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2009年8月22日 (土)

Before the Flood  洪水の前に

_edited NAFTAのことを少し考えてみたいと思っています。

あ~、われながらなんてシブイというか、硬いなぁ。受けないだろうな、やれやれと嘆息。

名前からしてナフタリンみたいにプンプン匂いますが、これを考えるきっかけとなったのはやはり民主党の新農政でした。

もっとも新しい読売新聞や週刊現代の調査では、民主300超え、自民ひょっとすると100以下ということになるようです。農村部でも民主の圧勝は変わらないようです。昨日書いた豚屋さんの話でも、豚屋さん「もう閉めるぺか」とため息をついて、そして「いや民主になれば、苦しい状況も変わるかも」と話は続くわけです。

もはや民主が何を政策に掲げているのかなどということは関心すらなく、ともかく「新しい選択肢が増えた」(産経新聞」8月22日)という閉塞からの脱出感といったところが、農村の正直な声なのでしょう。まぁ、このまま自民党農政が続けば、農家は生かさずの殺さず生殺しのまま先の見えない未来が続くだけですからね。ならば、「新しい選択肢」のほうがちっとはいっかぺということです。それ以上でも以下でもありません。それほどまでに農村部はくたびれて光明が見えないのです。

Img_0195 私は、来月からくる民主党の圧倒的多数政権下で何が行われるのか、しっかりと目を見開いて見届けたいと思います。

ひとつには農家所得補償制度がどのように行われるのか、第2に農協に対してどのような政策が取られるのか、第3に、減反に対して選択制を謳った民主党がどのようにそれを実施するのか、それによる米価の下落と一番めの農家所得補償はどうつながるのか、日米FTA促進政策がどのように進められるのか、そして有機農業や地域農業に対して国策としてなにを具体的政策として肉付けできるのか、などです。

私は農家です。農家と名乗るのもおこがましいと思いながらも25年間やってきた新規就農者です。ですから、同業者を横から冷やかに見ている部分もあります。同時に地団駄踏みたくなるような気分に襲われる時も多々ありました。今は後者の気分です。

今後必ず来るであろうグロバリゼーションの津波に、どのような立場で私たち農業者が対応するのかを今からじっくりと考えておかねばなりません。そのための下準備として15年めともなるNAFTAとはなんだったのか、メキシコでなにが起きたのか、サパティスタは何を叫んでいるのかを知っておきたいと思ったわけです。

■表題のBefore the Flood は、ボブディランの記念碑的なライブアルバムから頂戴しました。

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コメント

お願いがあります。私は農政のことはよく知りません。メキシコにおける農業のBefore the FloodとAfter the Floodを概略で結構ですから、書いていただけますか。今後日本においてどういう動きになるのか参考のためにメキシコでの結果を知りたいのです。

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