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政府は被曝限度量を引きあげるのではなく、事実を説明してください!

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昨夜も震度4の地震がきました。毎日のように続く地震です。つい先だっては隣町の鉾田を震源地とする震度5が来て、直下型の縦揺れを味わいました。もう当地では、震度2などヘナチョコの地震ていどだとテレビで報じてくれないほどです(笑)。しかし昨夜のは効いたぁぁ。

さて、福島県で6日までの田畑の放射性物質を調査した土壌調査がひととおり終了したようです。

結果は7市町村を除き耕作の延期解除をしました。(資料1参照)
まずはおめでとうございます。とりあえずは春の農作業が開始できたわけです。

もちろんこれで楽観している農業者はひとりもいないはずです。それどころか原子力安全委員会は、なにを考えたのか1㍉シーベルトから20ミリシーベルトに年間被曝限度量を緩和するということを始めました。

なんと一挙に20倍にするというのです。長期戦に備えるので基準値を一挙に引き上げたのだそうです。なんとまたご都合主義なことよ。これでは何が原子力「安全」委員会だと言われてしまうでしょう。

一方、文科省が実施した福島県の土壌が公開されています。(資料3参照)飯館村の放射性セシウムの検査結果がわかります。福島第1原発北西40㌔の飯館村です。

・飯館村 陸土 土壌  3月19日11時40分  300,000Bq/kg
・     同上      3月20日12時40分 1,170,000  
・川俣町 陸度 土壌  3月20日12時4分   151,000

117万ベクレル/㎏!野菜の基準値は500ベクレル/㎏ですからもはやなんとも言いようがありません。

これは原子力安全委員会のSPEED(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の行った「甲状腺内部被曝の試算 3月12日午前8時20日から3月24日午前0時までの積算値」という資料にでています。
http://www.nsc.go.jp/info/110323_top_siryo.pdf#search='speedi

SPEEDは原子力事故があった場合、気象条件や放射線量を入力するとわずか20分で結果がでるスパコンによる被害予測システムです。

とうぜん、政府はこのSPEEDによって事故発生直後の12日から、避難指示区域の20㌔を大きく超えて40㌔以上もの距離に拡大していることを知り得ていました。

またほぼ同時期に米国エネルギー省が独自に米軍によって調査した放射線の分布状況地図と比べてみると、福島第1原発から北西方向に大きく40㌔を超えて伸びていることがわかります。(資料4)

枝野官房長官が口癖のように言う「直ちに健康に被害はない」ではなく、長期に高い放射線を浴びた場合に発生する恐れのある晩発性障害を考えるべきです。

12年前の東海村臨界事故でも600名もの晩発性障害が出たと言われています。甲状腺癌は5年後から出始めます。

このような中での年間被曝量限度量の引き上げです。政府は真逆なことをしているとしか思えません。今するべきは、この事実を国民に説明することであり、危険地帯からの避難です。

          ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

■資料1 日本農業新聞4月8日

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■資料2 年間の被曝限度量、引き上げを検討 原子力安全委
朝日新聞4月5日)

原子力安全委員会は5日、放射線量の高い地域の住民の年間被曝(ひばく)限度量について、現在の1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げるべきか検討を始めた。放射線の放出が長引き、「長く生活する観点で考えないといけない」とし、現実路線への見直しを検討する。

 会見した代谷誠治委員は「防災対策での退避は通常、短期間を想定している」と指摘。すでに数週間に及ぶ退避や避難の考え方について、政府から見直しを検討するよう相談されていることを明らかにした。 原発から半径30キロ圏外の福島県浪江町の観測地点で放射線量の積算値が上昇している。先月23日から今月3日までの積算値は10.3ミリシーベルトになった。日本では人が年間に受ける被曝限度量は現在、一律1ミリシーベルト。国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告では、緊急事故後の復旧時は1~20ミリシーベルトを目標としている。

資料3 文科省 福島県ダストサンプリング測定結果http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/25/1304007_2510.pdf

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■資料4 SPEEDと米国エネルギー省の放射線調査
http://www.youtube.com/watch?v=_LtJKeTelmc&feature=player_embedded#at=103

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●茨城県放射線テレメータ・インターネット表示局
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html

一緒にがんばろう、東北!

Ganbare

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