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2011年6月28日 (火)

農業や地元行政も不安を払拭する努力を続けています  付録 正しい野菜の放射能簡易測定方法・bq⇒sv換算ソフトのご紹介

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ああ、私のブログでベクレル⇒シーベルト換算式(欄外参照)なんかをご紹介する時代が来るとは思わなんだ。ふ~っ、と深いため息。実に嫌な時代ですなぁ。

このベクレル⇒シーベルト換算式は内部被曝を計算するためのものです。

農産物や飲料水などによる内部被曝を簡単に計算することができます。最近はスマートフォンにもついて来るそうです。

たぶん次のスマートフォンは、間違いなくガイガーカウンター付きモデルが出ますね。

最近の線量計はガイガー・ミュラー管を使わないで計測できますから、そう分厚くはならないそうです。孫さんあたりもう試作しているだろうな。

街角でピーピー(←実際の警告音はよほど低い設定値にしないかぎり鳴りませんが)、飯食う前にピーピー、車内でピーピー。玄関でカミさんからピーピー。
公園でピーピー、保育園でピーピー。鳴らないのは特養ホームだけだったりして(力なく笑う)。

その気持ちはよく分かりますよ。厚労省にも言い分はあるのですが、確かに暫定規制値は国際的には非常識な数値です。

初めにこんな高い数値を出してしまって、それ以降消費者が他の先進諸国の規制値を知れば、疑心暗鬼になって当然です。

まして政府から出される情報がはなはだ怪しい上に二転三転していますから、これは自分の家族、亭主はともかくとしてまずは子供たちを守らねばというわけです。

野菜や魚などを食べる前に計っている消費者もかなりいるようです。ただ測り方が間違っているケースがありますので、ひとことアドバイスを。

現在私たち風評被害の台風の中にあった産地では、放射性物質の計測が行われるようになってきています。

私たちが本格的にする場合は、検体を検査機関に出して40分ほど計測器にかけますが、簡易計測ならば各農家でもあるていどは可能です。

ご参考までにお教えします。検体にガイガーカウンターをいきなりくっつけてもダメです。

前にテレビレポーターが魚にガイガーカウンターを当てているのを見て大笑いしました。あんな方法では正しい数値は出ません。

①検体を洗います。ホコリに放射性物質が付着している場合もありえますから、その粉塵で検体の計測値に影響がでることを防ぐためです。

②検体を包丁で叩いて叩きまくって平たく伸ばします。厚さはおおよそ1㎝くらいでしょうか。

③検体の叩きを平らな皿に乗せて、だいたい4等分に線を引きます。

④この4等分された区画の中心を計測して、その平均値を出します。

これが農海産物の簡易計測方法です。ただし、簡易計測法では正しい数値は出ません。あくまでも目安ですので、そこのところをご理解ください。

なお、茨城県は独自に農産物の大規模な抜き取り検査をしています。その結果は逐次HPにアップれていますが、逐次改善されています。
県内農産物・畜産物への影響について(各食品の分析結果(6月10日現在)

今までは計測結果が単に「検出されず」でしたが、これでは1ベクレルでも規制値から低ければ「検出されず」なのかという疑問を持たれたようです。

そこで茨城県は表示方式を改めて、下の表のように微量検出の数値まで出しています。これでお分かりのように、今茨城県発表で「検出せず」と書かれてあったらほんとうに検出限界以下なのです。

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残念ながら、この農産物への不安は冷温停止がなされるまで続くでしょう。

それまで、私たち農業者や行政も出来るだけの検査を重ねて消費者の不安を払拭しようとしていることを知って下さい。

■写真 珍しく縦位置で撮るとデカイ!檜に絡んだ蔦です。不気味であるな。

          ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv計算・換算

食品の放射能検査データ

食品による年齢別の内部被曝ベクレル(Bq)シーベルト(Sv)換算ツール

年間の被曝量を計算してくれるソフト 「放射線量簡易計算ツール

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コメント

ベクレル(ちょっと以前はグレイだった)~μSv/h~年間に浴びるmSv値
などと分かりにくいのは問題ですよねえ。
生活環境やパターンでも変わりますし。

福島の学校プール(水道水)では、「うちの子は絶対に入れない。プールサイドや近くにホットスポットがあったらどうしてくれるのか」と訴える母親。
一応、プールもプール周りも毎年洗浄してるんですがね。可愛い我が子を守りたい気持ちは分かるだけに、見ていて辛かったです。
しかし、水道水の濃度基準より「力の弱い環境省」が定めた海水浴場の基準が遥かに低いとは、どういうこっちゃ?

洗った水の排水放射性汚泥焼却灰が、今各地で大きな問題になってます。一般ゴミからも出てます。
どう処理するんでしょうねえ。
最終埋め立て地さえ確保したら、8000ベクレル/kgまで土砂や震災地の廃棄物(建材や腐った魚など)を混ぜて下げれば可能ということも考えられます。
まあ、その処分地が確保出来なくて廃水汚泥が積み重なる緊急自体なのですが。

なんか、10年ほど前の瀬戸内海の豊島の酷い不法投棄を思い出しましたが、相手が放射性物質では厄介です。

http://www.ies.or.jp/japanese/mini/mini100_pdf/2006-02.pdf

福島事故以前の農作物の放射線量をはっきりさせないと、大体、放射性物質が、過去からゼロってことはないのですが。。

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