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2011年6月20日 (月)

再びコメントにお答えして  私が茨城の農産物を安全だと主張する4つの理由

011

いろいろとご意見を頂いております。とうとう「暴言」だ、「小馬鹿にしている」とまで言われてしまいました。私も言い方にやや穏当を欠いたものがあったのかもしれませんが、暴言を吐いたつもりもないし、ましてや小馬鹿になどしたつもりはまったくないのですが。

あ、そうだ。このブログはHNなしの投稿は認めておりませんのでよろしくお願いします。

さて、居直るのかといわれそうですが、「暴言」か否かで議論しても不毛だと思いますよ。「小馬鹿にした」などは立場の違いによる感じ方の差です。

立場とは都市生活者と、私たち被災地であり、被曝地である農民の立場です。こればかりは入れ替わるわけにはいかないのでいかんともしがたいのです。

さて、都市の消費者は3、4月の福島、茨城の農業者の悲惨極まる状況を、自分たちが農産物を忌避した「結果」とは考えたくないわけです。それを匂わせただけでムッとおなりになられる。

あくまでもそれは主体的に「そうしたかった」からではなく、政府の情報隠匿による内部被曝の危険性を最小限にするための自衛的行為だったとしたいようです。

それは一面でそのとおりでありながら、自分のとった消費行動が結果ではあれどのような影響を私たちに加えたのかに対して眼を閉ざしておいでになります。

つまり、眼中には自分の立場だけしかないのです。これでいいんでしょうか、これで原発や放射能汚染の問題がなにか解決されるのでしょうか、と私は問い続けています。

自分が子供の親であり、その子供の体内被曝を恐れるというのは十二分に理解しています。だからブログ記事で実効線量の年別表を乗せました。子供は大人の8倍も敏感に放射線を細胞内に取り入れてしまいます。

子供は無条件に守られねばならない、これは私の信念です。

ただ、大人は別です。大人は自分のとった消費行動がひとつの社会的なアクションなのだということをどこかで意識しているべきです。

これは前にも書いたことのですが、大事なことなので何度もくりかえすことにします。

子供には消費の「選択の自由」はありません。親が与える食物を食べるのが前提だからです。

しかし、親である大人は現在の日本においては無限大にも見える消費の幅があります。東日本のものがいやならば、ブラジルの鶏肉を買うことも出来るし、米国のブロッコリーも買える、危険さえ厭わないなら国産の半値の中国産毒菜だって買えます。

現実には福島、茨城産の農産物を「忌避する自由」の権利を行使されたわけです。

結果、私たち農業者は丸々2カ月から人によっては3カ月間無収入に近い悲惨な状況になりました。

震災による被害を癒す暇もなく、放射能という「津波」に押し流されたのです。人により違いはありますが、おおよそ数千万円の営業損と、それをカバーするための借金を背負うことになりました。

借金はちょうど今月末あたりから返済開始ですから、収益がないのに返済だけせねばならないわけですからずしっと応えます。

今まで借金を背負って経営をしてきた人が多いので、これでいわゆる二重ローンということになります。

あまり報道されていないようですが、東日本の被災地で家や車を壊された人たちや、家畜を失ったり、田畑などの経営基盤を失った農業者にはこの二重ローンは背骨が曲がるような苦しみなのです。

補償金だなどと言っていますが、未だなにも具体的には決まっていませんし、支払いはたぶん来年にまでズレ込むでしょう。そこまでもたない農業者も多く出ると思います。

「農家の暮らしと放射能汚染されたものを食べろというのは別だ」と仰せですが、そんなにスパンっと別なことなのでしょうか。

まったく別なことだと主張すると、都会の消費者は福島や茨城の農家なんか知ったことではないさ、と言っているのと一緒です。

だって、都市の消費者は「食べない選択」をすることが充分に可能なのですから。私たちがいくら「食べてくれ」と言おうが言うまいが、食べなきゃいいだけの話です。

日本の爛熟した消費市場においてはコンシューマーのほうが圧倒的に強者なのです。それがわかって言われているのかしら。

結果に対しても責任を持つのが成熟したコンシューマーだと私は思うのですが。それがわかっていて、「われわれは危険だから食べない。そのことで福島と茨城の農民は打撃を受けるだろうが、それは致し方のない選択なのだ」とまで言うなら、それはそういうお立場なんでしょうね、としかいいようがありません。

