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宮崎口蹄疫事件 その113  農水省は宮崎県を実験場にしたのか?

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宮崎口蹄疫事件に突如、ワクチン接種・全頭処分という方針が降りてきたのは、5月18日の農水省牛豚等疾病小委員会のことでした。

この宮崎県の運命を決めた疾病小委員会の非公開討議について、寺門誠致(のぶゆき)委員長代理はこう記者会見で答えています。

会見によると、ワクチン使用によって、感染しても家畜からのウイルス排出量を減らすことができ、殺処分の時間を稼ぐことができる。今回流行しているO型ウイルスのワクチンは現在、70万頭分の備蓄があるという。

 一方、殺処分より制圧まで時間がかかるうえ、抗体を持った家畜が感染したものかワクチン由来なのかの識別が困難となり、感染の広がりが分かりにくくなるというデメリットもある。使用に否定的な意見を述べた委員もおり、過去に外国でワクチンを使用したケースでも、成功例だけではないという。

 委員会はさらに、接種した家畜は計画的にすべて処分し、すべての家畜にウイルス抗体のない状態をつくるべきだとした。寺門氏は「そうでないと、いつまでたっても(口蹄疫)清浄国の国際的認定が得られないという意見が出た」と述べた。予防的見地から感染の疑いのない家畜を含めすべての家畜を殺処分にする措置については、欠席した委員から実施の検討を求める意見が寄せられた。だが、委員会では「今ですら埋却ができないのに、どんどん処分するのは大変だ」などの意見が出ただけで、議論にはならなかったという。
                                  (毎日新聞 2010-05-18  )

この漏れ伝わる討議内容を読むだけで、異論が噴出したことが判ります。討議の中で出てきた疑問点は記事を読む限りこのようなものです。
第1に、ワクチン接種をすれば、野外感染した個体と識別が難しくなること。
第2に、接種した家畜は全頭処分すべきであり、そうしないと清浄国復帰ができない。
第3に、接種後全頭処分をした場合、今でも埋却地が足りないのに、これ以上の殺処分の大幅な上乗せが可能なのか。

このような委員からの異論は、防疫学者としてはいたってあたりまえの感想であり、現地の修羅場を少しでも知っていれば、この状況にワクチン接種・全頭殺処分などという方針が、現実を無視したほとんど暴論に近いものだと理解できたはずです。

しかし結論は既に農水省消費安全局によって作られていました。備蓄ワクチンは70万頭分の備蓄があると言われていました。タイプはO型です。この備蓄を全量使用する、そして全頭殺処分にして清浄化確認した後、申請から3カ月間で清浄国復帰を果たす、これが国が立てた方針でした。

問題は、このワクチンのタイプが適合しているかどうかです。防疫の第一人者であり、なぜか疾病小委員会に招かれなかった山内一也東大名誉教授は日本獣医学会のHP「人獣共通感染症 第116回 口蹄疫との共生」の中でこう述べています。

現在のワクチンには次のようないくつかの問題があります。
(1)口蹄疫ウイルスには、7つの血清型があり、さらに多くのサブタイプがあるため、ワクチンは流行株に適合しなければ効果がありません。
時折、これまでのワクチンが効果を示さない新しいタイプのウイルスが出現することがあります。流行株に合致しないとワクチン効果が期待できない点はインフルエンザの場合と同様です。

ウイルスの特徴は速い変異です。ウイルスは自己増殖するための蛋白合成系を持たないために、定まった形態をしていません。そのときの状況に応じていくらでも形態を変異させていきます。今年に肺っても、アジア地域では中国のウイルスタイプがA型からO型にシフトしています。

宮崎県のウイルス・タイプはO型でしたが、では農水省が備蓄しているというO型ワクチンとまったく同一な株かといえば、山内先生が述べるようにに疑問なのです。

たとえば、第6例(初発)と認定された水牛農場のウイルス・タイプは「O/2010/JPN」と区分されました。最後にJPNと付くように、これは宮崎県で生じたサブタイプ(亜型)なのです。

言い換えれば「新型口蹄疫」、それが言い過ぎならば、「口蹄疫O型JPN亜型とでも名付けたほうがふさわしいウイルスだったわけです。

もし、ウイルスの変異スピードが予測を上回っていた場合、ワクチンの遅滞効果は非常に限定的になってしまいます。

また山内先生は続けて次のような疑問も述べられています。

2)ワクチン接種した動物でも感染することが あります。その際には症状はほとんど出ませんが、動物はキャリアーになってウイルスを放出してほかの健康な動物に感染を広げることがあります。

