毎日自分の住む地域の放射線測定値をチェックよう!
毎日自分の住む地域の放射線測定値をチェックしよう!
わが茨城県は福島第1原発の風下に位置します。冬場の風向きは北方から吹くために、福島第1原発の重大事故による放射性物質の飛散を大きく受けています。
茨城県は福島第1原発から北の県境でわずか約60㌔の距離しかありません。もっとも離れている県南でさえ200㌔弱です。
たとえば、福島第1原発2号機が水素爆発した3月15日午前6時には、県北の東海村石神でそれまでの放射線量が6時00分に0.727マイクロシーベルト(μSv)/時(以下単位は同じ) だったものが、わずか50分後の6時50分には一気に3.8倍の0.2823にはね上がり、1時間30分後の7時30分には0.3032、更に2時間10分後には0.3102に達しました。
県南は150㌔圏を超えていますが、鉾田市上富田の記録では15日0時10分に0.42だった数値が、事故後1時間50分後の7時50分には0.3389となりました。
*3月15日以降の各測定局における空間線量率は下記からご覧になれます。
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/earthquake/doserate.html
実に約6時間で80倍に放射線量が増加したことがわかります。
ちなみに東北と関東甲信越の放射線最大値(3月29日9時から30日9時)は以下です。東北各県より茨城県の数値が高いことがお分かりいただけると思います。
自分と家族の安全は自分で守ること、これが原則です。デマにまどわされず、自分で自分と家族の身を守りましょう!
今後の福島第1原発の状況は予測がつきません。おそらくは数年がかりの大変な作業になることは確実視されています。
特に私たちが警戒しなければならないことは、福島第1原発の使用済み燃料棒の融解から発生していると思われるプルトニウム238の飛散です。
現状では原発敷地内のみの検出にとどまり、自然界に存在する量を超えていませんし、通常ではプルトニウムは非常に重い物質なのでヨウ素やセシウムのように遠くまで飛散する可能性は低いと思われています。
しかし今後仮に、水素爆発が再度起きた場合には予断を許しません。万が一そのような事故が起きた場合には、下記の茨城県放射線モニタリングポストを調べて下さい。自分の地域のモニタリングポストは下の配置図から探して下さい。
●放射線テレメータ・インターネット表示局
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html
●参考【プルトニウムとは何か?山崎記者の徹底解説】NHKhttp://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/100/76383.html
■2011年04月03日 05時40分現在の空間放射線測定値状況状況 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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コメント
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私も山形県のHPでマメにチェックしてますが、空中放射線は1時間ごとにモニター値が乗ってますが、降下物線量計は29日に壊れたそうで、ストップしてます。
夏に向けて風向き次第では心配です。
投稿: 山形 | 2011年4月 3日 (日) 09時34分
自分の事は自分で守らなければなりません。
それは放射能でも口蹄疫でも、様々な病気・事故・災害でもです。考え得る最大の事を予想して、可能な対策を行っておく事が大切です。
それを超えた災害が起きた時は、被害を最小限に食い止める手立てを、考えておく必要があります。
(今回の大津波の様な事は、備えて置いても難しい面はありますが)
一旦は非難したのに、忘れものを取ってくる・・と言って家に戻り、被災した人もいると報道されていました。
何か起きた時は、最悪を予想した行動が重要だと言う事を再認識させられた、今回の災害だった気がします。
この頃のマスコミは、責任追及ばかりが目立ちますが、それは事態が収束してからでも遅くはありません。
有識者をコメンテーターに起用しているなら、解決策の提案や、被災者(被災地)が数値によって何をすべきか、どんな対応をすべきか、消費者はどのような判断をすればよいのか、具体的な提案をして欲しいと願っています。
投稿: 北海道 | 2011年4月 3日 (日) 11時17分
青空です。
今回の地震はただでさえ大被害ですが、経済被害から判定すると原発被害のほうが金額的に大きくなる恐れもあります。
一歩一歩封じ込めは進んでいるようですが、課題が山積でしているのも事実、楽観できませんがなんとか抑え込んでほしいと願います。
今後行政なり安全院なり東電なり政府なりから土壌中の数値の開示がなされると思いますが、ただ数値を羅列してまた「ただちに健康に・・・」はやめてくれればと思います。
数値を開示し、その水準が経済活動や生活、農業が営めるのか、あるいは数年間待っていれば解決するのか、そもそも土を入れ替えなければならないのか。という点を詳細に説明してほしい。
