宮崎口蹄疫事件 その21 NHKクローズアップ現代「口蹄疫初動はなぜ遅れたか」を見て
昨夜6月7日のNHKグローズアップ現代「口蹄疫初動なぜ遅れた」は見応えがありました。わずか30分間でしたが、今回の宮崎県の事例と英国の口蹄疫緊急対応政策を比較して非常に説得力ある内容でした。受信料払っておいてよかったとたまに思わせるNHKです。
私もちょうど前回記事を書き終えてビールでもと思った時に始まったので「山形」さんといっしょで初め5分は見逃しましたが(笑)、以後はあせって録画しましたので、それに私の情報を加えて子細に検討していくことにします。
■(1) まずは、口蹄疫と確認されるまでの経緯です。
①4月9日に児湯郡都農町に所在する繁殖牛農家(飼養頭数 繁殖牛9頭、育成牛3頭、仔牛4頭)を往診した獣医(開業医)から、口のただれ(軽度の潰瘍)があったので病症確認の為に家保に見てほしいとの依頼がありました。
同日、県家畜保健衛生所(家保・県所管))が検診しますが、症状がでている牛が一頭であり、経過を見ることになりました。
②4月16日夕方に同じ症状の牛が出たとの農家からの報告があり、翌17日に家保で検査しました。3日かけて検査(類似の症状が出るイバラキ病など)しましたがすべて陰性であったために、19日夜に東京の動物衛生研究所(国所管)に持ち込まれました。http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/nosei/chikusan/miyazakicow/page00032.html
③20日4時30分、動物衛生研究所は口蹄疫と確認しました。
ここまでの処理において確かに11日間が経過しています。これをして「宮崎県の初動が遅い」との批判がこともあろうに内閣の一員からなされました。またこれに便乗する一部心ないメディアが面白おかしく宮崎県バッシングの材料にしました。
■(2) 番組の中で家畜伝染病が専門の東京農工大白井淳資教授は、現在の仕組みの中で素早く口蹄疫だと確定することは難しいと言います。
「現在の仕組みの中で県の家保にだけ責任を押しつけるとそれはとても負担が大きいし、大変なことだと思われるので、国が家保を応援する仕組みを作ってほしい」
■(3) 殺処分の想定を上回る遅れがなぜ出たのかについてです。
①国の防疫指針において処分は原則として「農家が行い、それを県が積極的に協力すること」が定められていました。宮崎県は指針に従って職員を派遣しましたが、職員は家畜の扱いに馴れていないために手こずりました。
②口蹄疫の防疫の原則は3日以内に処分することでした。しかし現実には、感染が拡大するごとに処分にかかる日数は増えていきました。8例目で既に1019頭が処分対象となり、8日目になっています(番組のナレーションとグラフ)。
これについて番組内での宮崎県畜産課 岩崎充祐(家畜防疫対策監)はこう言います。
「早期に処分せねばならないのはわかっていたのだが、馴れていないために作業場でトラぶった」
■(4) 国の対応の遅れについて。初動の国の認識にはこのようなものでした。
「国は感染が徐々に拡大していることについて事態をおさめる有効な方策をうちだせずにいました」(番組ナレーション)。
①4月28日(発生確認から8日後)、農水省が専門家を集めた牛豚等疾病小委員会が開かれました。しかしそこで出た答申は事態の大きさと実態をまったく掌握していないものが出ます。報告書は言います。
「迅速かつ適切に防疫措置がなされている」
②しかし口蹄疫の感染は、急速に拡大し、特にグラフで見ると5月3日を境にして一気に80度の急上昇をみせていくのが分かります。6月3日の段階ですぐに処分が必要な患畜は18万頭を超えて国内最大の家畜伝染病となりました。
③この4月28日から5月の上旬までの期間こそが、第10例川南町の県家畜試験場の豚の感染であり、以後毎日のように26例まで養豚の感染が続いていきます。牛から豚への感染が、一挙に川南町のウイルスを最大3千倍までに拡大していき、地域の汚染濃度を一挙に押し上げていったのです(番組ではこのことに触れていませんが)。
