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2011年3月16日 (水)

茨城、千葉の被災地が「計画停電」に  政府は復興の邪魔をするな!

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皆様の温かいお見舞いの言葉、身にしみております。

家内は地震直後は妙にハイで、「アバラの一本や二本、なんちゃことない」と言っていたのですが、さすがに6日目にもなると、アドレナリンも出尽くしたのか、「フツーの日々に戻りたい」などと言っております。

とりあえず自宅ですごせる私たちは幸せです。自宅や家族を失い、そして放射能の見えない恐怖と闘う東北地方の被災者の皆さんはいかばかりかと思います。

と言っても、日本列島が乗るプレートはまだ日本民族に試練を与えたりないようで、未だ不吉な余震が続いています。いったい天は何万人の同胞を殺したら満足するのか!

本来、私たち被災者は、政府を信頼して救援を待ちたいところですが、なんと先日は地震でようやく復旧したわが地域まで計画停電にいれました。

私たちは第5グループなのですが、4日間も停電の闇の中に置き、断水が続き食べ物すら乏しい被災者の唯一の光を「計画的」に切るというのですから、怒りよりも呆れてしまいました。

わが県は橋本知事が猛然たる抗議をしたにもかかわらず茨城県の被災地や、多数の死者まで出した千葉県旭市は再停電に見舞われてしまいました。

私はこの事件以降、まったく日本政府を信じておりません。この国難ともいえる大地震に際して、政治が政治として機能していないのです。

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被災地にとって電気がなにを意味するのか、水がなにを意味するのか、ガソリンがなにを意味するのかが分からないような為政者は信用するに足りません。

福島第1原発の大事故の報告が東電から遅いと菅首相は怒鳴り散らしていたそうですが、計画停電の醜態にしかり、JR東日本の公益性を欠いた都内の大動脈の運休にしかり、それをやるのが統治を背負わされた人間の仕事ではないですか。

いまさらになって東電対策本部を政府対策本部の指揮下に入れていないことのほうが驚きでした。

政治責任を放擲して、たかだか一企業に過ぎない東電やJRに国家的危機管理を丸投げしてしまったあげく、かえって傷を深くしてしまいました。

国家非常事態とでも言うべき現在において、危機管理は国家が一元化して統制すべきです。首相は官邸にすべての情報を集中し、動くべきではありません。

福島第1原発が爆発した直後の事故処理で一番重要な時期である12日午前6時14分、菅首相が班目原子力安全委員会委員長とともに、陸自ヘリで福島原発に視察に向かい、現場到着は7時11分です。

そして7時23分から7時47分まで東電副社長らによる説明を受け、8時4分に現場を発って以後、宮城県沿岸部の被災地を上空から視察し、8時50分に執務室に帰着し、11時36分から緊急災害対策本部などの会議に参加したことになっています。

結果、約4時間半の間、空中にいたわけで、この間適切な指揮がとれたとは思えません。また、限られた自衛隊機を使用し、多数の官僚や警察を率いた大名行列だったことでしょう。

こんな地震直後に最高指揮官に来られたら、現地が迷惑すると思わなかったのでしょうか。首相は官邸で、スタッフから集中する情報を的確に判断して命じるべきなのです。くだらない政治的パフォーマインスなどやっている暇はありません。

首相は原発事故で最も重要な初動4時間半をロストしたのです。村山首相時の神戸大震災といい、今回の菅首相といい、どうしてこういう時に限って一番座ってはならない人物が最高責任者なのでしょうか。

そして、原発事故で絶対やってはならないはずの情報の小出しです。常に枝野官房長官は何か隠している口ぶりで、公表してはまずいことでもあるかのようです。

そして広がる一方の避難地域。関東に達しようという放射能。今、私たち被災者のみならず、国民皆が知りたいのは口先の「安全です」という言葉ではなく、真実の情報です。

原子力保安院の担当官もシロウトには何を言っているのかわかりません。1557・5マイシークロベルトと口で言われて、はいそうですかと分かる人のほうが珍しい話です。どうして国民が理解できる言い方をしないのでしょうか。

