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2009年6月 7日 (日)

TVアサヒ、取材に来訪す!

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昨日、TVアサヒ(10ch)が取材に訪れました。今回は私たちのグループが原料卵を出荷している「おみたまプリン」の取材の一環です。

前に一度おみたまプリンをお話したことがありましたね。旧小川町商工会青年部の代表だった山西さんとその仲間が作り上げた、「日本一高いプリン」です。

旧記事「おみたまプリンから思ったこと」http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-8184.html

テレアサのディレクター(写真左の爆笑問題の太田光みたいなひと)のインタピューで私はこう言いました。

プロだったら絶対に発想しないプリンです。しないというか、しえないのです。通常のプリンなら、賞味期限切れもどきを集めて極力価格を抑えます。それをこの人たちはあえて、いちばん高い平飼卵、それも生み出しからわずか1カ月以内の初卵を使おうというのだから、正直に言って驚きました。

これってめちゃくゃストライクゾーンが狭いんですよ。私たち平飼養鶏の農家なんか、今の養鶏業界でガラパゴスです。コンマ何%でしょう。その平飼卵の、いちばん神秘的とすらいわれる生み出しのみが欲しいなんて図々しいにもほどがある(笑)。_edited_2

そうなんです。プリンというのは山西さんから初めて教わりました。それまで知らなかった。ほとんどが卵なんですって。パティシェの腕が確かなら、卵と砂糖で勝負が決まってしまうのです。マヨネーズなんかもそうです。

だから山西さんたちはこれにこだわりました。単に卵だけではなく、それを入れる器には笠間焼の気鋭の作家を、入れる木箱を作らせては並ぶもののない職人を、そしてそれを小川町在住の世界的なデザイナーがデザイン統括しました。そして、パティシェは麻布十番で腕をふるっていた小川在住の人です。

これらすべてを地元だけの力でプロデュースして、現実の商品にしたてあげ、今や日本の名産品のひとつに押し込んでしまった彼らの力業に打たれます。だからカメラに向かって言ってしまいました。これは、茨城を代表するもんじゃなくて、日本を代表するもんです、と。そしてそれに関われたことを誇りに思いますと。

_edited_4 しかし、テレビ取材というのは何回やってもアガリます。カメラのレンズの数十㎝前でしゃべってんですぜ。マイクのブームは顔の横にプラプラあるし、頭、真っ白。しかし今回のディレクターさんはかなり突っ込んでくる質問をしてくれました。私のような素人はいい質問がこないとうまくしゃべれないのです。彼とのやりとりは非常に気が楽でした。まったくトンチンカンな人がディレクターだと、悲惨なんです。

というわけで、わが農場の取材は終わり。夕方の報道番組である「スーパーJチャンネル」のどこかでやるらしいです。どこでやるかは教えません。力いっぱい恥ずかしいですもん。

■おみたまプリン公式ブログ http://omitama.livedoor.biz/archives/cat_50022708.html

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