(感染リストに関しては鹿児島大学岡本嘉六教授参照。なお岡本教授の論旨には多少抵抗感がありますが、大変に教えられます)http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/vetpub/Dr_Okamoto/Animal%20Health/Events.htm
これについての番組内での赤松農林大臣の宮崎県庁での発言(2回目の宮崎入り時)。
「残念ながら、数そのものについては押さえ込むにはいっていっていない。そのことについてはほんとうに申し訳なく思っています」
なんだか今となってはどーでもいいやという気分になるのが不思議ですが(あ~いかん怒りは持続せねば!)、この番組では出てきませんが、赤松前大臣の4月28日からのカリブ海外遊が、この農水省牛豚疾病小委員会の危機感のない答申に背を押されたことは間違いないようです。ついでに対策本部が1カ月遅れだったことも(←やっぱり政権与党に気を使っているのでしょうかね)。
さてここで、改めて問います。なぜ初動が遅れて押さえ込めなかったのでしょうか?繰り返しになりますが、もう一回その経過と原因を洗います。イヤな顔をせずにおつきあいください。
その第1の原因は、4月9日の症例を口蹄疫だと確認することが県の家畜保健衛生所ではできなかったことです。その理由は
①感染数が一頭だったために、下痢、発熱などを呈する類似の感染症が疑われた。
②感染数が2頭となったのが5日後の16日であり、結果論的にはそこまでに感染拡大しており潜伏期間だったわけだが、現場でそれを口蹄疫だと確認することは不可能に近かった。
③16日に宮崎県の家保で検査にかけるが、宮崎県の検査施設では判定が困難で、東京の動物衛生研究所に送ったのが19日だった。
④20日に動物衛生研究所で口蹄疫と確認。
この間実に11日間ですよ・・・。3月下旬にも疑わしき症例報告がありますから、たぶん4月20日までに優に初動20日間はロストしています。なぜこのようなことが起きたのでしょうか。
今や、原因ははっきりしつつあります。
まず、疑わしき症例を県に持って行き、そこから更に国の検査機関に行くという回り道をしたからです。複数頭発症しなかったので5日置いたのはいたしかたがないとしましょう。
しかし、県で3日間検査して分からず、そして国へというまだるっこさがこの初動制圧を妨げました。ここで素朴な疑問が浮かびます。初めから国に検体を持っていけばいいではないですか。
こんな30万頭にのぼる殺処分を出し、宮崎県に数千億円の被害を出した巨大伝染病は、国が検査し、防疫の指揮を取り、処分も国が行うって思っていませんでした?
ノンノン、そうではないのですよ。今の国の家畜伝染病予防法や家畜伝染病防疫指針はそうできていないのです。国はまず県にその防疫の主体であることを任せています。殺処分に至っては、なんと家保の獣医が判断して農家が自分でやれ、と。家保は「協力する」だけだ、と。おいおいではありませんか。
地方分権?馬鹿言ってはいけない。財源なき地方分権は、単に国の責任逃れです。小泉改革でズタボロになっている貧窮問答歌状態の地方自治体にこんな巨大パンデミックを受け止める力があるわけがないでしょう。
だから口蹄疫判定の遺伝子検査機材がなかったのです。全国の都道府県で、口蹄疫の遺伝子検査ができる県などどれだけあるのでしょうか。
たとえば、殺処分した家畜を埋めたくとも土地ひとつにしてもないわけです。では防疫指針どおりに「農家の責任で処分する」ために農家自らが買うのでしょうか?そんな金が被災農家にあるはずもありません。国有地にといっても、現実には近隣の人の了解やらなんやらでこじれにこじれて、航空自衛隊の基地に埋めるかなどという仰天案もあったようです。そして待機患畜が万単位でて、感染を拡大し続けました。