ワクチン接種した家畜がキャリアーになってしまうケースです。つまり、接種された家畜が、別の未接種の家畜に伝染を移す可能性です。こうなると、わざわざ清浄なエリアに、人為的に口蹄疫ウイルスをバラ撒いてしまったようなものです。自分で自分の傷口を深くしていることになります。

そして山内先生は別な危惧もあると言います。

4)自然感染とワクチン接種の区別ができないことです。

これこそが疾病小委員会で、たぶん最大の議論の焦点になったのではないでしょうか。今まで、日本が口蹄疫にワクチン接種を拒んできたいちばんの理由が、この自然感染とワクチン由来の区別が出来ないという一点だったはずだからです。

この自然感染との区別問題は、実は諸外国では解答が出ていました。そうです、マーカーワクチンの存在です。マーカーワクチンを接種した家畜からは、NSP抗体が検出されるために、まさに接種家畜のマーキングが可能です。

山内先生はこう述べています。

マーカーワクチンを接種し、NSP抗体が陰性であることを確認すれば殺さなくてすむようになったのです。OIE2002年の総会でNSP抗体陰性が確認されれば6ヶ月で清浄国に戻れるという条件を承認しました。
(予防衛生協会 口蹄疫の正しい知識 殺すためのワクチンから生かすためのワクチンへ」)

そして山内先生は、明確に宮崎県で使用されたワクチンはマーカーワクチンであったと断言しています。ちなみに知事の手記ではこんどは「マーカーワクチンではなかった」と、今まで言ってきたことをひっくり返しましたが、当然のこととして私はこの問題に関しては知事より山内先生を信頼します。

となると、ワクチン接種・全頭処分方針が果たして必要であったのか、川南町のような密集した家畜団地の地域は別として、おしなべて全頭殺処分の必要があったのか、はなはだ疑わしいと私は思っています。

マーカーワクチンならば、NSP抗体が陰性であることが確認されれば、2002年OIE総会議決で、6カ月間で清浄国復帰が可能なのです。全頭殺処分をしても3カ月、わずか3カ月間の差だけで、あれだけ健康な家畜を必死に殺しまくり、埋却したとなると、もはや単なる方針の誤りというレベルの話ではなくなります。

このようなマーカーワクチンの使用方法は、OIE加盟諸外国から見ても奇異に写ったとみえて、日本の惨状を見かねたようにOIE本部は日本にアドバイスに行きましょうか、と5月中旬に申し出るわけです。

そしてなにを恐れたのか、農水省は丁重にお断りをしました。後に、OIE本部は種牛殺処分問題でも、同様に農水省方針を柔らかく批判しています。

これはまさに農水省の賭でした。東国原知事はこのように言います。

国の現地対策本部が本県に設置されたのは、発生後約一ヶ月も経ってからだったこと? そこに来られた現地対策本部長の山田氏が「僕がここに来たのは、ワクチンを打ちに来たんだよ」と嬉しそうに、まるで宮崎が実験場であるかのように仰られた。

まさに知事が言う「宮崎県を実験場にした」という表現は、正鵠を射ていると思われます。農水省はサブタイプに変異している可能性を知りながら、そしてマーカーワクチンであることを知りながら、いずれも隠蔽して山田大臣を、現地に赴かせたのです。

■写真 ペパーミントの群落。もはやわが農場ではありがたがられることもなく、野生化しています。  

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コメント

まあ、実験と言えば、そうなんでしょうが、実験と言えるのかどうか?つまり、実験なら、ワクチン接種家畜や、リング周辺家畜から、検体をたくさん採って、あてずっぽうのウイルス株が、2010Jにどのように、作用したのか、しなかったのか、当然調べて、初めて実験らしい実験でしょう。

単なる埋却地確保の時間稼ぎ以外の何物でもないと思いますよ。実験なら、研究レポートの材料をピックアップしなければ、意味がありませんし、そこまですれば、次回発生時に、その研究結果が役立つでしょう。

それをせずして、実験と言えるのか?
単なる点拡散から面拡散になったので、拡散速度の時間稼ぎ以外、考えてなかったのでは?

もともと、宮崎の畜産が全滅しても、日本の畜産の1割強でしょう。
農水としては、それくらいの全滅は、たいしたことではないと判断したのでは?

もちろん、マーカーワクチンを、後フォローする実務能力もない訳ですので、あくまで、ウイルスが移る可能性のある畜体を、抹殺することが、1番、理論的に、イージーだったからでしょう。

ワクチン接種と言う、博打でもって、とにかく、選挙を乗り越えたかったという判断なのでは?

