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宮崎口蹄疫事件 その27  口蹄疫解決まで政治休戦し、参院選を延期してください! 酢の口蹄疫に対する効果

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首相が宮崎県を訪れました。現地まで足を運んだことはいいことです。「国家的な危機」という位置づけも述べたことも前進といえましょう。完全に1カ月遅れ、周回遅れではありますが、いままでの赤松前大臣、鳩山前首相の無為無策から比べれば、遅まきながら国が本腰を入れるのかという淡い期待をもたせました。

首相が決意を込めて「国家の危機」というならば、口蹄疫の解決宣言が出るまで、参院選挙を延期し政治休戦をしてください。、選挙が今の宮崎県で出来る状況なのかどうなのか、常識で判断をしてほしいと思います。

選挙戦ともなれば、無数の選挙用車両が走り回ります。特に参院戦は比例区がありますから、県をまたいで宣伝カーが走り回ります。マスコミ車両も同じように県を超えて追いかけることでしょう。

口蹄疫をまじめに考えている者にとって悪夢のような風景です。たぶんこの参院戦で、鹿児島県などの他県に口蹄疫ウイルスが持ち出されると思います。そうなった場合の損失は・・・かんがえたくはありませんが・・・優に1兆円を超えて拡大し、南九州全域の畜産を壊滅状態に陥れます。

2001年の英国口蹄疫のパンデミック時には、労働党政権のブレア首相は、1カ月間先に議会選挙を延期しました。これが良識、コモンセンスというものではないでしょうか。

今、選挙を急ぐ理由はなにもないはずです。郵政法案も衆院で強行採決したが、参院の成立は放棄し、廃案となりました。
今、政権が通したい重要法案は目白押しであり、むしろ会期を延長することのほうが、民主党にとってもよいはずです。巷間伝えられるように支持率が冷えぬうちになどという、話にもならない理由で政治判断をしているのなら、ほんとうに大馬鹿者としか言いようがありません。

野党と政治休戦をし、口蹄疫解決まで参院選を延期してください。もし、どうしてもやるのだというなら、児湯郡全域とその周辺市町村、えびの市、都城市、日向市、宮崎市全域とその周辺地域、及び宮崎県と接する鹿児島県北部地域には、宣伝カー、マスコミ用車両の立ち入りを禁止してください。

それも出来ないというなら、いちいち消毒ポイントでウイルス防御衣を着たり脱いだりするのは大変でしょうから、防御衣を着たままで7月の炎天を走り回っていただきたい。そうすれば、今この時期にこの「戦場」でのんきに選挙などやることの愚かさが身に沁みてわかることでしょう。

                  ~~~~~~~

            ■口蹄疫に対する酢の効用について 

「さくら」様。「みやざき」さんが答えてしまいましたが、まぁあのとおりです。いちおう私からもお答えすれば、口蹄疫に対しての酢の防疫効果についてですが、結論から言えばあります。ただし、これを消毒の主要な防疫資材には出来ません。あくまでも、家畜を楽にさせてあげ、家庭や人が集まる場所にウイルスを寄せつけにくくする補助資材的な働きです。

東京農工大の白井淳資教授は、「日本農業新聞」の中でこう書いています。
口蹄疫ウイルスは、ph5~6で死滅します酢はPH3という強酸性ですから、これを千倍に希釈しても,PH4ていどとなり効果を期待できます

ビルコンなどと違って口に入れても安全な食品ですから、家庭や食堂、車内などでも気軽に散布ができます。

また、「みやざき」さんもお書きのように、ビルコンなどは強力な化学殺菌剤ですので、患畜の生体噴霧は好ましくありません。口蹄疫でヒズメの皮が剥けたりしている家畜に対してはかえって苦痛をひどくしてしまいます。酢で口や鼻周辺をしめしてやる、乳房を拭くと家畜が楽になります。


あくまでも補助資材です。消毒液で衛生管理した後に、副資材として使用してください

■具体的な使用方法は以下です。(小林市口蹄疫侵入防止対策本部)      

1.動力噴霧器を使って使用する場合(500倍から750倍)

・動力噴霧器で牛体、畜舎の内外及び周辺に散布。

・雨の日は牛舎内及び牛体に散布。

・牛体には毎日1回、午前中に前と後ろから散布(目に注意)。

・また、餌にかかっても大丈夫です。

2. ハンド・スプレーで酢の希釈液を噴霧する場合(1000倍)