ただ、未来に食料危機などが来たら、まんま裏返しのことをわれわれからされますよ、ていどのことは言えますが。

それはさておき、私は今回データを出して「食べてほしい」と書いています。その論拠は4つです。

第1に、茨城における作物への被曝原因となる空中放射線量がまったく問題ないレベルまで6月中旬時点で下がってきていることです。

この下のグラフは茨城の放射線量の推移を示しています。3月15日直後に高い数値を示したあとは一気に下降しているのがわかるはずです。

どうも、福島、茨城両県の人以外は、いつまでもダラダラと放射性物質が垂れ流されているように錯覚しているようですが、それは間違いです。

001_2

次に、具体的な現時点での空中放射線量をみてみます。茨城のものはTBS、東京のものは共産党都議団が公表したものです。

一目瞭然。ほとんど東京東部と茨城は変わりがありません。空中放射線が作物に影響を及ぼす線量ではありません。

・北茨城市・・・・0.185μSv
・高萩市・・・・・・0.129
・大子町・・・・・・0.099

・葛飾区・・・・・0.391μSv/h
・江戸川区・・・0.181
・江東区・・・・・0.186

第2に、現在市場に出ている青果の大部分は、5月以降に作付けした、言い換えれば畑に出たものであり、3月15日の福島第1原発の水素爆発の影響を受けていないことです。

あるとすれば3月中に飛散した放射性物質が、雨などにより降下して古い茎や葉に付着して、それが新芽に移行したお茶のような例です。

静岡のお茶も3月中旬に飛来した微量の放射性物質が、折からの雨で降下し付着したもので、それが加工工程で濃縮(*約5倍と言われる。ただし、その後に飲用に際して約50分の1に希釈される)されたものです。

これらの事実から、放射性物質による農産物の汚染は既に3月一杯で終わっており、現在はその余波の段階だと私は考えています。

もちろん新たな水素爆発がなければの話ですが。しかしどうも、都市の人たちは原発事故が収束していないことと、放射性物質が今も大量に放出されているような錯覚をごっちゃにしているようです。

第3に、なおかつ汚染があるとすれば、3月中の放射性物質の降下が、なんらかの移行(キャリーオーバー)をしている場合です。つまり、土と水に対してです。

土に関しては作物への移行係数がいくつかの研究機関から出されてきています。これは主要作物で以下です。(土壌学会のデータによる)

 ・ほうれん草:0.0011
 ・キャベツ :0.00024
 ・レタス :0.00014
 ・長ネギ :0.00040
 ・ジャガイモ:0.00090
 ・ニンジン :0.000071
 ・キュウリ :0.00010
 ・トマト :0.00080
 ・ナス :0.00030
 ・ピーマン :0.00018
 ・大根 :0.00039 

ほとんどが一万分の1レベルで、ほうれんそうのように露地で比較的広く空気に接する割合が多い葉物でさえ千分の1のオーダーです。土壌からの放射性物質の移行は、少なくとも理論的にはありえないと思います。

あとは水ですが、これは広範な調査が必要で、現在は結論は出ていません。ただし、私たちの独自調査では私たちの使用している地下水には現在のところ検出は見られていません。

第4に、私たちは既に独自に放射性物質の検出を開始しています。Photo

上は私の農場の農産物のヨウ素131、セシウム131、137 の計測結果です。もちろん「検出せず」です。

これはガイガーカウンターを当てただけという簡易計測法ではありません。葉物ならば1㍉にみじんにした後に計測器にかけて約50分計測する本格的な計測方法です。この計測は定期的に無作為抜き取り方式で行います。

他にも各生産団体での独自検査がなされています。農家によってガイガーカウンターでの土壌検査や、作物検査などをしています。

もし、放射能汚染が心配ならば、その買った先の流通団体にお問い合わせになると良いと思います。おそらく、関東の流通で放射線計測の取り組みをしていないところのほうが稀なはずです。

このように私はやみくもに「さぁ食べろ」と言っているわけではなく、ファクツ&エビデンス(事実とデータ)を踏まえて言っております。

最後にもう一点。

私たち農業者は都市消費者と「共同の被害者」の立場です。

何に対するって?それはハッキリしているじゃないですか。原発と、その事故対応を誤った政府と東電に対してです。

この大きな「加害者」を忘れないようにしませんか。

ここで、3月から5月中旬くらいまで無収入だった私たち福島、茨城の農民と、あなた方放射能の体内被曝が怖くて買い控えをした消費者が声を荒らげて、「お前は今言ったことは暴言だ。取り消せ」みたいなことを言って胸ぐらをつかみ合っても仕方がないじゃないかと思います。

