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宮崎口蹄疫事件 その33  農場は宇宙ステーションでも、大学の実験室でもない コメントにお答えして

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ふたつのコメントにお答えしておきます。ひとつは「口蹄疫ウイルスは宿主から離れて生存しえないので、排水中で生きられるのか」というご意見です。また、「農場の防疫は隔離が第一だ。獣医師の発生動向調査も危険だ」というご意見です。

これらのご意見は、宮崎市跡江地区の排水からの感染拡大がありえた可能性を指摘した前々回(その32)の記事に対するご意見です。
私は排水ルートは、あくまで可能性のひとつだと思っています。しかし、私自身が当事者として経験した5年前の茨城トリインフルエンザ事件において、下水路は水海道地区において感染ルートになったことからみて、最終判断はやがて発表されるであろう疾病小委員会の報告書をまたねばなりませんが、私としてはありえる伝播経路だと考えております。

この茨城県水海道地区は、いわゆる養鶏団地で、養鶏場が密集している地域です。ここにトリインフルエンザH5N2型という強力な感染力をもつウイルスが廃鶏によって持ち込まれ、そこから鶏糞を媒介とする下水と人の移動、車両によって蔓延しました。

また鶏糞の移動を通じて、他の地域にも伝播し、茨城県下で実に560万羽もの殺処分を出した悲惨な事件でした。自衛隊も出動する大事件であったにもかかわらず、マスコミには無視され、一般国民がほとんど知らないままに終始した事件でした。

さて、FAOのAnimal Health Manual(2002)は口蹄疫の国際的な防疫指針が書かれているものです。この第2章に「この疾病の特徴」が述べられています。(岡本嘉六教授の訳文と解説はここから)http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/vetpub/Dr_Okamoto/Animal%20Health/Contingency%20Plan%20CHAPTER%202.htm

この第2章に「疾病の伝播」というセクションがあり、こう述べられています。要約すれば
直接接触・・・感染動物と感受性をもった動物との直接的接触による伝播です。飼育密度が高かったり、家畜のセリや家畜展示会などで媒介されて伝播していきます。

間接的な伝播・・・口蹄疫ウイルスは、感染された分泌液、排泄物(唾液、乳、糞便、尿など)で汚染された飼料、敷料、機材、家畜の係留場所、車両によって容易に伝播されます。またこのセクションには「獣医師や作業員もリスクがある」としています。

ウイルスに汚染された肉片、乳製品による伝播・・・航空機などから出される残飯による国際的な伝播。ちなみに、現地対策本部が進めている早期出荷には、同業者として経営的に納得しますが、ウイルス伝播の可能性からみれば疑問が残ります。

風による伝播・・・温帯地方では国際的に確認されています。一般的には半径10㎞ていどと言われています。一般的な伝播パターンは、増幅動物(*豚は牛のウイルスを最大3千倍まで増幅して放出する)である豚から風下の牛に伝播していきます。ただし、風の伝播は、そのときの湿度、地形などにも左右されます。

人口繁殖・・・人工授精の精液による伝播です。ただし国際胚移植学会(IETS)の手順に従って衛生的に採取された精液はリスクにならないとされています。

また同第2章には、「ウイルスの残存」というセクションもあり、そこでは「乾燥した糞便中ではウイルスは14日間、冬季のスラリー(糞尿感濁液)では6カ月間、尿中で39日間、秋季の土壌表面で29日間、夏期の土壌表面で3日間生存できる」とされています。

長々と専門用語を連ねて申し訳ありません。コメントされた方もご存じのようにウイルスは生物ではありません。タンパク質を自ら形成することができず、宿主に寄生してしか生きることができない原初的存在であることが一般的に知られています。

では、なぜ感染が拡大するのでしょうか?自然宿主同士の濃密な直接接触がない場合でも多数発生しているのはなぜでしょうか?