また、川南町を通る国道10号線は、川南町から感染を拡大するルートになりました。このようなパンデミックにおいては、飼料運搬車などの関係車両だけではなく、韓国のように一般車両までふくめて徹底的な消毒が必要です。最悪な事態では、国道の交通統制が必要です。これは国交省の管轄ですので、そのようなことはできませんでした。前原さん、シラっとしてますが、あなたにも責任の一端はあるんですぜ。
なにより、口蹄疫の侵入ルートを遮断したり、消毒したりすることは国や他の自治体とも関わり、単一の地方行政が出来る権限の域をはるかに超えています。
私は口蹄疫は国家が一括して所管すべき伝染病だと考えます。これが口蹄疫被害先進国の英国の出した教訓でした。これを変に法律的にだけ地方自治体に責任を分けて、しかも国が最終的に握っていたいなどと思うねじれがあるからおかしくなったのです。農工大白井教授がおっしゃるようにまさに「地方自治体にだけ責任を押しつけるのは負担が大きすぎる」ことなのですから。
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■写真 咲き始めた早朝のユズの花
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コメント
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NHKスペシャルではなく、クローズアップ現代ですよね
投稿: 山下昌子 | 2010年6月 8日 (火) 15時14分
昇格した山田新大臣の第一声
「まずは口蹄疫。政府が責任を持って取り組んでいく」
でした。当然ちゃ当然だけど、赤松さんとは違って現状認識と責任感はあるようです。
投稿: 山形 | 2010年6月 8日 (火) 19時12分
みやざきのみんな
発生農家の隣(20m弱)の方々も発症せず切り抜けています!牛へのお酢霧吹き、畜舎にも。日に何回も、毎日毎日。周辺部の方々も自分を信じて頑張りましょう!
濱田さま 北海道さま
えびの1例目(9例目)と2例目(22例目)は約800mほどの距離です。関係している車両は全て別。(1例目の関係車両(特定ナンバー)は確認後自粛待機)
ワクチンが効いている事を願いながら過ごしています。
投稿: みやざき | 2010年6月 8日 (火) 20時10分
宮崎県民のものです。
地元紙では毎日のように口蹄疫の記事が掲載され、畜産農家の悲鳴や全国からの励ましのメッセージなどを涙ながらに読んでおります。
私も感染拡大の原因は国にあると思っています。国が指定している法定伝染病なのにもかかわらず、対応の遅さや危機感のなさにあきれるばかりです。
地元では発生の原因が色々と噂されており、韓国の研修生が持ち込んだだとか、発生農場が隠蔽工作をして逃げただとか言われております。しかし、どのメディアも原因については報道しておりません。
原因調査はしているのだろうとは思いますが、やはり今一番知りたいのは「なぜ発生したのか?」という点です。
今後も収束宣言が出されるまでは、ずっと見守り続けたいと思っております。宮崎の応援よろしくお願い致します。
投稿: にゃんこ | 2010年6月 9日 (水) 01時36分
>番組の中で家畜伝染病が専門の東京農工大白井淳資教授は、現在の仕組みの中で素早く口蹄疫だと確定することは難しいと言います。
「現在の仕組みの中で県の家保にだけ責任を押しつけるとそれはとても負担が大きいし、大変なことだと思われるので、国が家保を応援する仕組みを作ってほしい」
>今や、原因ははっきりしつつあります。
まず、疑わしき症例を県に持って行き、そこから更に国の検査機関に行くという回り道をしたからです。複数頭発症しなかったので5日置いたのはいたしかたがないとしましょう。
しかし、県で3日間検査して分からず、そして国へというまだるっこさがこの初動制圧を妨げました。ここで素朴な疑問が浮かびます。初めから国に検体を持っていけばいいではないですか。
都道府県レベルでは、そもそも、「これは口蹄疫である」「~ではない」という判定をする権限が、現状では、存在致しません。