とまれ、今まで東海村や浜岡原発訴訟団が訴え続けてきたことが正しかったことが判りました。

訴訟団は、巨大地震による外部電源の切断/冷却水配管の破断⇒炉心の露出/冷却不能⇒ECCS(緊急炉心停止装置)が作動せず⇒炉心融解、という危険を言ってきたはずでした。

それに対して、政府や東電はなんと言ってきたのか。巨大地震には耐える耐震基準をクリアしているから安全であると言っていたはずです。今、東日本大震災の事実が、それが偽りであったことを物語っています。

私は反原発派ではありませんが、、今回の大震災が東北沖から茨城沖へと南下していることが気にかかります。現在日本列島プレートは非常に不安定な状態です。これ以上の震源地の南下現象がないことを祈るのみです。

私は政府を信じていません。ですから茨城の復旧は自らの手でなし遂げます。政府は原発事故と経済インフラの回復、そしてなにより東北被災地の人命救助に専念してください。

ただし、政府は計画停電などで被災地の復興の邪魔だけはしないように。

        ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

■写真上 村の小学校は損壊して休校中です。

■写真下 威力を発揮したアイワの手回し充電式携帯ラジオ。単一電池が一本残らず茨城から消え失せました。

■ 実際に来て分かった地震の際に用意しておくもの一覧。

被災して2日から3日は食料はおろか水、食料も来ません。

●1 ポリバケツ。ボリタンク。できたら灯油用とあわせて4個ていど。
●2 携帯ラジオ。必需品。これがないと情報が来ない。
●3 単一電池。できるだけ多数。単一は直ちに売り切れる。
●4 飲料水。ないしは緑茶など。水がないと料理もできない。
●5 カセットコンロとボンベ。これがないと何も食べられない。
●6 ランプ。裸火のローソクは危険。
●7 簡易トイレ。都市部では必須。水洗トイレが使えない。
●8 ウエットテイシュ。これがないと貴重な飲料水で顔を洗うことになる。
●9 食料。インスタントラーメンはただちに売り切れる。
●10 衛生用品。これもすぐに品切れになる。病院は閉鎖されているので、簡易救急セットくらいは用意すること。

       ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

茨城県の被災情報まとめ

主な情報源

  1. 茨城県ホームページ
  1. 平成23年東北地方太平洋沖地震関連情報
  1. 主な被害状況(14日19時00分現在)
  1. 地震随時提供資料一覧
  1. 茨城放送[1197kHz/1458kHz] (twitter, USTREAM, TwitCasting, ニコ生)
  2. 茨城新聞 (twitter)
  1. NHK水戸放送局

原子力関連

  1. 3月15日 8時00分現在 健康に影響のあるレベルではありません。
  1. 15日4時現在の北茨城市の数値4,870ナノグレイ/時間は、胸部レントゲン(50,000ナノグレイ)の約10分の1です。
  1. 放射能テレメーター・インターネット表示局
  1. 原子力発電所について【原子力安全対策課】 

医療機関

  1. 救急医療情報コントロールセンターは24時間対応で診療可能な病院を紹介。029-241-4199
  1. 15日(月)の診療について
  1. 中央病院:予約患者診療開始
  2. 友部病院:通常診療(救急患者可)
  3. こども病院:通常診療(救急患者可)
  4. こども福祉医療センター:外来診療や訓練を休診
  1. 水戸協同病院について

14日(月)より、隣にある別の建物を使って、新患をのぞいた外来患者への診察を再開します。(この報道のあと水戸市宮町、水戸協同病院付近に避難指示が出されています)

  1. 日本透析医会災害情報ネットワークによる透析可否情報
  2. 森永歯科医院(茨城県水戸市城南2-15-30 TEL:029-225-1081)

急患受入れ中です(3月13日18:40現在)