私は明瞭な脱原発派です。一切の原発の再稼働は認めない立場です。ただし、現実には一定期間は移行期があるだろうな、とは思っていますが。

たぶん、私を非難なさっている人たちもほぼ同じ立場だとお見受けします。ただ即時停止か、段階的移行なのかという手段の認識のズレはあるでしょうが。

私が言いたいのは、原発を作ってしまった世代の私たち大人が、責任をもって原発を葬ることです。

その方法のひとつとして、政府、東電を批判するばかりではなく、今被曝県の私たちの農産物を食べてみようとするアクションもまた、ひとつの意思表示なのではないかと思うのですが、間違っていますでしょうか。

それは被曝県と連帯してつながっていくことで、口先だけの政局で脱原発を語る為政者に対して、もっと強く脱原発を迫っていく道を拓くことではではないかと思うのです。

もちろんお子さんは実効線量からみても同様にそうしろとは言いませんが、大人の皆さんは少しそのあたりも考えてアクションされたらいかがでしょうか。

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原子力事故」カテゴリの記事

コメント

1.福島第一から放射性物質が出てないわけ無いですね。
 実際、半減期8日の放射性ヨウ素がいまだに検出されているわけですし…
 あんなボロボロの状態で放射性物質が出て無いと思うほうが無理がありますよね。
 まあ、何処まで流れているかは判りませんが…
 これもSPEEDIの結果が公開されれば予測出来るのでしょうが、あまり良い結果は
 得られないでしょうねぇ
 
2.「東京東部と茨城は変わりがありません」については、東京が高いという事で
 問題になってきています。
 残念ながら問題が無いという意味にはならないです。
 あと、農作物に影響を及ぼすのは線量ではなくて放射性物質の量と核種ですね。
 まあ線量から予測するしか無いのでしょうが…
 私が今、気になるのはウランとプロトニウムですね。
 
3. 土に関しては作物への移行係数の事が書かれていますが、
 肝心の土壌汚染状況が判らないんですよね。
 文部科学省のページを見てみましたが、探し方が悪いのか見当たらない…
 
4.「独自に放射性物質の検出を開始」これはすばらしいですね。
 そのための寄付ならば喜んでしたいところです。
 ただ、残念ながら市場に出たときにはどれが検査済みでどれが検査を
 していないか判らないんですよね。
 すべてを記憶して買い物に行くのも無理です。そんな記憶力ありませんから。
 だから、国をあげてやらなければならなかったんですけどね。

5.「農産物を食べてみようとするアクション」は何の意思表示にもならないと
 思います。
 残念ながら。
 どちらかというと東電を喜ばせると思います。
 
ま、いわゆる都会のこの状況も何時まで持つ事やら…
外から見たら神奈川より東すべてが被爆地ですよ。

えすとかいう人。
あなたとはもう議論する気分にすらなれない。神奈川以東が全部「被曝地」だって!
いいかげんにしろ!そこで生きて暮らしている人間がいることを忘れるな!

あんたの言うことはももはや差別の名に値する。二度と来るな!

第五福竜丸被爆事件当時のニュース記録映像みたいに、
「このマグロは安全です」と市場で1つずつ表示されれば納得されるんですかねえ…。

えすさん
出入り禁止になっちゃったみたいですね。

ヨウ素やセシウムと違って、プルトニウムなんか線量計測に最低24時間かかることくらいはご存知の上での発言なのでしょうね。

どちらにお住まいの方か存じ上げませんが、神奈川より東は全て汚染地みたいに言うのは不適切です(東北~北海道全滅ですな)。
現在放射線マップが作られており、だからこそホットスポットが注目されているのです。

ウランやプルトニウムは「重い」核種ですので、飛散範囲は以外と狭いのですよ。もちろんゼロだとは申し上げませんが。(原発敷地内では少量ながら観測されています)

