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2011年1月28日 (金)

宮崎県で県内3例目発生!   発症した鶏を集めて8千5百羽を出荷しようとしたことが発覚! もはやこれは犯罪だ!

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宮崎県で第3例目が出ました。小井戸は都農市です。川南の食肉加工場で簡易検査の結果判明しました。

宮崎県プレスリリースによれば、加工場に持ち込まれたブロイラー8574羽中186羽もの死亡鶏が発見され、直ちに簡易検査の結果11羽中11羽、農場採血分で8羽中2羽に陽性がでました。

この農家の1万9千羽の、残り1万羽はただちに殺処分されることになります。http://www.pref.miyazaki.lg.jp/parts/000152662.pdf

まさに声もない、とはこのことでしょうか。やはり恐れてきた飛び火をしていました・・・!

正直言って、今日はコメントをしたくない気分です。ひどい、ひどすぎる。何を考えているのだ、この人は!加工場採血分の検査で11羽中11羽ということは、全部罹患しているトリを持ち込んだということか・・・!絶句。

発生に慌てて、しかもおそらくは病気のトリだけを集めて出荷をする・・・絶対に、断じてしてはいけないことです。これは現時点では法に問われません。しかし、これは明らかな犯罪的行為です。

この人には養鶏家としてのプライドがないのでしょうか!?自分だけなんとかなれば、地域が壊滅してもいいのでしょうか!

この人はもはや今後この地域で養鶏を続けるべきではありません。自分の農場で封印できたかもしれないトリインフルウイルスを、搬送車や、加工場を通して各所にバラまいたようなことをした者には、地域で生きる資格はありません。

このような反社会的な行為のために都農の同業者は、感染に毎日おびえながら半径10㎞の移動制限がかけられ、毎日生む卵や、出荷になっても出せないブロンイラーを抱えて、餌代も払えず、雛も入れられず、なんの補償もなく、共済だけを頼りにして生きていかねばならないのです。

加工場で獣医師がたまたま発見したから最悪の事態は避けられましたが、しかし、この人の車両や農場の出入り、訪問先などを徹底的に調べ上げて消毒してまわらねばなりません。

私はこのような事態が他ならぬ口蹄疫禍が出た宮崎県で起きたことを哀しみます。いかに私と同じ養鶏業者が、口蹄疫を対岸の火事としてしか見ていなかったのかが分かります。

養鶏農家は宮崎口蹄疫の一部始終をしっかりと学んで、胸に焼き付けるべきです!

海外悪性伝染病に際して、なにをしなければならないのか、なにをしてはいけないのかをしっかりと叩き込むべきです。

鹿児島の事例、愛知での事例、そして今回の宮崎3例目と続くと、このような発生報告の遅れは法的に厳罰化するしかないのではないかとさえ思えてきます。

私の地域でも日に日に恐怖が募ってきています。もはや発生することを前提にすべてを考えるようにしています。その場合に供えて、養鶏協会の互助金制度に加入しようと思っています。トリインフル互助金制度については最下段をご覧ください。

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「みやざき甲斐」様から緊急の呼びかけを頂きました。

*宮崎県内の養鶏業者の方々*
今後少なくとも48時間は県同40号線の通行、児湯Gへの接触は出来るだけ避けて下さい。飼料車・運搬業者全て。

未申告で済ませたため、その間知らずに接触した関係業者はウイルスを撒き散らしていた可能性が有ります

「お湯が当初の計画を変更して食肉処理場へ持ち込んだ鶏から、施設の獣医師が気付いて慌てて検査、検出された宮崎の3例目」
緊急事態です。

「慌てて当初の予定を変更して」発生鶏舎から出荷した為、発生農場の残りは10000羽だけでしたので処理自体は明日には終わる見通しです。
 しかし、26日急激な斃死増加、痙攣を「お湯食鶏」へは農場から連絡が入っています。それを知りながら多数の農家が集まる(繋がる)処理場へウイルスをまき散らしながら持ち込んでいます。

