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2010年9月 8日 (水)

宮崎口蹄疫事件 その95  後先が逆になった血清学的発生動向調査

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ご承知のように、農水省は3日に以下のプレスリリースを出し、OIEの清浄(国)ステータスの回復申請にむけて本格的な清浄性確認を開始しました。

1 我が国の清浄性確認のためのサーベイランスの実施について
我が国においては、本年4月20日以降、合計292例の口蹄疫の発生がありましたが、7月4日の発生以降、新たな発生は確認されておらず、7月27日には、すべての移動制限が解除されたところです。また、8月27日には、ワクチン接種区域に残されていた、たい肥等の汚染物品の処理が終了しました。
このため、OIEに対して、我が国の清浄ステータスの認定申請に必要となるサーベイランス(臨床検査及び血清抗体検査)を、宮崎県内の牛飼養農場(150戸)を対象として、9月6日から順次開始することとします。

2 今後のスケジュール
今回のサーベイランスに係る採材及び各検査を9月下旬までに終了し、10月上旬にOIEに対する認定申請書を提出する予定です。

いよいよ最終段階となってきました。和牛輸出は、今後も大きな市場拡大が望める輸出資産ですし、現在、主要に米国に輸出している人たちにとってはまさに待ち焦がれた時期であったと思います。この9月一杯の清浄性確認作業が、無事にが終わることを祈っております。

さて、宮崎県で口蹄疫が発生したと同時期に韓国でも同じO型が発生しています。

最下段の[資料]をご覧ください。青い色がかけられている部分が0型にシフトした4月以降の事例です。これを見ると日本の口蹄疫防疫対策と著しい差があることに誰でも気がつくでしょう。

韓国は4月9日に発生と同時に予防的殺処分が行われ、発生農場から500メートル以内の偶蹄類はすべて予防的殺処分にかけられました。「発生ど同時」という表現は比喩ではなく、まさに発生日当日の処分がなされました。

まさに、英国型緊急対策モデルを取り入れたアジア地区で最も進化した口蹄疫防疫対策を持つ韓国ならではの措置といえます。

それにもかかわらず、6月4日まで13例の感染事例を出しています。韓国の対策は、初動の半径500メートルの予防的殺処分と同時にその外周部で綿密な血清学的発生動向調査をしています。

しかし、それにもかかわらず「漏れ」が出ていることが判ります。発生動向調査の「漏れ」、言い換えれば感染の飛び火です。

第9例までは、初発の京畿道江華島から3.5㎞の位置関係にありますが、第10例の畜産技術研究所が感染することにより、そこがハブになって第11、12、13例へと飛び火します。

これらの発見はいずれも清浄性確認作業中に発見されました。これらは血清学的発生動向調査によるものです。

結局、第13例で感染拡大は阻止され、いずれも単発の発生で封じ込まれました。そして早くも6月23日にはOIEに抗体検査の清浄性を報告しています。

これが国際的なスタンダードな口蹄疫緊急対策です。
私が注目したいことは、韓国は発生点から忠実に発生動向調査をかけており、この血清学的調査が陰性に終わると、その時点で移動制限を解除しています。非常に素早い移動制限解除に驚かされます。

一方わが国はどうかと言えば、初動での血清学的調査はされず、ワクチン接種をしてからの殺処分終了が6月末であり、最後の発生から21日間かけて移動制限が解除され、そして更にそこから堆肥の清浄化が行われた後にようやく血清学的発生動向調査がされるという、韓国と真逆な進行をしました。

そして、清浄国申請を目前に日程化した今頃になっての血清学的調査・・・なんとも言えない気分です。最初にされるべき血清学的発生動向調査がなされなかったために、かくも長きにわたる泥沼となり、膨大な家畜を殺したとも言えます。

まさに後先が逆になったのがこの宮崎口蹄疫事件でした。

[資料](作成 鹿大岡本嘉六教授)

OIE報告日

場所

発生戸数

畜種

血清型

処分頭数

17

京幾道

1

A

185

115

京幾道

1

A

15

120

京幾道

3

A

144

131

京幾道

1

A

81

311

京幾道

1

鹿

A

12

49

仁川

1

O

169

420

INCH'ON-JIKHALSI

仁川

3

O

354

1

O

1500

422

京幾道

1

O

120

INCH'ON-JIKHALSI

仁川

1

O

19

1

山羊

O

6

53

忠清南道

1

O

317

O

1223

仁川

1

O

1118

510

忠清南道

1

O

20

64

忠清南道

1

O

54

67

忠清南道

1

イノシシ

O

45

623

4報(最終):制限地帯における殺処分と消毒が完了した後、臨床的発生動向調査と血清学的検査が制限地帯において政府獣医当局によって行われてきたが完了した。全ての結果は陰性であった。したがって、67日に、食料・農業・林業・漁業省(MIFAFF)は、Kangwha-gunと金浦市内に48日と419日に設定されたリスク地帯とともに、保護地帯と発生動向地帯をそれぞれ解除した。

5報(最終):したがって、67日(Chungju-city)、8日(Jeongsan-myeonMok-myeon)、14日(Jungsan-myeon)、19日(Cheongnam-myeon)に、食料・農業・林業・漁業省(MIFAFF)は、Chungju-cityCheongyang-gunに設定されていたリスク地帯とともに、保護地帯と発生動向地帯をそれぞれ解除した。韓国には制限地帯は残っていない。全ての口蹄疫事例は解除

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コメント

doll24さん、次回投稿時にメルアドを記して下さい。

管理人様、コメントされている皆様。
このブログを荒らすような書き込みをしてしまったことを、お詫びします。申し訳ありませんでした。
cowboy様。doll24様。
同じ県内ですが、お二人と私では、基本的に県の畜産行政や事業団に対する認識が正反対であると思います。多分、お二人より少しだけ長生きしていますので、その分、いわば闇の部分も少しだけですが知っているつもりです。ネットと言う匿名性の強いツールではありますが、人として、その人が、どのようなバックボーンのもとに書き込みをしているのか知りたいと言う欲求は理解できますが、それが1対1ならまだ良いのですが、ブログのコメント欄などでは、一対多になってしまいますので、そこで、自分がいかなる人と言うのは、やはりある意味、リスキーである可能性があると感じます。
私の過剰反応の部分も多々あるとは思います。また、自己紹介したくなければ、しなければ良いと言う意見もあるかと思います。しかし、自分のコメントにはやはり責任を取りたいと思います。
それらの思いが、昨日の書き込みになった背景です。

ブログ記事と関係ない書き込み、お許し下さい。

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