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すべての命を救え!

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涙が止まらない画像がある。

私たち農家に命を預けている牛や豚、鶏が見捨てられ、苦しみ苦しみぬいて餓死していく。あるものは主人の帰りを待たずに柵にもたれかかるようにして死に、主人が窮余の策で逃がしたものは無人の放射能の町を駆ける。

すべての家畜を救え!

計画的避難区域だの警戒区域だの言っている場合か。家畜はわれわれと一緒の命あるものなのだぞ!

ぶざけるな!なにがその時間的余裕がないだ。1カ月間丸々あったではないか!引き取る所がない。冗談を言え。ほんとうに政府は八方手を尽くしたのか。

必死に牛を避難させ、引き取り手を探したのはJAと民間の篤志家だけではないか。

すべてが遅い。遅すぎる!避難民すらまともに対応できていない政府に家畜のことなど考えが及ばないのはわかっているが、一体なにをしてきたのだ。

計画的避難区域に指定され、5月末までに住民の避難を終えるように一方的に求められた葛尾村の幹部職員は、「村の力だけでは無理だ」と言う。当然だ。

なぜか。人の避難で手一杯の町や村の行政にそのような余力が残っているはずがない。村の職員は言う。

「国側から人の避難の具体策や役割分担すら示されていない。まったく白紙の状態だ。各々の自治体で対応するしかない」

一切を地元自治体に丸投げして期限だけ切る。これで仕事はお終いと考えているようだ。話にならない。

人ですらこの扱いだ。ましてや家畜など勝手に死ねということなのか。農水省は2万人もいるのだろう。MA米の保管などという暇つぶしをしていないで、福島に来て人や家畜の避難の手伝いでもしたらどうなのか。全国各地の農政事務所を使ったらどうなのか。

23日に第2回「復興構想会議」がひらかれたが、なにも決まらない。避難者の扱いも避難方法も、家畜の救助もなにも決まっていない。ただ無駄に多くの会議(20!)を開いてお茶を飲んで堂々巡りの議論をしているだけだ。

救援方法を具体的に実現していく政府の態勢がいつまでも「白紙」だ。そして復興会議で冒頭に出た五百旗部代表の台詞。「復興には増税が必要です」。

人も、家畜も救えず、原発事故さえ止められないうちに増税だけしようというのか!正気とは思えない。
 
被災地支援のボランティアとの連携も調整が難航している。確か辻本女史が担当ではなかったのか。市長が悲痛な声をユーチューブで上げるまで、南相馬市にはボランティアさえ行けない見捨てられた街になっていた。その調整手配をするのが政府の仕事だろう。

無能もここまでくると災害だ。しかし暗愚の帝王は任期一杯やるのが自分の使命だとうそぶく。あげくに与党内部の醜い抗争。

福島県民よ、もっと怒れ!声をぶつけろ!怒りの声を東電だけではなく、無策の政府にぶつけろ!農水省に厚労省にぶつけろ!

福島県民の怒りの声がないとこの堕落した政府は動かない。今一番大変な時なのはわかる。心身ともに限界だというのは痛ましいようにわかる。しかし今声を上げないと手遅れになってしまう。

政府は避難者の救助を最優先しろ!政府はすべての家畜を避難させよ!餌と水を警戒区域に搬入しろ!

もうこれ以上命が消えていくのを見ていられない。

すべての命を救え!

          ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

警戒区域の家畜、所有者同意で殺処分も 福島県 25日から緊急的措置 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110424/dst11042412370012-n1.htm
 2011.4.24 12:34

【福島県は24日、東京電力福島第1原子力発電所周辺の立ち入り禁止の警戒区域内に残されたり、放牧されたままになっている牛や馬などの家畜について、所有者の同意があれば殺処分を含む「緊急的措置」を行うことを決めた。

 区域内の衛生管理などが目的。25日から県内の家畜保健衛生事務所の獣医師らがチームを組み、放射線量が高い大熊、双葉、浪江町を除く6市町村に順次立ち入る。

 死亡した家畜に消石灰をまき、ブルーシートで覆うほか、ひん死状態や放置された家畜は、所有者の同意が得られれば殺処分する。健康な家畜は畜舎に戻すなどするが、国の方針が出ていないため、域外への搬出は難しいという。

 県によると、警戒区域内には東日本大震災の発生前、牛4000頭、豚3万頭、ニワトリ63万羽、馬100頭がいたという。

 初日の25日は、南相馬市小高区が対象。獣医師など数名が2班に分かれ、防護着着用で作業に着手する】
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原子力事故」カテゴリの記事

