沖縄の友人に電話をした
先日、ヤボ用があって沖縄の友人に電話をした。用件が済んだ後に、やはり「あの話」になってしまった。くだんの平野官房長官、強制収容発言以降の辺野古だ。
「ああ、そろそろ君からかかってくると思ってたよ」と彼。
「どうもな、ひでぇことになりそうだな」と私。
「まさにアキサミヨーさ。参っている奴もいるな。マジに民主党の言うことを真に受けた人も多いからね。特に辺野古現地が参ってるんじゃないか。長すぎる闘争で、いったんは去って行った人で今回こそは最後になるって言って戻って来た人もいるからね。知ってると思うが、現地は完全に賛成反対二分だぜ。親戚で立場が別れたというところだってある」
「ああ、戻ったっていうのはあの人か。本土政府に何言っても、金しか返ってこないって、顔を見せなくなった人だよな。彼が選挙勝利後にカチャーシーを踊っているのをテレビで見たよ。ちょっとホロっときた」
「本土から来ている支援組は、組織があるからいいだろうが、ああいう素の人にはこたえたろうな。闘争なんて10何年もやってるもんじゃないぜ。支援組織は財政的にもバックがあるから潤沢だろうが、受け入れる現地は普通の人たちだからね」
「(喜納)昌吉さんはどうだい」
「うん、あの人は今や雲の上の人って感じで、なかなか話をすることもできないんだ。なんせ今や小沢サンとサシで話せる唯一の沖縄人といわれてるくらいだし(笑)」
「あの人、最近また、琉球独立とか言ってるのを聞いたけど」
「うん、2カ国が承認すりゃいいとかどこからかで聞きつけて、県民投票をして過半数を取って独立宣言をするって話なようだ」
「その二カ国って、中国と韓国か、北朝鮮かだろう。いいのかオイだけど」゛
「いいわけないじゃないか。あ、ハマちゃん、オレを誤解してるかもしれないけど、今オレは、あの去年のウイグル(東トルキスタン)の虐殺事件以来、あのテの琉球独立論とは距離を開けているんだ。居酒屋独立論者とはつきあえんさ。ただそんな琉球独立を大声でぶっているのが、今や政権与党の沖縄県連会長だとなると、影響力は確かにあるよ」
「政治家昌吉さんとしたら、辺野古で勝って、その勢いで民主党の沖縄プランにある1国2制度を実現し、一種の自治州となった後に、時を見て独立宣言と考えていたんだろうがな。これで初手でつまずいたわけだ」
「まぁ、普天間問題は民意で決めるってあれだけ鳩山が言ってたのに、その民意が出たらコロリと変身するなんて、誰も想像つかなかったしね。
それにオレはあの沖縄についての民主党プランには反対なんだ。あれには外国人を大量に受け入れるという一項がある。その外国人って中国人に決まっているだろう。それに外国人地方参政権を付与してみろよ。俺らウチナンチューの居場所がなくなるって笑)ウイグルやチベットみたいになりたくはない。嘉手納基地を中国軍が使うだけの話だ」
「今後どうなると思う?」
「わかるわきゃないよ。沖タイも琉新もガックリきて怒り狂っているが、相手が自民党じゃないんでやりにくそうだね。今回の平野官房長官の強制執行発言なんか、同じことを自民党がしてみろよ。もう今頃は自民も入れて県議会全会一致で非難決議、全島集会に10万人だ。
しかし相手が沖縄の味方だと思っていただけに、手ひどく裏切られて脳震盪状態となって、先まで考えられないってとこだ。5月に向けてなんらかの動きはするんだろうが。もう燃えないなぁ。あ、ひとつだけ確かなこと。7月の参院選で、この沖縄では民主党完敗だってことくらいか。あ、こんなことあたりまえか(笑)。
ま、オレはこれでヤマトが何を言おうと、もう二度と信じられないとは思っている」
「オレもヤマトンチューだぜ」
「いやあれだけ島酒を飲んだら、ハマちゃんはもう名誉ウチナンチューだから、(笑)」
■写真 杉林の樹間から差し込む旭。
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良いブログですね
投稿: 動画大好き | 2010年1月30日 (土) 01時14分