選挙結果は、ご覧のとおり、民主敗北になりましたが、選挙時に、結果がどうなろうと、日本初のワクチン接種して、がんばってます。ってパフォーマンスしたかっただけでしょう。

どうせなら、実験らしく、徹底的に科学データーを、採ってほしかったです。

投稿: りぼん。 | 2010年10月 2日 (土) 11時12分

こ、これはマジな話なんですか?
しかも元ネタが5月18日の毎日新聞…家でも長年取ってますが、最近はほとんど読まないもんで。

エエーッ!
もう、国家レベルの大規模犯罪(ウイルステロ→虐殺)じゃないですか。
ウイルスの変異の速さは理解してますが…。ただマーカーワクチンだって安全とは言い切れないのでは。
違法ワクチンの怖さをよく知る濱田さんですが…。

じゃあ20万頭位は助けられたの?
同時に発生動向調査は国が当然極秘でやってた?

3ケ月のために…?

奇しくも戦後間もない時期に、コロンビア軍兵士を売春宿で梅毒感染させてペニシリンの効果実験をしていたけとを、クリントン謝罪のニュースが出てましたが。これはまた別の話。ペニシリン開発翌年には耐性菌がすでに現れてます。
細菌とウイルスの違いもありますが。


激しく頭痛いです…。

どうすれば追及していけますかね?
当時の農水省メンバーに破防法適用でもしますか?
時が時なら全員腹切りやがれっ!レベルでしょう。

なんだか過激になっちゃった…。
未だに信じられん。


私も「抗ウイルス剤」の速やかな開発・備蓄は支持します。

投稿: 山形 | 2010年10月 2日 (土) 11時16分

まだ感染していない家畜に、ワクチン接種することにより、
①感染しにくくする
②感染してもウィルスの増殖・拡散を抑えられる
という効果が得られると解釈していますが、もし、感染してしまった家畜に接種した場合は、無論、殺処分しないとして、②の効果は期待できるのでしょうか?期待できるなら、待機感染家畜に接種することで、少しでも、感染拡大が抑えられたし、少し離れた場所への移動もでき、埋却も捗ったのでないか思うのですが

コンタンさんのデータから、都農町を除く場所でのワクチン接種の効果が、顕著でなかったことは、明らかです。都農町とて、発生が減少に転じた因果関係は、なんとも言えない。
口蹄疫発生地区から東側は、海ですし、西側の家畜密集度は、明らかに低い。現役養豚家さんが飛び火の懸念を指摘されていますが、それとて、口蹄疫発生中の出来事ですから、首尾よく対処できたはず(都城、日向、西都、宮崎市のように)です。
国は、この壮大なワクチン実験レポートを提出すべきです。「Anyway, we made it!」では済まされない。このこと、実験場に隣接した住民として声高に言いたいです。

投稿: Cowboy | 2010年10月 2日 (土) 11時42分

豚オーエスキー病のワクチン接種にも、ちょっと似てますよね。本来、清浄県でありたいので、他県から清浄県に持ち込むには、出荷県での陰性検査後、隔離待機2週間。受け取り県で、また、血液検査して、2週間、隔離して、両方陰性だったら、導入できるって感じです。

①感染しにくくする
②感染してもウィルスの増殖・拡散を抑えられる

この1と2の効果は、2010Jで、テストしてみない限り、解りません。最低、同じ血清種でないと効果ゼロと言うことは、解っていたのですが、ウイルス株の違いと効能については、まったくの博打でしょうね。

どんどん、拡大傾向にあり、次は、都城、その次は、鹿児島と言う風に、畜産地帯があったので、試しに、やってみようってことだったと思います。

なお、ウイルス株が違えば、ワクチン接種家畜も、感染するはずです。

投稿: りぼん。 | 2010年10月 2日 (土) 13時03分

今回、ワクチンの有効性については、事前に中和試験を行い、
それなりに効くだろうと確認しているようです。

5/20 01:03 原田英男さんのツイート
「動物衛生研究所とパーブライトの中和試験による分析結果から。
RT @micro_macro_ @hideoharada ワクチンの効果確認済み、とありますが、どのように?保存してあったワクチン免疫血清との中和試験か、1例目ウイルス分離してすぐに動物試験してたのでしょうか?」

