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2009年4月30日 (木)

農業が主語になるために

_edited ジャーン、ご紹介します!私たち有機農業グループの直販所とも思えないカッコよさです。ログ大型ログハウスだから、すべて天然木、新建材は当然のこことしてまったくなし。

おまけにですなぁ、この店の看板がわりに白いヨットまで置いてあるのですよ。白くヨットにログハウス、思わず私も「青春のバカヤロゥゥゥ!」(←エコつけてね)と海に向かって叫びながら、湘南海岸を森田千葉県知事のように竹刀を持って走ってみたくなるような雰囲気です。

ただここが湘南海岸ではなく、イバラのナメタというピュアな農村地帯であるということです(笑)。このログの目の前にはうららな田植え風景が拡がっているわけです。

私はこのカッコいいパッケージに泥臭い「農」を詰めこんでやろうと思っています。たとえば、クズ野菜。いや、言い方が悪いか、ハネ出し野菜。ほんとうは「クズ」ではないのに、単に大き過ぎたり、曲がったり、収穫時に傷がついてしまったために、捨てられている野菜たちです。

このハネ出し量はハンパじゃありません。きちんとした数字はありませんが、たぶん3割からひどい時には4割を出荷時選別ではじき出しているはずです。有機農産物は、殺虫剤や土壌燻蒸剤などの危険な化学農薬を使いません。ですから当然姿が悪いものが大量に出来てしまう時があります。しかし、現実に流通に乗せる時には、ほとんど一般の野菜と同じような出荷規格がガチンとはまってしまいます。これが原因で私たち有機農業者は、泥水を何百杯呑んじまったことか。

_edited_2 いかん、この問題を言い出すときりがない。私たち有機農業界の者には、出荷規格ほど猫がオンネン(ふ、古い)なことはないからです。

では、今までこうしてハネ出された有機農産物はどうしていたのでしょうか?考えてみたことがありますか。

答え、堆肥に混ぜていました。私はせっせと回収して、鶏にやっていましたが、ハネ出しの大部分は堆肥化していたのです。自分で言うのもなんですが、まさに有機農業の舞台裏でしょうね。

とうぜん私たちもこれの有効利用を考えてきました。ファミレスの加工用にならないか、漬け物用にならないかなど知恵を絞ったものです。しかし、現実にはファミレスの加工用野菜ほど基準が厳しいものはないのですよ、お立ち会い。

ファミレスのセントラルキッチンという工場の野菜加工用機械に入る寸法は、あきれるほどきついのです。漬け物も同じでした。加工用だから、規格がゆるいということは120%ありませんでした。

かくして、私たち有機農業者は大量に出るハネ出しを堆肥に混ぜるという能のないことをし続けてきたわけです。それは農業が単に出荷しかしないからだと気がついたのはいつの頃だったでしょうか。

農業がただの出荷だけの存在をやめればいい、これが考えてみればコロンブスの卵的展開でした。本当かどうか知りませんが、ある時コロンブスは卵を立てられるかと問われて、はい出来ますと言って卵の尻をチョンと潰して立ててみせました。まぁ、反則技スレスレかもな。

しかし、今のように農業が単なる第一次産品を出し続けている限りコロンブスの卵の尻すら割れない。農業が一貫した自分の文法(プリンシパル)を持つためには、農業が主語になる必要があります。農業が主語の流通、農業が主語の販売、そしてそれから派生する観光、そして農業が描こうとする新しい社会構造まで!

直販所自体は、たいしたことではありません。今やいくつもの直販所、道の駅があります。珍しくもなんともない。その大部分はJAや行政が作ったものです。私たちはその中にひとつの石を投げこもうと思います。

それは、農業が主語として、都市と農村の女の人が作る農業と都市が通え会える場です。こんな場所を作れたらいいな。

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