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エンザロ村のかまど ケニアの主婦の秘密兵器エンザロ・ジコが登場!

_edited 葦原微風様、コメントをありがとうございます。ぜったいに殺伐とはなりませんから、ご安心を!

夕御飯が始まりました。手を石鹼でよく洗って、さぁ自慢のウガリをいただきましょう。テーブルの真ん中にターメリック・ライス風にデンっと盛り上げられたのが、ケニアのお袋の味ウガリです。

ウガリは鍋にお湯を沸かして、その中にトウモロコシの粉入れて、しゃもじでグルグル練って作るのだそうです。一見するとピラフ風ですが、実は蒸しパンのようだそうです。蒸しパンかぁ、子供の時にロバのパン屋さんが売りにきてましたね。懐かしい。普通は手でちぎって、指で丸めてからくぼみをつけて、そこにオカズやスープをつけて食べるのだそうです。

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本日のメニューは骨つきチキンと魚のスープ2品 とスクランブルエッグの青菜添え、焼トウモロコシと揚げパン付きってところでしょうか。すごい品数!絵をクリックして大きくしてご覧下さい。

美味しそうですね。見ているだけで豊かな気分に浸れます。トウガラシで辛くするのかなぁ、なにか独特のスパイスを使っているのかしら?

ウルムチの民族料理には、なんにでもクミンシードがどどっとかけるんで参ったことがあります。店のおやじに手ぶりで「ちょっとちょっと、ちょっとだけネ」といくら言っても大ニコニコで、「そうかそうか、もっとかけて欲しいのか」とまぶさんばかりにされてしまいました。助けちくれぇ、舌がしびれるぅぅぅ。痺れて笑ったような顔を見て、ウイグルおやじ「そうかそうか、そんなにうまいか、もっとかけてやろう!」。

さてこの幾品も並んだ料理、ささっと出てきました。料理をおやりの方には分かると思いますが、食卓に数品並べるというのはハンパなことではありません。手順もさることながら、料理する火の数がだいたい2つに限られているからです。日本では電子レンジやオーブントースターまで動員しますよね。

しかし皆さん、このエンザロ村には電気がないんです。私の沖縄に入植した村も初めは電気がなかったのですが、プロパンガスのコンロひとつで料理するというのもなかなか大変なもんでした。あ、当然のこととして、このエンザロ村にはプロパンガスもありません。

ここで、奥さんのタマーラさんにその秘密を聞いてみました。彼女はにこにこと笑いながらその秘密に案内してくれたのです。それが3番めの絵です。エンザロ・ジコというそうです。エンザロ村のジコ。さてジコとはなんでしょうか。

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エンザロ・ジコとは、どこかで見覚えのあるような土のカマドでした。焚き口が1つに火口が3ツついています。同時に3種類の料理ができるのです。絵の一番左には水を沸かす鍋が見えます。子供がお湯を飲んでいますね。

この一見なんのことはないかまどは、ケニアの主婦にとって大発明だったのです。それについては次回お話しします。なんか私の口調までも、絵本的になってきましたなぁ。

(続く)

■すべての画像は、「エンザロ村のかまど」さくまゆみ 沢田としき(福音館)から引用いたしました。ありがとうございました。

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