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2011年3月28日 (月)

この震災が終わった時、もっとこの国を美しく出来るのではないでしょうか

029 

東日本大震災はたぶんプレ大震災、ポスト大震災と言われるような巨大な痕跡を日本人の心に残していくことでしょう。

今までの私たちは、ぼんやりとこの島に住んでいる日本人でした。しかし大震災を経て、自分が「日本人」であることをこれほど強く意識したことはありません。

赤子を抱き上げて微笑む自衛隊員の姿に涙し、洪水で流された小学生の泥だらけの写真を見てまた泣きました。無数に立つ死者を表す赤い布のついた竹竿を見て泣きました。

温かい食事がとれた、ありがたいことだと言う被災者を抱きしめたくなるほど哀しく思いました。自らも被災者でありながら、避難所で給食を配る子供たちを誇らしく思いました。

線量計のアラームが鳴る中を放水を続けるレスキューや自衛隊員に無条件で頭が下がりました。ひとりの作業員も逃げずに持ち場から離れなかった原発作業員に感謝しました。

そしてまだ面識もない人たちからの支援の品々を頂いて涙が止まりませんでした。

一体私たちはこの2週間にどれだけの喜びと哀しみの涙を流してきたことでしょうか。

日本というこの小さな島国に共に住む同胞を愛おしく思う、共に肩を抱き合って共感できるようになる「日本人」へと進化しようと思います。

この大震災が終わったとき、それはいつの日かわかりませんが、その時私たち日本人はこの国をもっと美しい国にできるのではないかと思っています。 

タンポポが咲き始めました。春がそこまでやってきています。

         ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

_edited1_2福島の農協団体「風評被害が現実に」 厚労相に対策要請
朝日新聞2011年3月25日

2011年3月25日JA福島中央会など福島県内の農協団体は25日、東京電力福島第一原発の事故で、県内産のホウレンソウなどが出荷制限となったことで他の農作物にも風評被害が出ているとして、細川律夫厚生労働相に早急な対策を要請した。

 要請書は「出荷制限で、経済的損失は計りしれない」と強調。その上で、「心配していた風評被害が現実のものとなっている」として、東京電力とともに万全の補償をすることや、水質や土壌の検査の実施、緊急資金対策をとるよう訴えた。

 JA福島中央会の庄條徳一会長は要請後、「福島と書かれた段ボールは、すべて売り場から撤去された。汚染度合いについて、できるだけ早く調査をして、正確な発表をして頂きたい」と訴えた。

放射性物質の基準「厳格さ求めすぎ」 民主・岡田幹事長

朝日新聞 2011年3月27日19時25分

民主党の岡田克也幹事長は27日、農産物の出荷停止や摂取制限の目安となる放射性物質の基準値について、「少し厳格さを求めすぎている」と述べ、風評被害を招かないためにも見直しが必要との認識を示した。青森県八戸市で記者団に語った。

 現在適用されている食品衛生法の基準値は暫定的な数値で、食品安全委員会が体内に取り込んでも健康に問題がない数値について議論している。岡田氏は「心配ないものは心配ないときちっと言えることが必要だ。科学的な厳格さを求めすぎれば風評被害になる」と指摘した。

■ 福島産ハウス野菜、基準超過1点のみ 放射性物質調査

朝日新聞 2011年3月27日

福島県が26日にまとめた県産野菜のサンプリング調査の結果によると、ハウス栽培の37点のうち、1点を除いて基準値を超える放射性物質は検出されなかった。検出されたのは、福島第一原発から約60キロ離れた伊達市産の花ワサビで、放射性ヨウ素と放射性セシウムが基準値を超えた。

 調査対象は県内37市町村でとれたイチゴ、ニラ、アスパラガスなど全14品目で、24日にサンプルを採取した。露地もの野菜を中心にした調査では基準値を大幅に超える野菜が続出。これを受けて政府は同県に対してすでに、葉物野菜などの摂取と出荷を停止するよう指示している。

摂取制限でも「健康に害ない」 あいまい対応に批判も
朝日新聞2011年3月23日

菅直人首相は23日、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出された農産品について、異例の摂取制限の指示に踏み切った。対象農産品の安全性を強調するのはこれまで通りだが、21日に出した「出荷停止」より一段厳しい規制をかけた。だが、こうした対応ぶりが、風評被害を助長するとの批判が野党などから出ている。

