速報!半径10㌔にワクチン接種し、全頭処分へ! 獣医官僚の中途半端な防疫方針
ようやく私の主張が半分取り上げられたことになる。一定評価したい。半径10㌔ワクチン接種をし、その後に全頭処分し、政府が買い上げるとのことである。これはワクチン投与をしてウイルスを抑えながら、かつ「清浄国」の地位を保ち続けるために殺処分をするという折衷案的方法である。いわば燃え盛るパンデミックを止めたい獣医官僚のいかにも考えそうな妥協の産物であるといっていい。
現地からの生情報ではもう新富、西都にまで飛び火している以上、相当に悲観的にならざるをえない。しかし、しないよりはましである。
このような「宮崎県に責任」論は、このパンデミックが終わってゆっくり徹底的に法廷(たぶんそうなると思うが)でやってほしい。
感染1例目が確認された都農(つの)町。牛40頭を飼育する永友浄さん(65)方は感染を免れているが、全頭殺処分には賛成という。連日、消毒などの防疫作業に追われるが、感染の広がりを見ると「どれだけ意味があるのか」と絶望的な気持ちにもなる。「全頭処分してゼロからスタートした方がいい」。その一方で「初動態勢が遅すぎたから感染がここまで広がった」と国の対応を批判した。
感染確認が最も多い川南町で、飼育している牛76頭に感染の疑いが出た江藤民子さん(65)は全頭処分には反対の立場。「これ以上殺処分の頭数が増えると、埋却処分の遅れに拍車がかかる。牛は出荷までに年月がかかるので、感染していない農家は簡単には受け入れられないだろう」と他の農家を気遣った。
川南町の蓑原敏朗副町長は「現時点で国からの連絡はない」としたうえで、「ワクチン投与が決まれば、農家の方々に粛々と説明するしかない。ただ、殺処分される牛や豚の補償など具体的な経済支援策がない限り、説得は難しいと感じる」と話した。また、都農町対策本部が置かれた産業振興課の酒井雅彦課長は「地元農家の意見を十分に聞くしかない」と話した。
県内最大の畜産地で、感染が確認されていない都城市。豚6000頭を飼育する石原政孝さん(36)は「全頭処分もやむを得ないが、対応が遅すぎる」と批判。「1例目が確認されたころから1キロ圏内の家畜を全頭処分するべきだと訴えてきた。ここまで拡大するとどこまでワクチンを打てばいいのか分からないのではないか。どこまで感染が拡大しているのかきちんと見極めてほしい」と話した。
5月19日11時44分配信 毎日新聞
今やっと公式コメントとして言われている「ワクチン緩衝帯」も緩衝候補地が宮崎に無くなってしまいます。野尻への疑いが疑いだったらよいのですが検査をした先生、どうなんですか?明日の結果待ちだったら、明日まで目と鼻の先にある非汚染地域は、通常の動きをしてしまいます。
従いまして、信憑性においてウラが取れた情報とはいえませんが、感染がしにくいと思われる山の中にある水牛農場でなぜ発生したのか、という謎を解く一助になると思ってあえて転載いたします。信憑性に疑問符がつくということを念頭にお読みください。追記/本情報は疫学的に間違っています。また第1例農家も非常に迷惑をしています。削除しようかとも思いましたが、未だネット上で流れているようなので、あえて誤情報ということの警告でそのまま掲示しますのでご了解ください。
この酪農家は知り合いで俺も何度か見に行った事がある。
研修生は韓国京畿道州抱河市西域から。昨年から口蹄疫が発生している地域。熊本の酪農家はこれを断った。
宮崎2区のJICA出身のD議員、地元宮崎での受け入れを要請。
宮崎2区のJICA出身のD議員、地元宮崎での受け入れを要請。
宮崎のある程度の規模の所は当然断った。そこで目を付けたのが都農の水牛チーズ農場。この農場は東京のお店でイタリアンのお店で働いてた人が立ち上げた農場。俺も熊本でチーズ農場をやってる友人のつてで親交があり、何度も一緒に飲んだ事がある。
