うちの市にも有機農業推進協議会が出来たけど・・・第5回 地域協議会は下から積み重ねるのが王道
私は地域協議会は、地道に下から立ち上げるのが王道だと思っています。上から網をかけるようにしては難しいと思います。回り道でも、ひとりひとり、一団体、一団体に声をかけて回り、会合を持ち、一杯飲みながらでも現況の困っていること、取り組んでいることを話し合う、こんなことから始めるしかないのです。 思いつくだけでも、それは色々あります。後継者問題、新規就農者の研修問題、耕作放棄地の取り組み、放棄水田の再生、地域の有機農業の直販所づくり、里山の復興、都市住民との交流拠点、学校給食、バイオマス利用、堆肥素材の交換、種子交換などなど、数限りなくあります。 現に、Nさんの微生物農法の会はこの数年積極的に耕作放棄地を開墾しています。私たちのグループは今年の5月に直販所を作りました。研修生の受け入れも経験してきました。直販所は地域の有機農産物が持ち寄れる場にしていくつもりです。これには一団体の力だけでは無理で、地域の有機農業者の協力が要ります。 まずは集まる、酒でも飲む、そして少しでも垣根を取り払い、出来ることを話合う中から協議会を見ていきたいと思います。農水省のモデルタウン助成もその中で自ずと各団体が関われるポジションが決まっていくことでしょう。 (この稿終わり)
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コメント
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おはようございます♪
直売所が完成したんですね♪
お役に立てず申し訳ありません・・・
投稿: ゆっきんママ | 2009年7月 5日 (日) 08時28分