ガソリンスタンド

  1. 路上で給油を待つ時は左はじに寄せてハザードランプを点け、渋滞緩和にご協力下さい。
  1. #ibaraki_gsへの情報集約をおねがいします
  1. #ibaraki_gsからの抜粋情報まとめ
  1. その他のまとめ
  1. Togetter - 茨城県内の給油可能/不可能なガソリンスタンド
  2. 茨城県内の物資情報

水道

  1. 給水場には容器を持参してください
  2. 全域断水市町村の給水場所
  3. 茨城県内給水情報まとめ(Togetter)
  4. 茨城県の給水場
  5. 茨城県の代表的な湧水(飲用に適さない場合があります)
  6. 入浴施設
  1. 御老公の湯 18:00-0:00 大人800円 水戸市小吹町新山2624-1(ツインズ笠原内)
  2. ぶんぶくの湯 20:00まで 無料 笠間市大渕532

電気

  1. 火災の危険があるためロウソクは使わないでください
  2. 茨城県は計画停電の対象から外れました。本日以降、県内での計画停電は行われない見通しです。(3/15)
  1. 情報は随時更新されますので東京電力のホームページもご覧下さい
  2. 計画停電に関する問い合わせ 電話0120-995-332 東京電力カスタマーセンター
  1. 茨城県停電情報(東京電力)
  1. 2011/03/14 22:54 現在、一部未復旧は潮来市、鹿嶋市、北茨城市、城里町、高萩市、大子町、那珂市、常陸太田市、常陸大宮市、日立市

ガス

  1. 東京ガスの職員の確認無しではガス栓を開けないでください
  2. 酒門は崖崩れのため270軒復旧のめどたたず
  3. 土浦市一部(桜町から真鍋7,500軒)供給停止中
  4. 美浦ガス、筑波学園ガス、東京ガス常総、東部ガス茨城、同守谷が通常供給。
  5. 東京ガス日立が停止約3万世帯について夜9時半から順次復旧。
  6. 東部ガス南は停止7500世帯のうち最大328世帯が本日復旧へ

食料品

  1. #ibaraki_foodへの情報集約をおねがいします
  2. 炊き出しまっぷ(有志によるまとめ)
  1. 携帯版
  1. 茨城県の炊き出しの場所まとめ
  2. 水戸市の「イオン下市店」は、15日午前10時から午後5時まで、食料品や薬に加え要望の多い自転車を販売
  1. 店内への入場には整理券が必要で整理券は午前9時半からと午前11時半から、それぞれ先着の300家族に配布
  1. 業務スーパー
  1. 営業時間や混雑状況などは各店Twitterにて→ http://goo.gl/gPY3q
  2. 見川店|茨城県水戸市見川5-1204-2
  3. つくば店|茨城県つくば市松代1-13-14
  4. ひたちなか店|茨城県ひたちなか市高場1489-4
  5. けやき台店|茨城県水戸市けやき台3-47
  6. 那珂店|茨城県那珂市菅谷3883-1
  7. 土浦店|茨城県土浦市小岩田東1丁目5-28
  8. 鹿嶋店|茨城県鹿嶋市宮中新町附1999-2
  9. 石岡店|茨城県石岡市東大橋3185-3