コメント

「国の方針が決まっていないため…」
言葉もありません。今まで何をやっていたのでしょう。
「避難指示」のうちはなんとか餌と水だけでもやりに行っていた酪農家さんも、「警戒区域」になって入ることが出来ない。
衝撃的なビデオがYouTubeにアップされてからでさえ何日も経っているのに…。

投稿: 山形 | 2011年4月28日 (木) 07時09分

これ以上感染拡大させない!!為に、ワクチン接種や殺処分を受け入れた宮崎の方々の場合と今回の避難措置に伴う「餓死牛」や「安楽死」とは全く異なるものです。
畜産農家のせめてもの気持ちが、牛舎から放す事だったと思います。
手塩にかけて育てた家畜に水も餌も与える事が出来なく、餓死させる辛さを「たこ」様はじめ一般消費者の方々がどれだけ理解されるのでしょうか?
政治を司る人達(官僚含めて)の何人がその気持ちを分かるのでしょうか?
家畜の避難に関してもJAや、友人知人を頼っての動きはあるようですが、行政の動きは全く見えません。
可能かどうかは分かりませんが、福島の西郷村はじめ国内に「家畜改良センター」があります。どの改良センターも広大な飼料畑も確保しており、条件が合えばそこへ避難させる事も検討の余地があると思います。
最終的な財源確保を国民に押し付けるのなら、改良センター一つを丸々避難場所にしても良いのではないか?
知恵を絞って一でも多くの命を救ってほしいと思います。
4月上旬に十勝管内の公共牧場での受け入れ可能調査も行われました。最終取りまとめ結果は分かりませんが、動いているのは確かです。
ただ、北海道の放牧地は5月中旬までは、草が伸びていない為、放牧出来ない状況にありますから、今から輸送方法等の下準備をしておけばスムーズに動けるかな?と思っています。

投稿: 北海道 | 2011年4月28日 (木) 09時26分

こんにちは~。
TBSラジオ「Dig」、4月26日の特集
『チェルノブイリ原発事故』のポッドキャスト
によると、あの旧ソ連でさえ原発事故の際は
牛など動物の移動をした話が紹介されております。
時間があれば、是非。。。

投稿: ヤゴロウどん | 2011年4月28日 (木) 15時03分

リンク案内漏れておりましたァ~。
TBSラジオ「Dig」はこちらです。
http://www.tbsradio.jp/dig/sample.html
4月26日「チェルノブイリ原発事故」の右下
”試聴する”から入れます。20:12秒頃です。

投稿: ヤゴロウどん | 2011年4月28日 (木) 15時18分

本日4/28の日本農業新聞のTOPが、この問題の記事でした。長いですが貼り付けさせてください。

“わが子” 救いたい 乳牛の域外移送開始 福島・計画的避難区域 (04月28日)

 東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴い、福島県の計画的避難区域で27日、牛の域外への移送が始まった。家畜との別れに涙する農家も見られた。警戒区域や緊急時避難準備区域では牛の預け先を探したり、延命を訴えたりする農家の姿も。わが子同然で育てた家畜を何とか救いたい――。農家は厳しい選択を迫られている。

 「この牛は耳の形が変わっているから、みみちゃんていうんです」。27日朝、飯舘村の酪農家・志賀正次さん(48)が牛をいとおしそうに見詰めながら、育成牛の特徴を1頭1頭説明する。
 午前11時には、牛を載せるトラックが到着し、11頭と別れなければならない。「最後だから多めにね」。朝の給餌には、残りわずかな粗飼料を普段より多く与えた。

 志賀さんは、福島第1原発から29キロの距離にある同村蕨平地区で経産牛27頭、育成牛11頭を飼う。計画的避難区域に指定され、5月中をめどに避難するように村を通じていわれている。だが「牛の移動先が決まらないと、人間は動けない」(志賀さん)。自宅で生活を続けている。

 県酪農協が志賀さんの育成牛を預かることになり、26日に放射線量検査を受けた。その結果、基準値を大幅に下回り移動が決まった。11頭は、石川町にある酪農協の哺育センターに移る。

 「しゃあねぇな」。トラックを見送りながら志賀さんがつぶやいた。「新しい飼い主に世話してもらうんだからな」。自分を説得するが、涙が止まらない。酪農を始めて30年間、優れた血統の牛を選抜、導入してきた。「この血統が残るのがせめてもの救いだ」

