お母さん方へのご忠告。今出回っている農作物は大部分は安全です
昨日のニュースを見ていたら、ある県の学校給食でピーマンなどの食材の放射能測定を始めたそうです。
鹿島の学校の一部では、自分の県の食材を使わないと宣言してお母さん方に好評だとか。公園でもお母さん方がガイガーカウンター片手に「あ、0.5μSvもあるわ」などとやっているそうです。(*μSv・マイクロシーベルト)
ああ、気が滅入って猫をかん袋に詰め込みたくなります。そのうち国立がんセンターが提唱するように1億総線量計となる日も近いのかもしれません。
磁気ネックレスをしていたり、ピップエレキパンなんかしていると、さぞかしピーピーうるさいだろうな。ラドン温泉に行く時は必ずはずしてね。(*もちろん冗談です。線量計はだいたい1ミリシーベルトくらいから警告音を出すので、こんな程度じゃ鳴りません)
さて、ちょっと農業者としてお母さん方へのこ忠告をひとこと。今出回っている農作物は大部分は安全です。
というのは、5月以降に作付けされたものだからです。つまりもう茨城県の放射線量がきっちりと落ちている時期に作付けしたわけです。
今の茨城県は東京東部とさほど変わらない放射線量なのですよ。ちょっとデータをば。
茨城県のものはTBSで、東京のデータは共産党都議団の計測値です。
・北茨城市・・・・0.185μSv
・高萩市・・・・・・0.129
・大子町・・・・・・0.099
・葛飾区・・・・・0.391μSv/h
・江戸川区・・・0.181
・江東区・・・・・0.186
ご承知のように、空中放射線量は作物の放射線量に大きな影響を与えます。特に空中の放射性物質は風で流され、雨で地上へと降下します。
その落ちた先に作物があれば放射性物質がかかってしまうわけですね。空中放射線量が作物への放射性物質の移行を示す重要な要素なのです。
で、わが茨城県の空中放射線はうれしいことに下がり続けていて、だから作物に検出されない値にまで下がっています。その証拠に、この2カ月間はお茶を除いて放射性物質の検出はありませんでしょう。
ではなぜお茶が出たかと言うと、2度ほどこのブログでも取り上げましたが、3月15日の水素爆発による放射性物質の飛散を茎や古い葉が受けて、それが新しい新芽に移行したためだと思われています。
では汚染された土から作物へ移行するんじゃないかとよく言われますが、土壌から作物への移行は極微量なのです。
いちばん大きいとされるホウレンソウですら1000分の1.1ていどです。他の野菜は1万分のいくつかといったケタです。(資料1参照)
このホウレンソウが現在の暫定規制値である500Bq/kgを超えるためには、土壌のセシウム濃度が約45 万Bq/kg というありえない数値にならねばなません。
福島第1原発の1号炉の中で農業でもやらないかぎりそんな放射線量は出ませんからご安心を。
後は、3月中に畑にあって、今収穫している作物ですが、これに該当するものは麦とキャベツくらいかな。心配なら計ってみて下さい。ちなみにうちの県では不検出ですが。
あとはもうひとつ茎、葉で浴びたとして、5月に着花し、これから果実になる果物ですが、ベラルーシで暮らしたママさんのブログによると、日本でよく食べられているリンゴ、梨、イチゴ、サクチンボウは放射能を吸収しにくい果物だそうです。
(「ベラルーシの部屋ブログ」)http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/8293655302efdbc574fd32087588abca
これはチェルノブイリで被曝したベラルーシの調査結果だそうですから信用できますね。
というわけで、今出回っている作物はほとんど安全だと思います。
お子さんの健康を思って心配されるのはよくわかります。成人と子供は放射線の吸収を測る実効線量係数が子供の約8倍違いますから。(資料2参照)
