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2011年3月30日 (水)

野菜の摂取制限で農家に自殺者が出ました

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昨日、 村に衝撃が走りました。とうとう野菜の摂取制限で自殺者が出ました。福島県の有機農業者です。

くやしかったでしょう。つらかったでしょう。無念だったでしょう。あなたの痛みは私たち茨城農民の痛みでもあります。心からご冥福をお祈りします。

今、私ははらわたが煮えくり返っています。

「いつまで続くのだ」
「ほんとうに客土せねばならないのか」
「県の遠く離れた場所で出ても、ここも一緒に出荷停止なのか」
「出荷停止はどのようにして解除されるんだ。無期限なのか」
「補償なんて言っても政府金融公庫さえ何も知らないって言ってたぞ」・・・。

先のまったく見えない真っ暗闇の中で、なんとか原発に電気が通じ冷却化が進むという光明が見えた矢先に大量の放射性物質を含んだ水が出て作業は中断し、その矢先に微量ですがプルトニウム238が原発敷地内から検出されました。

核実験由来といわれるプルトニウム239、240とは異なって239は使用済み核燃料棒容器の融解が原因です。

これによって今週が原発事故のめどだと自分たちに言い聞かせてきた農業者にとって一挙に先が見えない状況になってしまいました。

一説では、関係者の間で「年単位かかる」という言葉すらささやかれ始めています。

となると、私たちが思い描いていた「今週中に原発事故終結」⇒「これ以上の被曝はない」⇒「出荷停止農畜産物の再検査」⇒「安全宣言」⇒「出荷開始」という流れは完全に破綻したことになります。

菅首相が人気取りで始めた暫定基準値・摂取制限といういらざる愚行は、福島、茨城、千葉、栃木、群馬の農民の喉をジリジリと締めつけています。

たとえば放射性ヨウ素の摂取国際安全基準値は1年で50ミリシーベルトです。それに対して日本の基準値はそれをはるかに下回る33.3ミリシーベルトです。

この摂取国内安全基準値の33.3ミリシーベルトを1年間に摂取するためには、食物で1.1ミリジーベルト、水で1.1ミリシーベルト、牛乳で1.1ミリシーベルト摂取する必要があります。

これは具体的にはどのような量なのでしょうか?
今出荷禁止になっているホウレンソウで700グラム(約2袋強)、牛乳4.6ℓ(1ℓパックを4.6本)、水を同じく4.6ℓ摂らねばなりません。

しかもいいですか、これを毎日1年365日お腹がガブガブになるまで飲んで食べてようやく達するのが33.3ミリシーベルト/年という数値であって、しかもこれすら国際基準値の約6割強ていどの値なのです。

まったくナンセンスです。1日に牛乳を4.6本も飲むバカがどこにいます。その他に水を同量飲まねばならないのですよ。水ぶくれで死んでしまう。もはや責め苦(笑)。

1日にホウレンソウを2パック半も食べることを1年間毎日続けるなどというホウレンソウ・フェチがどこにいますか。ポパイじゃあるまいし。

安全基準値の設定などというものはこのような非現実的な設定をして、それを安全パイとする性質のものなのです。

それをいきなり、厚労省に1日で作れと丸投げして、農水省にすら相談もせずに、専門家の意見も聴取することなくママスコミ発表してしまい、内閣総理大臣名で出荷停止の文書を各方面にバラまく、もう大バカとしか言いようがありません。菅首相の頭の中に牛乳とホウレンソウを詰め込んでやりたい。

茨城県は暫定基準値の引き下げを陳情しているようです(下の資料を参照)。しかし、いかに一夜漬けの数値であれ、いったん出てしまった数値を引き下げることはできないでしょう。