4月10日にこの農場の近くの和牛農家で口蹄疫と疑われる症状が発生。動衛研で検査したところ口蹄疫と確定。
20日に口蹄疫発生と発表。
この農場と行き来のあった農場を中心に広がり川南で多発、国内最大手の直営で発生。同系列のえびのの委託農場に感染。この農場は『保証金目的でわざと口蹄疫を出した』
とか言われてますが、それはないwこの会社とも付き合いはありますがえびの農場は比較的成績の良かった農場。わざわざ潰さないと思う。
後、『水牛が元々持ってた』という噂もありますが、ちゃんと全頭家畜としての
導入検疫を受けてます。導入時は口蹄疫も陰性でした}
« 宮崎口蹄疫事件その8 種牛まで処分された! 空気感染によるパンデミックが始まっている | トップページ | 宮崎口蹄疫事件 その9 家畜に「感情移入」できない者にこの事件は語れない »
「口蹄疫問題」カテゴリの記事
- 石が流れ、葉が沈む 東国原氏当選、山田正彦氏落選の明暗について(2012.12.20)
- 家伝法の改革は必要だが、東国原氏に言われたくはない(2012.04.22)
- ありがとう、宮崎!(2012.04.21)
- 「事故終息」とは冷温停止のことではなく、住民が安心して戻ることだ(2012.03.02)
- 早川由紀夫氏、大学から訓戒処分を受ける。 学問の名に隠れての言論テロは許されない(2011.12.10)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 速報!半径10㌔にワクチン接種し、全頭処分へ! 獣医官僚の中途半端な防疫方針:
» 県民性で9割決まる?(別冊プレジデント) [小浜二郎のニュースご意見番]
先ほど、コンビニで「増刊プレジデント」という雑誌を立ち読みしてきました。この雑誌の特集は、「県民性大公開」的なもので、20代〜60代のビジネスマン2000名に対してアンケートを取り、集計したようです。表紙に出ている大きな見出しは、『出世・結婚お金は「県民性」で9割決まる』というものです。2000人と聞けば多いような気もしますが、都道府県は47あります。単純に割り振って、1都道府県... [続きを読む]
« 宮崎口蹄疫事件その8 種牛まで処分された! 空気感染によるパンデミックが始まっている | トップページ | 宮崎口蹄疫事件 その9 家畜に「感情移入」できない者にこの事件は語れない »
最近のコメント
- 山路 敬介(宮古) on アサド政権陥落、トルコとイスラエル
- 宜野湾より on アサド政権陥落、トルコとイスラエル
- ねこねこ on アサド政権陥落、トルコとイスラエル
- 山形 on アサド政権陥落、トルコとイスラエル
- 中島みゆき on アサド政権完全崩壊
- 山路 敬介(宮古) on アサド政権完全崩壊
- 山形 on アサド政権完全崩壊
- 山形 on アサド政権完全崩壊
- 山形 on 速報 弾劾決議案廃案
- 山形 on 日曜写真館 夕焼けてみんな詩人になりたがる
口蹄疫は昔からある家畜の病気で、日本でも珍しい病気ではありません。各県にある畜産組合で発生した場合の危機管理はマニュアルができているのではないのですか?なんでも行政頼りで役所の指示がないとアクションを起こせないのですか?人手不足など最初から分かっていたことではないですか。民間の企業であれば例えば、地震や台風で工場に大きな被害が出た場合どうするか、普段から決め、対応策を決めてます。行政の援助等、全く当てにしてません。何故、同じ事が農家あるいは組合にできないのですか?常日頃、行政の保護と補助金に頼りっぱなしの経営だから自分達の知恵を絞る習慣が付いてないのでは。
政治家の圧力があったから汚染地区の韓国人を受け入れたとの記述がありますが、危険と思うならあくまでも拒否すべきで、責任転嫁としか思えない。それとも議員の要請を受け入れざるを得ない弱みでも有ったのでしょうか。
