賄をめぐってるいることなど、マスコミ人なら知り得た常識なはずです。ただ、各メディア上層部の状況判断でそれを解禁していなかっただけです。で、なければ、わずか、第一秘書逮捕から一日であれだけの事実関係や各方面の証言が報道されるはずもないではないですか。

その時失礼ながら、あなたの心臓に埋め込まれた小さなペースメーカーがその負荷に耐えられますか?あなたの切れやすい傲慢な体質が持ちますか?今の野党ならば、亀井静さんではないが「顔と性格が悪い」あなたはブスっとした顔をしていればいいのですが、首班だとなると野党党首どころではない説明責任が要求されます。なんせ一国の最高権力者ですからね。

また、どうみても同床異夢の他の民主幹部があなたを守るとは思えません。一郎さんの足をひっぱりたい輩は山ほどいます。あなたほど敵が多い政治家もこの日本では珍しいですからね。おまけに、今回の「第7艦隊」発言でオバマ米国まで敵にまわしてしまったときている。ある意味、あなたは漫画太郎ちゃんより本質的なところで「口が軽い」ようです。そんな米国の核の笠の外に出ることを示唆するようなお考えは政権をとった後に、静か~にじっくりやって下さいな。

_edited_3で、その場合、民主党代表辞任ていどでは済みませんよ。というのは、想定される小沢民主党内閣をあなたはこうお考えのはずです。

民主党の右から左までまんべんなくいる各派閥を派閥分配的に配して、それに国民新党や社民党まで入れた連立内閣。ブラス共産党閣外協力。つまり、オール反自民だと思います。実はこれはかつてあなたが自民党の大ボスでありながら、そこをおん出て、ご自分で作った細川政権という力作で一度やった手です。初代「自民党ぶっ壊し屋」の栄光は小泉さんではなく、ほかならぬあなたなんですから。

たぶんあなたはそのやり方を間違いなく踏襲すると思います。人は人生の成功パターンはなかなか捨てられませんからね。思えば、あの頃の一郎さんはカッコよかったですよ。今でも宮沢首相不信任決議で賛成の白札(でしたっけ)をもって壇上に上がっていったかつての凛々しいお姿が懐かしい。テレビ中継で見ていて思わず私も「おお一郎!千両役者!」と叫びましたもん。

話を戻しましょう。小沢民主党政権になって、今回の特捜の捜査の事態になった場合、それは民主党内部だけの問題ではなく反自民勢力、いや、それに留まらず、自民党がぶっ潰れることを首を長くして待ち望む国民の多くにいやがおうもなく波及する事態となることでしょう。それは「失望」というメッセージです。

そして内閣成立わずか数カ月で総辞職。そして選挙で失望した選挙民によってボロ負け。そして、反自民の政権ができる芽はあと十年はこないかもしれません。それを考えれば、まだ漫画太郎ちゃんがグズグスと9月の任期切れまでやりたいようだし(失笑)、後半年弱でコッチの態勢を整えりゃいいだけじゃないですか。あなたが党首でいる限り、他の野党は共闘を拒みますよ。そして、時間がたてばたつほど、民主党は分裂を深め、その時有利なのは自民党です。

つまり一郎さん、あなたは反自民のリーダーであり、野党政治家の青二才には到底なし遂げることが出来なかった政権交代を実現可能の道を開いた人であると同時に、自民党の金権腐敗の地雷源そのものの正統な後継者だったのです。 一郎さんは、ここで身を引くことによって、自民党をぶっ潰し、二大政党に道を開くという大仕事をなしえた力業の人として記憶に刻まれることでしょう。自らの身を捨てて、大義に生きる、それが男の本懐というものと私は思うのです。一郎さんのような古い男のタイプにはお分かりだろうと思います。あなたの引きずってきた大量の汚濁に満ちた自民党金権体質は、あなたが墓場に共に連れて行ってやって下さい。 というわけで、私はあえて申し上げます。一郎さんはここですっぱりと代表辞任をすべきである、と。失礼の段、重ね重ねお許しください。

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