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2009年10月 5日 (月)

ありんくりん先生のオーガニック・スクール 第1回       土はご飯を食べるの?

Img_0009 Q1 土はご飯を食べるの?

A あるよ、見えない口が

じゃあ、こっちも質問しちゃおうかな?ご飯をたべるには口がいるよね。土に口はあるかな?そう、キミのごはんや水を飲む口さ。でも、土が大きな口をあけてあ~んとなにかを食べていたらちょっとコワイよね。キミはぜったいにご飯を食べるよね。食べなかったら死んじゃうもん。そう、土だって同じさ、ご飯をたべなければ死んでしまう。だから口はちゃんとあるんだ。ただし「見えない口」だけどね。

庭で死んでいた昆虫の死骸はどこにいっちゃうんだろう?ボクも不思議で、子供の時に毎日庭のコオロギの死体をみていたことがある。だんだんスカスカに軽くなって、そのうち消えちゃった。

秋に森の樹の葉っぱが落ちるね。とってもきれいだ。じゃあ、ハラハラと落ちた赤や緑の葉っぱは、どうなるんだろう。え、お母さんが黒いビニールに入れて捨てているって。あ、それはなし。放っておいた場合ね、翌年の春(そう今ごろだね)にもう一度みてごらん。まっ茶色になってもう一部は黒い土みたいな色にかわっているだろう。

みんな土に溶け込んでしまったように消えてしまう。死んだ虫も、葉っぱも、犬のウンチも、イノシシのオシッコも、キミが庭に掘って隠した30点の算数のテストも(先生も昔は、よくこうやってテストを隠した。すぐバレるから別な方法がいい)、皆んなどっかに消えていく。これは土が見えない口を開けて食べちゃったんだ。みんな土が自分の栄養にして、その分ちょっとだけだけど土が太ったんだよ。

Q2 じゃあ、土には胃袋があるの?

A2 あるよ、小さな微生物が胃の代わりをしているんだ。

夏なんかちょっとテーブルに食べるものを出していると腐るよね。腐ってあたりまえ、腐らないほうが危険なクスリを使っているんだから。で、なにが腐らせるかっていうとちいさなマイリトルフレンドだ。え、ホビットくらいかって?いんや、そたら大きくねぇべ(←いきなり茨城弁かよ)。もっとズ~ッズ~ッと小っこくって、いくらキミが目がよくてもゼッタイに見えない。というより、見えないほうがいいと思う。見えたら、漫画『もやしもん』になっちゃって、フツーの人にはそこら中にいっぱいいるから、キモチがワリイってなる。

そのお名前は、チャンチャカチャーン、土中生物や、微生物っていうんだ。大きい土中生物はミミズなんかで、いっぱい種類がある。小さいのは、バクテリアといってうんと小型の生物で、だいたいが土や水の中に住んでいる。土が大きな胃袋だとすると、その中でセッセとイノシシのウンチや、犬のオシッコや、落ち葉や、キミの30点のテストなんかを食べて養分に変えている。ありがたいと思えよ。こいつらがいないと、土は養分をとれません。先生が数えた訳じゃないが、ひと握りの土には何十兆もの微生物が生きていて、それが土を豊かにしているんだ。スゲェーな。

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コメント

おっ、あたらしい表現の手法ですか。心に訴えますねぇ
このカエル一瞬カメムシに見えました。

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