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2009年12月 6日 (日)

ツルネンさんと川田龍平さん

005_2 ツルネン・マルティさんの「日刊ツルネン」から転載します。

今週初めにメルマガで「有機支援は廃止」 と発信しましたが、その反響は大きく、有機農業関連団体や消費者団体、流通関係団体などから「有機農業推進政策支援の継続」を求める要望が届いています。
 ツルネンは、昨日行われた農林水産省政策会議で有機農業推進政策について支援の継続を求めましたが、山田副大臣から「ツルネンさんの思いはよく分かる。私も一緒にキューバに視察に行った。この「有機農業支援対策」の予算は、必ず復活させるよう、復活折衝を行う」と力強い答弁を頂きました。(これは、本日付の日本農業新聞の1面にも出ています)今後は、赤松大臣の帰国を待ち、関係各所から届いている要望書を直接届けたいと思っています。

と、ツルネンさんは楽観的な色調で書いていますが、各所からの集まった情報では、かなり厳しいということです。有機農業関係で動いてくれる与党議員は、ツルネンさんしかいませんし、残念ながら、今の民主党政権の体制の中では、ツルネンさんは失礼ながら無役の平議員でしかないからです。

民主党の平議員ほど哀しいものはありません。ただの「挙手要員」でしかないのです。国会議員が国会議員たる議員立法権は剥奪され、すべて内閣に一元化されてしまいました。
各種の議員連盟も、自民党が会長の議連
には参加できません。有機農業議員連盟も自民党の田名部さんが会長ですから、ツルネンさんも苦しいところでしょう。

地域からの陳情は、県連に一括されて、党中央の幹事長室に一元化されてしまいました。今や選挙区議員の添え書きすら禁止と通達されているそうです。これではなんのために選挙区の議員がいるのか、存在理由すら怪しくなってきます。

現在の民主党は、かつての政権前の、というより小沢一郎氏が実権を完全に掌握する以前の民主党とは別組織と思ったほうがいいでしょう。かつての民主党はカンカンガクガクよく議論をする党でした。旧社会党から旧自民党までズラリといる議員は、いい意味でも悪い意味でも、議論好きの書生のようなところがありました。

Img_0001 ですから悪く言えば、ちっともまとまらない。よく言えば極端な両サイドが振り落とされて妥当なものになっていくといった按配でした。

霞ヶ浦浄化運動で、若い民主党の候補者とお話したときも、ほんとうによく勉強していて、また行動力があることにも驚かされたものです。
ツルネンさんとは、つくば市で講演会をしたときにお呼びして、お知り合いになりました。最後の酒が入った懇親会にもおつきあい願って、実に気さくで誠実なお人柄でした。渋茶の羽織の和装が実によくお似合いでした。

自民党が万年与党暮らしでともすれば忘れがちな、えらぶらない、奢らない、草の根的な腰の軽さがかつての民主党の身上だったのだと思います。
今の民主党はどうでしょう。HIVで涙ぐましい戦いをし、今も
薬害問題をライフワークにしている無所属の川田龍平さんは、みんなの党に入るに際してこう言っています。

無所属の川田龍平参院議員(33)は1日、国会内で記者会見し、「しがらみなく医療政策などに取り組めると確信した」と述べ、同日付でみんなの党に入党したと発表した。

 川田氏はまた、民主党からも入党の誘いがあったことを明らかにした上で、「議員立法の禁止や議員連盟の加入制限など、一党独裁的な政治が行われている。自由に発言ができない」と入党を拒否した理由を述べた。さらに「薬害問題の温床は政官業の癒着だが、民主党は労組や企業に支えられ、しがらみから抜けきれない。『脱官僚』をできないことも明らかなった」と民主党批判を展開した。http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091201/stt0912011816007-n1.htm

民主党は謙虚に川田氏の言に耳を傾けるべきでしょう。硬直した権力政党になるには、まだ早すぎます。

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コメント

では何故、12月に「みんなの党」なのかとも言いたい

(゚ー゚;すみません、先ほどのコメントは私です。

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