・朝夕に牛の顔に噴霧。

・車等で外出時には必ず持ち歩き、車の出入り時に噴霧。

・家に帰るときには十分に行う。

・新聞・郵便等を受け取るときもハンドスプレーで噴霧。

・あちこちにおいて体や靴の裏に噴霧。たとえば車のペダル、ハンドル、マットなどにシュっ。希釈倍数が高いので、ほとんど酢の匂いはしません。

・搾乳時には、バケツに酢を数滴たらして乳房を拭く。
  (ただし牛乳への混入がないよう注意が必要)

*作り置きが長すぎるとPHが変わる場合があります。半日ていどにしてください。

*踏み込み消毒槽には向いていません。長靴についた有機物などの汚れで酢が中和されてしまいます。

               ~~~~~~~~~~

            口蹄疫に有効な消毒薬一覧
          
    *下記の濃度は修正されました。6月16日の記事を参照ください。


ヨウ素系消毒薬  (効果が認められた最高倍率)
  ・ファインホール(400)
  ・ホリアップ3(400)
  ・動物用イソジン液(2)
  ・クリンナップA(400)
  ・リンドレス(1000倍)

塩素系消毒薬
  ・スミクロール(1000)
  ・クレンテ(2000)
  ・アンテックビルコン(800) *牛体にはかけないほうがいい。

アルデヒド系消毒薬
  ・グルタグリーン(800)

複合消毒薬
  
・アリバンド(200)
逆性せっけん+水酸化ナトリウム
   
・グリアギル0.2%水酸化ナトリウムを転嫁した場合4000)

*山崎畜産様のサイト http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2010/06/post-7edc.htmlを参考にさせていただきました。ありがとうございました。

               ~~~~~~~~~

■写真 柚子の花です。非常に短い期間しか咲かず、咲いたとおもったらすぐに散ります。さて今年はよくできるかしらね。

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口蹄疫問題」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
宮崎在住です。

こちらのブログを私のブログで紹介させてください。

選挙なんて、本当にとんでもない。
「国家的危機」といいながら、選挙するなんて、、、

投稿: 工房Spin | 2010年6月14日 (月) 09時03分

口蹄疫蔓延の原因は民主党の不策にあると櫻井よしこさんは言っている。

投稿: 左巻き菅 | 2010年6月14日 (月) 09時50分

えびの市で酪農をしていますMICといいます。


主さんのブログの内容の深さに驚きました。


えびのは幸いにも清浄化されましたが、現在では宮崎県全域に広がりを見せていますので、再度気を引き締めて行かねばならないと考えています。


えびのへの侵入経路は、A牧場への牛の搬入(農場主は搬入ではなく川南からのトラックに積み足したと言っている)で違いないですが、その先の川南のA牧場への侵入経路が、あれこれと噂を呼んでいます。


主さんのブログにありますように、侵入経路をまずハッキリさせる事が一番なはずです。…それがされないのが今回の口蹄疫事件の一番の謎です。


都城(高崎町)の発生は、非常に地元の畜産農家をナーバスにさせる事態となりました。身近でもナーバスになり過ぎている方もいらっしゃいますが、このような事態だからこそ冷静な判断と行動をして行かなければならないと思います。


今日のお題の食酢の散布は、餌、牛にかかっても影響がない食品ですので使い安さから我が家では毎日噴霧しています。

これからも読ませて頂きます。

投稿: MIC | 2010年6月14日 (月) 10時22分

再度、説明して頂き
改めて 『ありがとうございます』

はい。その補助的な防疫という部分でお聞きしたかったので…勉強になりました。
私たち一般家庭の者も、日常の出入り・車の乗り降り…そんな時の消毒に、身近なもので作れて、そして安全で良いですね。

また、勉強しに来ます!
p(^^)q

投稿: さくら | 2010年6月14日 (月) 15時02分

国会議員の皆さんは自分の当落が優先であり、次に所属党の勝敗、そして最後に来るのが国民です。国民の為、国家国益の為・・・と軽く口にしますが、そんな事を言うのはマスコミの前と選挙演説の時だけです。国レベル、都道府県レベル、市町村レベルの選挙はどれも同じで「選挙の時」だけ頭を下げ、当選後は有権者が頭を下げる事の繰り返しです。分かっているのだけれど「今回は・今度だけは・・・」と期待してしまうのが悲しいですね。
国内の酪農畜産業の存亡にもかかわる口蹄疫大発生の中でも選挙優先ですから、国益ましてや国民の為ではなく党益と議員益しか感じられません。
少なくとも宮崎県地元の議員さんだけは、党派を超えて対策に奔走して欲しいと願っています。
北海道でも「鹿」の監視体制強化を北海道庁が呼びかけました。道内では約52万頭と言われる鹿が生息しています。万が一鹿に口蹄疫が感染したとしたら、北海道の酪農畜産は滅亡するでしょう。しかし、繰り返しになりますが、北海道への侵入を防止する事や飼養家畜の観察をしっかり実行するのが先決であって、感染鹿が確認された段階では、すでに侵入もしているし、まん延した後なのです。泳ぎの達者な鹿もいるかも知れませんが、津軽海峡を泳ぎきるとは考えられません。空港や港(フェリー)の防疫体制を確実に行う事が優先課題だと思います。それにしても行政の対応ははどうして、ポイントがずれてしまうのでしょうか?・・・・・