 首相が摂取制限の指示に踏み切ったのは、福島第一原子力発電所で放射性物質の放出が止まる具体的なメドが立たないからだ。

 枝野幸男官房長官は23日の記者会見で「一時的に食用に供されたとしても、健康に害を与えるものではない。しかしながらこうした状況が今後、長期にわたって継続することが想定され、念のために早い段階から指示した」と説明。規制値を超えてもすぐに健康被害はないとする従来の政府見解は崩さず、原発事故が当面は収束しない可能性を見据えた「念のための措置」であることを強調した。

 現在、摂取制限をかける客観的な基準は整備されておらず、その時々の「政治判断」で行うしかないのが実情だ。実際、今回の政府の判断について「将来どのような健康被害が生じる可能性があるのか。なぜ、出荷制限からさらに厳しい摂取制限としたのか」の詳細な説明は行われていない。

 大塚耕平厚生労働副大臣も23日、厚労省内で記者団に対し「規制値を非常に大きく上回る検査結果が出たこと、ヨウ素以外にも(検出)データが出始めていることなどを総合的に勘案した。今後、さらに放射性物質が降下し、野菜などに蓄積していく傾向にあることも踏まえた」と述べるにとどめた。

 「当分の間」としている摂取制限が、いつまで続くかも不明だ。枝野官房長官は21日の記者会見で、摂取制限と同様に「当分」としている出荷制限について「ひとえに放射線濃度の観測による。現時点でいつになるかの見通しはない」と語り、解除の見通しがないことを認めた。

 菅政権のこうしたあいまいとも言える対応に、野党の首相経験者は「消費者には健康に被害がないというだけじゃなく、例えば1カ月に何グラム食べる分には問題ないなどと具体的に説明しないと、風評被害を拡大するだけだ」と批判する。

 菅政権は宮城、山形、埼玉、千葉、新潟、長野の6県に、農畜産物などの放射線検査を要請。今後、制限の対象となる地域や品目が広がったり、長期化したりすれば、国民生活にさらに大きな影響を及ぼす可能性もある。

 一方、農林水産省は23日、福島県産の出荷停止対象の野菜が流通していないか調査した。複数の食品団体を通じて傘下の小売業者などに尋ねたところ、通常の午前10時の開店前に販売停止を指示できたため、店頭での販売が取りやめられ、傘下の小売店では消費者への販売は確認されなかったという。

グラフ:被曝線量と体への影響

■茨城県プレスリリース
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html

2011年03月28日 06時10分の現在の空間放射線測定値状況
測定局(グラフ表示) NaI線量率
nGy/h
風向 風速
m/s
東海村石神 381 北西 1.8
東海村豊岡 353 北西 1.3
東海村舟石川 194 北西 1.2
東海村押延 294 西北西 1.1
東海村村松 297 西北西 1.2
那珂市横堀 218 北北東 0.7
那珂市門部 325 北西 0.7
那珂市菅谷 192 カーム カーム
那珂市本米崎 251 ---- ----
那珂市額田 198 ---- ----
那珂市鴻巣 258 カーム カーム
那珂市後台 271 ---- ----
那珂市瓜連 189 ---- ----
ひたちなか市馬渡 383 西北西 1.0
ひたちなか市常陸那珂 513  北  1.8
ひたちなか市阿字ヶ浦 326 北西 2.2
ひたちなか市堀口 670 北北西 0.9
ひたちなか市佐和 384 ---- ----
ひたちなか市柳沢 328 西北西 1.2
日立市久慈 503 北北西 2.6
日立市大沼 491  西  1.2
常陸太田市磯部 271 北北西 0.5
常陸太田市真弓 185 ---- ----
常陸太田市久米 124 北北東 1.1
常陸大宮市根本 204 北北西 1.2
大洗町大貫 401 北北西 0.9
大洗町磯浜 321 ---- ----
鉾田市造谷 467 西北西 0.9
鉾田市荒地 397 北西 1.7
鉾田市田崎 313 ---- ----
鉾田市樅山 633 ---- ----
鉾田市上富田 256 ---- ----
鉾田市徳宿 277  北  1.6
茨城町広浦 482 北北西 1.7
茨城町海老沢 308  北  0.9
茨城町谷田部 220 ---- ----
水戸市吉沢 200 カーム カーム
水戸市大場 220 北北西 1.0
水戸市石川 235 北北西 1.2
三菱原燃 152 ---- ----
原燃工 456 ---- ----
空間線量率(nGy/h)    風速(m/s)