消費者の不信感を招きます。いかにも農業団体の圧力に負けて国民の安全を切り捨てたようじゃないですか。こんなことをすれば農業者が悪者になります。

むしろ問題は、出荷停止・摂取制限の野菜や牛乳がどのような手続きで、どのように出荷解禁となるのの道筋が見えないことです。

わかりにくいお役所用語で橋本知事もこのように官房長官に陳情しているようです。

  • 「食品衛生法の現行規制のみに委ねず、原子力災害対策特別措置法の下に、放射能汚染調査のための農畜産物の収去の権限や出荷制限に関する判断基準などを規定して欲しい。」
  • 要するに、今畑にある出荷停止の野菜類や牛乳をどう撤去したらいいのか、その判断基準を示してくれ、と言っているのです。

    現行ではスキ込むこともできず、かといって収穫することもできずに放置されたきりです。農家としてはこの現状凍結のような状況をなんとかしてくれと言っているわけです。

    この暫定基準値・摂取制限は、その当該作物にかけられたいわぱ「品目主義」なのか、それともそのほ場に対する「属地主義」なのかの判断を問うているのです。

    食品衛生法的な厚労省の発想では品目主義でしょう。しかし農水省のJAS的考えでは属地主義です。

    客観的に言って、放射性物質が降下したのは野菜や畜産物のある「土地」に対してですから属地主義をとるべきでしょう。

    正直に言ってこのほうがわれわれにはきつい。食品衛生法的な品目ならば、出荷禁止作物を撤去してしまえば、後は別の非出荷禁止作物を植えればいいだけです。

    しかし属地主義となると、放射性物質の残留が安全値になるまで出荷はできないことになります。ヨウ素は半減期が8日ですからいいとして、セシウムは実に30年ですよ(笑うしかない)。現実的には半永久的といった気分になります。

    客土なんて簡単に原子力専門家は言っていますが、やってから言え。膨大なコストと手間がかかってしまいます。

    上の写真のホウレンソウ畑の表土5㎝を剥ぐだけで、ダンプ数十杯分はあるでしょう。それを清浄確認された土をまた同量入れる・・・ああイヤダ、考えただけでぞっとする。誰がやるの。誰のサイフから出るの。

