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2011年2月13日 (日)

韓国埋却地の汚染問題の真偽

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まぁ、福島がシロ判定だったそうで、ああよかった・・・!処分のために農場周辺に待機していた家保の獣医師や県職員が笑顔をみせていました。ほんとうによかった。

■石川の口蹄疫疑い牛は「陰性」…農水省発表

読売新聞 2月12日(土)16時0分配信

 石川県志賀町の放牧場で家畜の伝染病「口蹄疫」に感染した疑いのある牛が見つかり、農林水産省は12日、遺伝子検査の結果、口蹄疫ウイルスは検出されず、陰性だったと発表した。

 牛243頭を飼育する放牧場で11日、15頭の舌に水疱のような突起が見つかった。国の動物衛生研究所の施設(東京都小平市)で、症状の出た4頭の検体を詳しく調べたところ、すべて陰性だった。
(読売新聞 :2月12日)

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さて、いただきましたコメントにハンギョレ新聞からの情報がありました。内容は、殺処分された豚が地上で放置されている光景の写真と記事です。

韓国政府は、コンタンさんよれば埋設忘却地とは関係がないとの反論をしているそうです。ハンギョレ新聞は現政権に批判的なスタンスの新聞ですが、他の一般紙も大規模殺処分に伴う環境破壊について掲載しています。

下段の資料の朝鮮日報記事をご覧ください。

朝鮮日報は2日にわたって特集記事を掲載しています。23カ所の埋却地での水質調査を行った韓国環境部(環境省)の発表によれば、23カ所中8カ所、35%の地点で埋却地から汚水が侵出し、地下水系や土壌を汚染していまることがわかったそうです。

環境部と別途に水質検査をしている各自治体調査によれば、30%から60%の地域で水質基準値を上回る水質汚染が見つかったそうです。

保健環境研究所が行った江華郡の水質調査では、埋却地51カ所周辺の地下水から、31カ所の基準値を上回る硝酸態チッソ、大腸菌などが見つかったそうです。

同様の水質検査は各地で行われて似た結果が出始めています。

一方、これを直ちに殺処分と結びつけるかどうかに関しては懐疑的な見解もあります。

慶尚南道のイ・グンソン清浄環境局長は「殺処分した家畜が腐敗する際、真っ先に出るのがアンモニア性窒素。検査結果から推測すると、埋却された家畜による影響はまだ出ていないようだ」と話しています。

今回検査された地点はいずれも元々畜産業が盛んな地域であり、その糞尿などの影響ではないかというわけです。

確かに硝酸態チッソが増える原因の多くは過剰施肥や不適切な糞尿処理が原因です。肥料中のチッソが過剰な場合、作物は早く生育しますが、過剰なチッソは野菜に吸収しきれずに地下水系に流出します。チッソはリンなどと違って、水に溶けやすい性格があるためです。

そのために農業灌水や雨水などで溶け出た過剰なチッソは地下水系に出て、硝酸態チッソの形になって汚染原因のひとつになります。ただ、いきなり硝酸態チッソになるわけではなく、アンモニア態チッソが硝酸菌により変化して出来ます。

アンモニア態から硝酸態になるには多少の時間がかかりますので、埋却してからどのていどたった地点での測定なのか、また、埋却以前の水質や土壌の硝酸態チッソのデータがあるのかを調べないと、埋却との因果関係は分からないことになります。

このように考えると、調査地点の埋却以前のデータがわからない段階で結論づけるのは難しいと思われます。

ただし、漢江上流地域のように明らかに埋却地の崩壊が見られる地点が99カ所も見つかったという例もあり、それが首都圏の水源地であることから韓国政府は埋却地付近に防御壁をつくるなどの補強作業に入ったような例もあります。

