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2010年1月23日 (土)

名護市長選のその後

Photo 葦原微風様、余情半様。温かいコメントありがとうございます。おふたりとも旅行からお帰りになられたのですね。葦原様、3週間もどこに行かれていたのですか?うらやましい。

余情半様、沖縄紀行http://kantannihasinjinai.blogspot.com/読まして頂いております。辺野古にも行かれたような。阿波根昌鴻さんの写真は、まだテントの上で微笑をたたえていましたでしょうか?普天間問題の解決を、名護市におっ被せるという「政治主導」には、なんともかともの気分です。

名護市の市長選の結果を占ってみましょう。いえ、容認派のヨシカズか反対派のススムのどちらが勝つかなどという生々しいことは、私には分かるはずもないでしょう。いずれにせよ、僅差でしょうね。

ヨシカズとかススムとかいう選挙ポスター懐かしいな。沖縄は姓でのポスターもありますが、名前だけのポスターもかなりあって、選挙投票用紙にヨシカズとかススムと書いてもまったくオーケーです。

余談ですが、今、名護で大選挙運動をやってボルテージ上がりっぱなしの喜納昌吉さんは、お父さんが有名な最近お亡くなりになられた唄者の喜納昌永さんでした。沖縄の名前のつけ方には法則があって。喜納昌永さんの門中の男は「昌」を頭につけます。
ですから、喜納昌吉なら、ああ、あの昌永さんの伜ね、と想像がつくというわけです。

さて反対派のススム候補が勝てば、わが首相は、得たりとばかりにとうぜんこれを「沖縄の民意」とし、県内移転はきわめて難しいとするでしょう。おいおい、自分の決断でやれや、と言いたいところですが、まぁあのようなペラペラとしたカンナ屑のようなお方なので、贅沢は言えません。

そして、現実にはグアムや硫黄島、ましてや伊江島への移転などありえない以上、事実上これで普天間基地移設を巡る日米交渉はワンラとなります。

そして普天間基地は動きたくても行く先がないし、米国としては東アジア、なかでも台湾有事の上で動かせない基地と判断していますから、普天間基地は現況のまま居座り続けるということになります。

では、容認派のヨシカズ候補が勝った場合ですが、「天の声」からダメと言い渡され、社民党も辺野古移転決定の場合は連立離脱を宣言した以上、カンナ屑首相は動くに動けません。結局5月という自分で作った最終期限になっても、決断がつかないでまたズルズルと、1日おきに発言を翻すという余人には出来ない得意技で乗り切ると思われます。

すると米国はシビレを切らして、向こうから交渉を家切ってくるでしょうから、普天間基地居座りとなり、結果は前者の反対派のススム候補が勝った場合とさほど変わらないということになります。

あるいは、日米関係が極度に冷え込むことは避けられませんから、その外交的な代償として、「沖縄タイムス」(1月9日)に佐藤優さんが書いているように、揺らぐ日米同盟の補強のために、集団的自衛権の強化や、自衛隊の海外派兵を即時に行うことを求められるかもしれません。

まぁ、いずれにせよ。初めから代替案など考えてもいなかったのに、米国政府と沖縄現地をここまで引っ張ってしまえば、こうなるしかないという気もします。
沖縄県民と、米国政府という必ずしも一致した利害を持つわけではない両者に対して、「トラスト・ミー」と甘い言葉をささやいてしまったツケはどこかで払わねばならないわけです。

■写真 沖縄名物チラガーの燻製。チラガーとは豚の顔の肉です。コリコリして実に美味。

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