心配するものは大いに心配されたほうがいいのですが、煽られてしまって「食べ物が怖い」というお子さんに育ててしまってはかえっていけないと思いますよ。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
資料1 作物重量1kgあたりのセシウム濃度/土壌1kg あたりのセシウム濃度は次のとおりです。
●・白菜 :0.00028
・ほうれん草:0.0011
・キャベツ :0.00024
・レタス :0.00014
・長ネギ :0.00040
・ジャガイモ:0.00090
・サトイモ :0.0011
・サツマイモ:0.00075
・タマネギ :0.000016
・ニンジン :0.000071
・キュウリ :0.00010
・トマト :0.00080
・ナス :0.00030
・ピーマン :0.00018
・大根 :0.00039
・大豆 :0.0018
●資料2 年齢順放射線の実効線量係数(*放射線量にこの実効線量係数をかけると実際の人体に及ぼす放射線の影響が分かります)
・0~2歳まで・・・・・・0.18
・2~7歳まで・・・・・・0.10
・7~12歳まで・・・・0.052
・12~17歳まで・・・0.034
・17歳以上は・・・・・0.022
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いつも拝見させていただいています。当方、郡山在住です。最近は、線量が下がらず困っているところです。
ところで、「作物重量1kgあたりのセシウム濃度」はどこのデータですか?農水省のデータと少し異なります。農水省のデータも、参考論文数が少ないですが...農水省のデータも、米に関しては、移行の指標が「0.1」で非常に大きい値です。秋の収穫時には、また問題として取り上げられるのでしょう。
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/110527.html
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/ine_sakutuke.html
投稿: 郡山在住 | 2011年6月18日 (土) 09時06分
いつもありがとうございます。土壌からの移行係数のデータは何種類かでておりまして、これは土壌学会のものです。
投稿: 管理人 | 2011年6月18日 (土) 09時45分
こちらの記事を読んでいただき、少しでも理解を深め、ヒステリックで無用な騒ぎを起こさぬ方がいいですねぇ。
どうしても、悪い情報にばかり目が行きがちになる典型的な現象です。数値は大変、重要ですが、とらわれすぎると、重要なことを見逃すことになることもあります。
放射線量計片手に、「ばっちぃから触っちゃ駄目!」って、子供を叱ることは、決して、子供の将来に良い影響を及ぼすとは、どうしても思えませんね。癌に罹る確率は、ほんの僅か減る(実際は、どれほどのものか分かりません)かもしれませんが、心の形成には、暗い影を落とすと思います。
ところで、ミカン(柑橘類)はどうなんでしょう。常緑樹の果樹です。放射能を吸収しやすいのかどうか、ベラルーシでは、栽培されていないでしょうし。
投稿: Cowboy@ebino | 2011年6月18日 (土) 12時11分
作物や部位によって放射性物質移行の話に進んできましたね。
先日の教育テレビでは、ウクライナの研究所長が、庭て様々な作物を育てて、サクランボなんかもいでその場で食ってました。
この事態に閑古鳥鳴く地元さくらんぼ園を擁護する気もないですが、「放射能を正しく怖がる」必要を実践されておられました。
やっぱり何より心配なのは米ですね。
と、揺れがきた!