交通

  1. 鉄道
  1. JR常磐線は常磐線綾瀬~松戸間変則ダイヤにて運行、それ以外は運転見合わせ
  1. 取手-仙台間については15日、16日も運休
  2. 土浦-仙台間の復旧のめどたたず
  1. 水戸線と水郡線、それに鹿島線,ひたちなか海浜鉄道湊線は全線で運転を見あわせています。
  2. つくばエクスプレス
  1. 全線で平常の5割から6割の本数を運行
  1. 竜ヶ崎線は通常どおり運行
  1. 関東鉄道路線バスの運行情報(3/15)
  1. つくばセンター発-水戸駅南口行 1時間毎(始発7:00~以降約1時間間隔で、最終18:00まで)
  2. 水戸駅南口発-つくばセンター行き 1時間毎(始発6:00~以降約1時間間隔で、最終18:00まで)
  3. 県内各営業所の一般路線については、平常通りの運行(水戸市内線せについて一部区間で運休箇所あり)
  1. 茨城交通管内のバス運行状況(3/15)
  2. 一般道
  1. 橋がもろくなっていたり、道路が陥没している箇所があるそうです。
  2. 日本道路交通情報センター(水戸市・日立市)
  3. 自動車・通行実績情報マップ
  1. 前日の0時~24時の間に通行実績のあった道路がわかります
  1. 高速道路
  1. 日本道路交通情報センター(高速道路)
  2. 東関東自動車道
  1. 潮来インターチェンジから千葉県の佐原香取インターチェンジの区間のみ開通
  1. それ以外はすべて通行止め
  1. 茨城空港
  1. 3月15日(火)以降の運航について
  2. 明日3月15日(火)以降、スカイマーク社の神戸・名古屋・札幌の各便と、春秋航空の上海便が運航する予定です。
  3. アシアナ航空のソウル便については、明日3月15日(火)についても欠航となります。

県知事“国は十分な説明を”

福島第1原子力発電所の爆発や相次ぐトラブルを受け、福島県から茨城県に避難する人が増え混乱が広がっているとして、茨城県の橋本知事は国に対し十分で適切な説明を住民に行うべきだと指摘したことを明らかにしました。

これは茨城県の橋本知事が15日夜、会見を開いて明らかにしたものです。
この中で、橋本知事は福島第1原子力発電所の爆発や相次ぐトラブルを受け、福島県の住民で茨城県に避難する人が増えたことで県内の国道などで激しい混雑を起こしていると述べました。

その上で橋本知事は15日午後、枝野官房長官に電話をかけ、屋内退避の指示をめぐって国の説明が十分でなかったために、いわき市などの市民が動揺して県内に避難してくるなど混乱が広がっていると指摘したことを明らかにしました。

混乱を防ぐために橋本知事は茨城県として避難してきた人に対して体に放射性物質が付着していないかどうか検査を呼びかけたり、避難所を独自に用意することを発表し避難をめぐって国が十分な対応をとっていないことに不快感を示しました。

NHK03月16日 04時38分

東海第2発電原子炉安全停止

茨城県東海村にある原電=日本原子力発電の東海第2発電所は、地震のため運転を停止し、原子炉の熱を取り除く作業を続けてきましたが、15日午前0時40分冷却作業が終了し、安全に停止したということです。

NHK03月16日 04時38分

計画停電に被災地 「被災状況の考慮不足」と東電陳謝

朝日新聞 2011年3月14日23時7分

 東京電力は14日午後、東日本大震災で発電所の停止が相次いだことから、初の「計画停電」(輪番停電)を関東地方など一部地域で実施した。電力需要が想定したほど伸びなかったことから、実施は2変電所の送電エリアに限ったが、そのうちの一つを千葉県東部太平洋岸の旭市など震災で被害を受けた地域とした。東電は「被災状況を考慮しなかった」と認め、記者会見で陳謝した。

 15日以降も、計画停電を東京電力の供給エリアを五つのグループに分けて午前6時20分から午後10時にかけて行う。茨城、栃木、千葉の各県で、大震災による長時間停電があった地域は停電を実施しない方針。各グループは最大で3時間の停電となる。東電は15日は、使用量が低かった14日の反動もあるとみて午前6時20分からの「第3グループ」から、停電実施の可能性が高いとみている。午前5時半までに、実施するかどうかを判断する。

 東電によると、14日に計画停電を実施したのは、茨城県南東部の鹿島変電所と、静岡県北部の岳南変電所の送電エリア。前日に示した「第5グループ」のなかに属する変電所で、東電によると、あらかじめ決めていた送電を止める順位の1位と2位だったという。

 鹿島変電所から電気が送られる茨城・千葉県のエリアでは14日午後5時5分から6時29分まで、岳南変電所からの静岡・山梨県のエリアでは午後5時12分から6時22分まで停電となった。