管理人は明確に「小さな子供は守れ!」とおっしゃってます。
そしてここは自由な掲示板ではなく、あくまでブログ主の庭先です。

騒いだり罵倒するなら出て行け!
当然だと思いますよ。

こんにちは。mimiです。こちら東京では福島産を含め、東関東の野菜がほとんどを占めるようになってきました。でも、需要は回復していないですよね。全体的に喪に服している感じもあり、ばんばん食べよう!という雰囲気ではないですから。
さて、「食べて応援」ですが、私は難しいのではないかと思います。どうしてかというと、食べると言う行為は、命、自然や喜びとつながる部分が大きいからです。茨城北部住みの方がおっしゃっていた気持ちは良くわかります。
かつて、中国産餃子の事件の時、私は半年ぐらい餃子が食べられなくなってしまいました。今は、自分で作った餃子は食べますが、出来合いのものや冷凍品はいまだに食べられません。まさに、風評被害をやってしまっているわけです。もちろん私一人が餃子業界に影響を与えているわけではないでしょうし、自分の理性の部分では、すべての餃子メーカーがいい加減なことをやったわけではないことはわかっています。中国人がみんなひどいことをするわけではないこともわかっています。でも、食べようとすると、気持ちが悪くなってしまう。
「食べる」という行為は原始的な感情と結びついている、ということを言いたいのです。ですから、今のいい加減な暫定基準や、いまだに事故の全貌が見えない中で、なんとなく買い控えてしまう、という気持ちもよくわかります。
おっしゃるとおり、茨城、群馬、千葉などの野菜(特に葉もの)に関して、今は大きな放射能汚染があるとは思っていません。今日も私は群馬産ほうれん草買って来ました。でも、魚に関しては残念ながら同じようには考えられません。特に宮城の被災地、漁村に関しては本当につらい思いがありますが、魚を食べて応援しよう!とは、まだ思えないです。そんな自分がある意味情けないですが。濱田さんはどう思われますか?

mimiさん
宮城に関しては魚類は問題ありませんよ。
放射能云々ではなく、港のインフラ被害と漁船が軒並みやられたのが原因です。
元々気仙沼の鰹水揚げ日本一というのも、全国からの漁船が水揚げして、そのための燃料・氷・餌(イワシ)の流通システムがあってのものです。
津波被害で壊滅しましたが、現在全力で復旧中です。
原発とは関係ありません。

しつれい東北~北海道は入れちゃ駄目ですね。
乱暴すぎました。
ちなみに私もそこに住んでいる人なんですけどね。
お気楽に暮らしてはおりますが、現実は現実として受け入れるしかないかと思っております。
ただ受け入れるには情報が少なすぎる…情報を得るのに手間がかかりすぎるって事で困ってます。

プロトニウムが24時間かかる…たった24時間なんですよね。2日後には判るんですよ。

出荷の2日前に計測すれば済む話です。

とはいえ一人の農家の人にやれと言うのは無茶な話です。

まあ、出入り禁止のようなのでさようなら。

一人一人個人が、自分や子供達の健康の為に、放射能に汚染された食べ物を忌避することは、正しいことです。その行動が集まって、大きな作用となった時には大きな経済的損失を生んでしまう。
何も、今回の原発事故だけに見られる反応ではありません。今の日本がデフレから抜け出せないのも、全く同じ構造だと思います。
バブルに浮かれた日本人が、消費することより貯蓄することに軸足を移したことが、結局は、今の日本のデフレを生んでいます。個々人が貯蓄することは良いことです。しかし、その為に低価格のものしか売れなくなる。企業は利潤が減るので、賃金を下げたり、契約社員が増える。すると、益々安いものしか売れなくなる。負の連鎖ですよね。
原発とそれに伴う食に関する行動を見ていると、また、同じ事をしている気がします。
誰も間違っていない。でも、結果は、悪い方に行っている。
その連鎖を断ち切るには、どこかで行動を起こすしかないのではないでしょうか?というか、その連鎖を断ち切る為に、今こそ政治が動く時ではないでしょうか?
元来、政府は、国民の生命財産を守る為のものだと私は思っていました。しかし、今の政府(政治)は、そんなことは知らぬ存ぜぬ感が、あまりにも強すぎます。皆勝手にしろみたいな事しかしない。自分たちの立場(地位)、利権、既得権益を守る事が、全ての物事の先頭に立っている気がします。
消費者が、絶対の安心を求めているのなら、それを担保してあげれば良いし、生産者が、損害の補てんを求めているのなら、補てんを約束すれば良い。母親が、放射線量に危機感を感じているのなら、きめ細かな測定を行い公表すれば良い。
人々の安心を担保すれば、良いだけの話ではないでしょうか?そんな話をすれば、すぐに財政的裏付け云々の話が出てきます。
私は思うのですが、絶対的安心が得られるなら、人はそれに対するコストを惜しむでしょうか?
日本人が苦手な事は、リスクに対するコストを負担することであったのも事実かもしれませんが、事がここまでになれば、誰もそのコストにNOは無い気がするのですが?