その理由が上記のFAOの防疫指針第2章です。ここが、おっしゃるように「完全に隔離する」ことが可能な宇宙ステーションか、あるいは大学の実験室(クリンルーム)ならそれも可能でしょう。現実には、農場は社会的な活動をする経済活動の単位です。ぶっちゃけていえばガサツな存在です。

大学で疫学を学んで獣医師免許を得た若者が、現実に家保に配属されていちばんとまどうのはここでしょう。ナンセンス、農家はレベルが低い!と決めつけてなんとかなるならそもそも家保はいらない。

私が何度も書いている伝染ルートの3要素は、一に糞尿、二に車両、三に人間です。その他、昆虫、野鳥類、野生偶蹄類、風などがあるでしょうが、現実問題としてそれらの可能性はやや低いと思われます。私は畜産の実務家として、まず上位3番目までくらいまでを厳重に管理し、それ以外に関しては注意するていどになると思っています。風媒介など農場をドームででも覆わないかぎり防ぎようがありません。

跡江地区での下水道に糞尿が流出しているかどうかは、私も確証がありません。ただ、人口密集地区での畜産農家が、一次処理をせずに直接汚水を下水道に流すことは考えにくい以上、農場内から出た一次処理済排水に糞尿含有ウイルスが残存し、それが下水路に流れ込むことはなしとは思えません。

私は汚水処理から漏れ出た微量の糞尿に残存するウイスル伝播の可能性を指摘しています。これは先に引用したFAOの防疫指針の「間接的伝播」に相当します。

そして口蹄疫ウイルスは、糞尿中にFAOによれば、14日間もの間宿主なしで生存することが可能です。多くの養豚農家が使っているスラリー処理施設ではなんと6カ月間もウイルスは残存するのです。

コメント氏は、いきなり農場の汚濁した糞尿が下水路に流れ込むことを想定されているようですが、そんな「稲が倒伏する」ような高濃度の窒素が出たら大騒ぎとなります。
第一、米が倒れ伏すような過剰窒素なんて、一体どれほど高濃度のものか現実にお分かりでしょうか。また下水がそのまま田んぼに入るなんてことは、少なくとも私の村ではぜったいにありえないことです。そんなことをしたら食味がひどいことになって商品になりません。

「ウイルスを発生できないようにコントロールすることが常識です」とおゃしいますが、そりゃあなた、それができなかったから発生したんでしょうが。繰り返して言いますが、「外界から農場を完全に隔離する」など失礼ながら、いかにも知識はあるが現場を知らない人が考えそうな夢想にすぎません

「防疫」とひと言で言っても、予防的な日常的防疫と、出てしまってからの防疫はまったく違います。それを一緒にして一般論を高見から言われてもいささか困ります。

「どこから来るのかわからないからすべてを遮断する」というのは確かに正解ではありますが、現実問題として、防疫指針第3条に反して、もっとも交通量の多い国道は国交省管轄で規制・消毒はできない、そしてわが村にウイルスが来たという状況の中での農家の心理を少しも考えておられないご意見です。

現実の被災地区の農家心理は、伝染の危険を最小化するために知恵を絞ろうとします。消去法です。家畜車両、来訪する一般車両、糞尿の移動、死体の移動、そして人間の要素のひとつひとつを洗って消していかねば安心できません。メシも喉に入らない。

「あらゆるものから伝染するのだから」などとのたまわれても気休めになりますか?自分で被災地農家の立場になって考えてみたらよい。
この不安を一掃するためには、通常の防疫手順である「発生動向調査」が必須なのです。それを家伝法第16条に反して家保の獣医師のみに患畜を処分させているから、やる余裕がなくなっているだけです。

今回このサーベイランスをしなかったために、発生2カ月間経過していかなる感染ルート情報も、県や国から来ないという異常なことになりました。というか、国や県は出したくとも出せないのです。

これは初めに甘く見ており、後にパニくっていたからにすぎません。押さえ込むべき数時間はおろか数週間をロストし、感染の極度の進行の速さに国も県もその対応で忙殺されていたからです。当初前回の制圧事例から極度に甘く見積もったツケを、後にたっぷりと払わされてしまったのです。私がこれを人災だというのはそこです。ただし、その責任を問う時期は、終結宣言の後であると思っています。

今、このブログで私が展開してきている論旨は、予防的な日常防疫活動一般ではなく、出てしまった現に目の前にあるパデミックをどうするのか、そして他の県はこれをどう教訓化して自分の地域の防疫指針に役立てるのかなのです

お気持ちは伝わるのですが、もう少し現実の畜産現場を見ていただけたらと思います。

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口蹄疫問題」カテゴリの記事

コメント

動物に由来する畜産物および副産物における口蹄疫ウイルス
http://www.sat.affrc.go.jp/sishocho/Ogawa/ekigaku/shiryou.htm