投稿: 山形 | 2011年6月18日 (土) 13時43分
http://www.thejakartapost.com/news/2011/04/09/japan-bans-planting-rice-radioactive-soil.html
海外でも、お茶は、予想外だったが、米は、非常に、放射性物質に弱いのでは?と、心配しているようです。野菜は、最初のヨウ素131だけですね。
基本的に、たいていの作物は、土壌からの移行係数は、小さいので、どちらかと言うと、年間を通して、たくさん食べるものや、牛乳のように、牛が、濃縮してしまうようなもの以外は、福島の避難地域や飯館村のような線量の多い地区以外は、問題ないと見てよいでしょうね。
教育委員会に対して、農家さんが、放射線を測って、低レベルというか、自然界と同じレベルなのに、地産地消しないと言う理由を示してほしいと、文書で、申し入れるべきですね。教育長は、市長部局ではないので、行政であって、行政でないような部署なのです(他に、県警察がありますが)
つまり、申し出をしないと、法律上、市長は、教育長に、意見できません。
つまり、地元農家さんが、教育長と教育委員会事務局に、言わないと駄目なんですね。
投稿: りぼん。 | 2011年6月18日 (土) 14時52分
食品の汚染状況については、わかりやすい情報が不足しているため、いまだに葉物野菜や牛乳を危険視している人も多いようです。
情報を発信すべき、政府、マスメディア、農業団体とも、積極的に情報伝達すると風評被害を広げるかもと及び腰なために、最初の印象が逆にいつまでも消えてないように感じます。
お米については、
「イネにおける放射性核種の分布と土壌からの移行率」 (環境科学技術研究所)
http://www.ies.or.jp/japanese/mini/mini100_pdf/2006-02.pdf
を読むと、ヌカを取り除いた白米では、かなり低くなりそうです。
農水省の「放射性セシウムが 5000 Bq/kg以下の土なら、お米のセシウムは 500 Bq/kg以下」という基準はかなり安全性を見込んでいるようですが、但し最初の年は、セシウムと粘土の結合がまだ弱いので、作物に取り込まれやすいはずです。
もう一つの懸念は、今の暫定基準が、どこかの段階で見直されるはずだ、ということです。秋のお米の収穫期に見直しがあって、例えば 100 Bq/kg などに引き下げられたら、それを超過するお米はあるかもしれません。
農作物への移行係数については
「環境パラメーターシリーズ」(原子力環境整備促進・資金管理センター)
http://www.rwmc.or.jp/library/other/kankyo/
に、いろいろな論文の値がまとめられています。
投稿: コンタン | 2011年6月18日 (土) 16時03分
茨城に住みながら、いまだ子供に地元の野菜を食べさせる事に躊躇をします。
土は大丈夫なのか。土壌の検査は定期的にしているのか。
例年なら直売所に通い、茨城の野菜しか買いませんでした。
食べてはいけなかった初期に大丈夫だと言い張った国の責任は重いです。それに従った自治体も。
今さら信じきれないのです。また、一部の利益主義に走り基準値超えの野菜を出荷した千葉県の農家の罪も大きいです。
どうしたら買うだろかと考えると、茨城独自の検査体制しかないかと。検査費用を消費する私たちと農家から出す。信頼関係を築き上げるしかないように感じます。
ニラエシャロット小松菜きゅうりキャベツトマト大葉アスパラレタスいっぱい食べたい。勝手言ってすみません。
投稿: 茨城北部住み | 2011年6月18日 (土) 17時22分
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-380.html
http://satvik.jp/herbs/Chernobly.pdf
お米のセシウムは 500 Bq/kg以下」という基準>>>>
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/154.html
http://www.sizen-kankyo.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=252107
何が正しいのか、私には、よくわかりませんが、ベラルーシが、37ベクレル/kgと言う基準を作ったのは、理由があるからだと思います。