後から防御壁を作らねばならないような処分をしたことも事実なようで、300万頭を超える大量殺処分はさまざまなひずみを生み出していることは確かなようです。

            ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

■口蹄疫:地下水を飲料水使用の江華郡、61%が汚染

家畜埋却地から半径300mの地下水を検査

昨年11月に慶尚北道安東市から始まった今回の口蹄(こうてい)疫問題で、殺処分された家畜の埋却地が4200カ所を超えた。

これに伴い、隣近住民が使用する地下水の安全性に対する懸念が高まっている。環境部(省に相当)が2004年から昨年5月までに発生した口蹄疫・鳥インフルエンザの殺処分家畜埋却地23カ所を対象に、環境汚染の有無を調査したところ、8カ所(35%)で浸出水が流出、地下水・土壌汚染が発生していることが明らかになった。このため、政府と与党は10日、埋却地の全数調査を含む対策の検討に乗り出した。

 各地方自治体は現在、埋却地から半径300メートル以内の地下水を対象に水質検査を実施している。一部の地方自治体では第1次調査を終えたが、調査対象となった地下水の30-60%が水質環境基準値を上回っていることが分かった。

こうした地下水の汚染が、今回の口蹄疫で殺処分された家畜の埋却地から流れ出た浸出水によるものかどうかはまだ確認されていない。しかし、環境部は各地方自治体の調査結果をまとめ、浸出水の影響を受けたとみられる地下水については調査を実施する方針だ。

 仁川市ではこのほど、当該の保健環境研究所が江華郡にある埋却地51カ所周辺の地下水に対する水質検査を行ったところ、31カ所から基準値を上回る大腸菌・硝酸態窒素などが検出された。江華郡ではまだ上水道が普及しておらず、住民たちは地下水や谷の水などをろ過して使用している。今回の調査では、汚染の割合が61%と判明した。

 これについて江華郡では「今回の調査は使用した試料が間違っていたり、試料を採取する過程で汚染されたもの」と説明している。

慶尚北道でも埋却地周辺の地下水44カ所を対象に水質汚染の実態を調査したところ、15カ所(34%)で硝酸態窒素など有害物質が基準値を超えていることが分かった。調査試料は昨年12月初めから最近まで、安東・永川・義城・醴泉・漆谷の5地域44カ所にある埋却地周辺の地下水から採取された。

 昨年12月、4カ所に牛・豚など983頭の死がいを埋却した安東市内の地下水からは、硝酸態窒素が42.8ppm(ピーピーエム、100万分の1を表す単位)検出され、飲料水の許容基準(10ppm)の4倍を超えた。

硝酸態窒素の許容基準値を上回る水を飲んだ場合、呼吸が荒くなるなどの症状を引き起こす可能性がある。慶尚北道の関係者は「硝酸態窒素などが基準を超えることは、ふん尿・堆肥(たいひ)などが多い農村地域の畜産農家ではよくある」と説明している。なお、大邱市北区の埋却地2カ所に近い地下水は安全であることが調査の結果、確認された。

 慶尚南道は、金海市酒村面や梁山市上北面など道内の22埋却地(約3万9000頭を埋却)について、周辺300メートル以内の地下水131カ所中76カ所を対象に第1次水質検査を実施した。

その結果、飲料水用地下水1カ所、飲料水用ではない地下水3カ所の計4カ所から大腸菌が検出された。飲料水用地下水については再検査を実施し、再び大腸菌が検出された場合には閉鎖する方針だ。

慶尚南道のイ・グンソン清浄環境局長は「殺処分した家畜が腐敗する際、真っ先に出るのがアンモニア性窒素。検査結果から推測すると、埋却された家畜による影響はまだ出ていないようだ」と話している。江原道・忠清道などでは、水質調査の結果がまだ出ていない。

 環境部は同日、首都圏の住民2000万人の飲料水用水源となっている八堂ダム上流地域を含め、京畿道・江原道・忠清北道地域に現場調査班を派遣し、埋却地による水源汚染調査を開始した。

この3地方自治体は環境部に対し先日、「京畿道楊平・南楊州など埋却地99カ所が崩壊、あるいは浸出水が流出し飲料水用の水源が汚染されている可能性があるため、詳しく調査してほしい」と要請していた。
(朝鮮日報 2011年2月11日)