「石原都知事が2020夏季オリンピックに立候補」と記事で読みましたが、これを福島を中心とする東北及び北関東で出来ないものでしょうか?これが現実となっていけば、放射能除線は一段と進み、将来に希望がもてるようになるのでは。原発事故によって一枚岩になれない日本。くやしくて、くやしくて。

山形さん
ありがとうございます。私も言葉が足りませんでした。あんまり「国」を信用していない一個人の意見ですが、私は海の汚染は陸地の比ではないと思っています。三陸沖の魚は世界一美味しいですが、魚は農作物と違って動き回りますし、生態濃縮も始まっています。考えたくないですが、被害は莫大になると思います。チェルノブイリのときもトナカイ肉の汚染がすごかったですよね。
一番助けが必要な人たちが一番被害を被ることになることが心配なんです。でも、今のデータから考えて「安心して食べられる」とはとても思えないのです。子供にも安心して食べさせられません。チェルノブイリのときも、魚や肉(トナカイなど)の汚染のピークは半年後以降で、それからも何年も続きました。
農産物は一定以上の濃縮はありえませんが、肉、魚はそうではありません。
「魚を買わない」消費者は漁業を追い詰めてしまうとわかっていても、どうするべきでしょうか?
少し話題がそれてしまってすみません。

mimiさん
生物濃縮の話になると、該当する魚の生態や福島第一から放出された汚染水の量や移動拡散の問題になります。
心配だから食べられないと言うのであれば、止めるすべは私にはありません。

数年前に伊豆の金目鯛の水銀が話題になり、妊婦は週に摂取量80グラム以下という指針が物議を醸しました。
食物連鎖の頂点にいる鯨やイルカはそれ以上という研究結果もあります。

愛媛大学など、海洋汚染の研究が熱心で「地球上の全ての物は汚染されている」スタンスから、海洋生物の安全性を研究しています。

海に関しても、トナカイ肉の汚染と重なるというのは分からなくはないですが、牛乳の出荷停止のように「牧草」の感受性が非常に高いという特性は考慮すべきかと思います。

北茨城や福島の小女子がアウトになった以上、安心はできませんが、鰹などの回遊魚は比較的安心できると思います。
私見ですがむしろ低層で余り動かない魚が心配です。

宮城~岩手の三陸では、ようやく細々と再開した地物の水揚げが始まっており、現地の皆さんは「待ってました」とばかりに食べてます。
まだ量の少なさと、氷や物流体制の不備で県外までは回ってきません。

あとは物流が回復してきた時の検査次第でしょう。

東京でオリンピック。
オリンピックで放射能減りますか。
汚染水処理できますか。
土はきれいになりますか。
東北の被災者がスポーツ見てお腹いっぱいになりますかね。
オリンピックしか日本が立ち直ったすべを世界にアピールできないなんてアホみたいに言ってるようじゃ東京も行く先が闇ですね。
原発利権にオリンピック利権ですよね。
ほんとバカ。
口悪くなって失礼しました。

福島、茨城の野菜は安全です。危険だと言う人々に問いたい?遺伝子組み換え作物を変わりに貴方達は食べるのですか?遺伝子組み換え作物の方がはるかに危険です。遺伝子組み換え作物だけは私は絶対に食べたくありません。ТPP反対です。ですから私はアメリカには行きません。

では、私が全財産を寄付したとして、福島の野菜だけを食べてくらしたとして、汚染水が処理できますか?福島の土がきれいになりますか?子供たちの被爆は防げますか?私には何の力もありません。本当に何も出来ないから、腹を立てているんです。くやしくてたまらないんです。オリンピック利権、大歓迎じゃぁないですか、悪魔に魂を売ろうとも、福島が少しでもきれいになるなら、ぜんぜんかまわないと思います。

再度のコメント失礼します。
神奈川様
多分ですが、原発をなんとかしたい想い、国への怒り、福島を含む東日本や子供たちを何とかしたい想いは同じと感じます。
オリンピックもありだとは思いますが、オリンピックだけがそれらを解決する唯一の方法とは思えません・・。
もっと地味で確実な方法もあるのではないかと思えてならないのです。
オリンピックを福島で開催するならば除染が進み、日本や世界の英知が集結していい方向に進むかもしれない。でも東京開催では、どうなんだろうかと。
慎重に情報を分析しましょう。

途上国の商品をフェアトレードと言って、適正な価格で、先進国が、買いますよね。同じように、何々県産のOOと言う野菜ではなく、まずは、セシウムあたりが、検出されない野菜には、消費者が、わかるようにしてもらえば、消費は、伸びると思えるのですが。(別に、どこの産地でも、放射性微粒子が残ってなければ、OKなんだし)
北関東の野菜と東北の魚介類を東京で、拒否したら、東京は、食べるものが無くなりますよ。
関西だって、地元で、消費できれば、日数かけてしなびた野菜を、送りますかね?