 不安は残る。残された搾乳牛の扱いが決まらないからだ。酪農協が受け入れるのは育成牛だけ。計画的避難区域は生乳出荷が制限されているため、仮に搾乳牛を移動させても出荷できないという判断からだ。牛を残して避難すれば、ここで死なせることになる。「国は買い上げをするなど方針を示してほしい」。志賀さんは訴える。(震災取材班)

・放って逃げられない 準備区域

 緊急時避難準備区域に指定された田村市都路町の繁殖牛農家・渡辺栄和男さん(58)。自主的な避難を求められている地域だが、「牛を放って逃げるわけにはいかない」と母牛5頭、子牛2頭の世話を続ける。避難を今後迫られた場合にも「まず牛を移動させてから」と決め、牛を預けられる農家を探している。

 福島第1原発から26キロ。事故発生後は10日ほど避難したが「続けられるだけ続けよう」と戻ってきた。いつ避難を求められるか分からない不安な日々に「どうすればいいのか」と渡辺さん。「またここで牛を飼えるようにしてほしい」と望む。

 福島第1原発から約11キロの警戒区域にある浪江町の繁殖農家、山本幸男さん(69)は、母牛20頭、子牛12頭を町内に残したまま県内での避難生活を強いられている。

 同区域の家畜を県は農家の同意を得て殺処分するとの方針を示している。「家族同様の牛を殺せというのか。親子三代にわたって守ってきた畜産農家の誇りがある」と従う意思はない。同区域の牛も放射線量を測定し生かすことができないのか、「最後まで県などに求めたい」と話す。


読まれたら分かると思いますが、政府は完全に被災した農家や自治体・農協に丸投げです。具体的な救出策を何ひとつ示していません。警戒区域内は救う気は微塵もありません。

被害を受けた農家に補償すると言っているのですから、農家が自力で家畜を避難できない場合は、今すぐ東電・国が買いあげて救出すべきです。論より証拠です。
そして、放射線基準以下の家畜はセリにかけ、飼養する農家に引き渡すという普通の行為を行うべきです。もちろん、肉として出荷する際には一頭一頭検査を東電・国の責任で行うべきです。引っかかったらそこでも補償です。
それから、セリの売上は、畜産農家の経営再建の基金に当ててください。

個人的には、繁殖牝牛は宮崎で経営の再開に躊躇している農家に無償で引き渡せないだろうかと、思ったりしています。血統の問題がありますが、宮崎の素晴らしい飼養管理技術が未だに半分眠ったままというのは・・・という思いもあります。
まぁ、勝手な思いつきだし、私が尻ぬぐいできるアイデアではないのですが。

(名前を短くしました。)

投稿: 南の島 | 2011年4月28日 (木) 21時13分

今の政府は特別延長をしてまで・・・維持すべきだったのか・・・。そりゃこんな状態で選挙なんてやっているべきではないですが・・・少なくとも今の民主党よりは他の政権のほうがまだ指導力があったようなきがします。皆さんは否定しますが小泉首相の時が一番指導者としてはよかったきがしないでもないです。最後は仲間に足をひっぱられて嫌気がさしてしまったのかもしれませんが・・。他国があれだけ非難される首相なのですがそれは国内にとっては優秀だったはずです。
優秀な指導者を選ばなかった自分らの責任なのかもしれません・・・。
当初から言われているとおりの「口だけ政権」だったのは当たってしまったんでしょうね。
日本の政治家そのものがもう終わっているのかもしれませんね・・・。利権だと利益だけはむさぼり責任は他人におしつけ・・・非常時では一切役に立たない・・・。
放射能の説明会は全く返答すらできず・・何も政府が理解も準備もしていないうえに遥か上で勝手に理論もない結論を勝手に決めて押し付けているだけという図がはっきり分かってしまっていますしね。ユーチューブにて「子供を放射能から守れ」の政府による説明会の映像ではっきりしてしまっています。

投稿: 銀の狐 | 2011年4月28日 (木) 23時50分

「計画的避難区域及び緊急時避難準備区域における家畜の取扱い等について」

http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/s_katiku.html

いつ発表されたのだろうか?

こちらは、梅雨入りしてしまいました。少し前まで、冬のように寒い日々だったのですが。

投稿: 南の島 | 2011年4月30日 (土) 17時27分

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