クライメイトゲート事件 第2回 データー改竄で使われた方法
さて、この事件の重さは、ジョーンズ教授の率いるCRU(東アングリア大学気象研究所)の観測結果が、IPCCで地球温暖化を示す最も重要なデータとして採用されてしまったことです。
つまり、全人類が地球温暖化阻止の方向に走ったきっかけであるもっとも基礎データそのものに対する疑惑にまで発展していったのです。
では、どのうような改竄がされていたのかをみていきましょう。
ジョーンズ教授のデータの流出と同時に、同じCRUの副所長であるキース・ブリッファ教授のデータまでもが流出してしまいました。
彼のデーターの流出により、CRUが 使った1世紀の気温をグラフ化する際の核心部分のプログラムがさらけ出されてしまいました。
これが改竄プログラムです。
yrloc=[1400,findgen(19)*5.+1904]
valadj=[0.,0.,0.,0.,0.,-0.1,-0.25,-0.3,0.,-0.1,0.3,0.8,1.2,1.7,2.5,2.6,2.6,2.6,2.6,2.6]*0.75
これを解読した科学者はこう解説します。
1行目で1904~94年を5年ずつに区切り、各区間の気温(実測値)に2行目の数字を加算しています。即ち1904~24年は加算なし、1929~49年は(温暖期なので)温度を引いて低く見せ、その後は徐々に気温を底上げし1979年以降は1.95度2.6×0.75)も加算しています。
(化学者のつぶやき」)
そして、データー改竄がこれだけにとどまっていなかったことが徐々にわかっていきました。
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コメント
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温暖化が騒がれているときから、すでに、かなりの数の気象学者を含めて学者が、反対意見を言っていました。それらは、無視されて、炭酸ガスの排出権取引などが、進められてきました。温暖化を騒ぐ目的は、取引による金儲けと後進国の発展を阻止することでしょう。はっきりした科学的根拠を持つわけではないのですが、地球は寒冷化に向かっているのではないかと微風は思っています。45億年くらい前の灼熱地獄から、どんどん冷えて、今は間氷期のはずです。地球の外は絶対零度に近い寒冷地獄です。地球が冷えないはずはない。ちょっと温度が上がったって、昔よりは低いはずなのに、氷河期からの気温上昇、とくに、産業革命以降、そして、1950年代以降が急速に気温が高くなっているなどという報告は眉唾ものだと思っておりました。まさか、データの改竄までするとは思ってもいませんでした。あくどいやり方ですね。民主党もバカ者ぞろいで、25%削減などと意味の無い見栄をきっている。京都議定書だって変だと思っていたのに、これからどうなることだろう。楽しみなんていってはいけないのだろうが、事態の成り行きが面白そう。でも、結局、炭酸ガス温暖化説は、しばらく生き延びるのではないだろうか。これを間違いであったといえるほど、度胸のあるIPCCではないと思うし、そうしたくない、政治的意図がありすぎる。濱田様の詳しい検討結果を楽しみにしています。
投稿: 葦原微風 | 2009年12月13日 (日) 07時31分