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街の女性と農村の女性で作れないか、私たちの農村レストラン!

_edited 農村レストランでなやんでいます。うれしい産みの苦しみです。こんな企画段階は後になれば、「あの時がいちばん楽しかった」っていえる時なんですよね。

ズバリのご指摘をいただきましたゆっきんママさん、勇気づけられるコメントを頂戴しましたbianca様、心からありがとうございました!

さて、自分自身にもハッキリさせたいのですが、この農村レストランプランのキモはこじゃれた田園の料理店をもうひとつ作ることにはありません。そんなもん掃いて捨てるほどあるでしょう。雑誌にも毎月でています。ここのところの農業に対する追い風を受けて、今やむしろ流行といっていいくらいです。見ていて、カッコいいなと思いつつも僕の考える農村レストランのイメージとはどこか違うのです。

この間、この直販所プランが始まる前から、意識的に全国の事例をみるともなく見てきました。
仙台の惣菜コーナーが異常な売り上げと聞けば調べてみます。
すると案の定、素敵なおばさんが坐っていました。というか陣頭を飛び回っていました。僕たち男にはなかなかわからないことを教えてもらえます。
レシピを作らない、作るとそれに若いスタッフが縛られてしまうから。
その時の一番安くて美味しい素材を使う。だしはしっかり取る。化学調味料にだけはまかしちゃダメ。あれは援軍、隠し味ていど。
気持は主婦感覚で自分の家族に食べさせるつもりで作る。薄味と濃い味をうまく組み合わせる。年寄りに濃い味やギトギトはきついでしょう。かといって、育ち盛りで汗をかいて走り回る男の子には濃い味や脂っぽさも必要なの。
パックの大きさも、老人2人用の小パック、大人数用の徳用パックなどパックまで細かい気配りがありました。買った家族の中で余らせない、かといって不足しないという気配り。
うちの県の勝田の「協働館なかよし」は前にブログでも書きましたよね。
あそこのリーダーなんて話していてこんな人の下で僕も働いてみたいと思えるような女性でした。今や地域のヘソにまで成長しています。
Img_0002 僕はこの直販所を女性にやってほしいのです。金を借りる、その算段をする、関係諸方面に頭を下げる、建物を作る、直販所として野菜を集める、そんなところまでは僕たち男ができます。しかし、そこから先は女性が仕切り、内容を詰め込んでほしいのです。
男はそのための後ろ楯、ガード、用心棒なんでもします。ただし、リーダーでもグループ中心でもありません。男はうまく立てておきゃいいのです。
さきほども言いましたが、農村レストランという範疇は今や珍しくもなんともないジャンルで、いくつも事例があります。だいたいが街から来た男のシェフか、ペンション風の夫婦でやっています。
でもそうじゃなくて、女性、しかも都会の女性と農村の女性と共同、協働できないかと、やはり僕は街から来て村に根を張った人間として夢見るのです。
誤解を恐れずにいえば、都会の女性のすぐれた感性で、農村を引っ張っていくことができるのではないかということなのです。
農村の女性にはまだまだ縛りが多い。やれどこそこの嫁、やれ誰の親戚。風呂の順番、祭の準備、冠婚葬祭。ぜんぶ女性がモクモクと、しかし陽気に背負っています。しかし新しいことに自分たちからチャレンジする風にはなっていません。
ほんとうはすごく強いのに、いざとなると亭主に言わせる、出るとバァ様に「そたらとこに嫁がしゃしゃりでるな」とイヤミを言われる。なんせ農村は3世代同居なんてあたりまえですからねぇ。
そんな村のしがらみを一回とっぱらってほしいのです。ですから、別に農村の女性といきなり協働する義理はありません。もっと言えば、あえて気をつかう必要すらもありません。この湖の村の風景と食材、そして僕たちのグループを背景にあなたたちの腕をぞんぶんにふるって下さい。
そのほうが、農村のオカアちゃんも面白がります。今うちの村にもケーキを作るグループや、美しい絵のような海苔巻き(なんていったっけ)を作る女性達などはいます。しかし、いずれも農作業のない日曜日にしかできないか、農閑期にしかできない状態で、残念なことに趣味で終わっています。
それは都市の女性もだと言われるかもしれませんが、僕からみればぜんぜん違う。都市の女性は農村とは世界に生きています。いい意味でも、悪い意味でもこれが日本という国の「根っこ」である農の村、農村なのです。
ですから農村のお母らゃんだけでは、いきなり今の村で新しい農村レストランを作るのは無理だと思います。
_edited_4 かと言って、いうまでもなく街の女性に無責任に丸投げにする気はありません。僕たちの企画の基本線は提示できます。また財政的な共同などの裏打ちは得意です。むしろそれを先に言うと、本来的な女性起業にならないと危惧しているだけでのことです。起業は自分の足で立つ自律性が大事ですから。
僕の望むことはひとつです。魂を吹き込んでほしい!この未完な有機農業の地域のヘソを女性の感性で丸々と包んでほしいということなのです。その中の新しいエンジンが、直販所あり、農村レストランなのです。
僕の大好きなブログであるゆっきんママさんのような繊細で心のこもったおもしなしがこの農村レストランでできたらと夢想しています。
それも街と村の女性によって!
■ゆっきんママさんのブログ
「お野菜を食べよん」http://oyasai-tabeyon.no-blog.jp/
■写真いちばん下は今盛りの藤の花の滝。

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コメント

ギャ~~~~っ!
だから!
買いかぶりすぎですって!
しかも誤解してる~~~!
私・・・ちっとも繊細ではないですよ~!
ほんと!
ノミのようなちっこい心臓ですが・・・
面の皮は相当ぶ厚くなっています!
ほんとほんと!
でも・・・
農村レストランが成功することは心から祈っています♪

投稿: ゆっきんママ | 2009年5月 6日 (水) 19時08分

事情を聞いたら却ってなんだかワクワクしてきました。すごーくわかります。
私の親戚も似たり寄ったりです。

最近、ギルドにもとんとご無沙汰なのですが、
一度 直売所に寄らせていただきたいと思います。

投稿: bianca | 2009年5月 9日 (土) 02時31分

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