カミさんまたもや20日間パタゴニアへ!
とうとう、行ってしまった。うちのカミさんである。
うちのカミさんは、年に1回、凄まじい時にはな~んと年に3回(!)の外遊をなさる。
それも、グアテマラだ、コスタリカだ、メキシコだ、ペルーだ、チリだ、ボリビアだ(言っているだけでイヤになる)などと一般の方はどこにあるのか分からないところばかりである。中南米の白地図に国名を書けるというのが自慢である。一度お試しあれ。特にパナマ地峡以南から、南米の北部にかけては、ゴチャゴチャと国が裏長屋の書き割りよろしく並んでいる。
とうぜん彼女らしく、ひとり旅である。ツアーなどというものは、よほどのことがないといかない。例えばイランや北朝鮮(こんなところにも行ったのだよ、お立ち会い)なんかがそうである。団体でしか入国を認めないのだから仕方なしに行く。それ以外は自分でチケットを予約し、バスに乗り、鉄道を駆使してダラダラと旅するのである。
現地の食堂で、現地の人とまったく同じものを食べ、同じ酒を飲み、安宿で外国人とオダを上げる。立派なおばさんバックパッカーである。別名ほら吹き女男爵。
トップの写真はウユニ塩湖という世界で一番高い塩湖である。白いのは雪のように見えるが塩だ。なにが好きでこんなことろに行くのかね。謎である。
私も安宿旅行は好きだが、ゴチャゴチャした市場を冷やかしながらブラつかねば行った気にならない。次の写真が私が行った時のもの。同じバックパック好きでもまさに天と地の差が、物理的な高度差のようにある。彼女は4千m級、私は時にゼロm。
今回はこれまた、辺境も辺境、ここより以南はもう南極だというところに行く。パタゴニアである。アメリカのスポーツ用品メーカーじゃないよ。地名である。チリとアルゼンチンにまたがる南米最南端の高山群だ。ついでに、この海峡のアッチは南極にという地点の村まで行くのだとか・・・。もうどこにでも行けというかんじである。
残されたほうはたまらない。なにせ20日間ですぜ!ほぼ一カ月だぁ!(悲鳴)。身体だって本調子にはほど遠く、外耳炎にもなるし、あずけられた少年もいるし、神経がくたびれるヒヨコは入ったし、3月のもっとも生む時期で本業もクソ忙しいし・・・ブツブツ。
にわかヤモメにウジが湧くとなりませんように。ああ、カミさん、もうブエノスアイレスに着いたころだろうか。一泊めのホテルも予約していかないのだから、朝のブエノスアイレスをとほうに暮れて・・・いや、いるわきゃないな、バールでコーヒーでも飲んで腹ごしらえでもしているだろう。
あ~、私のほうは長い一日が始まる。というわけで、旅前ですら多忙で更新が滞っていたが、これもあれも、皆んなカミさんの暴挙によるものだとお思い下さい。あと20日間はパラパラ更新になりますので、ひとつよろしくご理解下さい。
ブエノスアイレス方角に向けて、「バカヤロー~!もう帰ってくんなぁぁぁぁ!いや、もとい、早く帰ってきてくれぇぇぇぇ!」
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コメント
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おつれあい様は「すごかぁ!」です。
そちら様ご夫婦はインターナショナルですが、聞くところの民際交流ですね、すばらしか。うちらはパックツヮーですら臆するひきこもり派。そうですか、4,000m級も厭われませんか・・・(うちは富士山でも酸素不足にダウンいたしました)。
中耳炎?万病が大事にいたります。ですから、呼吸法(トキさんに聞いて)、笑いによる腹筋・背筋・内臓筋(?)の鍛錬、および涙腺の開け閉めによるまっとうな感覚の保持などなど、ありとあらゆる免疫力をたかめ、波状的に襲い来たる「大事」に立ち向かわれますよう希望します。なお、その際「早とちり」は落とし穴、ど壷にはまりますのでご注意ください。
私なんざ、たった3日のつれあいの不在で衛生および清掃状態を悪化させました不届きもの。ブログ主様の獅子奮迅ぶりに比べれば、卵の殻(「爪のアカ」の代わり)でも煎じて飲まなければなりません。あまたの女子従業員、子にも替わる被保護者をお慈しみください。拝。
投稿: 余情 半 | 2009年3月 9日 (月) 10時33分
奥さまに・・・拍手~!
尊敬しま~す!
私も卵の殻を煎じて飲もお~っと♪
でも、効くのかしら?
投稿: ゆっきんママ | 2009年3月10日 (火) 19時45分
たまに寄せてもらうと、いつも、奥様は南米の方へいってらっしゃいますね♪
それにしても、グジグジ泣き言などは一切言わず、颯爽としたイ~イ女!ですね。
投稿: へいわねこ | 2009年3月12日 (木) 21時57分