投稿: ほんだ | 2010年5月19日 (水) 19時50分
どの位の命が有る(有った)のか・・・4月29日設定時点の制限区域内(10km・20kmの中のみ)。その後の拡大後の正確な数字では有りません。
①児湯・日向地区(西都・高鍋・新冨・木城・川南・都農・日向・美郷)
酪農57戸で2,678頭・和牛繁殖1,065戸で13,881頭・牛肥育80戸で31,003頭・養豚130戸で212,625頭 地区合計1,332戸で260,187頭
②西諸地区(小林・高原・えびの)
酪農58戸で2,391頭・和牛繁殖1,119戸で10,143頭・牛肥育68戸で29,181頭・養豚101戸で71,139頭 地区合計1,336戸で112,854頭
統計や金額じゃなくて、こんなに沢山の命が左右されている事態なんです。
投稿: みやざき | 2010年5月19日 (水) 20時25分
濱田様へ
口蹄疫で検索してたらこのブログにたどり付いたのですが、いろんなページの写真、本当に綺麗ですねぇー!どれも緑が鮮やかですばらしい!自分のデジカメは眠っているのですが、明日引っ張りだして撮ってみようかなぁー?という気にさせてもらいました。
投稿: ポン | 2010年5月19日 (水) 20時41分
どの位の命が有る(有った)のか・・・4月29日設定時点の制限区域内(10km・20kmの中のみ)。その後の拡大後の正確な数字では有りません。
①児湯・日向地区(西都・高鍋・新冨・木城・川南・都農・日向・美郷)
酪農57戸で2,678頭・和牛繁殖1,065戸で13,881頭・牛肥育80戸で31,003頭・養豚130戸で212,625頭 地区合計1,332戸で260,187頭
②西諸地区(小林・高原・えびの)
酪農58戸で2,391頭・和牛繁殖1,119戸で10,143頭・牛肥育68戸で29,181頭・養豚101戸で71,139頭 地区合計1,336戸で112,854頭
統計や金額じゃなくて、こんなに沢山の命が左右されている事態なんです。
投稿: みやざき | 2010年5月19日 (水) 20時48分
現在川南地区の発生地点の防疫が少し変化が見えて来ました。川南地区の既発生区域の中で未だ殺処分出来ていない発生点への処理班集中を薄めて、新富・西都など新たな発生地点への優先処理を進めています。これが間に合うと良いのですが・・・。
今回のワクチン接種についての疑問。既に発症している10km圏内の全家畜に接種するよりも、制限20kmか制限10km円周の周りの家畜に接種する方が拡大を防ぐ壁を作る意味で有効なんではないのでしょうか?今日から接種したとして、もし明日新たに範囲が拡がった場合どうするのでしょうか?19日時点の新たな発症状況が気になります。
また20km地点の家畜を食肉処理って、ト場へ搬入するという事ですよね。汚染地域にあるのは2ヶ所だけですよ。約1,800頭/2ヶ所/日の処理能力だけです・・・。また時間だけがかかってしまいますよ!鹿児島が見えて来てます。頑張れ!みんな!!
投稿: みやざき | 2010年5月19日 (水) 23時36分
私は北海道で酪農畜産に携わっているものです。宮崎県の口蹄疫発生や感染拡大について、国や県など行政の初動対応の遅れがマスコミや国会でも批判されています。仮に1例目や2例目が発生した段階で5㎞~10㎞以内の牛や豚に対して「ワクチン接種後殺処分」の対策を決定したとして、それを非発生農家が受け入れるでしょうか?99%の農家は受け入れる事はないでしょう。農家とはそのようなものです。(家畜に対する愛情も当然あります)
いくら「防疫」を呼び掛けても、実際に自分の身に起きないと真剣にはならないものです。そして結果として、「行政が悪い、JAが悪い」と言うものなのです。自分の牧場は自分で守る!!これが基本ではないでしょうか?