もちろん、当初は、ヨウ素131の問題でしたが、現在は、セシウム137の問題として、公式に捉えています。WHOは、10ベクレル/kgですが、これは、被曝国という立場を無視すれば、少ない方が良いという立場でしょう。被曝国で、農業国のベラルーシの基準は、研究すべき値と思います。
もちろん、玄米と白米とは、値は違うでしょうし、もみとか、ぬかとかに、どれだけ残留するのかで、廃棄の方法も変わるでしょうね。
投稿: りぼん。 | 2011年6月18日 (土) 19時03分
フランスで静岡茶が基準値を大幅に超えたセシウムが検出されましたが大変な事になりそうです。
投稿: 濫山珈琲 | 2011年6月18日 (土) 21時26分
ペクチン(不溶性食物繊維)
ペクチンは、あまり熟していないりんごや柑橘類の果皮に含まれる成分で、果物に豊富な食物繊維です。ペクチンは、植物の細胞間の粘着物質で、不溶性と水溶性とがあります。不溶性のペクチンは未熟な果実に含まれており、熟成するにつれて水溶性に変わる特徴があります。
水溶性ペクチンは血糖値の急な上昇を防ぎ、コレステロールの吸収を抑制する作用があります。糖尿病や高脂血症、動脈硬化、胆石などを防ぎます。一方、不溶性のペクチンは、腸内の有害物質を吸着して排泄させる作用があります。とくに便秘や大腸ガンの予防効果があるとされます。
ペクチンは、加工食品の添加物や、胃腸薬にも活用されています。
【ペクチンを多く含む食品】
キャベツ、大根、みかん、オレンジ、りんご、柿 他
ペクチンは、放射性微粒子を対外に排泄する能力があると言われているが、早く、日本で、検証してほしいものだ。
もちろん、放射性物質のためではなく、便秘や食物滞留時間を短くするため、豚に給与している。
結果は、良好。ねばねばした海草類、めかぶとかも、良好な結果を得ている。これで、放射性物質の残留量を調べれば良いはずだが。。。
投稿: りぼん。 | 2011年6月18日 (土) 22時19分
いま福島原発で行われている「高濃度汚染水」の除染
について。
米国「キュリオン社」のセシウム除去にゼオライトが
使われるとは・・・・・確かに、ゼオライトは多孔質で塩基吸着には、よい材料とは思いますが、もう少し科学的な除染方法があると思ったのですがね。(私は農家なので他の方法は解りませんが)
それも作業時間、5時間でトラブル発生、作業中止。
始めから、短時間で除染ができるとは思わなかった。
私も、農家なのでゼオライトは使っています。
ぼかし肥に入れて発酵菌の培養に使います。
ハウス栽培では、化成肥料の使い過ぎによる塩基集積
を改善するのにゼオライトを使うのです。
つまり今回の場合と同じに、カリウムを吸着させるのです。
カリウムとセシウムが同属な為、ゼオライトが使われたのでしょう。でも、本当に吸着できるのでしょうか
疑問です。
そのゼオライトは、モンモリロナイト系の粘土なのか、鉱物系なのか?
話変わって、私共も土壌汚染の検査結果が数日で送られてきます。
多分、耕運してるので数値は低いでしょう。
投稿: 姫いずみ | 2011年6月18日 (土) 22時59分
青空です。こんばんは。
すっかり政権与党からは原発以外の話を聞かなくなりました。東北は与党・野党からも見捨てられたようです。
かまいません、なんとしてでも自力で復興して見せます。官僚は動いているようですし、2次補正まではなんとか得られるでしょう。
ここはもはやなりふり構わず、市民、民間、地方自治体の総力を結集し復興するのみです。
ここにきて、放射線の規制値に対してかなりヒステリックな反応をよく見るようになってきました。
最近では少しでも放射線反応があればしんでも食べない。政府や行政の検査は当てにならないから東日本の野菜は食べないなどととても良識のある人間の、日本人の口から出たとは思えない言葉が目に付き憤りを隠せません。
WEB上には日本のライバル達もかなり参加していますので、これがチャンスとばかり国力減退を期するような発言もありますが、自分で判断することをやめてしまった人も多く見るようになりました。
マスコミは当てにならず、政治はもっと当てになりません。
濱田様に1点教えて頂きたい情報があります。
そろそろ4月、5月の葉物野菜の茨城県、千葉県他関東近県の卸売価格が発表されていると思うのですが、農業新聞を見るすべがないので、情報がわかりません。
信頼できる関東の友人達の言葉では、ネットで騒いでいるような買い控えは限定的と言っていますが、こちらでは確認の術がない。
その意味では農業新聞などで取り上げている日々の卸売り値が参考になると思いました。
市民は冷静なのか、それとも既にパニックになっているのか。