 東電は13日の段階で、午前6時20分から午後10時の間に、5グループを順番に停電地域とすると発表。第1、第2グループは1日に2度停電があるとしていた。

 しかし、JR各線や私鉄が大幅に運行本数を減らす間引き運転や区間運休を実施。関東地方の気温も比較的高く、暖房需要が少なく済んだ。このため、午前10時時点の需要は3800万キロワットの想定に対し2900万キロワットに収まるなど、13日夜段階の想定をほぼ終日下回って推移した。限られた地域、限られた時間での停電となった。

 ただし、鉄道各社の間引き、区間運休の継続については、生活や企業の経済活動を制限するなどの問題がある。計画停電は4月末まで続ける見通しだが、継続に批判が出てくることも予想される。

 また、気温が下がれば暖房需要が増えるので、15日以降は、停電する地域・時間とも増える可能性がある。

 計画停電は東日本大震災で福島第一、第二原発が停止するなど発電設備に影響が出たため実施が避けられなくなった。

 東電によると、14日の供給力は、非常時に使う揚水発電所分の200万キロワットを含め、3300万キロワットだった。これに対し、当日の予想需要は午後6~7時のピーク時で3400万キロワットだった。

 東電は継続して不要な照明や電気機器の使用を控えるように求めている。対象地域の大口の事業者などに向けて、自家発電装置がある場合に、その利用を呼びかけている。

 電力はガスや水と違い、タンクなどに大規模にたくわえることができない。このため、需要分だけ常に供給する態勢をとる必要がある。需要が供給を上回ると、安定した電力を送れず、送電が不安定になることがある。

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東日本大震災」カテゴリの記事

コメント

未曽有の国難・想定外の事態・・・と言い訳をしたからと言って、国民の安全を軽んじるようでは行政庁の体を為していない・・・と批判されても仕方ないでしょう。
初めて耳にした「保安院」?何者?原子力のスペシャリストでもなさそうだし、ましてや広報の専門家でもなさそうだし。平時はノンビリと電力会社に注文を付けている官僚と思われるが、非常時対応は勿論マスコミ対応もシドロモドロでは、邪魔な存在以外何ものでもありません。
枝野が広報するならするで、情報をまとめ定時(緊急時は随時)に正確な情報を出す必要があると思います。
濱田様が仰る非常時の準備品は全くその通りです。
災害は忘れた頃にやってくる・・・を教訓に、私も十勝沖地震から出来る準備は常に行っています。

八戸飼料コンビナートが生産中断だそうですが、大丈夫ですか?
私の兵庫も、村山総理の時に震災に遭いましたが、なんとか完全ではないにしろ、復旧に努めて来ました。
私は、この国の人間は、こんな事には負けない立派な人達だと信じています。
大変なご苦労かと思いますが、頑張ってください。

「保安院」などという妙な名称にも現れてますが、あくまで経済産業省と業界のための癒着インチキ組織です。
「原子力安全委員会」とは全くの別組織に権限を与えて代弁させてるだけです。

枝野長官は、全くの畑違いの事象を立場上なんとか理解して(大した頭脳だと思う)会見で矢面に立って説明しているだけ立派だと思いますよ。

今回は人の造りし物の脆さや不完全さを露呈した出来事だと思います。地震そのものには耐えても、巨大な津波の被害でバックアップの非常用発電機を回せない緊急事態。
しかも福島第一は老朽化が激しい(解体技術が確立されておらず、昨年に法令改正してまで運用期間を大幅延長したばかり)
全体的に後手後手に回ってたのに、それに対応できるだけのバックアップ(メーカー・東電・自衛隊)体制が不十分だったという、旧日本軍的な兵坦の弱さです。もはやこれも「国民的カラー」か?