通常出荷として、持ち込んだ鶏を食肉工場で検査員が発見し、報告した事で「発覚」しました。

 養鶏業者としてのプライドはどこへ行ったのか。処理場でのクロスが畜産業全体を破滅へ追い込む事を考えなかったのか。隣国の韓国では口蹄疫・鶏インフルエンザともに既に制御不能に陥っています。

ニューカッスル、CHSを隠した時とは訳が違います。あの時責任を問われない甘さが、裏目に出ました。
そんな会社が宮崎にあったのが悔しいです。

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宮崎で3例目の感染確認=口蹄疫被害の都農町―食肉処理場で発見・鳥インフル

時事通信 1月28日(金)1時33分配信

 宮崎県都農町の養鶏場で27日、新たに高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏が見つかった。簡易検査で陽性となったため、遺伝子検査を行った結果「H5亜型」のウイルスが確認された。この冬の養鶏場での発生は同県内で3例目、全国では6例目となる。
 農林水産省対策本部は、専門家の意見を踏まえて遺伝子検査結果の判明を待たず、この農場の家畜が感染したと見なし、殺処分の着手を前倒しする方針を決めていた。同町は昨年発生した口蹄(こうてい)疫で、町内の牛と豚を全て殺処分している。
 同町などによると、この農場から川南町にある食肉処理場に出荷された鶏約180羽が死んでいるのが27日に見つかり、県の獣医師に報告。川南の処理場と都農の農場双方の鶏について簡易検査で陽性を確認した。28日未明にも自衛隊員ら約90人を投入し、農場の鶏約1万羽の殺処分を開始する。同日早朝までに終える予定。
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殺処分直後また「疑い」 宮崎トリインフル 養鶏農家「なんで」
高病原性鳥インフルエンザの発生から約1週間。畜産王国・宮崎がまたも打ちのめされた。三たび明らかになったウイルス禍の疑い。養鶏農家は「なんでか」と唇をかみ、対策に神経をすり減らしてきた自治体職員は頭を抱えた。42万羽の鶏を殺処分し、消毒を徹底しても、病原体を封じ込めきれないのか。先行きは不透明さを増し、関係者はため息を漏らした。

 「ショックだ」。相次ぐ感染の疑い発生に、県庁で会見した押川延夫県農政水産部次長はみけんにしわを寄せ、言葉を絞り出した。

 急ピッチで進めてきた新富町の殺処分はこの日、終わったばかり。同町や3例目の感染疑いが出た都農町、川南町を含む児湯地区は、採卵、ブロイラーの養鶏農家数が計124戸(県調べ、2007年現在)で都城地区(136戸)と並び県内の主力を担う。昨年の家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」禍でも牛、豚の大量処分を余儀なくされた。

 同県川南町の養鶏業者の伊東康男さん(64)は「2例目発生から4日たち、もう大丈夫じゃないかと思っていたのに」と嘆く。所有の鶏舎が鶏や卵の移動制限区域に入るかどうか、心配げに県からの連絡を待った。

 今回の養鶏場がある同県都農町は昨年4月20日、口蹄疫で感染が疑われる牛が最初に見つかり、大きな被害が出た。河野正和町長は「農家は口蹄疫の悪夢からやっと立ち直り、頑張っていたのに。がっくりこないか心配だ」。同町を管内に持つJA尾鈴の松浦寿勝畜産部長(55)は「これ以上、どんな対策を取ればいいのか分からない」と衝撃を隠せない。

 この日、1例目の移動制限区域内で卵の出荷が例外的に認められた。宮崎市の卵加工センターには約15万個が運び込まれ、関係者らに活気が戻ろうとした矢先だった。JA宮崎経済連の長友和美参事は「感染疑いのある鶏が見つかった食肉処理場は、完璧なクリーニングに時間がかかるだろう。見通しが立たない」と肩を落とした。