これで、来年、米がどうなるかですよね。

また、タイ米でも、食べます?

ホットスポットは、あちこちにあるでしょうね。
チェルノブイリでは、そこを外れたところで、しかも、生活禁止区域内で、多くの人が、自給自足で、今でも生活しています。
たしかに、被曝はあるでしょうが、原爆投下のような死者が、ごろごろ出る事態は、過ぎてしまったようです。現地の今の老人は、すでに、老人だから、死を迎えるのか、今までの内部被曝で、死を迎えるのか、検証できない状況のようですね。

少なくとも、まったく茨城の野菜を茨城県産ということで、全面的に拒否する理由は、今のところ みあたりません。つまり、年間被曝許容量の範囲で、食べればよいのです。ひょっとして、中国産の野菜の方が、被曝してたりして。。
仮に、何ベクレルか、あっても、大人が自分でコントロールすれば、福島産だって、大丈夫でしょう。
成長期のお子さん以外、あまり吸収しないようだから。。

ただ、日本国は、国の責任で、放射性微粒子問題をもっと研究して、情報公開すべきでしょう。農家にとっても、都会人にとっても、あまりにも、判断基準が無さすぎですから。。大体、農家が自費で検査しても、合格シールすら貼れないのだし。。

青空です。こんばんは。

濱田様。
お忙しいところ野菜の卸売データを収集し、提示して頂き誠にありがとうございました。
各種の指標はマスコミやWEBの一部の意見とは異なり真の実情を示します。
同時並行で福島県の失業保険需給手続き開始者数や福島県外への転出人口、福島県児童の転校総数を調べていましたが、予想以上に福島県に踏み止まり働き手は県の復興と東北の物流、日本の産業を歯を食いしばり支え、母親や教師たちは子供たちを何とか安全にと悪戦苦闘しているようです。
小さな乳飲み子や幼児は避難者が多いようですが、働き手は踏ん張り故郷を守ろうと放射線から身を守りながら援軍を待っていると感じます。

関東始め東北、東日本の野菜生産者や流通業者も汚染レベルの調査に必死です。最近は濱田様の仰る通り検出値も小さいものとなってきました。
一部、多くの重機を所有する農家では表土を剥がし一箇所に集約させて管理するところも現れているようです。処分方法が決まらないことには怒りを覚えますが、政府行政より前に様々な方策を試みていることは明らかです。
恐ろしいほど早く、すさまじい労力と努力で苦難を跳ね除け、できるだけ安全なものを供給しようという動きを理解でき、生産者の矜持の高さをに驚愕します。
流通市場で価格がつき、暴落から回復しているのは農家の努力を流通業者が評価して安心して流通させていることに他ならないでしょう。

首都圏市民もまた可能な限り故郷を応援しようとしていることから値段が安定している(需給が崩壊していない)ことも伺えます。そもそも関東のほぼ30%は東北出身者です。自らのルートが苦境に喘ぐ事を指をくわえて見ているほど日本人は単純ではありません。

web上で騒乱になっているほど、日本人の主力労働者階級や高齢者は愚かでもなく、洗脳もされていないと思うようになってきました。

もちろん、子供をお持ちのご家庭が最大限の安心を確保しようと調べ苦しみ、コメントされる皆様のように農家への被害を知りまた苦しむ。その思いは我が家の近隣でも見る姿です。理解できます。さぞ苦しい思いをされていると思います。
ただ安全性の十分な知見が示されず、専門家でも混乱の極みにある状況下で、仮にそれらの家庭が被害農家の売上げに協力できなくとも十分それらを支える消費者はいると感じます。

ただ、外食産業はそもそも電量不足による企業稼働率低迷と派遣社員パートの大幅人員削減で致命的な打撃を受けています。需要の回復は当面見込めないことは覚悟するべきだと思います。

