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2009年4月27日 (月)

直販所に農村レストランを作りたい。しかも女性の起業で!

_edited 農村の要は、家庭がそうであるように女性じゃないかとかねてから思っています。いや、オカアちゃんというほうがいいでしょうか。

まぁ亭主は、なんやかやあって外には出ていく機会が多いので、ついデカイ顔をしたがりますが、なんの家に帰ると財布はおろか、仕事まで仕切られている有様な家もザラです。

農業とは夫婦がペアでするものです。上の写真は冬場2月の酷寒期のセリの収穫風景ですが、オカアちゃんがひとりで胸まで冷水に漬かって奮闘しています。ま、よくある風景です。おい、オヤジどこさ行った!まさかパチンコじゃあんめぇな?

農村において女性が専業主婦というケースはほぼ皆無でしょう。なにかしらの形で生産活動を担っています。だいたい、亭主は細かい作付けや管理状況を勘でやって居る場合が多いのに対して、オカアちゃんはしっかりと家計簿の隅にメモってあったりして、作付け状況や種や肥料の値段など瞬時で弾き出します。

_edited_2 今から10年前の1999年当時、私たちのグループはJAS有機認証に要求される台帳づくりに追われていました。圃場台帳(台帳=管理票)、作付け台帳、栽培台帳、肥料台帳などなどですが、この記録は旦那に聞いてもおおざっぱな答えしか出て来ないケースがよくありました。

初期の頃には農家の聞き取りをして台帳作りをしていたのですが(やがて事務局が集中して行ない、現在は完成されたシステムとなったので各農家が行っています)、まぁこんなやりとりを延々としていたことを思い出します。

「ねぇトシちゃんよ、あの新宅の横の圃場のさぁ、春のホウレンソウの次は何作ってたんだっけ?面積は5畝くらいだっけ」みたいな質問をしていくわけですが、はかばかしい答えが返って来ないわけです。「おおかた春菊だったけっか。いやチンゲンだったけか~」ってアヤフヤなかんじ。そのような時には、早々と台所にいる奥方に聞くに限ります。

オカアちゃんは、居間の箪笥の引き出しから家計簿をおもむろに取り出し、「あ、あそこは去年5月20日にホウレンソウが終わってるっぺ。その後春菊さ蒔いて、秋の霜までに収穫して、冬の間は、堆肥さ入れて休ませて2月に・・・(以下略)」と実にキメ細かい。亭主は、横で冷や酒を飲みながら、ニコニコと「あー、オレは酔ってきたぁぁ~♪」とのどかな声を上げておられる。平和ですなぁ。

まぁ、おおよそこんなもんですよ、農村なんて。農業は労働も頭脳も、ついでに子育ても女衆でもっているのですよ。ウチも似たようなもんだから、だはは!

_edited_3 さて、話の枕が長くなりました。今直販所を私たちのグループで作っていますが、その中に農村レストランを作りたいのです。

初めは農村イタリアンか、和食の大皿バイキング方式などを考えていましたが、男だけだといい智慧がでない(笑)。

情けなくも、男どもが考えつくのは既にある農村ビジネスの情報頼りなのです。だから、どことなく関西の「もくもく」や茨城の「ドキドキ」か、あるいは和郷園さんのような成功モデルを無意識に追ってしまったのです。なんか違うと気がつき始めたのがこの数週間でした。

これではまったくよくあるパターン。私たちの特色が見いだせません。わが村で、今までパルシステムと産直事業を10年間も続けてきた意義がないわけです。

そこで私が今考えているのは、これを女性の、それも街のオカアちゃんたちと農家のオカアちゃんたちとのコラボで出来ないだろうかと思うのです。パルシステムにはセカンドリーグという大変に活発な活動があります。ここには私の友人でもあるYさんが事務局にいて、よく情報をいただくのですが、普通の市民が地域で事業を起こしていくことを支援していく試みです。今や多くの市民起業がここから生れて、成長しています。

この地域起業の舞台でも、おもに主役は女性です。たぁ~、21世紀は完全に女性の時代らしい。男は舞台裏で算盤を弾いたり、力仕事をするのがいいのかな。

この農村版ができないものかというのが、私の今の楽しい悩みです。うちのグループは建物を作り、直販所を運営します。ここまではそう遠くない時期に完成するでしょう。直販所のノウハウはほぼ完成されたものがあるからです。問題はその先です。そこにセカンドリーグを通して女性がグループで農村レストランや惣菜部を作りませんか、と呼びかけようと思っています。

_edited_4 わが村は有機農業の里です。ありとあらゆる有機農産物や地鶏しゃも、豚、そしてアイガモ農法のアイガモもあります。米もアイガモ農法の一級品の有機栽培米がバッチリです。歩いて10分の距離の湖にはシラウオ、ナマズ、コイなどが豊富、おまけに海にも近いので海産物も簡単に手に入るでしょう。那珂湊の網元は私の友人です。このように書き出してみて、改めて私の生きる地域が農と水産の満漢全席的地域だと分かりました。

これらを生産地の特色と強みを活かした「食べる」ことで環を拡げて、都市と農村を繫いでいけたらと考えています。

また、地域で供給できない食材や調味料類はパルシステムをとおして調達し、色々な意味で今までの産直の環を重ね合わしていけたらと考えています。これが新しい時代の産直と地産地消の新たな息吹に育つと面白いですね。

そのヘソとなるのがこの直販所であり、農村レストラン、そしてなによりタフで気が利く女性なのです。

*現時点で、この農村レストランの構想は、グループの正式なものではなく、私個人の私案であることをお断りしておきます。

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コメント

おはようございます♪
その地の特産品を生かす。
これが何よりの強みだと思います。
そして、都会に媚びる様な内容ではなく・・・
でもやっぱりセンスの良さは絶対条件のような気がします。
ってセカンドリーグの落ちこぼれである私が言うのもなんですが・・・

いつの時代も、そしてどこの地域も女性がタフであり実権を握っている方がうまくいくのですね。
地域の文化とともに、起業してほしいな。地方のこだわったイタリア料理店などもたまに行きますが、料理とお酒やワイン(料理に使うもの含め)の相性の文化は日本ではまだまだです。
イタリアンなどといわず、地元産のものを使い、地域の人たちのここはちょっとおいしいと思える位の(普段食べなれている)郷土料理がでてくるお店なら、都会に住む私たちが行ったら、もうそれは、すごいごちそうです。気張ったお店でもなく、もちろん高級店でもなくホットするお店を出してほしいなあ。
こんな風に考えていたらワクワクしてきます。近ければ、ぜひ一緒したいくらい。
そうだ、セカンドリーグ茨城を立ち上げましょう。

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