投稿: | 2010年6月21日 (月) 09時53分

撲滅するといっても、そりゃ天然痘なんかは全人類レベルで予防ワクチン打ち捲って何年もかけた結果ですからね。
とても現状の牛や他の家畜に簡単には適用できませんね。法律上も。

風や舞い飛ぶ埃も危険なほどの感染力には、あらためて脅威を感じました。


こんな時って、当然糞尿も堆肥化利用させずに処分されてしまうんでしょうか。なんか、悲しい&ピットの清掃・消毒がエライ大変そうだなあ…。

特にクリーンルーム並みに出入り管理厳重なSPF豚農場や県の養豚試験場でも発生してしまうんですから。
こりゃ、個々の農家で『絶対発生させるな』なんて無理無理!

あとは、短期間に迅速に封じ込んで移動させないこと以外に無い。

まだまだ英国や韓国に学ぶべきこと、いっぱいありますね!緊急時の防疫対策(緊急特措法制定)について。
10年前、あの低支持率の森さんは動き速かったなあ!

で、こんな状況で参院選突入ですが、宮崎が新たな火種とならない様、御祈り申し上げます!

「国際的清浄国」にこだわらなければ(いや、こだわらなければならない理由があるから、そうは言えない…)牛も豚も、普通に出荷して肉を食べてしまえばいいんじゃ、とも思うんですが。風評被害もあり現実的じゃありません。

とにかく1日でも早い終息を願ってます。

投稿: 山形 | 2010年6月21日 (月) 10時53分

全国のみなさん プレスで先走っています「消毒用の石灰消毒液」で子供のぜんそく被害か?という記事ですが、一般車輌の方々もご協力頂いています。現場の指示に従って頂ければ問題有りません。車はウィンドウを閉じてエアコンの入気切り替えを車内のみにしていれば大丈夫です。不用意に近付かなければ。武井県議、あなたは大阪に何しに行ったんですか?自宅の座布団から離れないで下さい!

投稿: みやざき甲斐 | 2010年6月21日 (月) 10時56分

それから、石灰粉で子供の喘息悪化の被害も…という記事も見ました。

宮崎のみなさんの家には、去年の新型インフルエンザ騒ぎで箱買いしたマスクはありませんか?
残ってたら有効活用しましょう。

投稿: 山形 | 2010年6月21日 (月) 10時58分

おっと、
みやざき甲斐さんと投稿が被ってました。

投稿: 山形 | 2010年6月21日 (月) 11時01分

今回の「その33」の濱田様のブログを読んで・・・・
畜産関係に携わる者として、全くその通りであります。
先ず、普段から防疫意識を高く持っている畜産農家は、試験場や研究機関を除き、SPF豚や養鶏及び、乳牛もしくは肉牛でも「哺育育成」を行っている人など極限られた農家だけです。
当然牛舎に入る前に靴を消毒したり、定期的に牛舎(畜舎)消毒などは行っていますが、踏み込み消毒槽の水交換を頻繁に行ったり、関係者以外の者を絶対に入れない、関係車両などの出入りは消毒を実施してから・・・など、完璧で理想的な消毒「バイオセキュリティ」までを実行する(している)農家は稀な存在でしょう。ましてや、濱田様や山形様も仰る通り、牛や豚などを飼育管理するのに「換気」は絶対必要であり、空気を外界と遮断したり、空気清淨機を通すなんて非現実的であり、不可能であります。流行性(伝染性)疾病は必ず発生する・・・と言う前提で、可能な限り感染リスクを低減する・・・しか方法はありません。そして不幸にも発生した場合は、可能な限り拡大を防ぎ、早期に終息させる事を優先して行うしかありません。今回の発生やその後の対応等を検証して、反省や教訓として次の発生に備える・・・事が重要だと思っています。
また、これら海外悪性伝染病に関しては、国の国境措置(防疫)の徹底を更に要求して行かなければなりません。
現時点では、時の政権批判をしていても何も解決できません。現地で死に物狂いで処理に当たっている関係者や、処分中あるいは処分を待っている農家、処分対象とはなっていないが、近くで発生し「いつ自分の家畜が感染するかも分からない」と必死に消毒作業をされている方に、お見舞い申し上げる事と、様々な団体や段階で支援カンパを行っている事に対し、僅かでも支援金を拠出するしかできません。
終息や安全宣言が出された後で、検証をじっくり行えば良いと思います。ただ、侵入経路の解明(疑いの段階でも)は、早期に判明させ、次の侵入に備える事は言うまでもありません。