私は直感として日本人はそれほど愚かではないと考えているのですが(そう信じたいですが)。
関東地方に15歳以下の子供を抱える家庭は全体の15%前後でその人々がそれぞれ防衛している程度であれば卸売り値が半分以下になることはありません。
放射線数値でパニックになり一番利得があるのはだれなのかと考えてみるとこの騒動も違った側面が見えてくると感じています。
投稿: 青空 | 2011年6月18日 (土) 23時35分
ベラルーシなど、チェルノブイリ汚染国の基準は、
「守るべき値」よりも、「経済への影響を勘案して守れる値」で決められている側面が強いはずです。
最終的に目指すべきは「公衆の被ばく量 1mSv/年」ですし、さらにいえば、実現可能な限り低い値にすることです。
それ以外は妥協の産物で、あまり数字を参照することに意味はないのに、ベラルーシの基準などの数字だけが一人歩きして、あたかも科学的な裏付けがあるかのように誤解されています。
投稿: コンタン | 2011年6月19日 (日) 00時56分
青空様。6月に入ってようやく風評被害の嵐からは抜け出たようです。
私の所属する団体は産直の年間固定価格ですので、あまり相場は気にしていないのですが、農業新聞によれば、東京太田市場では、ほうれんそうは一把90~7-円で安定。ねぎ(2L)は5キロ箱で1200~1000円で安定。ピーマン70~60150グラムでじわり上げ。トマト4㌔箱は1200~1000円で下落。
業務用は需要がふるわず。外食の重要が戻らないようですね。
風評被害自体はこれを見るかぎり収まりつつあると言っていいかもしれませんが、私たちの産直市場は、皮肉なことに有機農産物に関心がある消費者は、放射能にも敏感というわけで落ち込みから回復しきれていません。
私自身の農場は去年対比で15%から20%の落ち込みです。売り渋っている感じです。
総じて、3月4月のもうこれ以上はないというどん底からは全体的に回復しているようです。
3月~5月中旬までの営業損は、おそらく各農業団体で月当たり2千万円、大きい団体で5千万円に登るのではないでしょうか。なかなか経営の内実はお互いに言わないので推測ですが。
この営業損を回復するのはほとんど絶望的でしょうね。よくて前年と同じで、それに丸々2カ月間の営業損がへこみますから。
早く補償金の仮払いでもしてもらわないと、風評被害期に借り入れた短期の回転資金がこれからの返済時期にボディブローのように効いきます。
投稿: 管理人 | 2011年6月19日 (日) 06時04分
EUの規制値はヨウ素3000、セシウム1250、その他80ですよ。そして、チェルノブイリ周辺国はベラルーシ(子ども)37大人100、ウクライナ40。WHOは平常時10餓死を避けるための基準で1000。日本の現在の基準値は暫定基準であり、一刻も早く平常時の基準値を設定する必要があると思います。
私は個人的に農産物のデータを収集しておりますが、やはり一部野菜への移行は見過ごせないものがあります。5月以降に作付けしたものだから安全とはとても言い切れない数値がでています。
あなたは実際の野菜の数値を確かめられたのですか?そうでなければただの情報不足で安全を公言する立場には無いと思います。
投稿: | 2011年6月19日 (日) 11時43分
妥協の産物で、あまり数字を参照することに意味はないのに、ベラルーシの基準などの数字だけが一人歩きして、あたかも科学的な裏付けがあるかのように誤解されています>>>>
もちろん、ロシアが背景に居る国のことですので、鵜呑みには、到底できませんが、その国でさえ、乳児37ベクレル/kg以上は、認めないと言っているのに、200だとか500だとか、説明のつかない数字を政府が出していることに、問題があるのです。
「公衆の被ばく量 1mSv/年」と、念仏を唱えても、狭い国、日本では、無理でしょうから、妥協として、せめてこれまでは、流通させましょう。ってことでしょう。現実に、ベラルーシは、守れる農業体制になれば、どんどん基準を毎年厳しくしています。結局、生涯被曝量をコントロールするため、成長期のこども以外は、多少の放射線微粒子は、大人は、食べてもらい、国家の経済破綻を救ってくださいってことでしょう。現在でも、経済破綻すれすれなんだから。。でも、日本は、もう少し、下げた基準値を発表できるはずだと思いますけどね。
水素爆発が、今後、起きなければ、基準を厳しくしても、流通制限農産物は、急激には、増えないと思ってますし、基準を厳しくして、国際社会に訴えれば、貿易にも、プラスに働くのでは?
