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宮崎口蹄疫事件 その11   なぜ韓国ルートが感染ルートだと宣言しないのか?

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感染地域は「みやざき」様の報告のように拡大を阻止できていません。殺処分対称は30万頭を超えましたが、たぶん・・・このような数では済みますまい。

ところでこの宮崎口蹄疫パンデミック事件で謎なのは、いっかな感染ルートの情報が農水省から出て来ないたことです。なぜ、発生1カ月もたって感染ルートが特定されないのでしょうか?テレビに出る防疫学者も、「今は抑えることで、感染ルートの解明は後回しです」というようなことすらいいます。

正直に言って、防疫学者の言うこととは思えません。感染ルートの特定は、防疫戦略を作るための基礎情報なはずです。宮崎県内で戦っている畜産農家のみならず、全国の畜産農家や防疫関係者が今すぐに知りたいことです。

県外に飛び火する可能性が大いにあります。例えばわが茨城県には茨城空港で直接にインチョンと結ばれており、その場所こそが韓国口蹄疫の発生現場なのです。

A農場が100例隠したという情報が宮崎の地方紙に乗っています。これは農水省の情報では確認されておらず、これが真実ならば、えびな市ルートはここです。またここから感染の疑いのある牛が県外へ出荷されてしまったという情報すらあります。

同じく第1例の浸入ルートには多大な関心がありますが、これは韓国ルートを確定したいからであってD議員がどうしたのなどの政局絡みのことは私にはどうでもいいたとで、韓国ルートであること、そして人を介して浸入したことを知りたいのです。

口蹄疫は、①A, ②O, ③C, ④アジア1,⑤ー⑦南アフリカ地域 (SAT) 1, 2 、3にわけられます。今回は、A型からO型へのシフトがあった中国、香港、韓国のタイプです。韓国のウイルスタイプとの同一性は98.59%、香港とは99.22%です。発生時系列から見ても、ほぼ韓国・香港タイプであるとみていいでしょう。

口蹄疫ワクチンはこの「株」がちがうと効果はありません。現在打たれているのはO型ですが、ならば、はっきりと農水省の防疫関係者は韓国ルートと認識しているはずです。

だったらはっきりと韓国ルートと宣言して、韓国との交通、特に韓国からの人の防疫体制を厳重にすべきであることを、全国の畜産関係者、行政に呼びかけるべきです。

■追記 この記事において中国⇒韓国⇒日本を感染ルートといたしましたが、新たな情報の提供をいただき、疫学的に誤りの可能性が高いと思われます。この回の次の次の回をご覧ください。(5月27日記)

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口蹄疫問題」カテゴリの記事

コメント

とうとう200例まで拡大しました。
小生の主観です・・・
①口蹄疫は人間には影響が無い。との事ですが、
牛など偶蹄類のような症状は出ないにしても、感染地域の空気中にはウイルスがかなりの密度で漂っています。人間の呼吸器に入ったウイルスは消毒のしようがありません。自動車のタイヤや人被服は消毒できても肺の中までは無理です。試験場の豚はSPF豚との事であり、通常豚舎に入る時はエアシャワーが設備され着衣は全て着替えシャワーを浴びないと入る事はできません。そんな防疫体制が整い徹底している豚舎でも発生したと言う事は、人間の呼気からの感染しか考えられません。様々な課題はあるでしょうが、感染畜の一刻も早い処理が望まれます。時間が経てばたつほど感染拡大するでしょう。
海外の報告では、感染畜の牛乳を「生」で飲んだ場合、特に年齢の低い子供では、症状が出る事もあります。日本国内では、生の牛乳は流通していないので、市販の乳製品は、何の問題も無いと考えられます。
②49頭の種雄牛の処分を特例的に経過観察したい。と知事が国に要望している件について・・・・・
畜産関係者である小生の意見ですが、今は感染拡大阻止が最優先課題です。100年かけて改良・育種してきた宮崎県の財産である事は理解するも、優先順位は拡大防止の次のレベルです。
終息後落ち着いてから、100年かけて作り上げてきたものを、20年や30年で現在のレベルまで作り上げる事は可能です。(もしかしたらもっと短期間でも可能かも知れません)幸いに宮崎の遺伝子は全国に散らばっています。それらを活用し受精卵移植など最先端の技術を用いれば、そんなに時間をかけなくても可能となるでしょう。潔く処分し早期終息の暁には、全国の和牛生産者が一致して、再建に協力・支援するものと思います。
例えば、若雌牛に宮崎県由来の種雄牛を用いて作成した受精卵を移植し、妊娠した状態で宮崎県に導入する。(国の対策で導入費を支援、あるいはリース的な方法で)
こうすれば、分娩後子牛を販売可能だし、雌子牛であれば自家保留する事もでき、頭数的にも回復が早くなります。
また、それより時間は掛かりますが、受精卵を提供する事も現実的な方法と思います。
知恵を絞れば早期再建する方法は出てきます。
今は早期終息の為にあらゆる対策をする事を優先してください。とにかく頑張れ!!しか言うこと出来ません。

投稿: 北海道 | 2010年5月25日 (火) 14時27分

追伸
「口蹄疫」は人に感染するか?について参考となるものを見つけましたので、興味のある方は参照下さい。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf99ad.htm

感染するかしないか?との疑問に対して正確には「感染はするが症状として現れるのはまれで、ましては致命的なものでは無い」と言った所です。
ただ、人間がキャリアーとなる事は十分考えられる事である為、入国に際してはアメリカの様に入国前に家畜に接したか?入国後接するのか?なども確認する必要があるものと考えます。

投稿: 北海道 | 2010年5月25日 (火) 16時44分

①5月24日現在埋却地確保状況:県全体74%(川南  77%、高鍋36%,新富39%,木城77%)
②ワクチン接種:5月24日時点98%終了(95,587頭)
③10km~20km圏内牛食肉処理、5月26日からのスタート見送り。都農処理工場(60頭/日)処理後の残渣処理に都城の施設まで運搬しないと処理出来ない。都城側が感染拡大の恐れが有り、難色。現在の残渣処理方法では再開不可能。
*ワクチン接種の中で日向市側は5月23日で最初に終了させている。
④えびの、清情性検査進行中・・・。5月26日で完了。

発生件数209件(牛19,720頭、豚128,159頭)に・・・

投稿: みやざき | 2010年5月26日 (水) 07時07分

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