ちなみに我が社の食堂は給食ですが、北関東宮崎岩手の野菜コーナーがあります。
サラダバーというか惣菜コーナーというかになっています。食べる食べないはみなの自由。しかしいつも完食されていますが。もちろん放射線データも一覧表になっています。ご参考までに申し添えます。

今流通している物は安全だと思います。放射能が上限いっぱいに含まれても危険を無視できるレベルだと思います。消費者に安全をアピールするよりもどの位の危険なのかを知ってもらった上で消費者自身に安全を判断してもらう方がいいと思います。正しい情報の知って、自分自身で判断する。自分の身は自分で守る。これが原則だね。
それから、表面的な事に捕らわれずにその奥にある本質を見極める力も必要だと思います。

あのぉ、福島を中心とする、東北・北関東オリンピックを誘致できたら・・と言う意味で書きました。誤解を生んだようで「茨城北部住み様」申し訳ないのです。石原都知事なんて、丸めて捨てちゃってください。
もう、消費者VS生産者はつらいです。ダブルスタンダードでも考え方としては仕方ない状況じゃぁないですか・・
夢物語かもしれませんが、Jビレッジスタジアムでオリンピック競技が行われたら、日本人の誇りを取り戻せる、世界唯一の被爆国が原発事故を起こしてしまったこの落胆を、すこしでも取り返すことが出来るのではないかと、都合の良いことを考えています。

茨城県鹿行地区に在住のものです。

生産者の方がデータを示して安全性を説明してくださっていることに感謝します。

私の近隣には農家の方も多いことから放射線への不安も口にしがたい空気ですし、大丈夫という方(生産者の方もいました)も「福島から遠いから」とか「たとえ汚染されていても食べる」とかいう根拠に乏しいもので、とても安全の基準にはならないと思っていました。

震災前からも有機栽培などで安全な作物を選んできたのに、放射能に関しては「店頭にでてるんだから安全」という意識には正直なれませんでした。周りでも子どもに影響はないのかと不安がるお母さん方が多くいます。でも判断材料すらない・・・。

お母さんたちで話す際に、こちらのブログのデータも紹介させていただきたいと思います。

それと、そもそも原発が加害者なんだってこと、忘れないようにしたいと思いました。お世話になっている農家の方々へ支援できる道が確立されますように。自分でできることを探していきたいと日々思って行動していきます。

>未来に食料危機などが来たら、まんま裏返しのことをわれわれからされますよ、ていどのことは言えますが。

なんでこんな意味のない言い方をされるのか?
それを言うなら一部の農家の方々が戦後の混乱期どれだけひどいことを都会生活者にされたのか調べてみるといい。買い控えなどという甘いことじゃないなことをされてますので・・・
こんな言い合いになるのになぜそのようにあおるのか意味がわかりません。

↑私のコメでした名前いれわすれました
失礼しました

大阪在住さん。私は誠意を尽くしてお話しているつもりですが、理解いただけてないようです。
私が言いたいのは、「今度はこっちが報復するぞ」ということではなく、どうやって立場が違う消費者と生産者が、「共同の敵」である原発に向き合っていくのかですよ。

そんなことは素直に読めばわかるはずでしょう。ひとの揚げ足をとっている態度は生産的ではないです。

今秋の朝日新聞別冊は放射線特集ですが
「日本の「暫定規制値」 急ごしらえの限界」
http://globe.asahi.com/feature/110619/02_1.html
によれば『つくられた基準そのものが「非常時対応」の性格を持ち、「平常時」のリスク管理の根拠に使うのは不適切としている』なのだとか。
政府が農水産物に対して、すばやい補償をしないのが一番の問題だと思います。
残留放射能検査を受けていらっしゃるなら、それを表示すればいいのではありませんか。消費者を不安にさせるのは情報不足なのだから。

こっちもまだやってんの?
戦後の混乱機の過去がどうとか揚げ足取りして。

いいですか、ブログ主も我慢強く受け答えしてましたが、敵は「生産者vs消費者」ではなく、原発そのものだというコンセンサスはすでに取れているとおもいますが。
それでも被災地の生産者とそこに根付いた人々を攻撃するのは楽しいですか?
一般的社会生活を送る日本人ならやらない行為ですね。

当方は放射線などに詳しいわけでもない、一般人という前置きで。

少なくとも「書かれている方の野菜は問題なかった」という
明確なデータが提示されているのは非常に分かりやすいのですが、
土壌はどうなっているのでしょうか。
お茶に関しての記事では、刈取り予定の物に飛散した放射性物質が付いた結果、とありますが、
「土」が非常に気になります。