投稿: りぼん。 | 2011年6月19日 (日) 11時44分
どんどん計測してもらえば、それだけ納得してもらえるのではありませんか。
まずは原発事故が収束して、それからでないと安心感はえられないだろうけど。
投稿: あおやま@岐阜県 | 2011年6月19日 (日) 11時45分
個人的には野菜への移行以上に、そんな汚染された土壌で農作業を続ける農家さん、特に年若い跡取りの方の健康が気がかりです。農水省の5000という数値に裏づけがあるとも思えないですし、さらにマスクをして農作業をするように出しているようですがしていない人がほとんどだと思います。
投稿: | 2011年6月19日 (日) 11時50分
暫定基準が「暫定的」なものにすぎない不明瞭な基準である以上、これにのっとった農産物にある程度の買い控えが起きることはしかたがないと思います。
地震以前のレベルの平常時の基準におさまる農産物は実質的には多いようにも思いますが、暫定基準の冠がついている以上、すべて同等に見られてしまうのです。
これは生産者と消費者の両方にとってかなりの痛手ではないかと。
投稿: W | 2011年6月19日 (日) 12時19分
名無しさん。私は検査をしていますが、それがどうかしましたか。
今、県内の少し気の利いた農業団体や流通組織は大部分自主検査体制を敷いています。あなたが考えるほど農家は蒙昧でもなければ、情報過疎地にいるわけではありませんよ。
3月、4月にあなたみたいな人たちが不買をしたので、私たちは死ぬ目にあった。だからその対策で風評に負けない検査体制を持ったのです。金と手間はかかりますが。
投稿: 管理人 | 2011年6月19日 (日) 12時23分
>>3月、4月にあなたみたいな人たちが不買をしたので、私たちは死ぬ目にあった
どうしたのでしょうか?
まだ何も安全かどうかわからない状態なのに不買?風評被害? 原発事故は今なお収束しておらず、私の信用してない政府が小出しにいろいろな情報を出してきていつものように玉虫色にしてしまった状況ですが、私は原発以前の基準でも恐ろしいです。
それを私たちのせいで死ぬ目にあったとはどういうことなのでしょうか?
私の仕事も中国製品に押されて年々経営が苦しくなってますが、それを安物の中国製品を買う日本人が悪いと思ったことなどはないですよ
値段に見合う付加価値をつけて品質で勝負しようとしているだけです
私は晩酌をビールと豆腐でやるのが好きなのですが、毎回日本産大豆100%日本産にがり100%の約200円のものを食べていますがそれはおいしいからです、中国原産大豆より安全だとおもうから中国産大豆使用豆腐の倍以上の値段を出してでも日本産を選ぶのです。
あなた方農業従事者がいくら安心だといっても、現状の放射の汚染状態がはっきりとどこも把握できていないと見える状況で、何をもって安全なので買えといえるのでしょうか?
あなたたちの生活費を出すために増税が行われるのは百歩譲って許容できますが、あなた方の生活のために安全化どうかはっきりしないものを私の家族に食べさせることはできません。
私の考え方はそんなにおかしいことなのでしょうか?
日に日に放射線汚染の状況が微々ではありますがわかってきた原状で今後安全基準にしてもどうなるかわからない状況で何をもって私たちのせいで死ぬ思いをしたといえるのでしょうか?
私には理解できません。
投稿: 大坂在住 | 2011年6月19日 (日) 22時47分
いつもこのブログを見て感じるが、ナーバスになっている消費者に対して「それがどうかしましたか」なんて、小バカにしたような言葉を返すのはもうやめろ!
投稿: | 2011年6月19日 (日) 22時56分
濱田様こんばんわ。
色々ばたばたしてご無沙汰しておりました。
無礼者にも丁寧な対応、本当にお疲れ様です。
基本的に愚かな人間は無視すべきものと思っていますが、我慢なら無いので失礼とは思いますが書き込みいたします。(煽りに釣られる私は人間修行が出来ていません。お許し下さい。)
一部の消費者の方々、自分の安全を確保したいのならば、そのように行動なさったら良いのではないでしょうか。
消費者としてどの産地のものでもお買い上げになったらよろしいでしょうに。
農家という暮らしがどのようなものであるかの実感が無いとは、これほどおろかな物言いができるのだなあ、と感心してしまいます。
それほどご心配なら、人様のブログにきて失礼な書き込みなどなさらずに、もっとご自分やご家族を守るため注力なさったらどうでしょう?
