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辺野古埋め立て案が復活! 首相は現地辺野古に赴いて謝罪することからやり直せ

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辺野古埋め立て案が復活しそうである。もはや正気を疑う。今更このような案が通るとでも思っているのだろうか。名護市長選挙で、前原大臣が「北部振興策は基地問題と無関係にする」という奥の手を切ってまでたぐり寄せた反対派市長の勝利ではなかったのか?

民主党が「県外移設」を公約して、そして名護市長選においてもこのような奥の手を使ってまでも辺野古移設案を否定してきた。一般的にはそのように思われていたが実態はまったく違った。民主党政権の真意は、「選挙目当てで困った公約をしてしまった。なにも代案など考えてこなかった」に尽きた。それはこの半年の大迷走劇の醜態で国民のすべてが目にしてしまった。

さて、名護市は西海岸と東海岸でまったく地形や経済事情を異にする。開けた西海岸は、市庁舎も立っており、大きな漁港もあり、北部経済の中心でもある。

一方この辺野古などがある東海岸は、険しい地形で漁業にも適さないし、農業をするにしても耕地が狭隘である。キャンプ・シュアブのベースタウンであるアップル・タウンはとうにゴースト・タウンだ。

このような中で辺野古3地区、つまり辺野古、久志(くし)、豊原地区を中心とする東海岸の10地区は、自民党政府の移設案に消極的賛成を取らざるを得なかった。沖縄本島のもっとも貧しい地域に、莫大な振興策というアメを与えて、替わりに人口が密集し繁栄する中部の普天間から、基地を移設することに納得させたことになる。

これとそっくりな構造は、かつて千葉県成田の三里塚でも私は見てきた。国策による巨大施設建設においてまず切り崩すのは、必ずもっとも貧しい地域からである。三里塚では、東峰地区、駒井野地区などだった。ここは開拓の土地であり、営農基盤や集落の伝統が弱かったのを狙われた。

反対同盟の中心は、菱田地区などの古くからの村だった。そして、コンクリートの滑走路の下に消えたのはこれらの古くからの村ではなく、貧しき地区だった。今、もし成田空港にいくことがあるのなら、あの巨大な滑走路の下に、いくつもの村が眠っていることを想い起してほしい。血と泥にまみれ、戦い敗れた農民がいたことを。そして死んだ三人の警官を。彼らには幼い子供がいた。

さて、辺野古3地区の出口調査では、移設容認派の島袋氏に70~80%投票しことが分かっている。また、この辺野古地区と東海岸10地区はほぼ歩調を共にして、北部振興策による交付金を3地区だけが取るのではなく、これらの地区で頭割りにしていくなどの協力体制が敷かれてきた。いわば「名護東海岸派」とでもいおうか。

基地を受け入れることを誰が好もうか?!言い方に語弊があるが、貧しき東海岸は、繁栄する中部地域を含む西海岸の「矛盾の捨て場」となったのである。そしてこの構図を作ったのは国である。

「名護東海岸派」は受け入れる条件として3条件を出した。①騒音が基準値以下であること。②安全対策を徹底すること。③受け入れ地区に対する振興策と経済補償をすること。当然すぎるくらい当然な要求である。そして13年間もかけた話あいと合意の積み重ねがあった。

それを一瞬にして壊したのが今の政府である。しかも、振興策を基地問題と切り離すとしたことで、西海岸は色めき立った。要するに「賛成しようが、反対しようが金はくれるんだ」ということだ。そして反対派市長の誕生につながる。
名護市西海岸と東海岸の間には、言いようのない溝が出来たのである。

鳩山首相は、「県民のお気持ち」と言う。ならば辺野古3地区の、いや東海岸10地区の人々の苦衷を一度でも心にとめたことがあるのか。いままで一度として政府関係者が現地に足を運んだことがあるのか。辺野古野人々と話をしたことがあったのか?

覆った盆は元に戻らない。かつては県-名護市-現地は消極的合意に達していたが、今やその構図は影も形もない。あるのは本土政府の背信行為に対する怒り、ただそれだけである。


人の心を弄ぶのはやめろ。欺瞞に欺瞞を重ね、言い訳ばかりがうまくなった首相に、人の心があるのか?もし人の心が残っているのなら、現地辺野古に赴いて謝罪することからやり直せ。

[資料]辺野古浅瀬案を米側に提案へ 普天間移設で、政府が苦肉の策
産経ウェッブ 2010.4.17

 
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、政府が米軍キャンプヒュアブ(同県名護市辺野古)の南方沖の浅瀬に滑走路を建設する「浅瀬案」を検討、米側に提案する方向であることが16日、分かった。政府が検討してきたシュワブ陸上案と鹿児島県・徳之島を組み合わせる移設案は、米政府や地元自治体が難色。米側の理解を得られそうな浅瀬案での事態打開を模索するが、「公約違反」である上に社民党の反発は必至で、与党内調整は難航しそうだ。

 浅瀬案は、辺野古沖の浅瀬を埋め立てて1500メートル規模の滑走路を建設する案だ。かつて米側の主張をもとに日米両政府で検討したが、断念した。今でも米側が容認する可能性が高く、現行案などに比べ工費が安価だとされる。ヘリコプターが住宅地の上空を飛ばず、騒音問題や危険性を回避できるメリットがある。

 鳩山由紀夫首相は依然として「県外移設」案を完全に捨てたわけではないが、シュワブ陸上部に600メートル級のヘリ離着陸帯を造り、可能な限りのヘリを徳之島に移す政府案は、米側が拒否する姿勢だ。地元住民や社民党も反対しており、合意の可能性は小さい。

 このため、政府・与党内では米国と地元、連立与党が合意する「5月決着」は絶望視され、このままでは普天間飛行場が継続使用される最悪のシナリオが現実になる。浅瀬案は「移設問題を何とかソフトランディングさせる」(政府高官)ための苦肉の策だ。  産経ウェッブ 2010.4.17 01:30

■写真 今日の春の雪でをかぶったホトケノザ。もう今日はさんざんの仕事でした。

■追記 などと書いたら、わがルーピー氏の言説が伝わってきました。ほんとうに芯から腐っています、この人。もはや政治家がどうというより、人間としてかなり問題があります。

鳩山由紀夫首相は16日、国会内での地元後援会関係者との懇談で「普天間なんて皆さん知らなかったでしょう。それが国民の一番の関心事になること自体、メディアがいろいろと動きすぎだと思う」と述べた。沖縄の米軍普天間基地の移設問題を軽視しているとも受け取られかねない発言で、反発が広がる可能性がある」
日経電子版

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コメント

沖縄の声は全然違うよ。辺野古、久志、豊原住民の70%は移設に賛成。反対は中国のPR誌「沖縄タイムス」「琉球新報」http://www.nicovideo.jp/watch/14315139060

投稿: | 2015年5月14日 (木) 09時52分

名無しさん、そのとおりです。 私は、そのことを長年ずっと書いてきた本土の数少ないブロッガーだと自負していますが。第一この記事、5年前のです。最近のも読んでね。

投稿: 管理人 | 2015年5月14日 (木) 10時40分

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