 3例目の感染疑い報告を受け、農林水産省幹部も「2例目の採卵農場と3例目は約20キロ離れ、業態も異なることから関連性は考えられない」と苦悩の色をにじませた。

=2011/01/28付 西日本新聞朝刊=

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養鶏協会トリインフルエンザ互助金制度http://www.jpa.or.jp/news/item/2004/12/28/01.html

鳥インフルエンザに係る家畜防疫互助事業の実施について

 本年の高病原性鳥インフルエンザの発生を踏まえ、本病が万一発生した場合に、発生農家となった養鶏生産者の経営への影響を緩和するため、家畜伝染病予防法に基づく手当金制度の対象とならない経営支援のための資金、発生農家の死体処理費用の自己負担分に対して補償する互助事業を(社)日本養鶏協会を窓口として実施することとなりましたのでお知らせします。

1.本基金の考え方
 本互助事業は、鳥インフルエンザの万一の発生に備え、国が1/2、生産者が1/2を積み立て、発生時の経済的損失について互助補償するもので、加入はあくまで任意です。
 牛、豚については既に(社)全国家畜畜産物衛生指導協会(以下「全国衛指協」という。)が事業実施主体となり互助事業として運営されておりますが、今回、新たに鶏が互助事業に追加されることとなりました。
2.事業の推進方法
 本互助事業の事業実施主体は、全国衛指協ですが、鶏については(社)日本養鶏協会が全国衛指協との基本契約により実務を行うこととなります。
 肉用鶏についても、加入契約、生産者積立金の納付、万一の場合の互助金の受け取り等全て(社)日本養鶏協会を通じて行うこととなります。
 さらに(社)日本養鶏協会から各県の養鶏協会に業務委託を行い、県養鶏協会が加入促進、相談、加入手続き業務等を行うこととなっております。
3.本互助事業に対する(社)日本養鶏協会の役割
 本互助事業の実務は、本事業の事業実施主体である全国衛指協から委託を受けて(社)日本養鶏協会が行い、会員及び全国の養鶏生産者の皆様に対する本互助事業への加入促進と相談事務を行うこととなっております。
 本互助事業に対する疑問点等ありましたら、本会事務局又は県養鶏協会にご連絡願います。

■末尾となりましたが、宮崎県霧島の噴火をお見舞い申し上げます。cowboyさんの農場に影響がでないといいのですが。心配しています。

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コメント

これはいかんですよ。
心底ガッカリしました。

去年あれほど苦しんだ口蹄疫禍に何も学んでいない。その爆心地の業者じゃないですか!
悪質だと思います。

全国の業者の皆様、日本の食卓や地元のブランドを守っている自覚を持って下さい。切に願います!

日本でも有数な食鳥企業が・・・・
残念です。全ての模範となるべきなのに、それとは全く正反対の行動を取る。
雪印のBSE牛肉偽装、その他の産地偽装、食に関する様々な問題が、これでもかと言うくらい出てくるのに、いまだに企業経営者は、バレなければ全てよしの思想から抜けきれないのだろうか?

濱田様 すみません緊急事態ですので重なりますが…。 28日もこの児湯しょく長は出荷しようとしています。(PCR確定前の移動制限前のタイムラグを悪用) 26日に技術員が約300羽の急激な弊死を確認し、すぐ会社に報告を上げたのに、何故急いで出荷したのか(怒)。
消費者への裏切り。「宮崎県産」の信用を無くしてしまうのが何故分からないのか?
高崎処理場・都城処理場・八代処理場と広範囲にリスクを高めています。 ・・産業、・・商事も知らない内に撒き散らした可能性が有ります。養鶏業者の皆さん、ご自分の農場へのクロスに注意なさって下さい。 口蹄疫の時には安グラ牧場が情報を伏せた為に被害が未然に防げませんでした。 二の舞はご免です! きばっど宮崎!

