トンボのメガネは、まぁるいメガネ
梅雨が明けました。うっとおしい日がつづくと、ぶつくさ言うくせに、カッと暑くなると、すぐにふへぇ~とへたばります。
わが農場はトンボがスースーと涼しげに飛翔しています。立てたホオズキの支柱の枝の上で、まったりとしたモーニングタイムを楽しんでいらっしゃいます。思わず、「コーヒーのお替わりをお持ちしましょうか」と声をかけたくなる優雅さです。
このトンボは図鑑で調べたのですが、よく分かりません。たぶんシオカラトンボの雌ではないかと思います。雄は青っぽいのですが、雌は黄色で、まるで別な種のようです。
次の写真は別な機会に撮影したものですが、一見同じようですが、色がややくすんだ黄色で、体形もやや大型です。
単なる個体差なのか、それともまた別の種なのでしょうか?分かる方、教えて下さい。
しかし、なんともかとも警戒心ゼロで、私が昆虫フェチの鳩山邦夫氏か、かつてのような悪ガキならば、たちどころにゲットされてしまいます。私が今は上品な紳士になっててよかったね。
ほら、この上の写真なんか見て下さいよ。下から見上げて撮っているんですぜ。自慢ではありませんが(あ、やっぱり自慢か)、図鑑を色々見ましたが下から見上げてトンボを撮った写真はなかったようです。
私の腕がいいのか、人柄がいいのか、単にトンボにもバカにされているのか、はたまたトンボが居眠りでもしていたのか。
それにしてもトンボの優美な肢体はゾクッと官能的ですらあります。透き通った複雑な文様をもつ四枚のハネ、太めの腹から一気に尻尾がすっと細く伸び、種によってはそれすら透き通っています。アールヌーボーでよく題材にされたのもうなずけます。
ナツアカネも飛び出しました。しかし、アカネちゃん一族はなかなかすばしっこくて、私如きには撮らせてもらえません。ああ、また夏来りぬ。
« 琉球独立派友人からの手紙 | トップページ | この手の空っぽは、きみのために空けてある »
「農場の暮らし」カテゴリの記事
- 趣味の雑草写真(2010.05.30)
- 春のテントウ虫の冒険、あらよっ、こらさっと!(2010.05.10)
- わが家の居間をモノトーンで撮ってみました(2010.04.20)
- 春が来ました!ニホンミツバチも大忙し(2010.03.20)
- 白と黒、モノトーンの朝(2010.03.01)
ウイグルでの原爆のことも、琉球族のことも始めて知りました。大変参考になりました。そのあとの、トンボの話がのどかで心が穏やかになりました。
投稿: 葦原微風 | 2009年7月16日 (木) 09時38分
なるほどなるほど!
私の接近の仕方と全然違います!
人柄もいいんでしょうが・・・
やっぱり腕も一流なんですね♪
投稿: ゆっきんママ | 2009年7月17日 (金) 18時40分