■口蹄疫:政府と与党、家畜埋却地の緊急調査実施へ

 政府とハンナラ党が、口蹄(こうてい)疫に感染した家畜の埋却地から流出する浸出水と関連し、全国42カ所の埋却地の環境汚染と安全性について緊急調査を実施することを決めた。

政府は10日、首都圏2000万の住民の水源である漢江上流地域にある99カ所の埋却地が春の解氷期に崩壊し、浸出水による水質汚染が起こる可能性があると判断し現場調査を行った。14日までに専門家の検討を経て、漢江上流地域の埋却地周辺に防護壁や遮水壁を設置するなど、補強工事を行う予定だ。

 政府とハンナラ党は同日、国会内の食堂で口蹄疫対策会議を開き、埋却地汚染対策を策定した。会議には、金武星(キム・ムソン)院内代表や孟亨奎(メン・ヒョンギュ)行政安全部(省に相当)長官、劉正福(ユ・ジョンボク)農林水産食品部長官、李万儀(イ・マンイ)環境部長官、鄭雲天(チョン・ウンチョン)最高委員、李君賢(イ・グンヒョン)院内首席代表らが出席した。なお調査は、環境部と行政安全部主導で来月4日まで行われる。

 さらに政府とハンナラ党は、軍のNBC(核・生物・化学)部隊に「機動防疫団」を設置、口蹄疫や鳥インフルエンザが発生した場合、迅速に投入する策も検討する。全国の自治体が埋却地の300メートル以内の地下水に対する水質検査を行ったところ、仁川市で51カ所中31カ所、慶尚北道で44カ所中15カ所が水質基準を満たしていなかったという。
(朝鮮日報 2011/02/11 )

■写真 画面真正面に見える山が有名な茨城県のシンボルの筑波山です。ツインピークスですよ。筑波山山頂から日の出の方向を見ると鹿島神宮がばっちりあるそうで、パワーボイントなんですと。

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コメント

韓国の汚染よりむしろ北朝鮮の拡大が危惧されます

そうですね。北朝鮮は蔓延してしまっているようです。秘密主義の北朝鮮の中央通信が報道するくらいですから、もう手がつけられないということでしょう。

FAOからも行ったようですから、その報告を待ちたいものです。

ひとつ解せないのは、食料危機が常態化している北朝鮮で、致死率が高くない口蹄疫の牛、豚を殺処分するだろうかということです。たぶん韓国のような徹底した殺処分はするはずがなく、キャリヤーで残り続けているのではないかと思います。

もうひとつは、これで朝鮮半島全域、北から南までまんべんなく発生を見たということになり、ウイルスは常在化してしまったとみるべきでしょうね。

以後、日本の防疫体制もこれを前提に立てる時期になりました。

FAOからも行ったようですから>>>

これ、北全土を調査できない(させない)ので、どれくらい死亡して、どれくらい国際援助すべきか?って、判断は、難しいのでしょうね。どちら道、一部軍部にしか、牛、豚は、渡らないのでしょうが。。軍部の士気を上げるのに、利用したいのでは?

また、南北問題に、利用するカードが持ちたかった?防疫をしない、国が、汚染国、中国と韓国の間に存在する以上、汚染ゼロとは、思えませんが。。
ただ、口蹄疫の食肉は、人間が食べていると思いますが。。

多分、農耕用牛が、口蹄疫にかかると歩けないので、役に立たず死亡するのが、問題なのかしら?

