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2010年11月 6日 (土)

勇気ある内部告発者に感謝します!

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口蹄疫を追いかけながら、もし私の被った茨城トリインフル事件(2005年)にネットがあったらと思いました。もちろん存在していたのですが、今のような力はもっていませんでした。

口蹄疫で今唯一気を吐いているのは、ネットと畜産専門誌だけの状況です。畜産専門誌は、残念ですが一般国民が気楽に手にとることができない媒体です。

一方私たちネット勢力は、一般の媒体が口蹄疫をとうに忘れても執拗に追跡を続けてきました。数こそ激減しましたが、今でもいくつかのサイトが追跡と検証を続けています。

もしネット言論がなければ、口蹄疫事件の検証は、動衛研閥の勢力が力を持つ検証委員会で彼らの都合に合わせて結論を出されていったことでしょう。

ネット言論は非力ですが、それを許さない力を少しずつつけつつあります。それは時の権力がどう考えようと、自立して考え、ネットを通じて無数の情報を収集し公開し、多くの人たちによって公平に議論をすることが可能な場だからです。

さて、今回YouTubeから衝撃的な映像がアップされました。皆様もご存じの尖閣衝突事件の生映像です。これはネットがなければ、仙谷「首相」が思うとおり、隠匿されて、ごく一部の議員しか見ることがなきなくなるところでした。

まさにネット言論の勝利です。仙谷「首相」は、機密漏洩の犯人を徹底的に探し罰すると意気込んでいるそうですから、いったいどちらを見ているのでしょうか。告発されるべきは、このような重大な情報を隠匿し続けた仙谷「首相」のほうです。

仙谷「首相」は、国民の圧倒的多数が全面公開を望んでいるにもかわらず、国民には知らしむべからずという姿勢を強固に取り続けてきました。その理由がふるっていて、なんと「中国様を刺激しない」で、管「副首相」の晴れの舞台であるAPE首脳会議で中国様と会談していただくためだそうですから、もはや笑うしかありません。

この漏洩ビデオは、はっきりと中国漁船が凶暴なまでに海上保安庁の巡視船に激突している情景を映し出しています。映像はこらに6本あります。ぜひご覧ください。百聞は一見にしかずです。
http://www.youtube.com/results?search_query=%E5%B0%96%E9%96%A3&aq=f

この映像を見れば、中国側の「日本巡視船が、中国漁船を包囲し、意図的に中国漁船に衝突させた」という主張が、まったくデタラメであることが判ります。

中国政府側の従来の主張は下の図にあります。いかに事実とかけ離れていたかよく判って頂けると思います。

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まず映像は撮影者が、「久場島が見えます」というところから始まり、この直後に中国漁船は左に急激な進路変更を行い、同じ男性の声が「本船にの方に船首を向け、挑発的な動きを見せています」と緊張した声を発しています。

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そして、「ドコーン!」という大きな激突音と、「あ、本船に当てました」!」という声と共に、巡視船「よなくに」の船尾に衝突しました。中国語での停船命令が繰り返され、サイレンが鳴り続ける緊迫のシーンが続きます。

次の映像では、巡視船「みずき」右舷から同じ中国漁船を映しています。巡視船の警告のためのサイレンが鳴り響く中で、「みずき」の右舷でいったんスピードを緩めて、網を巻き上げてから、黒いエンジンからの煙を吐き出して加速すると、そのまま躊躇することなく、巡視船「みずき」に激突してきます。

単なる偶然の接触ではなく、明らかな攻撃行動です。

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巡視船の船上では、「ぶつけてくるぞ!」「おい、とまれ!とまれ!」という声が飛び交います。しかし、まったく警告を無視して、中国漁船はまったく減速することなく、「みずき」の右舷後方に激突させます。

明らかに、船の構造上もっとも強くできている船首を、巡視船の弱い船尾に衝突させる意図がありありと判ります。

「グアッチャーン!」という激突音と共に、「みずき」は激しく衝撃を受けて動揺します。船上の声が、「本船みずきに衝突してきた!」と叫び、「みずき」は中国漁船を振り切るようにエンジンを加速します。

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「みずき」のエンジン黒煙がもうもうと船尾に立ち込めて、追いすがる中国漁船を包み込みます。

これらの映像を見れば、なぜ仙谷「首相」が、中国に配慮して自国民に映像を公開しなかったのかわかるでしょう。仙谷氏はいったいどこの国の指導者なのでしょうか?

このたぶん海上保安庁の内部の人による告発により、国民は真実を知ることができました。この勇気ある内部告発者に感謝します。

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コメント

知る権利と機密漏洩はまったく違うことです。
国の管理の甘さが最大の原因ですが
機密漏洩の違法性もわからずに
濱田様は口蹄疫に関する記事で国家観を
語っておられたのかと思うとがっかりしました。

賛否両論ありますが、
なんのために船長釈放してビデオ隠蔽、ようやく一部を見た議員は平気でデタラメ並べる。
そりゃ現場は「ふざけんな!」と思うでしょう。

情報管理の甘さも「政治主導」の結果でしょうか。前日の警察庁といい…。

機密漏洩と捉えるのは正論かもしれませんが、正論のみで
綴る堅苦しいブログなど面白くもありません。正論と異論は紙一重ですから。
ここは、濱田さん一個人の庵の空間です。
そして、通りすがり様、「がっかりさせられました」
といういきなりの書き込みは、ネチケット違反では?
濱田さんこれからもよろしくお願いします。

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