朝6時までに処分を終えられたという機動力・やる気・情熱には敬意を表します!
あとは処理場の徹底消毒と、出入り車輌と人間の徹底追跡が、今頃全力で行われていることと思います。
ガンバレ!!
それしか言えません。

厳しい作業従事者の方々が心身共に健康でありますように祈っております。

みやざき甲斐さん。
いつも現地の奮闘をアップしていただいてありがとうございます。大事なデータになります。

Cowboyさん
火山灰大丈夫でしょうか?風向き次第では畑作にも大変な被害でしょう…。


こちらも日本最大の白鳥飛来地の酒田を抱え、都市部ではカラスの増加の話題も出ておりますが、
全て吹き飛ばすような豪雪ニュースと人インフルエンザ警報ばかりで、鶏どころじゃないのが悲しい現状です。

みやざき甲斐様の現地からの生の情報は、遠く離れた北海道の私も本当に参考にさせて頂いております。
口蹄疫復興中でもあり、今度はトリフル、火山の噴火と「踏んだり蹴ったり」ぐらいの表現では表現しきれない惨事ですが、「みやざき甲斐」さまにおかれては、身体に気を付けてのご奮闘をお願いします。
それにしても、自分だけが!!バレなければ!!の体質は、食品偽装がこれだけマスコミ含めて厳しい目が注がれている時代に、まだ存在する事が信じられません。
世の中「性善説」では通用しなくなった事、悲しい限りです。
国民(一般消費者)の全てが食品に対して「性悪説」を前提に監視しなければならないのは、農業界にとって限りなくマイナスになります。
ここで記事(スレ含めて)になっている事が事実とすれば、厳しく糾弾されるべきと思います。

りっぱな食鳥会社だからなのか、経営上の問題なのか、どちら道、300羽も死ねば、怪しまれるのに、なぜ?加工場に持ち込んだのか?
精神的にパニックになったのか?

理解できないですね。

ずいぶん、工場も持っているような大きな会社ほど、そういうことをしてしまうのでしょうか?

事実は、何なのか、知りたいところです。

何という事でしょうか。
以前、同じようなコメントした方がいましたが、こんな犯罪行為を平然とできる業者に対しては、同じ県民として、恥を知れという気持ちです。
やはり、対岸の火事だと思っていたんでしょうか、口蹄疫のこと。

私の住む地域で、自主的に消毒ポイント設け、24時間体勢で消毒作業を行った際、そこを通りかかったブロイラー運搬車(新富町のロゴ、空荷)の運転手の兄ちゃんが、私が消毒液を車全体にかけたとたん、クレームを言ってきたのを思い出します。えらい剣幕で、「やめろ」と言ってきたので、黙殺し、寧ろ、丁寧に消毒液をかけましたっけ。
このとき、ずいぶん、温度差があるなぁと感じたものでした。

新燃岳の噴煙、降灰は、酷いの一言ですね。
山形さん、ここえびの市では、現在、降灰は見られません、風向きの問題で。
それでも、これから「東風吹かば」の季節になりますので、大変な脅威になることは間違いないです。

よく、判らないのですが、どんな理由にしろ、県内で、鳥インフルが出た時点で、病気や死亡鶏が出れば、行政マンが、検査員が来て、最終決定がでるまで、農場に張り付きますから、加工場へ出荷したら、400羽死んでいた。(過去形)
という、イメージが、僕には、想像できませんね。
愛知県知事が、すぐ現場入りするので、行政は、当然、発生農場や関連農場に、知事が、県庁に帰るまで、張り付きますし。。死亡鶏が、100羽以上居て、この冬場に出荷をかけるって、どういう意味なんでしょうか?
わからないので、教えてほしいです。

宮崎県延岡市北川町の養鶏場からまた発生です。29日未明から殺処分がおこなわれています。

川南町でもう一例です。

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