    また自殺者が出ることでしょう。菅首相を恨みながら、東電を呪いながら死んでいくのです。私も放射性鬱病になりそうです。

              ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

    ■摂取制限の翌朝、自殺
    福島 有機農業30年の男性


    2011年3月29日 朝日新聞

    福島県須賀川市で24日朝、野菜農家の男性(64)が自宅の敷地内で首をつり、自ら命を絶った。

    福島第一原発の事故の影響で、政府が一部の福島県産野菜について「摂取制限」の指示を出した翌日だった。

    震災の被害に落胆しつつ、育てたキャベツの出荷に意欲をみせていたという男性。

    遺族は「原発に殺された」と悔しさを募らせる。

    自宅は地震で母屋や納屋が壊れた。

    ただ、畑の約7500株のキャベツは無事で、試食も済ませ、収穫直前だった。

    遺族によると、男性は21日にホウレン草などの出荷停止措置がとられても「様子をみてキャベツは少しずつでも出荷しないと」と話し、納屋の修理などに取り組んでいた。

    23日に摂取制限の指示が出されると、男性はむせ返るようなしぐさを繰り返した。

    「福島の野菜はもうだめだ」。

    男性の次男(35)は、男性のそんなつぶやきを覚えている。

    「今まで丹精込めて積み上げてきたものを失ったような気持ちになったのだろう」

    男性は30年以上前から有機栽培にこだわり、自作の腐葉土などで土壌改良を重ねてきた。

    キャベツは10年近くかけて種のまき方などを工夫し、この地域では育てられなかった高品質の種類の生産にも成功。

    農協でも人気が高く、地元の小学校の給食に使うキャベツも一手に引き受けていた。

    「子どもたちが食べるものなのだから、気をつけて作らないと」。

    安全な野菜づくりを誇りにしていたという。

    遺書はなかったが、作業日誌は23日までつけていた。

    長女(41)「こんな状態がいつまで続くのか。これからどうなるのか。農家はみんな不安に思っている。もう父のような犠牲者を出さないでほしい」と訴える。


    2011年03月30日 05時50分現在の空間放射線測定値状況状況
    茨城県環境放射線監視センター

    http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html

    測定局(グラフ表示) NaI線量率
    nGy/h
    風向 風速
    m/s
    東海村石神 342  西  1.5
    東海村豊岡 318  西  1.4
    東海村舟石川 178 西北西 1.0
    東海村押延 264 北西 0.5
    東海村村松 273 北西 0.9
    那珂市横堀 198 カーム カーム
    那珂市門部 285 北西 2.2
    那珂市菅谷 175 北北西 0.8
    那珂市本米崎 224 ---- ----
    那珂市額田 178 ---- ----
    那珂市鴻巣 230 西北西 0.4
    那珂市後台 244 ---- ----
    那珂市瓜連 167 ---- ----
    ひたちなか市馬渡 352 北西 1.4
    ひたちなか市常陸那珂 476 東南東 2.6
    ひたちなか市阿字ヶ浦 302 北北東 4.2
    ひたちなか市堀口 605 北北西 1.2
    ひたちなか市佐和 347 ---- ----
    ひたちなか市柳沢 307 北北西 1.4
    日立市久慈 458 北北東 3.6
    日立市大沼 441  北  2.8
    常陸太田市磯部 240 西南西 1.4
    常陸太田市真弓 166 ---- ----
    常陸太田市久米 113  北  1.9
    常陸大宮市根本 166 北北西 2.0
    大洗町大貫 372 北北西 1.7
    大洗町磯浜 305 ---- ----
    鉾田市造谷 436 北北西 2.0
    鉾田市荒地 380  北  3.2
    鉾田市田崎 293 ---- ----
    鉾田市樅山 591 ---- ----
    鉾田市上富田 244 ---- ----
    鉾田市徳宿 263 北北東 1.4
    茨城町広浦 444  北  2.7
    茨城町海老沢 284 北北東 0.6
    茨城町谷田部 207 ---- ----
    水戸市吉沢 189  北  0.7
    水戸市大場 213 北北西 1.6
    水戸市石川 214  北  1.8
    三菱原燃 142 ---- ----
    原燃工 405 ---- ----

    空間線量率(nGy/h)    風速(m/s)

    空間線量率(nGy/h)    風速(m/s)

    *1000nSv(ナノシーベルト)=1μSv(マイクロシーベルト)=0.001mSv(ミリシーベルト) ですから、政府、東電発表の単位であるマイクロシーベルトに換算するには上の換算式によって下さい。

    ■東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う緊急要望活動について

    ttp://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110328_14/
    茨城県プレスリリース
    公開日  2011年3月28日

     本日(3月28日)、橋本昌知事が福島県及び関東地方の1都5県とともに、蓮舫内閣府特命担当大臣及び枝野内閣官房長官に対し、東北地方太平洋沖地震に伴う「東京電力福島第一原子力発電所の事故」に関し緊急要望活動を行いました。

    日時

    • 平成23年3月28日(月曜日) 
    • 蓮舫 内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)15時20分から15時40分
    • 枝野 内閣官房長官 16時40分から16時55分

    要望都県名

     福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県

    要望活動者

     橋本茨城県知事、福田栃木県知事、大澤群馬県知事、森田千葉県知事、石原東京都知事、ほか各都県関係者

    発言要旨(橋本知事発言分)

    蓮舫内閣府特命大臣への要望

    ○橋本知事

    • 現在の2000ベクレルという暫定規制値は厳しすぎる。
    • より受け入れやすい数値になるよう、見直していただきたい。
    • 検査の仕方についても、より適切に行われるよう国において制度や体制を整備して欲しい。
    • 安全かどうかを調べていないものよりも、安全であると調べたものが流通すべき

