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2010年4月14日 (水)

地球温暖化=CO2説の公開討論の場を作れ!

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今週号の週刊新潮に、「地球温暖化を眉唾にした世界的権威のデータ捏造?!」という記事が掲載されました。内容的には薄い内容で、私のいままで書いてきた記事をお読みの方には、知っていることばかりです。
しかしそれは週刊誌の宿命としてあきらめることとして、ようやくクライメイトゲート事件が報道されたのか、という感慨はありました。

どこかで編集者の花田紀凱(かずよし)さんが、「どうして日本ではクライメイト事件がどこにも報道されないのか不思議だ」と書いていましたが、まさにわが国特有の異様な風景ではあります。

というのは、環境立国をうたうドイツの世論調査でも、06年の調査で「地球温暖化は怖い」と回答があったものが、現在では「怖くない」が58%にまでのぼっています。つまりドイツでは地球温暖化が怖いと、ほんとうにそうなのかしらという人がほぼ拮抗してしまったことになります。

昨年冬が全米や欧州一帯を覆う記録的大寒波で多数の凍死者まで出る騒ぎで、COP15が開かれたコペンハーゲンから帰るオバマ大統領もヘリを使えず、陸路を使ったほどでした。

現場で観測している気象関係者は、単純に地球気温が上昇しているとは言っていないはずです。世界の主要都市の気温上昇など見ても地球温暖化を知ることは出来ません。ヒートアイランド現象が関わってくるからです。ですから地球の温度上昇を計る目安となっているのは、地上5000メートル~6000メートル上空の気温変化と極点の温度データです。

ところがこれらは98年に一度上昇をみただけで、むしろ低下傾向にあります。また、年ごとの気温変化はその年の気象状況の「揺らぎ」であるエルニーニョ現象や北極寒気団に原因することが多く、単純に地球温暖化=CO2説ひとつで説明することのほうがむしろ難しいと思われます。

そもそも気象、しかも地球規模の気象はパラメータが多すぎて予測することも難しいことですし、既に起きたことを分析することですら簡単ではないのです。それは一カ月の長期予報すらよく外れることを思えばお分かり頂けるかと思います。それをこともあろうに、100年先まで何度の単位で気温上昇を予測できるということのほうが、一種の大ボラというもんではないでしょうか。

世界の人々は一時の地球温暖化パニックから冷めると、なんかなぁ~と思い始めたようでした。この私もそうです。一昨年くらいからなんか怪しいな~と思ってきていた時にこの衝撃的なクライメイトゲート事件が発覚したのです。

09年12月9日には全米ネットのCBS、次いでCNN、12月20日にFOXと相次いでクライメイト疑惑を報道しました。ついにタブーの重き栓はきしみだしたのです。

地球温暖化CO2説は、単なる学説でしかありません。しかも有力な反証があり、未だ定説とはなりえていない「説」にすぎません。それをアル・ゴア氏のように、「科学者の出番は終わった。これからは政治だぁ!」という牽強付会な「政治」の力によって歪められていきました。

そして今や、地球温暖化説は「政治」につきものの、誇張的宣伝、異説に対する攻撃、そして利権追求の場になってしまっています。COP15では、各国の思惑入り乱れての国際的政争の場と化したことも記憶に新しいことです。

しかしクライメイト事件が発覚してもなお、火元のIPCCは「フィル・ジョーンズ教授はデータを作為したかもしれないが、他のデータはそれが正しかったと証明している」と言い張っています。

さてこれは困った言い方ですね。
フィル・ジョーンズ教授はクライメイト疑惑で流出したメールを「自分の書いたものだ」と認めているのですよ。その中には明瞭に捏造を指示する部分もあり、その捏造プログラムもそれを実行した共謀者の名も明らかになっているのです。

そして発覚するやいなや、原データの破棄までするに至ってはグレイゾーンというより真っ黒ではありませんか。科学者の世界ではこんなこと許されるのでしょうか?こんなことを世間一般では証拠隠滅と呼ぶのです。

いままでIPOCCは「厳密な査読をしたデータのみを論拠にしている」と言いつづけてきました。しかしその実態たるやこのざまです。
生データを改竄して温度上昇をしたかに見せかけ、寒冷の温度データが出る気象ステーションは廃止し、高く出る大都市に偏った気象データを都合よく使いました。そのあげくは、追及の手が伸びそうになれば、証拠隠滅に走る。これが「世界的権威」フィル・ジョーンズ教授らがしたことです。

この「世界的権威」が、査読マフィアまで作って懐疑派を排除して作ったのがIPCC第4次評価報告書でした。これでは次から次へとボロが出て当然です。

私たちは素人です。気象学者でもなければ科学者ですらありません。だからこそ事実を正確に知る権利があります。そのためには、拙速にI地球温暖化対策法案などを作る前に、開かれた公開の場でじっくりと討論しても遅くはありません。

NHKはいままでさんざん地球温暖化パニックを煽った責任をとって、このような公開討論の場を提供すべきです。もう疑問の声を「地球環境の敵」として押し潰すだけの時代は終わったのですから。

■NHKは数ある媒体の中でも、プロパガンダのていどがひどいメディアです。これについては旧ログをご覧ください。
●「地球温暖化についてかんがえてみよう 第7回 なぜ煽るかマスコミの謎」
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/6-5c19.html

■なおクライメイトゲート事件そのものについては第1回~8回まで連載しております。第1回は以下です。
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-146d.html

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コメント

アメリカでは脅威派と懐疑派で戦争状態になっています。
日本と同じように、脅威派は相変わらず科学的な議論ではなく政治力で懐疑派を潰そうとしていますが、さすがにここまで大きくメディアで取り上げられると今までのようにはいかないでしょう。

日本も学会の中枢が脅威派で占められていますから大変でしょうけれど、メディアがもっとしっかりしないと・・・

私が科学が好きなのは、紆余曲折を経たとしても最後に真実が認められるからです。

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