健康被害が長年の蓄積で発生し得るのか、あるいは気にするまでもないレベルなのか。
チェルノブイリや長年放射線関連の業務を行ってきた医療関係の従業員の実例などを示し、外部被ばく、内部被ばくに分け詳細な説明をしてほしいと願います。
また福島北部の村々の異常に高い土壌放射線量はあの水素爆発が原因なのか、日々の放射能漏れが原因なのか(一過性のものなのか)、一日にどれくらい蓄積されるものなのかそうでないのか。
市民が知りたい情報はそういう情報なのだと感じます。
責任追及やただの数値の報告などは意味をなしません。消費者も馬鹿ではありません、各々が安全なのか否かの判断をしているでしょう。
ただ今の政府や東電の発表では「よくわからない」ため「リスクがあるので避ける」という行動に展開しています。
正確な求められている情報(安全性)を求める人に分かりやすく伝える。まちがってのどこかの大臣がやっているように空の棚を指して「買占めをやめましょう」などとほざくことではないと感じます。情報を提供する公的な部署や報道は猛省し、今後発表してもらいたいと感じました。
投稿: 青空 | 2011年4月 3日 (日) 22時33分
心配なのは 注水作業が順調に進むかです、もしかしたら1年先も消防車で注水作業を続けてるかもしれないが‥、
コントロール室まで電気が通ったが、ポンプが動くか解らない?とのこと‥、本当は知ってるんだろ、
注水すれば 海にだだ漏れ、これがまた けっこうな量が漏れている、
先日の水が無くなり 燃料集合体が破損して 水素爆発が起きたおかげて、格納容器が少々破損している 3つとも、そんな所に注水しても そりゃ-漏れるはず
最悪の事も考えないと‥、燃料集合体が あらわに成って 半日も経つと、燃料集合体が破損して そこから水素が発生する、しかし 前回とは違って かなり破損しているため 燃料集合体が溶けて 下に落ちるかもしれないし、圧力容器がもたないかもしれない、そうなると また厄介な物が飛んでくる
もう 東電にもっと もっと もっと頑張ってもらうしかない、保安員は 事実を隠すだけで 当てにならないし、そもそも 保安員が安全と 御墨付きを出したのだから 責任取れっちゅうの、政府は 保証は減反扱いと ボケてるし‥。
投稿: 福島市より | 2011年4月 3日 (日) 22時37分
東海からもれたからですよ
投稿: | 2011年4月26日 (火) 20時42分
0.3389とか、3.389マイクロシーベルトの間違いですよね?
このあたりのことをちゃんと理解されてない方々が
データをあげても、何の説得力もないですね。
ちゃんと単位などを理解されているのであれば、こんな間違いはしません。
記事ごとに、支離滅裂で、はたしてここの管理人は何に対して怒っているのか、理解できないですね。
こちらのページを見て、勉強されることをおすすめします。
http://takedanet.com/
結局、生産者側の立場(被害者意識。損得勘定。)のみの視点しか感じないんですよね。
そちら側の意見しか、頭に入ってないというか、物事を客観的に見れてない。データもちゃんと理解できていない。
頭ごなしに否定。
農業に携わる方、得に熱心な方は安全なものを消費者に届けることを大切にされていました。
今はどうでしょう?
政府のいい加減な危険時の安全基準だからといって、本当に胸を張って、これは安全だといえるのでしょうか?
すこしでも『大丈夫かな。。』という心配があるなら、捨てる勇気も必要だと思います。
全く、汚染されていないのであれば、風評ですが
汚染されているのであれば、度合いは違えど
汚染されている野菜には変わりはないのです。
西日本などの野菜は、汚染されていない訳ですから。
汚染された野菜しかないのであれば、食べざるを得ない状況なら
食べるしかないと思いますが。
放射性物質はホットスポットといわれる場所があります。
検査をしているのは、一部の土地だけです。
もし、検査していない場所がホットスポットだったとして
高濃度の放射性物質が付着していたら、どういうことが起きるでしょうか。
一つ間違えれば、加害者となることを自覚すべきです。
避難所に炊きだしにいくなら、完全に安全な野菜を仕入れてやるべきではないでしょういか。
前回、コメントを補足を兼ねて3回続けて書いたところ
『粘着』といわれました。
補足のつもりだったので、ご理解ください。
勉強したてで、ちゃんとデータも理解できていない人が
データを一丁前にのせて、生産者の立場から
消費者のことの健康のことを考えずに
被害者の生産者という立場を、群れて主張されているにしかみえません。
もっと、消費者の立場、心境、安全性を客観的に、俯瞰的に状況をみて、判断すべきだと思います。
いま農業に携わっている方がやるべきことは
汚れた土地で農作物をつくることではなく
汚れた土地を綺麗にしてリセットすることだと思います。
セシウムが含まれる野菜を今後作り続けるつもりなのでしょうか?
それがあなたたちが目指す、農業なのでしょうか?
山形さんという方、
『他人を愚弄』しているといわれましたが
どこがでしょうか?
説明していただけると助かります。
説明できないから捨て台詞だけなんでしょうか?
よろしくお願いいたします。
投稿: たこ | 2011年4月27日 (水) 02時53分