その権限と責任は、国の、「動物衛生研究所」に有ります。
よって、宮崎県は、少なくとも4月9日の時点で、口蹄疫の疑いが出たのですから、動衛研に、報告と、サンプル送付を行うべきでした(報告は然るべき法で義務付けられて居た筈です)。
そうしておけば、1日程度で結果が出た筈であり、迅速な防疫体制が敷けた筈です。
ですが、宮崎県は、報告を怠り、悠長に経過観察の結果を待ちました。擁護し様の無い悪手です。
10年前と比べ、ここまでの被害が出た理由は、10年前より遥かに悪性のものだった故であり、2に、初動が遅れたからです。
そして初動が遅れた第一の責任者は宮崎県であると、断言せざるを得ません。
>ついでに対策本部が1カ月遅れだったことも
国の対策本部は、4月20日には出来ています。
首相が本部長の対策本部が出来たのが、1ヶ月後のことなのです。
投稿: ポポイ | 2010年6月 9日 (水) 11時06分
はじめまして。
素人なんですが、
「家畜伝染病予防法」
「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針」
「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針に基づく発生予防及びまん延防止措置の実施にあたっての留意事項」
、と順に読んでいくと、やはり国の(与党の)責任は免れませんよね。国と県、現地とが連携して対処することになっていたのに、国のほうが脳死状態だったわけですから。
ポポイさんのいわれる口蹄疫中央防疫対策本部(農林水産省)も、「留意事項」で説明されていますが、防疫措置の企画及び決定、予算の編成及び執行、ワクチンの準備、消毒資材等の確保、家畜防疫員の動員及び関係事業の調整、手当金等の支出に関する事務、等々、をすることになっています。金も人も迅速に出したうえで、県の対応が、とは言いだせるでしょうが、どうも赤松大臣はほっておいたようにしか見えません。
投稿: 三田村功 | 2010年6月 9日 (水) 12時37分
濱田様宮崎様こんにちは。
宮崎様の「えびの市」の詳しい対応を読ませていただき、本当に参考になりました。
対策の中には超法規的なものもあるかも知れませんが、行政の通知によって一般市民までもが情報を共有し、防疫について同じ価値観にさせた事が一番大きな事だったのではないかと感じました。
果たして我町で発生したら同じような対策ができるかどうか分かりませんが、大いに参考にさせていただきます。
私も宮崎県(特に都城市場)や鹿児島県に牛の導入の為お邪魔した事があります。また宮崎県家畜改良事業団にも大変お世話になった者として他人事ではありません。
再建に何らかのお手伝いが出来れば・・・と考えていますが、今は何より早期終息が一番の課題です。頑張れ!!しか言えませんが、関係者の体調も気になる所です。宮崎様今後とも情報発信宜しくお願いします。
濱田様にも宜しくです。
投稿: 北海道 | 2010年6月 9日 (水) 12時40分
きついですが、「浮かれていませんか、牛屋のみんな」。
何で、川南があんなになって。えびのはただの奇跡ですよ。種牛は本当に良かったです。でも、みんな思ってませんでしたか?「種牛が助かって万々歳。えびのも解除でもう終わり」って。
そんな甘いものではないんですよ。話題は種牛ばっかり。何も変わってなかったんです状況は。
投稿: みやざき | 2010年6月 9日 (水) 23時18分
口蹄疫問題で初動が遅れたのは最初の発症で「口蹄疫ではないか」と疑うことが出来なかったからです。通常、牛・豚・鶏など一頭・一羽の発症で伝染病が発見されることはないでしょう。多数の家畜が発症した段階で伝染病を疑うのです。家畜保健衛生所も同様に疑わなかったため検体を国の機関(動物衛生研究所)へ送って検査することが遅れたのです。かといって、今後、家畜衛生保健所が検査するすべての検体を動物衛生研究所で検査することも受け入れ可能かは疑問ですがそうすべきでしょう。