空間線量率(nGy/h)    風速(m/s)

*1000nSv(ナノシーベルト)=1μSv(マイクロシーベルト)=0.001mSv(ミリシーベルト) ですから、政府、東電発表の単位であるマイクロシーベルトに換算するには上の換算式によって下さい。

■茨城県プレスリリース
福島第一原子力発電所事故に伴う茨城県内農林水産物への影響について(第7報)
公開日  2011年3月26日

愛知県が検査し暫定規制値を上回ったサニーレタスについて、本日(3月26日)、産地である坂東市、八千代町、古河市において、茨城県が調査(3点)を実施したところ、いずれも、規制値を下回っており安全が確認されました。あわせて、現在までに確認された品目の結果一覧表を掲載いたします。

 次の品目については、安全が確認されておりますので、県民の皆様をはじめ、消費者の皆様にはご理解をいただきますとともに、安心してお召し上がりいただきますようお願いいたします。

これまでの調査で安全であることを確認した品目

【農産物】18品目

 ネギ、キャベツ、レタス、レンコン、ハクサイ、トマト、イチゴ、キュウリ、ニラ、ミズナ、チンゲンサイ、ピーマン、エシャレット、大葉、切りミツバ、セルリー、小玉スイカ、サニーレタス

【畜産物】4品目

 牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵

【水産加工品】2品目

 揚げかまぼこ、シラス干し

■県内の原子力施設はすべて停止しています

JRR-2 異常なし(廃止措置中)
JRR-3 異常なし(停止中)
JRR-4 異常なし(停止中)
NSRR 異常なし(停止中)
TCA 異常なし(停止中)
FCA 異常なし(停止中)
STACY 異常なし(停止中)
ガラス固化技術開発施設 異常なし(定期検査中)

茨城県農畜産物検査結果http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/nousanbutsu/20110325_02/index.html

千葉県旭市の野菜11品目が基準超え 最大8300ベクレル
産経新聞 2011.3.27 00:59

 千葉県旭市は26日、市内で栽培されたミツバやサニーレタスなど11品目の野菜から、食品衛生法の暫定基準値(1キログラム当たり2千ベクレル)を上回る最大8300ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたことを明らかにした。

 旭市によると、8300ベクレルが検出されたのはシュンギクで、バジルとブロッコリーは、放射性セシウムも暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を上回り600ベクレルと540ベクレルが検出された。

 市による独自の調査で、11品目は25日公表の千葉県の調査で基準値を超えたシュンギク、パセリ、サンチュ、セロリ、チンゲンサイの5品目と重複。残り6品目は、ミツバ、ブロッコリー、サニーレタス、バジル、コマツナ、ナバナ。

 県によると、11品目は25日から出荷を停止しているという。

■千葉県プレスリリース http://www.pref.chiba.lg.jp/taiki/h23touhoku/houshasen/20110318.html
千葉県大気環境・上水・降下物の放射線量等の測定結果(第159報)-地震関連
平成23(2011)年3月27日

平成23年3月27日19時現在
千葉県環境生活部大気保全課
電話043-223-3805

千葉県が実施した大気環境・上水・降下物の放射線量等の測定結果を公表します。
大気環境及び上水中の放射能は、現在まで健康に影響を与えるレベルではありません。

※夜間(20時現在~翌朝8時現在)については、大気環境の測定値が0.2マイクロシーベルト/時以上を測定した際に公表を行います。(昼間は、毎時更新しております。)
※次回以降の降下物は、採取日当日の17時を目途に、また上水は、採取日の翌日10時を目途に公表します。
--------------------
1 測定場所
県環境研究センター(市原市岩崎西1-8-8)