「牛1頭60万円の手当金を出す」との政府の決定を受けても、「この牛は300万円以上出されても売らない」と言うのを簡単に殺処分前提のワクチン接種を受け入れるでしょうか?政治も結果責任が問われますが、マスコミも普天間問題で華々しくニュースをながしていましたが、事業団の種雄牛処分から一気に口蹄疫にシフトしました。批判をすれば視聴者受けが良いのかは分かりませんが、もっと冷静に情報を提供してもらいたいものです。また、有識者もコメントを寄せいていますが、批評だけで具体策は何も話しません。
残念ですね。批判の対象者や悪者を作り集中砲火しても何も解決できません。
新型インフルのときの成田空港の対応を批判するコメントもありましたが、とにかくウイルスによる伝染病は「最悪を想定しての対応」が絶対に必要です。やりすぎ・・・と見えるくらいで丁度良いくらいだと思っています。その事を最初にしなかった事が残念でなりません。
今は、ワクチン接種そして殺処分、埋設を早期に行い感染拡大防止を最優先で実施、清浄化する事を祈っています。後は農家の再建に向けての支援や、今回の発生を教訓にしてマニュアル及び家伝法の見直しを着々と進める事が重要だと思います。
投稿: 北海道 | 2010年5月20日 (木) 17時55分
資料3の韓国からの進入を示唆する資料について疑問があるのですが。
現在国内で確認される口蹄疫ウイルスはいずれもO型で、同時期に韓国で蔓延していたものと同じ型です。
しかし、資料中にある1,2月ごろに韓国で発生していた型はO型とはことなるA型です。
O型の発生時期は日本も韓国もほぼ同じですので、おそらく別のたとえば中国から日本、韓国の両方に進入したと考えるべきではないでしょうか。
投稿: やまおか | 2010年5月27日 (木) 11時35分
サンデー毎日(6月6日号)に水牛農家の記事が出ています。
http://mainichi.jp/enta/book/sunday/
宮崎・口蹄疫禍 発生源と名指しされた水牛農家「大反論」
牧場主、従業員共に韓国人など外国人との接触は一切なく、飼料もアジア産の稲ワラを使った事はないそうです。
第1発症という事で、事実無根のデマが飛び交い、ご家族共々苦しんでらっしゃるそうです。
投稿: さち | 2010年5月27日 (木) 19時57分
はじめまして、
水牛が導入時の検疫でシロであれば、誰かがウイルスを運び込んだということになります。噂のことは別として(デマだと思います)、この牧場は色々なメディアによる紹介があり、HPで情報発信していましたから、一般市民の見学もかなりあったのでは、と想像しました。しかし、その防疫をしっかりやっていたのであれば、残るは野生動物、具体的には鹿がキャリアであった可能性が考えられます。
我がブログで具体的に情報を出していますので、ご覧下さい。水牛牧場に近い、尾鈴神社近くの牛の放牧場を昨年見ていますが、フェンスの外は鹿だらけでした。
川南の町議のブログで、1週間近く前だったと思いますが、町内の豚舎に鹿が2頭現れて、様子がおかしいので猟師が射殺して、検体が動衛研に送られたはずです。結果がどうなるか注目していますが、いまだに発表がありません。陰性事例は農水HPでは示されませんので、単なる陰性だったかもですが、気になります。
野生の鹿集団については農水省も県もあえて眼をそむけているみたいです。出てしまえば、清浄化の対策が無理筋となるのは明らかです。環境破壊林業で鹿の集団を全県的に爆発的に増やしているからです。
畜産農家が山中に大規模に展開されてきた結果、野生動物集団がすでに持っていた(黄砂?)ウイルスと家畜との接点ができた結果かもしれないと想像しています。鹿の感染歴を調べる疫学調査が必須だと考えていますが、私の提案は行政に無視されています。普段から役人の悪口を言っているため、相手にしてくれないのかもしれませんが。
投稿: beachmollusc | 2010年5月27日 (木) 20時44分
very good information you write it very clean. I'm very lucky to get this information from
you.
投稿: Christian Louboutin Shoes | 2010年6月 4日 (金) 20時27分