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2009年11月 4日 (水)

学生に伝えたいことは「農業者のプライド」

Img_0006 茨城大学・中島紀一先生の授業でのゲストスピーチがどうにか終わりました。

結果は授業アンケートからも大変に面白かったそうです。オレは珍獣か。

はじめの構想では、ちょっとアカデミックにな~んて思っていたのですが、土壇場の前日でコロリと気が変わり、思い切り泥臭くいこう、と方針転換しました。

というのは、農学部の学生というと農家出身、大根の一本も持って踊りそうな芋の煮ころがしのような連中といった気がするのですが、今まで出会った農学部生はそんなことはありません。まったくのフツーの学生さん。農業に特に知識もなければ、キミら農業って好き?って聞くと、ムニャムニャと言われそうな連中が多かったことに思い当たったのです。

後から先生にお聞きすると農学部の学生でも4年間で、現場の農業者に出会う機会などほぼないそうで、就職も農業関係は少数派だそうです。寂しいことですな。

当日は農場の仕事が押していまして、女房にごめんごめんを言いながら学校に行くようなありさまで、仕事着の汚れたパーカー、ネルシャツに作業ズボン、いかん時間がないのに着替えが見つからない。ええいままよ、これが「リアルな現場の農家様」だぁ!ゴム長こそ履き替えましたが、まんま仕事ルックのまま大学へ。

Img_0007_edited_2 レジュメはあるものの、そんなものを読んでいてもしかたがない、気合とノリこそがこの90分一本勝負(プロレスかって)を決する分かれ目です。


だいたい自己紹介から始まるのですが、今までの大学での特別講義の経験では、それをしゃべりだすと、自分でも「わらわの半生記」風になってしまい、就農前後の話などしだすと、自分でもわれながら面白くて止まらないので、こりゃ弱った。

家を作った話なんぞに入り込もうものなら、たぶん1時間、いや2時間は種が尽きません。学生も面白そうに聞いているし、いかん、こんなことをしゃべりにきたのではなっかったのだ!とあわてて修正をかけます。

そうそう、今日は「農業経営学」の時間なのであるよ。
学生諸君に、特に農学部の若者に私から言いたいテーマは実にシンプルです。農業が衰退産業であるという常識めかした迷妄を捨てろ!

一応成功のうちに幕を閉じたこの「授業」、私テンションを上げすぎて、くたびれやした。ついでに風邪ももらいました。でも若いのに語るのは楽しいですね。

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コメント

ヽ(´▽`)/よっ、待ってました!
私も聴講したかった…。珍獣のハナシ
ところで、このうまそうなお弁当の解説はないのですか?

きゃ~!
私が書こうとしていたこと・・・
余情半さんに先に書かれてしまった~!
ほんとほんと!
珍しく写真の説明がありませんが・・・?

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