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2009年4月 8日 (水)

小犬のようなガキはまだ死んでいない! 西原マンガを読んで

_edited 夫婦そろって西原理恵子の昔からのファンである。彼女の「恨ミシュラン」から、「できるかな」を経て、今の「毎日かあさん」(毎日新聞社)はサイコーである。

これほど笑えて泣ける漫画も珍しい。彼女の夫のカモが亡くなった時に、息子が言った「お父さんは脱走の名人だから、大丈夫さ、天国から脱走してくるよね」という台詞を読んで、不覚にもカミさんと共に本気でわんわん泣いてしまった。

保育園の娘も絶品である。まだ存命だったカモ父にしっかり「女の媚び」を作っている。「おとうしゃん、わたし何を口に入れているんだぁ~」、そして父親にチュ。こりゃ父親には必殺技であろう。それを母親のサイバラさんは、「知らんうちに、女の上級単位取得!」と評する。リエゾウさんとカモの子供なのに、どっちにも似てない気がして、それもまた楽しい。娘なのに同じ女として女のずるさやしぶとさをスルドク鋭く評するおかあさんがいい。

それにしても、男の子の生き生きしている様はどうだ。意味もなくクラスのバカ5人組と走り回る。そうただギャハハーと走り回っているだけなのだ(笑)。芸も曲もない。競技でもカケッコでもない。うちのワンコロの黒犬兄弟も、小犬の頃はただお互いに必死に追っかけ回してたなと思い出した。まぁガキに意味なんぞ、ないやね。そうでなくちゃぁ!ガキが意味なんて小賢しいものを持ってたら、そりゃ反則つうもんだ。

時には、バカ5人組はただ穴をギャハギャハ言いながら掘っていて、泥だらけになっている。ヤキソバの落ちた家庭用のビニールプールを友達とゴクゴク飲んで「うめぇ~!流しソウメンみたい」と叫ぶ。バカか、おめぇら!そう、バカなのである。少年というバカなエネルギーがふつふつと湧いて出てくる立派なバカなのである。好きだなぁ・・・!

果てはウンチョを我慢しながら往来を帰ってくる。ガマンできずにプリっと短パンの裾から放出してしまう。近所の人はそれを犬の糞と思ってチラシを貼る。「犬の糞は持って帰りましょう」。ちゃうねん、人様のガキのモンですが。時にはガマンの限界に挑み、自宅の前を行き過ぎてしまう。2時間めからビチグソを垂れたまま、遊んで帰ってくる。おかあさんの忠告。「学校でチビったら一生ウンコタレって呼ばれるゾ」。実にリアルである、ぶはは!すまん、もう笑うしかない。こんなバカな笑いは男の子か、それを育てたおかあさんと、かつてバカだった男の子しか分かるまい。

Photo まるで小犬だ。それも泥だらけの小犬だ。きっと抱きしめるとプーンと洗っていない犬のような匂いがするガキ共だ。自分の生命力をどう表したらいいのかわからずに、ただやみくもにブンブン走り回る小犬だ。

捨てたもんじゃないぞ、わがニッポン!私はすっかりうれしくなってしまった。これじゃ、まったく私が育った昭和30年代そのままじゃないか。私はこのテのバカなガキは皆んな死滅してしまい、デジタルで食の細い子供ばかりになったと勘違いしていた。まだわが国は簡単にくたばらないようだ、こんなバカなガキのエネルギーがある限り。

今日、うちの農場で半年預かっていた少年が帰っていった。長かったような、短かったような半年。今日は朝からできるだけ平然と日常を演じていた。私なりにつらかったから。別れ際、少年のクリクリしたどんぐりのような頭をみたら、鼻の奥がつんとなった。お前の人生が晴れていたらいいね、という私の好きな送別の辞を心の中でつぶやいた。

この夏にはまたこの農場に帰って来い。待ってるぜ。お前のチャリの脚はすげぇもんな、東京から走ってきな!あ、こら、ハマダさんっち、ぜんぜん掃除しませんなんてバラすんじゃねぇぞ。あ、自分でバラしてしまった。

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