氷点下20度くらいでも、牛や豚は、平気ですか?
日本は、牛舎もあるし、凍らないように、水道も、ヒーターがあるけど?また、冬場のえさは、どうするのでしょうか?自給自足だと、そんなに頭数は居ないのかな?畜産っていう感じだと、軍部の経営しかありえないし。

朝鮮半島及び中国・ロシアそして台湾など、人(観光客やビジネス)や物、そして偏西風の風上にある近隣諸国に口蹄疫ウイルスが常在し、更に北や西にトリインフルウイルスが常在しているとすれば、濱田様が仰る通り、家伝法も防疫体制も大きく見直さなければなりませんね。
以前ここで話したように、
北海道の各空港における国内線の到着ロビーでの消毒マット撤去に関して、道庁に問い合わせた時の回答では「国がOIEに清淨国復帰申請を行ったと言う事は、国内に口蹄疫ウイルスが無い・・事を前提にしているのだから、国内線の到着ロビーで消毒を実施していたら整合性が取れない」でした。(国際線では継続実施中)
1月には国内線ロビーに再設置されましたが、雪まつりなど冬観光対策であり、2月一杯を目途にしています。近隣諸国に常在している事を前提に、今後は恒常的に実施してもらいたいものです。
多方面から行政に対し強く要請して行こうと思っています。

連投御容赦ください。

石川県の件、陰性本当に良かったです。ホッとしましたが、いつどこで発生するか分かりませんから、油断は出来ないですね。
りぼん様
>>氷点下20度くらいでも、牛や豚は、平気ですか?

北海道十勝ではマイナス20℃は今の季節珍しくありませんが、牛は大丈夫ですよ。
フリーストール(牛舎の中を自由に動き回れる飼い方)牛舎の壁は、カーテン式で風を遮っているだけのもので、気温自体は外と同じです。
ただし、その寒さに耐えられるような栄養管理がなされていなければ、難しいでしょう。
北朝鮮の酪農・畜産事情は分かりませんが、かなり飼養管理状況は悪いと想像していますので、身体の抵抗力(体力)も低下していますから、その中で様々な病気と闘う事は極めて困難だと思っています。

山形でも先日カタチばかりの口蹄疫対処訓練が、役所でやってました。何もしないよりマシな程度のもの(役人の体験コーナーみたいなもの)でしたが…

空港の消毒マットだけでも常設して欲しいのですがねえ…。
冬場に台湾からの観光客をチャーター便で誘致したり、この時期にアジア各国に旅行に行くのは主に農閑期の農業関係者ですから…。

残念ながら、自治体行政はその程度の認識です。
安上がりで簡単にやれることだけでも、即座に実行して欲しいですね。

万一事が起こってからでは、あまりに損失が多き過ぎます!


全国3万人の農林水産省職員諸君、君達は「何を守るのが仕事なのか!」
農業・林業・水産業ではないのか?
それに奉仕することができない者は去れ!
君達はただの税金泥棒に過ぎない。仕事の維持のための存在など必要無い存在だ。ただのゴミだ。代わりにもっとマシな仕事が出来る若者はいくらでもいる。

利権でのうのうとしてるような役員や委員会メンバーなど、ゴミ以下だ。
自ら退職して農村で1からやり直せ!

しっかりしたリーダーと、まともで忠実な職務遂行ができるヤツだけでいい。


過激な表現ご容赦下さい。農業県に住む消費者の叫びです。

どうも済みません。さきほどのコメントの後半はこちらのほうでした。改めて重複したコメントをお許しください。


韓国のこのニュースで危惧しなければならない点があります。

韓国はワクチネーションでの口蹄疫制圧を目指しています。その一方でこの様なずさんな事により、ウイルスが撒きちらされたりでもしたら、ワクチネーションの失敗につながりかねません。この様なことで、ワクチンの信頼性に疑念をもたれたら、たまりません。

それからもう一点、水質汚染に関してです。
単純におそまつで済ませていいものでしょうか?
私の地区では、サトウキビに適さない旧水田地帯で草を植えています。山の谷間の田んぼです。1mも掘れば水が湧いてきます。
そんな所でしか、私の地区は営農していませんから、果たして万が一のときに埋める場所が確保できるのかなと危惧しています。
また、南西諸島の喜界、沖永良部、与論、伊江、宮古、多良間等の隆起石灰岩の島々では、貴重な地下水が、埋却処分によって汚染されるでしょう。

日本でも、私のように埋却処分に向かない所で牛を飼っている農家は沢山いるのではないでしょうか?

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