現場に逐次派遣された職員と自衛官は、懸命に闘ってます。しかし相手は林立する原子力発電所。
あまりに分が悪い。そして制圧に失敗した場合の被害が大きすぎます。

上手く行っても海水投入時点で「廃炉」は覚悟でしょう。

世界が注目するなか、山形県南部にも1000人以上の難民が避難してきています。
原発の安全性を説明する時に、必ず「普段の宇宙放射線」「ジェット機」「医療用」あげくは「ウラン岩盤の露出してるブラジルの村」で浴びる量を引き合いにだします。

女川や柏崎刈羽のPRセンターで「つまり足し算になるだろう」って美人コンパニオンにそこを指摘すると「あわせても大したことありません」とか「」いやぁ、私には分かりませんけど安全は保証されてますから」などとニコニコしながら交わされましたわ。

まあ、そんなものです。
消火と封じ込め作戦が上手く進むことを願ってます。現場の被爆者は増えるでしょうけと…もはや「決死隊」ですから。

連投失礼

今回の対応は全世界が注目しています。
今後の東南アジア~西アジアへの大規模輸出にも多大な影響があります。

政府も含め、今の対応が勝負です。

保安院や東電の会見でのノラリクラリぶりもたいがいですが、それに対して声を荒げて「吊し上げ」るような一部報道陣には嫌悪感を感じました。あれで良い答えを引き出せるとは到底思われず、ジャーナリストのレベルの低さを露呈して恥を晒しただけです。

被災地の畜産農家がどうなるのか心配です。
私も台風などで停電は日常茶飯事なのですが、今回の見通しの立たない被災は、全く別次元でしょう。

3/15の日本農業新聞に、気になる記事が沢山ありました。
避難命令が出ている酪農家が牛を見捨てられずに自宅に残っている、
原発から22㌔離れた養鶏農家が鶏の世話があるから避難できない。(おそらく自宅内に非難し放射線から身を守ることもできないでしょう)
果たして、30㌔以内に何件の畜産農家があるのでしょうか。

それ以外の地域でも配合飼料が滞っています。
多くの飼料工場も被害を受け操業の目処がたっていません。


全農の飼料工場・施設に大きな被害 (03月15日)

JA全農の東北地方太平洋沖地震対策本部は14日、地震による全農県本部や子会社の被害状況の概要をまとめた。最も被害が大きかったのは子会社の北日本くみあい飼料の八戸工場(青森県八戸市)と石巻工場(宮城県石巻市)で、復旧の目途が立たない状況だ。

 八戸、石巻の両配合飼料工場とも、津波の影響で1階部分が浸水し、壁が崩れるなど施設が大きく破損している。「今後数カ月は操業できない可能性が高い」(全農畜産生産部)。年間の飼料生産規模は八戸工場が約60万トン、石巻工場は約53万トンに上るという。

 全農あおもり関係では肥料農薬倉庫が浸水。全農福島では浜通り事務所が被害を受けた。全農いばらきも事務所の壁、天井などで一部被害が出た。全農東京関係は本館壁にひびが入ったとの報告が入っている。全農いわて、全農みやぎは、特に被害が大きかったことから詳細な状況把握には至っていない。

 全農いわては14日から、営農支援センターを物資支援の拠点として提供を始めたという。

東北地方の飼料製造・出荷止まる 商系各社

 商系の飼料各社は14日、東北地方を中心に飼料の製造・出荷が止まっていることを公表した。各社は「一日も早い再開に向けた復旧作業に鋭意努力する」としている。

 日本配合飼料は宮城県塩釜工場の他、東北飼料(青森県八戸市)、日本農産工業と合弁で設立した仙台飼料(仙台市)で工場に近づけず、「出荷再開の目途が特定できない状況」。茨城県神栖市の鹿島飼料、平成飼料は断水状況が回復し設備の確認ができ次第、早急な出荷を急ぐ。北海道や中部、関西地方からの配送も検討中だが「車の燃料の手配ができるかどうか」と困惑する。