投稿: bess | 2011年6月20日 (月) 01時12分
大阪在住様
貴方の居住区では東日本の野菜はほとんど出回っていないでしょう。震災前からです。
日本の葉物野菜の供給は近隣県でないと採算性が合いませんので。
貴方の意見でいつも不愉快になるのは農家を見下したその姿勢と理解できない意見です。
原発被害を受ける生産者に非があるような物言いと自己弁護は社会人としていかがなものか。
原発被害者への補償は当然の権利で東電国家国民は同列で身ぐるみ剥がされても支払う義務があります。義援金などとは全く意味が違いますよ。
それを(生活費は)、(百歩譲って)という言葉が飛び出す時点であなたの心根が見えました。同じ日本人として情けないですが色々な人はいます。去って頂きたいですね。
名無しは論外ですが、面白いのでもう少し意見を見てみたい気もします。
品のないコメントお許しください。
投稿: 青空 | 2011年6月20日 (月) 01時30分
農家の暮らしと放射線汚染されているかも知れない野菜を食べろということは別問題だといってます
私が引っかかったのは「被災地域の野菜を買い控えた消費者が被災地域の農業従事者を死ぬような目に合わせた」という暴言です
この状況に追い込んだのは民主党政権の政治屋です、また天下り等の省庁の利己的利益を確保するため企業と癒着して安全対策をおざなりにした原子力安全委員会を始めとする歴代の経産省の高級官僚たちのせいで被災地の皆様は死ぬ思いにあっているのではないでしょうか。
原発関連の発言ばかりでそれ以外の地域にまで気が回らない民主党政権や管内閣に怒りや不満をぶつけるべきなんではないかと思います。
投稿: 大坂在住 | 2011年6月20日 (月) 01時31分
青空さん。ご質問の青果の市況をコメント欄に乗せておきましたのでお読みください。
大阪在住さんには明日の記事でお返事します。
投稿: 管理人 | 2011年6月20日 (月) 06時15分
青空 さま。
自分の買うものはコントロールすればいいだけですが、
たとえば大阪の方でも、「給食」に、政府が福島周辺の農産物をまわしているのでは…、
と疑心暗鬼になっている人もいるようです。
私も最近知ったのですが、小学生の親の集まるようなサイトをのぞくと分かります。
投稿: コンタン | 2011年6月20日 (月) 11時21分
ふざけた事を言わないで 下さい!
安全! あなた 東電の回し者?
原発は 更に被害を拡大してるのですよ
地下 雨 空気 水脈 よくも 毒入り野菜なんか作りますね!
犯罪者と同じです
投稿: ポニー | 2011年6月21日 (火) 20時23分
ポニーさん。
自分の地域の農産物をファクツ&エビデンスを上げても、「東電の回し者」とか、「犯罪者」と言われるようになっては、もうお終いですね。
おそらくは安全圏に住み、「放射能汚染された農産物をたべない自由」を享受しながらこのようなことを言う神経が私にはまったく理解不能ですよ。
もしこのような方たちが今の脱原発運動をしているとすれば、ぜったいに原発立地県の農民や漁民はあなた方の列には加わらないと思いますよ。
しかし、この無内容な短いコメントによくもこれだけの汚い言葉を使えるものだ。あなたの品性下劣さに変に関心しちゃいました。
投稿: 管理人 | 2011年6月22日 (水) 05時27分
福島の農家の方のスレがありました その内容は 野菜の放射線測定など テキトーにされており 農家として汚染された土壌は 事実であり 自分で作った野菜を 子供達や妊婦さんに 食べさせる事は 出来ないと感じ野菜は 作らない!と決めたそうです
後は 東電に賠償して貰うと
この農家さんのスレを読んで 凄くホッとしました
野菜を作る人の誇りを感じました
あなたとは 大違い
投稿: | 2011年6月24日 (金) 01時10分
名無しさん。本文記事でお答えします。
投稿: 管理人 | 2011年6月24日 (金) 05時43分