« 有機の地域協議会をなんとか翔ばそうとしている 予算などつかなくとも! | トップページ | クライメイトゲート事件 第2回  データー改竄で使われた方法 »

クライメイトゲート事件 第1回  地球温暖化説に重大スキャンダル発生!

018_edited1事業仕分けをされてから、どうもやや疲れぎみです。

で、というわけではないですが、ちょっと話題を変えます。

日本の全国紙や電波媒体ではほぼ報道がされていないようですが、欧米の報道の世界では上や下への大騒ぎ的事件が勃発しています。

科学史上最大のスキャンダルに成長しようとしているクライメイトゲート事件です。Climategate、つまりクライム・気象版ウォーターゲート事件というわけが、これが今コペンハーゲンで開かれているCOP15(国連気候変動枠組条約会議)を直撃しているようなのです。

このクライメイト事件が、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の提出してきた基本データーに改竄疑惑が出たというのですから、これはおだやかではない。

ことの発端は、地球温暖化の世界的な権威者であるフィリップ・ジョーンズPhilip Jones教授(英国イースト・アングリア大学・気象研究所・CRU所長)のPCがハッキングされたことから始まります。

ジョーンズ教授のPCデーターから、千通に登るeメールと研究データーが流出し、BBCやNYタイムスなどのメディアが大きくそれを報道しました。現段階で日本のメディアの奇妙な沈黙は、旧態依然たる記者クラブ制度の情報統制下にあるのでしょうか、不思議なことです。

そのジョーンズ教授の流出したメールがここにあります。なお、このメールはハッキングという明らかな違法行為により持ち出されたものですが、ジョーンズ教授や大学当局も、メディアの追求の前にそれが本物であると認めています。

From: Phil Jones
To: ray bradley ,mann@virginia.edu, mhughes@ltrr.arizona.edu
Subject: Diagram for WMO Statement
Date: Tue, 16 Nov 1999 13:31:15 +0000
Cc: k.briffa@uea.ac.uk,t.osborn@uea.ac.uk

Dear Ray, Mike and Malcolm,
Once Tim's got a diagram here we'll send that either later today or first thing tomorrow. I've just completed Mike's Nature trick of adding in the real temps to each series for the last 20 years (ie from 1981 onwards) amd from 1961 for Keith's to hide the decline. Mike's series got the annual land and marine values while the other two got April-Sept for NH land N of 20N. The latter two are real for 1999, while the estimate for 1999 for NH combined is +0.44C wrt 61-90. The Global estimate for 1999 with data through Oct is +0.35C cf. 0.57 for 1998. Thanks for the comments, Ray.

Cheers
Phil

このメールで登場する下線部のマイクとは、マイクル・マンMichael Mannという地球温暖化を主張し、IPCCを動かし、今や世界全体を地球温暖化・CO2抑制へと走らせた先駆けとも呼ばれる人物です。

_edited1 彼の主張するいわゆるホッケースティク曲線は、彼が1998年にネーチャー誌に寄稿した有名な気象データー図からきています(*左図は赤祖父俊一博士の「正しく知る地球温暖化」による)

ホッケースティク曲線とは、ホッケーのスティクのような急激な上昇カーブを言います。

マイクル・マンの主張は、1900年頃から急激な温度上昇が見られ、これの原因を温室効果ガスとされるCO2の人為的な増大にあるとしています。これが、もはや人類規模でその阻止に走り出してしまった地球温暖化説の科学的根拠です。

そして今回流出したジョーンズ教授のメールではこれを"Mike's Nature trick"という身も蓋もない言い方をしています。これはマイクル・マンが1980年代からの上昇を最大に見せかけるために、1960年からの温度の下降を隠すデーターの改竄疑惑を裏付けています。

また、この改竄疑惑を調査した全米科学アカデミーにより、このマイケル・マンの世界に衝撃を与えたこのホッケースティック曲線図は、IPCC第4次評価報告書からは削除されてしまいました。

そしてジョーンズ教授自身が、この地球温暖化データーの改竄に加担した方法も明らかになってしまいました。それは次回ということで。

■本稿は、複数の科学者によって運営されている「化学者のつぶやき」ブログを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

|

« 有機の地域協議会をなんとか翔ばそうとしている 予算などつかなくとも! | トップページ | クライメイトゲート事件 第2回  データー改竄で使われた方法 »

環境問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/515571/46995359

この記事へのトラックバック一覧です: クライメイトゲート事件 第1回  地球温暖化説に重大スキャンダル発生!:

« 有機の地域協議会をなんとか翔ばそうとしている 予算などつかなくとも! | トップページ | クライメイトゲート事件 第2回  データー改竄で使われた方法 »