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2010年9月21日 (火)

宮崎口蹄疫事件 その103 やめちゃうの、東国原知事!

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今日は別のことを書く予定でしたが、やはり東国原知事の次期出馬せずというニュースについて書くことにします。

宮崎県の東国原英夫知事が、来年1月20日の任期満了に伴う知事選(12月26日投開票)に出馬しない意向を固めた。タレント時代の師匠、ビートたけしさんと最近東京都内で会い、こうした意向を伝えた模様だ。来春に予定される東京都知事選や、次期衆院選への出馬などが取りざたされている。家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)問題で大きな打撃を受けた地域経済の復興は、次期知事に委ねられる可能性が高まった。

 東国原知事は20日夜、宮崎空港で記者団に対し知事選について「熟慮中だ。9月議会で表明する」と述べ、明言を避けた。たけしさんとの面会は認めたが「口蹄疫問題でお世話になったお礼」と述べるにとどめた。ただ、関係者によると、知事は29日にも県議会本会議で表明する見通し。表明が24日か、議会最終日の10月12日になる可能性もある。

 知事は県議会で、知事選出馬について態度を保留する一方「国の形を変える」などと述べ、国政に意欲をにじませる場面が目立った。口蹄疫問題で国と対立した経緯を踏まえ、記者団に「口蹄疫がなければ恐らく2期目をやっていた」と語ったこともある。地方分権への関心が強く、財政基盤の強固な都知事か、国会議員を志向しているとみられる。

 東国原知事は07年、官製談合などで後に逮捕された前知事の辞職に伴う出直し選挙で「宮崎をどげんかせんといかん」と訴え初当選。就任後は宮崎牛やマンゴーのトップセールスで宮崎の知名度を上げた。一方、昨夏の衆院選では自民党からの出馬を模索。任期半ばでの国政転身の動きが県民の反発を招き、断念した経緯がある。

 知事選への立候補表明者はまだいないが、県OBらが東国原知事の不出馬に備え、候補者擁立の動きをみせている。これに対し、知事は官製談合事件以前の政官業癒着などへの逆行を懸念しており、出馬の可能性は消えていないとの見方も、なお一部に残っている。

【毎日新聞 石田宗久、小原擁】

正直に言ってあ~っという気持ちです。やっぱりなというなんとも寝覚めの悪いニュースでした。

彼のブログでは、終結宣言以降も県議会で「国と対立したから補償金が降りてこない」などの罵声を受けたことを書いており、直近ブログでも「沈思黙考」という微妙な表現をとっていましたので、そろそろかな~と思っていた矢先でした。

しかし、知事は大規模災害を受けた当該県知事としてありえない選択と批判されても返す言葉がないのではありませんか。

なにより、宮崎県はぜんぜん復興していないではないですか。被災農家で来年1月20日の任期内でどれだけの数が再建できるのでしょう。一握りにすぎません。

この復興を最後まで手助けするために財源を確保し、4月県職員の人事異動が被災農家に不利益にならないように細心の配慮をすべき立場が、知事です。

また原因究明も、何度か県独自にすると言いながら、これも放棄してしまうのでしょうか。侵入ルート、伝染拡大ルートなど、国がおざなりの報告書でお茶を濁している、まさにその時にその最大の当事者のひとりであった県知事が辞めてどうしますか?

このまま推移すれば、私が口酸っぱく言っているように、「国が正しかった。感染拡大は無能な宮崎県と、衛生観念のない被災農家の責任だ」という欺瞞に満ちた認識が大手をふってひとり歩きしてしまうことでしょう。

今、このような微妙な時期に辞めるのならば、東国原知事と国がなにかしらの裏取引をしたのかとすら疑われてしまいます。

県の防疫作戦を指揮した指揮官として、そしてなにより被災地県民を率いた指導者として東国原知事は最後まで責任をとりきるべきです。

それは9割以上という驚異的支持率を与えた宮崎県民にとっても不幸なことです。

国の防疫の指揮をとった山田前大臣、そして今回、東国原宮崎県知事まで姿を消すとなると、口蹄疫事件の指揮をとった指揮官クラスの当事者は、終結してわずか半年にも満たないうちに、篠原副大臣のみとなったことになります。

かくして、真相解明はいっそう混迷を深めていくことでしょう。

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mitani3277@globe.ocn.ne.jp

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コメント

管理人さま
知事の不出馬ニュースは、ご本人が否定なさってますよ。この報道をしてるのも読売新聞だけですしね・・・。
実際、宮崎の某ローカル局が、勝手に知事不出馬ニュースを流してから、マスコミに不信感があるので、この件については知事本人の口から発表があるまでは静観のつもりです。

読売新聞のスクープだとしても、今回の口蹄疫騒動の時の読売新聞のネタは、いずれも疑問符?が付くのが多かったので、今回も、しばらく様子を見た方がよいかもですね。ま、気持ち的には、2期目はないのかな?とは思いますが、今はまだ、熟考中と言う知事の言葉を信じたいですね。

でも、ゆくゆくは国政に野心のある人なんだよね。
報道に関しては「未定」「県議会始まってから」だそうですが、動きを注視する必要がありますね。

辞めるにしても、こちらに名を連ねてくれるくらいだと心強いんですが…。ムリだよね。

上記、記事の出典は、毎日新聞ですよね。読売新聞なんですか?
私も、管理人さん同様、復興・県独自の原因究明を本当に、満足良く段階まで行ってから、国政へというなら分かるんですが。
あまりにも、ホッポリダシた感が強いです。
「途中で、かっぽっちゃ、だめでしょ~よ。」
この茨城弁、合ってます?

第一報が読売新聞で、他紙がそれに追随してるみたいですね。
今度は新党旗揚げみたいです。
これも、同系列の新聞?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100921-00000044-sph-soci

上記記事の冒頭の写真、何という花ですか?
大きさ不明なので、分かりませんが、紫蘇か何か、ハーブですか?

うちのほうでしたら
「こごでかっぽるっちゃ、あんめーよー」から
「おめえは、ごじゃっぺで、でれすけだなー」って続きます

花はごまの花?? 自信なし

写真の花、カクトラノオ(ハナトラノオ)かとお見受けします。
北米原産の多年草。関東地方だと、割とほっといても育ちます。

現役養豚家さんへ
「でれすけ」とは、どういう意味ですか?

知事に対して、「いっじあげぇ~」っていう感じですか?

コンタンさんへ
確かに、カクトラノオ(ハナトラノオ)のようですね。
同じ、シソ科なので、紫蘇と間違えました。

本当に、当事者がひとり、またひとりと、消えてゆきそうな気配ですね。所詮、知事にとってはこの程度なのかも
しれません。

でれすけは、頼りにならんやつ、をさらに悪く表現したかんじです・
「お前はいい加減で頼りにならん」
ああ、いじゃげる → 意地が焼ける → 頭に来る、

今回の報道は本人が東京で北野たけしに話したのが漏れたもので建前上はともかく確度の高い情報です。
東知事はこうやって少しずつ意識的にもらして世論を打診しているのだというのが報道側の一般的な観測です。これまで同じようなことを繰り返してきたんですから妥当な見方だと思います。
おそらく東知事が二期目をやることがあるとすると、それは口蹄疫被害からの復興がこれからというときによそへ行くのはあんまりだと県民が知事を強く批判したときでしょう。
しかしそういう批判の動きはないので、二期目は出馬せずと発表するための文言を考えているところでしょう。

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