 日本農産工業も、塩釜工場、岩手県釜石市の釜石飼料と電話がつながらない状況。北海道や関東地区の工場も点検作業を行っているが、「出荷可能な時期は特定できない」状況。
 伊藤忠飼料は青森県の八戸工場、宮城県の石巻工場で操業が停止。「稼働の再開時期が特定できる状況に無い」と公表した。

北海道から配合飼料1,000㌧を持って行く事をホクレンから聞きました。通常の貨物は運べない様ですが、緊急支援物資扱いで急きょ小樽港から秋田?新潟?の港に運ぶことを聞きました。
焼け石に水かも知れませんが、少しでも役に立つなら・・・と言う状況です。
原発近くの酪農家は、牛の世話も出来ず強制避難させられたようで、搾乳や給餌は勿論牛の世話が出来ず、期間によるが最悪の状況を覚悟しなければならないようです。
また、情報では「子牛ミルク」の供給不足が顕著になりそうです。製造工場の被害が大きく、北海道釧路工場ともう一ヶ所しか稼働できず、50%程度の稼働となりそうです。
酪農家の哺乳は全乳哺育での対応をしなければならないと思います。

今日は20km地点でもかなりの放射線が測定されていますから、避難半径が広がるのも時間の問題ではないかと思います。

原発の対策が一番うまく行ったとして(今の状況を保てたとして)も、避難はかなり長期になるでしょう。避難エリアの外側でも、農産物の風評被害が心配です。

ところで細かい話ですが、管首相が原発を視察したのは地震発生の翌日(3/12)の朝で、1号機の水素爆発が3/12の15:30頃です。

>【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は15日、ウィーンの本部で記者会見し、福島第1原発の事故に関連して、日本政府に対し、情報の迅速な伝達を要請した。
 同事務局長は「われわれは詳細な情報をできるだけ早く入手したいが、報道機関にも後れを取っている」と不満を表明。「情報が限られているため、状況の分析が大幅に遅れている」と述べ、日本政府に連絡態勢の強化を求めた。(2011/03/16-07:36)

どんなに枝野が頑張っている様に見えようが、残念ながら政治は結果責任。

>文科省によると一般の人の年間被ばく限度は1000マイクロシーベルト、同町内の数値は屋外にいると3時間前後で限度に近付くことになる。屋内でも車内に近い数値が計測されることも予想され、文科省は16日から「測定者の健康に被害が出ない範囲で計測を続ける」としているが、住民の健康被害については「枝野幸男官房長官からコメントするなと指示があった」と説明している。

私は国が出来ることは沢山あると思います。

被災している自治体が避難所を運営するのは、無理があります。国や東京都、神奈川、埼玉県などが早急に暖かい首都圏などに避難所を設け、移動できる被災者は、そちらに移動したらいいのでは・・・。
そこにならボランティアや物資も容易に投入できるのではないでしょうか。


避難命令が出ている酪農家が牛を見捨てられずに自宅に残っている、
原発から22㌔離れた養鶏農家が鶏の世話があるから避難できない。(おそらく自宅内に非難し放射線から身を守ることもできないでしょう)
>>>>
このかた、どうされるのかな?
本来、移動トラックで、安全な牧場へ避難してもらいたいが、輸送トラックの燃料がなく、受け入れ先もないようだが、被曝すれば、商品にはならないし、かい主分の食事と井戸くらいあるんだろうか?

原発があるから、牛といっしょに避難できるガソリンがないってこと。。(緊急用以外給油してくれないらしいが)
福島には、酪農、肉牛はどこどこ牧場って、わかってないのでしょうか。
動物も人間も生きて避難してほしいですが。。

農家さん宅は、ご主人だけ残っているってことも、お聞きしますが、、、何とかならないですかね~。

福島県は、和牛繁殖が盛んです。
県のどの地域で盛んなのかは知らなかったので、インターネットで調べてみました。

原発周辺は相双地方と言うらしいのですが、そこの農産物マップを見つけ、頭の中が真っ白になりました。

http://www.pref.fukushima.jp/norin-sousou/area/yuki/nousanbutumap.pdf

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