以上より、伝染病予防は動物検疫所での水際対策と農家一軒一軒の防疫・衛生管理対策が一番大切。家畜保健衛生所は農家を指導しサポートすることが大切です。発生する伝染病は地域的な特徴もあります。
伝染病の発生確認後は、県知事のもと初動は県単位で対応する必要があります。また、県知事は、速やかに政府に報告し、対応を協議するべきでした。宮崎県知事は野党支持者だったため、民主党政府と協議を怠り「非常事態宣言」に至るまで時間がかかったのではないかと想像してしまいます。
「ワクチン接種は政府の対策案だから費用は国の全額負担」と言い、農家補償も「国の全額負担」と迫っている態度にも野党知事の政治的意図が伺え残念です。農家が政争の具となり、口蹄疫の犠牲になってしまった感があります。また、県知事が政府と農家の間に立ち、補償額の交渉を行うことがないのか。事業再開に向けての再建計画を立て、補償費用の予算申請をすることが出来ないのか。殺処分費用や補償交渉などを個別に農家が行っているようで、農家の負担が大きすぎるように感じる。財源がなくても県が宮崎の畜産維持のため出来ることはいくらでもある。リーダーシップは地域にあるべきで、問題を政府に丸投げは許されない。
投稿: | 2010年6月10日 (木) 02時37分
濱田さんは国で対応とおっしゃいますが、農家が強く伝染病予防に意識を持つべきです。日ごろの衛生・防疫管理がすべてです。伝染病が発生したら最後、廃業・借金地獄・周囲巻き添えと恐れなければなりません。
国土交通省が国道封鎖しようと伝染するものは伝染する。口蹄疫でもエライザ法による簡易抗体検査は出来ると聞きます。家畜保健衛生所で検査できませんか?
農家も家畜保健衛生所だけでなく、取引先の薬品会社に検体出してもよいかと思います。
投稿: | 2010年6月10日 (木) 03時04分
はじめまして。この頃ツイッターからこのブログに気付きました。まだ、全部読めていませんが非常に説得力のある社会科学的な考察・分析で共感しています。
どこかに書いてあるのかもしれませんが、初動体制の甘さのなかに、ウイルスに対する薬殺の遅れがあると思います。確定診断ができた4・20以降、役人の連休中に対策が止まってしまったこと。埋却地が無い事を理由に薬殺を進めなかったこと。ハラダヒデオにもツイッターで焼却・埋却できなければ殺処分できない旨ツイートされました。常識的にはこの時に薬殺して、ウイルスの生体内での増殖を止めるべきであるのに誰もこの件については埋却地が無いの一言で終わらせています。腐敗しても悪臭が出ても薬殺すべきで、その後埋却地を探す手法もあったと思います。
連休時には宮崎大学が現地入りする予定があったことが衛生学教室のHPで解りますが、受け入れ態勢が無いとして、県が辞退しています。早い段階でFAOがチームを派遣するとの申し出にも国は拒否しています。情報・行動が国、県とも閉鎖的で人災以外のなにものでもありません。特に国・県・事業団・県獣医師会・大学・農水の関係機関の獣医師が、ウイルスの性質(生体で無ければ増殖しない)を知っていたにもかかわらず責任を棚上げしてしていたとしか思われません。特に指揮・命令系統である対策本部の獣医師の責任は大であると思います。
ツイッターはmoritaesperaで検索して頂ければ1連の投稿が読めると思います。
投稿: 森田文弥 | 2010年8月20日 (金) 16時39分
●市川海老蔵 土下座を携帯で撮られてた!!
http://gut667t.blog40.fc2.com/blog-entry-3.html
映像が今、あちこちに流出しているらしく、事件解決の手がかりのひとつとなっているようだが・・・
●市川海老蔵 土下座を携帯で撮られてた!!
http://gut667t.blog40.fc2.com/blog-entry-3.html
投稿: ●市川海老蔵 土下座を携帯で撮られてた!! | 2011年3月 4日 (金) 17時27分