この中和試験の内容については公表されていません。
さすがに動物実験ではないでしょうから、培養細胞を使った実験かと想像しています。

投稿: コンタン | 2010年10月 2日 (土) 14時15分

皆さん、ちょっと穿ちすぎかと。

発症を抑制して、ウイルスの増殖、拡散量を抑える。

豚の世界では、ウイルス性疾病が発生したとき、未発症家畜にワクチン接種し、ともかくウイルスを押さえ込む手段は常識・定石です。

今回、周辺の家畜密度が低いとは言え、周囲に広がれば、戦線の拡大で、破綻の危険性が高まります。

リスクとコストで考え合わせれば、リスク回避を狙ったのが今回のワクチン接種と言えるでしょう。

あ、私は国の回しもんでもありませんし、肩を持つつもりもありません。
自身のウイルス性疾病との戦いを振り返ってブログに書き、またコメントしています。

投稿: 現役養豚家 | 2010年10月 2日 (土) 18時40分

血清型が同じであれば、サブタイプにある程度の変異があっても、発症防御・ウイルス量低下作用があることは事実です。
ただ、どれくらい期待できるかは実際にやってみないと分からない。

もう一つ、口蹄疫ワクチンの製造に当たっては、地域で流行しているウイルスタイプに合わせてで作られ、入れ替えられているとかって、ずっと前に農水から説明を受けた記憶があります。

投稿: 現役養豚家 | 2010年10月 2日 (土) 18時47分

ワクチン接種、全頭処分が正しかったか?
この問題、被災農家の方が、国を相手取り、訴訟を起こせば、再び日の目を見るかもしれません。
ワクチン接種に於いて、同意書、誓約書などを提示してサインを強要させたのか?気になります。
このまま迷宮入りさせてしまっては、本当に犠牲に晒された家畜が浮かばれません。

投稿: DOLL24 | 2010年10月 2日 (土) 21時03分

ワクチン接種を受けて処分された農家が訴訟を起こすことはないでしょう。患畜、疑似患畜農家と、少しの格差はありますが、不満を感じている話は聞きません。それより、本来ならワクチン接種されても良かったけど、何故か接種から外れている農家から、今頃になって、接種処分してもらった方が良かったと言う話が出ています。

投稿: 一宮崎人 | 2010年10月 3日 (日) 00時15分


一宮崎様
接種処分してもらった方が良かったと言う話が出ています。

あなたとは、ずっと揉め合いそうですが、このログの意味
教えていただけませんか?あなた様は、以前、年齢の話指摘されておられましたが、ここでは、関係ないです。

投稿: doll24 | 2010年10月 3日 (日) 00時24分

doll24さんへ
一宮崎人さんの仰っている内容とは、違うかもしれませんが、ワクチン接種&殺処分で補償金を得た農家とワクチン接種から外され(単に、地理的に)、NOSAI獣医師の往診を受けられず、難産で母牛・子牛共に死なせてしまった農家の話だと思います。(違うかも)
後者の農家さんの心情として、
▼NOSAIを訴えてやる
▼母子死なせることになって、いっそワクチン接種&殺処分の方がましだった
といった話を漏れ聞くことはあります。

一宮崎人さんへ
私は、えびの市在住ですし、doll24さんは、鹿児島県在住であるということをまず、認識下さい。同業者ではありますが。
それから、doll24さんの年齢は、存じませんが、私は、小学校4年生のときに大阪万博が開催された年齢です。一宮崎人さんが私より年上かどうかは、分かりません。(以前のコメントで、私より、年上であると主張されていたのを思い出したもので)
doll24さんが仰りたいことは、「『年下より、年上の人間の方が、経験豊富だから、・・・』という言い方は、それこそ威圧的ではないですか。」ということだと思いますよ。私も同じ印象を思ったもので。
管理人さん、横道に反れました、済みません。

投稿: Cowboy | 2010年10月 3日 (日) 12時34分

今回のワクチン接種は、特措法に基づき、宮崎県知事が接種エリアの指定…それは同時に殺処分命令を伴う行為…をしていますので、同意書や誓約書は必要ありません。
仮に裁判に訴えても、最高裁まで行くことになるでしょう。

ワクチン接種・非接種の保証金問題は
疑似患畜殺処分と、ワクチン接種家畜殺処分で
金額が違うからではなかったかな??

で、疑似患畜処分農家の堆肥処理は防疫チームが担当
ワクチン農家は自力処置っていう差があったとか・
ちょっと記憶があやふやですが。

投稿: 現役養豚家 | 2010年10月 3日 (日) 13時05分

DOLL24様

次のトピックスのコメントに、答えになるかどうかわかりませんが、一応、書き込みをしています。

管理人様
コメント欄にての質問のやり取り、お許しください。

投稿: 一宮崎人 | 2010年10月 3日 (日) 13時52分

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