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2009年11月29日 (日)

蓮舫さん、あなたがしたことが どんなに重い意味を持つのか自覚しているのですか?

_edited ふっき~様、ゆっきんママ様、コメントありがとうございます。農水省は今の段階ではパブリックコメントを出す予定はなさそうです。
漢方薬の保険外の事業仕分けについては、日本東洋医学会などが署名を集めて4万通にも登る署名が集まって、反撃が開始されています。文科省は、このパプリックコメントでスーパーコンピュータ、GXロケット等の事業仕分けに有効な反撃をすることができていますので、農水省の鈍さはやりきれないですね。

有機農業支援予算廃止の事業仕分けを覆すには相当な困難が予想されます。まず、一般国民には報道すらされていません。今のところ「日本農業新聞」のみが報道しているだけで、一般紙、電波媒体ではひとことの報道すらない状況です。

これは有機農業の社会的に置かれた力関係をそのまま映し出したものだと思っています。私たちの社会的認知度はこのていどなのです。

一方、全国有機農業連絡協議会や、農を変える全国集会を中心として、各地の有機農業推進協議会が結束して行動する方向でとりまとめに入っています。

Img_0001_edited また、伝統的な民主党の支持基盤であった生協関係やデバンダ・グループ(生活クラブ、パル・システム、大地を守る会、東都生協など)にも支援を要請しており、結束して行動する方向を目指しています。

状況は非常に速いスピードで推移しており、今週の中頃には有機農業諸団体と有機農産物の産直に関わってきた消費者-流通団体の統一した反撃の第一歩が始まるはずです。この連携に成功すれば、たぶんわが国で最初の有機農業防衛のための統一された行動になるはずです。

しかしそれにしても、民主党はいとも気軽に「無駄、廃止!」としてしまった有機農業支援予算ですが、彼らは大きな代償を払わされることになることでしょう。
というのは、これらの諸団体は、先程も述べましたように都市部における強固な民主党支持母体のひとつでした。
このたびの選挙戦でも多くの民主党候補者が支援を受けているはずです。また民主党政権樹立に歓喜したのもこれらの団体の人々でした。
鳩山首相の所信表明演説を食い入るように読み、そのコピーを配布したのは、ほんの一カ月前のことではなかったのでしょうか。もう遠くのことのように思えます。

歓喜は失望に急速にとって変わられつつあります。
かねてから危惧していた「コンクリートから人へ」などのスローガンや、事業仕分けなどの派手なパーフォーマンスのみが先行して、それを満たすべき内実たる方法論が大きく欠落しているのが明らかになりつつあります。

Img_0015 すなわち個別政策論と、それを支えるべき知見の致命的な欠落です。平たくいえば、不勉強な素人集団の思いつきで国家が運営されているにすぎないのです。

だから、膨張した94兆円の予算案の帳尻合わせで、有機農業支援予算の廃止などというグロテスクなことを平気でやらかしてしまうのです。そしてこれが政権最初の有機農業政策(?!)だというのですから二重に奇怪です。

たとえば、今回の事業仕分けで,ゆっきんママさんが疑問にもたれた「なぜ無駄なのでしょうか?」という疑問に、事業仕分け人自身が答えられるのかすら果たして怪しいものです。

もし真に「公開、民主、透明」を掲げての予算の事業仕分けならば、なぜ有機農業者、それが無理ならば研究者のせめてひとりも呼ばないのですか?

全有協の金子代表や、当事者たる受託団体の有機農家(私たちもそうですが)、中島紀一先生のような専門家、あるいは藤田さんのような大地を守る会の代表のただのひとりも呼ばれない場で、なぜ強引に決するのでしょうか?ただカメラが回っていれば、テレビ中継されていれば、それが民主的なのですか?

もし、真剣にこの有機農業支援予算を廃止したいのならば、最低これらの知見をもった人々を集め、よく意見を聴取し、反対意見を持つ者からも聞き取り、じっくりと時間をかけておこなわれるべきです。

これでは事実上の弁護人ぬき裁判と同じです。いや、いつ私たちはこんな人民裁判まがいの場に引き出されるような悪いことをしたのでしょう。

しかし、一切の関係諸関係の聞き取りなし、農水省の担当官にいわせると「口を開く間もなかった」ような瞬時の間に、蓮舫議員によって「こんなものいりませんね」の一言で廃止の屑籠に突っ込まれたのです。

ゆっきんママさん、むしろ私が彼女に聞きたいくらいなのです。
蓮舫さん、なにが無駄で、どこが不必要な予算なのですか?
あなたは有機農業についてなにを知っているのですか?
民主党の有機農業政策を、仕分人たるあなたの口から教えて下さい。


そして最後に、あなたがしてしまったことがどんなに重い意味を持つのか自覚しているのですか?

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コメント

民主党は100年先まで日本の食を支える農業を考えてなどいません!
目先の農村票だけです。”俵”より”票”なのでしょう?
 
3000もある事業の内の400ばかり(15%)では国民向けのパフォーマンスに過ぎません。
 
本当に仕分けしなければならないのは
① 郵政(かんぽの宿など外国にはありません)
② NHK(受信料など払いたくない!)
③ 国会議員歳費(日本は2193万円 EUは1100万円~1300万円 韓国は791万円)
でしょうに・・・
 
これらを整理すれば最低・年5兆円の財源が確保できます。

復活させたかったら、参院選に団体から候補でも出して、民主党に永遠に忠誠を誓え、って事なのでしょう。候補公募すると2千人ほど手を挙げたそうですが、熱意があれば公認とれるかもしれませんね。

こんばんは♪
確かにそうですね・・・専門家1人の意見を聞くことも無く何がわかるの?という感じですね。
ただ最近行政に関わっていてあまりの無駄さには辟易しています。
とにかく予算を取るために色々な事物人をただただ企画し、予算を取ったからにはとにかくやりましょ!的ないい加減さにはもううんざり!(中身はどうでもいい)
なのでちっちゃな町であちらこちらで同じような事をしている。
いえ!県でも同じようなことを・・
例えば・・・子育てアドバイザーという講座、同じ県が主催する講座に他にも子育てマイスター、子育てサポーター、ファシリテーターなどがあって、同じ講師が同じ内容の話をする。
一体何を目的で、どのような住み分けを考えて企画したのか?????????
これらを1本化したらどれだけ、税金の浮くかことか!
それに、例えば講師料という名目で予算を取ったら、それがどんなに余っても、他の新しいことに使おうとしても使えない!
予算内で買ったコピー用紙は湯水のように使えるのに・・・たった15名に郵便を送ろうとしたら、ハガキ分の予算しかない!と言われる。
つまり、450円さえも予算が無いから出せないと言われる。
町にある施設はボロボロで使えない道具ばかり!
壊れている箇所、機械、足りない物が沢山!
それらは予算が無いから・・・とそのまま。
なのに、予算を取った講座は意味もなく開設しろしろ!と言う。
とにかく予算を消化することが目的。
もう行政のやり方にはうんざりです。
なので、今回の民主党さんにはかなり期待をしていたのですが・・・
そうなんですね・・
もっと専門家と練って色々な人の意見も聞いて、慎重に決めるべきですよね・・・
ありがとうございます♪

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