投稿: 北海道 | 2010年6月14日 (月) 18時34分

ほんとにそう思います。
ですが内閣と農水相が変わったとはいえ、この間の委員会の罵声(上の指示でしょ)見てると…民主にそんな政治的センスは無いだろうなあ。


それから私も気になってた「酢の効果と使用法」
解りやすく纏めてくださってありがとうございました。

梅雨入りして埋却処理が停滞してるとのニュースが出てますが、
こんな時こそ自衛隊の優秀な工兵隊(防疫部隊もアドバイザーとして機能できるだろうし)を一気に大規模投入してほしいです。
また、口蹄疫は雨で拡がり安いとの情報もありましたが、排水や泥が危険というのは理解できるんですが、湿気が多いと広まりやすいのでしょうか?
一般的にウイルスというのは湿気には弱いもんだと認識してましたので…。

米沢牛ブランドの置賜地方でも(エンタケ元農相の件ではご迷惑おかけしましたm(__)m)昨日対策会議が行われましたが、まあ緊急時マニュアルと連絡体制の確認程度だったようです…。
また、民主農水政務官が「自衛隊が来ると国民が怖がる云々」(都会から来たインテリ女性が田舎の良さに目覚め、置賜地方に嫁入りした方です)のことも重ねてすいませんですm(__)m

宮崎の現状は酷いものですが、選挙や会議はともかく
葬式・法事や結婚式での人の移動は慣習的に避けられないとおもいます。
道路以外に・駅・空港・港湾と防疫体制をしかなければ、まさに片手落ちの対策だと思います。

投稿: 山形 | 2010年6月15日 (火) 06時59分

北海道様 一昨日より高速出入り口に消毒漕設置(足元プール式)、主要道路も消毒漕(足元プール式)が設置されはじめました。細島木材市場も消毒開始。(今まで漏れています・・・)。都城の本日判明する周辺部採血結果でチップが今回にどう影響しているか分かります・・・。何にしても全てが不足している状態です。

西都頑張れ!全ての可能性を考えてください。高崎より早かったのかも知れません。
みやこんじょは今日色々分かります

雨って最悪ですね。埋却作業怪我には十分注意して下さい。消毒液も流れます。石灰は濡れると中和されます。
D3

投稿: みやざき | 2010年6月15日 (火) 07時23分

早速参院代表質問で突っ込まれてます。
菅総理「国家的危機ではありますが、選挙は万全を期す」と誤魔化したな!
大臣人事では「赤松前大臣より留任の意志は無く、できれば畜産経験もありこの件で対応に当たってきた山田副大臣に任せていただきたいとの話」だそうです。

投稿: 山形 | 2010年6月15日 (火) 11時13分

はじめまして

ムッチーさんのブログからきました。

北海道さんへ
今、道議会が開催されていますが、防疫強化のための数億円の補正予算案提出を知事が表明しており、その中に空港やフェリーターミナルの対策も盛り込まれています。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/236328.html

こちらのブログの方に教え頂いたのですが、
http://blogs.yahoo.co.jp/sqbwj770
日向市にはカーフェリーや大型貨物船が入港できる港があるので、そこからの感染を気にされていました。
あと、このブログの方は、消毒用マットの作り方等を載せてくれていますので、少しでも参考になればと思います。

お目汚し失礼いたしました。

投稿: パルサー | 2010年6月15日 (火) 12時50分

はじめまして。
書いてある内容から察するに、ウチのブログを参考に書いてあると思うのですが・・・・
だとしたら、申し訳ありませんが「山本」ではなく「山崎畜産」です(笑)

それは全然気にしていないのですが、消毒薬の希釈倍数について補足があります。
これらの希釈倍数は、例えばビルコンは30分浸漬した結果であり、実際の現場で踏み込み消毒槽に30分も長靴を漬けておくなどありえません。

ウチのブログの方も訂正して、新たに記事を書き起こしておりますので、ぜひ御覧の上、こちらのブログの内容も書き換えていただけないでしょうか?

よろしくお願いします。

投稿: やまさきセンム | 2010年6月15日 (火) 20時14分

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