有機農業支援事業を、民主党仕分けグループが廃止に追い込む!
政府の行政刷新会議は24日、2010年度予算概算要求を精査する「事業仕分け」で第2弾の作業を始めた。農水省関係では、民主党議員が中心となって06年に成立させた有機農業推進法を受け実施している有機農業総合支援事業のモデル事業部分(約3億円)など、6つのモデル事業をすべて「廃止」と判定。(日本農業新聞11月25日)
よもやほんとうにやるとは思わなかった。信じられない。今までさんざんダメ農政だと言ってきた自民党農政ですら、こんな愚行、いや、あからさまな敵対行動はとらなかった。
この農水省有機農業モデルタウン事業には茨城県の2ツの有力な地域がかかわっている。私たち行方地域と、八郷地域である。それぞれ、大変な苦労の末に推進協議会を作ってきた歴史がある。
この事業は単に 営農法人への助成金、要するに、いわゆるハコモノではなく、それを含めてのその地域の有機農業を核とする可能性を追求するものだった。
今日、農水省環境保全室に聞くと、一括審議でモデルタウン事業はスッパリ切られたのだそうだ。
内容ではなく、審議もほとんどない。
私たちがこの有機モデルタウンを作るのにどんな苦労が・・・、ああ、もういい、うちの行方ではとうぶん有機農業にはペンペン草もはえないだろう。
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茨城に思い入れのある身として、何を見て決めたのかを問いたいわ!!!。
投稿: ぶんぶんこ | 2009年11月25日 (水) 21時59分
劇場型政治だった小泉政権と似た、内容を詳しくは
知らない人達による事業仕分けという劇場型政治を
鳩山政権は取り入れました。
その事業仕分けにより廃止とされた有機農業支援
事業にて今まで小学校給食に有機野菜を出荷して
いた農家群及びその有機野菜を給食に取り入れて
いた学校側の両者が継続を希望し、大分県臼杵市
がその方向で今後模索することとしたと、今夕の
ニュースで報道されていました。
大きな国家の選択の誤りを、小さな市町村が尻拭い
をするというのは、逆転した構図でちょっとおかし
いと思いました。
投稿: 百姓の子 | 2010年2月 2日 (火) 21時33分