投稿: 北海道 | 2010年6月21日 (月) 14時14分

Commented by pathovets at 2010-06-16 21:34
農家の娘。の姉 様
長文になりますが・・・・・・(その一)
現場の状況が皆さんにお伝えできればなによりです。転載はOKです。変な噂が伝わって関係者が嫌な思いをするより、正確な情報が伝わることで議論できる方が発展的でいいかと思っています。
Commented by pathovets at 2010-06-16 21:35
農家の娘。の姉 様
長文になりますが・・・・・・(その二)
さて、ご質問の件ですが私も何かで目にしました。まず、地元の獣医師の役割について私なりに考えました。現在、地元の獣医師会(開業)からボランティアとして牛へ3名、豚へ同じく2~3名参加しています。NOSAIの先生も参加されていますよ。当初、全ての獣医師に診療停止の通達が出され、全く身動きが取れない状態にありました。発生初期は確かに診療活動することで蔓延を助長する可能性がありました。しかし、一定範囲がほぼ感染地域と化してしまった状態において注射に慣れた私達地元の獣医師が積極的に処分に参加すべきだったと思っています。獣医師会支部のトップの考え方はよく分かりませんが、いまいち今回の問題に対し関わりを避けようとしているような気さえしてなりません。が、考え方は人それぞれですので、それをどうこう言うつもりは全くありません。その方からすれば殺処分に参加している我々に対して「理解できない」と思われているかもしれませんし。ちなみにその方は診療に回られているとか???
Commented by pathovets at 2010-06-16 21:36
農家の娘。の姉 様
長文になりますが・・・・・・(その三)
未発生農家への立ち入りについては、特にワクチン接種農家を危惧しています。今日も数人の方と話をしたのですが、ワクチンを打つことでかなり病変が軽度で収まっています。ここ1週間くらいはワクチン接種後に発症した農家の処分ですが、ワクチン未接種の牛と比較して病変が軽度であるのが特徴的です。このことから、発症していても農家の方が気付かない恐れがあります。もう一つはワクチン接種した動物は全て殺処分対象ですから、症状が出ていても申告しない農家が出てくるのでは?という心配です。本来は動向調査は必要なのかもしれませんが皆殺処分に従事した獣医師なので「クリーンな獣医師」が確保できないこと、もう一つは動向調査に割ける人員があれば殺処分に回して少しでも早く患畜を処分した方が拡大防止になります。
Commented by pathovets at 2010-06-16 21:36
農家の娘。の姉 様
長文になりますが・・・・・・(その四)
最近、●●大学の・・・教授が・・・というコメントを良く見ますが、現場を見に来てコメントしていただきたい!机上の理論で理想的なことを言われても、現場の従事者には全く響かないコメントが多いです。
農家の中には獣医なみにテクニックを持った方が多くいます。臨床の経験のない獣医さんより相当上手です。しかし、自分の飼育する動物を獣医師の指示の元に安楽死の作業に従事させることができるでしょうか?私は心情的に無理ですし、応援に入ってくれた農家の方にさせることもあまりに酷過ぎます。