    ○蓮舫大臣

    • 今回の数値(暫定規制値)は相当に厳しいと思っている。
    • 基準については、厚生労働省と密に連絡をとっていきたい。
    • 出荷規制の解除の問題については、数値が安全となったらきちんと解除できるよう調整していきたい。
    • 現状は小売などが過剰に反応しているので、流通が止まらぬよう農水省にも適切な対応をとらせる。

     ※消費地の立場から、石原東京都知事から「安全なものもあるのに、県単位でダメというのはおかしい。このままだと、物価上昇により消費者が不利益を被る。出荷できるところはきちんと出荷させて欲しい。」との意見あり。

    枝野内閣府官房長官への要望

    ○橋本知事

    • 現在の暫定規制値は厳しすぎるので見直していただきたい。
    • きちんと検査を行った者が、不利益を被るのはおかしい。受け入れやすい数値の見直しや、検査の仕方がより適切になるように見直しをして欲しい。
    • わずかな頭数の放牧牛で基準値を超えたために、県内で舎飼いの牛を含め3万頭分の原乳が出荷できない。適切な規制となるよう配慮して欲しい。
    • 昨年採って倉庫で保管していたサツマイモまで拒否される事態もある。
    • 食品衛生法の現行規制のみに委ねず、原子力災害対策特別措置法の下に、放射能汚染調査のための農畜産物の収去の権限や出荷制限に関する判断基準などを規定して欲しい。

    ○枝野長官

    • 皆様には、今回の災害に関し、消防や警察などの面で大変お世話になっておりお礼を申し上げる。
    • 要望内容について、制度改正等が必要な事項もあるが,できるだけ早く、できるところから、鹿野農林水産大臣とも協議しながら対応したい。

     ※消費地の立場から石原東京都知事から「現状でも、農産物が足りなくなってきている。4月になればもっと悪化する。ハウス栽培が多いことも踏まえた、きめ細かな指導が必要。」との意見あり。

    一緒にがんばろう、東北!.

    Ganbare

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    原子力事故」カテゴリの記事

    コメント

    悲しいです。悔しいです!
    早くから有機農業を手掛けて30年の猛者を、いとも簡単に自殺に追い込んだ政治。

    東電にはもちろん第一義的責任がありますが、メーカー(今回は東芝とゼネコン)、保安院や安全委員会、
    なにより「政治主導」で次官を叱責する大臣たち。
    みな責任を問われるべき存在です。

    私は原発の積極推進派ではありませんが、なかなか新設ができずに40年前の炉を延長運用させた(解体技術も確立されていないから)昨年の決定に関与した人間と、ひたすら反対運動ばかりやってきたバカどもにも強い怒りを感じており、責任は免れるべきではないと思います。

    本当にいつまで続くのでしょうか・・・。
    茨城県でもこのまま続けば死者が出る可能性があります。震災で畑が被害をうけ再建にもメドが立たない人だっています・・。原発というリスクを請け負わずに利益だけをもらっておいてイザ緊急事態を受けると手のひらを返すように返却をし始める人達にもうんざりします。もちろんそうじゃない人達もいるでしょうがほとんどの人間がそういう人達です。じゃなければこんなに価格が暴落するはずがありません。

    間違いなく長期戦になります!

    最悪な事態となれば首都圏から東北一円まで多大な被害・影響がでるのは必死です。
    だから、今は落ち着いて注視し続け、現場で闘う作業員を応援するしかありますん。

    悲しいことです。
    自分の信じる道を精一杯生き抜き、作った作物を喜んで食べてくれる事を糧に頑張ってきた方が、目標や見通しが立たない・・・と言う事で命を絶ってしまうのは忍びないです。それも愚策が原因で・・・・
    私の母も私が高校生時に、そして相方の弟も同じような亡くなり方をしました。
    「○殺」と聞くと敏感に反応してしまいます。
    言葉が無いです・・・・・