魚の方が農産物に比べて怖い感じがするとのご意見がありましたが、感覚的には分かるのですが、実際は農産物の方が厳しいのかも知れません。

海は農地と違って3次元の環境であり、そこの落ちた汚染物は深みに沈んでいくのです。
それに海流の関係で絶えず新しい海水が供給されます。
そして何よりも量が圧倒的に大きいのです。
一平方キロメートルの海に千メートルの深さがあるとしたらそこにある水の量だけで10億トンもあります。

東北地方の沖合いは深い海溝になっていますから、水俣病のケースのような浅海ではありません。

農地の場合落ちてきたものはそこに留まります。

>宮城に関しては魚類は問題ありませんよ。


放射性物質の事ばかり問題視されていますが、今回津波被害にあった県(青森、岩手、宮城、福島)などは、工場などが保管していた有害な化学物質、病院などが保管していた劇薬、農家が保管していた農薬、一般店舗が販売していた薬剤などが津波の引き潮とともに大量に海に流れ出しています

http://www.toxwatch.net/PRTRinfo/20110311daishinsai.html

環境省も最近になって、PCBをはじめ、多くの有害な化学物質が海に大量に流れてしまった事をサイトでデータとともに掲載し、警告を発しています。

現段階では魚貝類の化学物質による汚染の検査と、海域にばらまかれてまだ容器が腐食・破損しておらず中身が入ったままの容器類の回収作業を行って、海産物の漁については自粛する(漁業関係者には日本海側で漁をしてもらう。その支援を国が行う)べきで、検査もろくにせずに「被災地復興」を旗印に化学物質が大量にばらまかれた海で採れたものを全国にどんどん出荷してしまうのはどうかと思っています。

水俣病やイタイイタイ病、カネミ油症などでは化学物質に汚染された食品を摂食したことによって取り返しのつかない健康被害を発生させてしまいましたが、今回もこのままでは同じ被害を全国レベルで発生させてしまう恐れがあります。

魚介類は放射性物質の検査は行っていますが、現段階では有害な化学物質の汚染の検査は行われておらずに出荷されてしまっています。
直接あるいは加工された形で人々の食卓に登ってしまうでしょう。

agaさんへ
>環境省も最近になって、PCBをはじめ、多くの有害な化学物質が海に大量に流れてしまった事をサイトでデータとともに掲載し、警告を発しています。

結構頑張って、検索したんですが、環境省では、見つかりませんでした。一次ソース(情報元)をご教示下さい。
「PCBを含むトランスなどを発見した際は、扱い方に注意せよ。」との指針に関するPDFはありますが、http://www.env.go.jp/jishin/attach/saigai_pcb_jitsumu_ver2.pdf

「PCBをはじめ、多くの有害な化学物質が海に大量に流れてしまった」という事実を示す文書があるんでしょうか。

PCB流出は、もしあったとはしても、どの程度の量でしょう?
以前、何十年も前に電気機関車脱線転覆事故で流出や、最近でも古い電柱の整流器で破裂(近所で数年前にありました)など起きてますが、大きな環境影響は確認されていませんね。

水俣病(有機水銀)・イタイイタイ病(カドミウム残査)は関係無いですし、カネミ油症は多量のPCB混入でしたね。
今回のが本当だとしても、大騒ぎになるような事態にはならないと思いますよ。

agaさん。私からも情報のソースを明らかにされることをお願いします。

すいません、環境省ではなく厚生労働省でした

厚生労働省HP 5月26日発表
「東北地方太平洋沖地震に伴う津波による毒物又は劇物の流出事故等に係る対応について」における集計結果について
(医薬食品局審査管理課化学物質安全対策室)

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001djj7-att/2r9852000001dmco.pdf

agaさん
ご教示ありがとうございました。
お示し頂いた資料を見ましたが、PCBという文字は、見つかりませんでした。
殺虫剤(DDVPなど)は、深刻かもしれませんが、本来、畑に散布するものですから、海洋に流出したものが、果たしてどれだけの毒性を示すものか。う~ん。大量に魚が死んでいれば、それは大問題かも知れません。

後は、ホルムアルデヒド(CH3CHO)、メタノール(CH3OH)や水酸化ナトリウム(NaOH)などが多いようですが、これらは、それほど心配要らないと思われます。
問題なのは、重金属や非常に安定した毒性の強い有機物(これらは、工業的に製造中止がほとんど)でしょう。

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