2 測定結果(3月26日20時00分~27日19時00分)
(1)大気環境の空間放射線量
時間放射線量(マイクロシーベルト/時)
3月27日
19時00分 0.079
18時00分 0.079
17時00分 0.079
16時00分 0.080
15時00分 0.079
14時00分 0.079
13時00分 0.080
12時00分 0.080
11時00分 0.080
10時00分 0.080
9時00分 0.080
8時00分 0.081
7時00分 0.081
6時00分 0.081
5時00分 0.081
4時00分 0.081
3時00分 0.082
2時00分 0.082
1時00分 0.082
0時00分 0.082

放射線量:人体が吸収した放射線の影響度を数値化した単位

福島県環境放射能測定値に暫定版)
http://www.pref.fukushima.jp/j/sokuteichi301.pdf

■福島県環境放射能モニタリング測定値(可搬型モニタリングポスト)(第11報)暫定値
平成23年3月17日 14時現在
http://www.pref.fukushima.jp/j/kahangata_11.pdf

福島第1原発からの位置関係
P3253335_edited1 

一緒にがんばろう、東北!.

Ganbare

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コメント

自然災害は最悪の事態を想定し防御していても、時にはそれを大きく超えた規模で襲いかかります。
数十年や数百年前ならまだしも、科学や技術が発達した現代に、戦争や紛争でもない限り3万人近い「死亡者や行方不明者」が出る災害を誰が予想できたでしょうか?
「地震大国・火山の上に出来ている日本」と、いつも聞かされていましたが、こんなに広範囲で且つ大規模で・・・とは・・・・
加えて、最先端技術を駆使した「原子力発電所」が、まさかの事故。
それが更なる被害拡大、住民被害(避難)を生み出す事になりました。
関東近郊の住民は基より、産業界にも大きな影響を与える「計画停電」。被災された方々から見れば、ましな方・・・と思いながらも、復興の元となるお金も回らなくなれば、その歩みも遅くなります。
「災害は忘れた頃にやってくる。いつどこで起きるか分からない。明日は自分の所かも知れない」・・と頭では分かっていても、中々備える事は出来ません。

我々被災地以外の人間が今出来る事は、自分の置かれている立場で、精一杯働き、些少でも被災者の方々に可能な範囲での支援しかありません。
それは、お金でも品物でも、労働(ボランティア)でも、節電でも、被災地(者)の役に立って上げる事が
必要だと思っています。

皆同じ日本人だし、在日の外国人を含めて日本に暮らす仲間です。「困った時はお互い様」の、日本人らしい気持で、乗り越えたいものです。

「傷」は時間と共に癒えて行く事を信じたいです。

きっと、みんなで笑える日がやって来る!
そう信じてます。

より良い日本になるために。

大変な中ブログの更新ありがとうございます。
お気持ちが伝わってくる文章に心から共感します。

より良い日本になる!! 絶対なる!!!

平時は「寒い・暑い」「美味しい・美味しくない」「冷たい・暖かい」・・・と言いたい放題、やりたい放題ですが、被災者の方が一杯の暖かい「豚汁」や「カレー」、「牛丼」を食べながら、涙し感謝の言葉を話しているのを見ると、自戒の念にとらわれます。
今の自分に何が出来るのか・・・自問自答の日々です。
1億2千万人全てが同じ考えである事は無理にしても、殆どの人達が一緒になって立ち向かえば、必ず道は開けるものと信じています。

確かに、この大災害、私も含め多くの人が想像できないものでした。
でも、専門の研究者たちは想定していたようです。
以下の東北大学のレポートは、まるで予言書です。

http://web.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi16/mm16-45.html

しかも、原発に関しては専門家の警告を東電は黙殺していたようです。

http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2011/03/0327earth_quake_chiso/
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110327k0000m040036000c.html


ところで、家伝法改正は国会で着々と進行しています。
3/22衆院農林水産委員会と衆院本会議で可決し、参院に送付
3/25参院農林水産委員会全会一致で可決、今週参院本会議で採決、月内の成立が見込まれています。

我が農場の牛舎を吹き飛ばした風を一生憎むように、
今は、ひとかけらの罪もない人々を飲み込んだ海を、
恨み続けます。
怒りの矛先が、自然界に向かうやるせなさに、
身震いしてます。。
どうか、濱田さん、御自愛ください。。

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