    連投ご容赦ください。
    地震や津波で被災し、生きていたくても無残に無くなった方。救援者(自衛隊や消防団等など)人たちによって、救出され命を落とさなくて済んだ人。
    更に原発事故により非難を余儀なくされた人。
    生活の糧も奪われた人。
    色々様々です。
    私はどんな理由があろうとも、自ら命を絶つ人を指示する訳には行きません。
    残された家族の苦しみは、いかばかりかと・・・・
    誰も良かったと思う人はいません・・・

    生きて戦う事が、生かされている事への感謝につながると思っています。

    誤字訂正です。
    先のコメント中の「非難」を「避難」に訂正します。

    この無念の死。南の島の薄っぺらな地元新聞でも、大きく紙面を割いて取り上げられています。

    心からご冥福をお祈り申し上げます。

                      
    うんざりする足の引っ張りあいに明け暮れていた閉塞した国政日本に、想定外の天災が突然襲って来たこの国家的危機に今は只、意を一してこの危機を乗り切る決意を政治家の皆さんに望むのみです。
    今後、この国は大きく変貌すると思います舵取りを
    宜しく願います。
    生きている限り人は、常に困難に遭遇します、力強いリーダの出現を待っています。

    青空です。
    自らに命を絶ってしまうとは。
    無念です。いかほどに無念だったのか。
    ご冥福をお祈り申し上げます。

    しかし、ほんの数週間前に笑顔でいた人達が
    理不尽に、あっという間に、
    財産も会社も生業も家族も子供たちもそして自分自身の命さえも壮絶な暴力が奪っていきました。
    中には目の前で親しい人が津波に飲み込まれ、今も自責の念と後悔で悶え苦しむ人もいます。

    北海道様と同じくいかに無念であっても自ら命を絶つことは許されない。
    生き残り声を張り上げ続けてほしかった。

    しかし同時に彼を死を選ばせる程までに生きがいと矜持を奪い去った浅はかさには怒りを禁じえません。

    国難にあい、今東北では津波被災地もその周辺も未だ物資不足で喘いでいます。
    仙台中心部ですら昨日頃から物資が着き始めた段階です。内陸部の津波被害周辺の10キロの被災者は未だに店も開かず、公的な物資も届かず喘いでいると聞きます。

    科学的根拠を感じることの出来ない基準で、しかも風評被害などという事象により、無念にも野菜を出荷できないという報道が、関東で捨て値で売られたり、「怖いから」などという主婦のインタビューにどれほど飢えている被災民が絶望させているかのか。

    濱田様が指摘するように、東北や北陸は関東の市民や企業、しいては日本のために原子力発電所や火力発電所の公害を飲みリスクを飲み込んでいました。
    しかし、首都圏民はこの国難にあって風評被害という裏切りで示すとは。ACの宣伝ではないですが、こういった時こそ「思いやり」を示す時なのではないのでしょうか。

    テレビのインタビュー程度であればマスコミの先鋭的な誇張だと感じますが、ここ数日の関東産の野菜の値崩れを見ていると、首都圏民の総意なのかと思いたくもなります。

    関東の友人たちがそういった人ばかりでないことはよくわかっていますが、ガソリンや食料品・電池等の買占め騒動や今回の風評被害を見ると心から悲しくもなります。

    多大な支援を頂いている立場でこのような傲慢な物言いは許されるものではないかもしれませんが、私としてはこれ以上2次被害者を増やしてほしくないと祈っています。

    遠く離れた北海道十勝の片田舎のスーパーやコンビニでもミネラルウオーターが品切れになってしまいました。
    500mlは豊富にありますが、2㍑ペットは1本も棚に並んでいません。多分支援物資として行政に持ち込んだか、知人友人に送ったものと思われます。
    店では1人6㍑の制限販売でしたが、大勢が購入したのでしょう。
    支援は一過性ではこのような長期戦の場合、被災者は持ちこたえる事が出来ません。
    少しずつ購入し、有る程度たまったらまた、被災地に向け送ろうと考えています。
    少しでも役に立ち、生きる希望を持ってほしいと願っています。
    決して一人では無い事を信じて生きて下さい。

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