投稿: 転載です | 2010年6月21日 (月) 15時09分

私はこれまで、口蹄疫のような「強伝染性」の病気は経験ありませんが、人には感染しない下痢を引き起こす「ヨーネ病」や「牛サルモネラ症(種類によっては人畜共通)」「BSE」の発生により、飼育している家畜何頭もの処分に立ち合ってきました。昨日まで健康で普通に牛乳を出していた牛が、今日には「患畜や疑似患畜」として処分しなくてはなりません。農家の心痛はいかばかりかと思います。勿論共済保険や家伝法の病気であれば、8割や3分の2の補償を国から受ける事は出来ます。しかし、農家の経済的負担や心労は手当金では賄いきれません。例えば、「牛サルモネラ症」であれば、治療のために「抗生物質」を4日間注射する事になり、その後牛乳を出荷するまでの休薬期間(薬剤の種類により72時間とか決まっている)があります。概ね1週間は搾った牛乳をお金をかけて処分しなければなりません。また、牛舎内や運動場も徹底的に消毒(石灰散布及び消毒剤散布)します。これも農家の負担です。これだけで、牛乳代・処分費・消毒薬剤費合わせて莫大な費用がかかります。北海道のような大型酪農経営では額も500万円なら安い方で、時には千万円単位と大きくなります。病気によっては防疫の徹底により防げたものもあるかもしれません。しかし、ほとんどの伝染性(伝達性)疾病は目に見えない敵との戦いであり、農家の責任!!と切り捨てられるものでは有りません。未経験の農家の人にいくら話しても中々分かってくれませんが、一度経験した農家の人は、その後恒常的に出来る限りの防疫を行っています。人は誰でも自分の身に降りかかってからでないと真剣には受け止めてくれませんが、今回のハンパでない伝染力の口蹄疫をしっかりと教訓にしてもらいたいと思います。
発生は誰のせいでもありません。しかし、感染経路の解明や、初動対応の重要性は今後に生かしていかなければならないと考えています。

投稿: 北海道 | 2010年6月21日 (月) 22時10分

私は今でも何とか1頭でも助かれば、と思っています。ただそれだけです。
整理してまとめていく能力は有りませんので、現地での体験、接する情報を少しでも他の農家の拡大防止に役に立てば、と思ってコメントしながら、なお自分の所へ侵入させない為にはどうしたら良いか参考にしながらあたふたしています。今回の災禍が宮崎だけで終わる事を願い、もし他の地域で発生しても事前に準備できていればここまで広がらないはずです。体験しながら強く感じます。pathovets さんみたいな方々の貴重なコメントも見る事が出来てありがたいです。
 宮崎の発生地域以外では農家にも全然具体的な情報は、待っていても伝わってきません。自分から農家同士で聞いたり確かめないとどうしたら防げるか分からないんです。公式発表はただ「○○市で○月○日発症」というだけですから。発症に至るまで、何か有るはずです。これだけの累計発生件数なんですから。風評被害、発生農家の心情を考えて白黒つくまでは公表されないのも分かりますが、それでは遅いと非常に、実感しています。現地でも自分が発生しながらも出来るだけ詳しく伝えてくれる方もいます。
 ですから他の方々から見るとそれぞれ意見は有ると思いますが、誰も方向性を示さない中他県におられても偏りのない持論を分かりやすく展開なさるので非常に私にっとっては有りがたいです。だって濱田さん他県の方ですよ。
 他にも他県からもこんなにコメントが来る事だけで、今でも関心を持って頂いていると思っていますので心強いです。絶対終息させて、ご心配・ご迷惑に報います。
濱田様、北海道様 またよろしくお願いします。

投稿: みやざき甲斐 | 2010年6月21日 (月) 23時26分

宮崎~鹿児島、梅雨の大雨でかなりの被害がでてるようで、
実務レベルで泥寧と闘う苦労は想像の域を越えてますよっ!

とにかくお見舞いを申し上げ、変わらぬ注目で応えていきます。

投稿: 山形 | 2010年6月22日 (火) 08時42分

「予防的な日常的防疫と、出てしまってからの防疫はまったく違います。」とおっしゃいますが、シャワー、防護服(ツナギ)の着用や動噴での車両消毒、踏み込み消毒槽、石灰散布、畜体噴霧などは日常防疫です。
現在宮崎で行われている防疫はどのようなレベルなのでしょうか?
また、農場に県の獣医師を招くようなことは極力避けます。事務所で面会し、お昼ご飯に外へ誘い出す。
「あらゆるものから伝染するのだからなどとのたまわれても気休めになりますか?自分で被災地農家の立場になって考えてみたらよい。」とおっしゃいますが、被災農家として考えると日常防疫に努め、発生したら処分するしかないと考えます。日常防疫に努めても何度も病気が出る場合は、農場を休めるか、立地が悪いと考え畜産はやめる。自分の技術が悪いと思えば廃業もやむ終えません。
養鶏関係者として、甘い考えで畜産は出来ないと考えています。特に伝染病は周囲に迷惑がかかります。

投稿: | 2010年6月25日 (金) 02時02分

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