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2011年7月23日 (土)

南相馬市のセシウム牛の「ほんとうの生産者」はあの宮崎口蹄疫のA牧場だった

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思わないところで、「懐かしい」名前に遭遇しました。宮崎県口蹄疫第7例のA牧場です。

忘れもしない、4月の早い時期に口蹄疫に罹りながら専従獣医師自らが上部の指示で隠匿を続け、その期間にえびの市へなどに感染を拡大した牧場です。

この反社会的行為により、宮崎県から厳重注意をもらっています。

「週刊文春」7月28日号によれば、このA牧場が預託契約を結んだのが、南相馬市で発覚したセシウム牧草を食べた初めの6頭の牛だったようです。

「預託料は一日百数十円で、飼料や牧草は会社から支給されている」そうです。

当のA牧場は、「従来より輸入牧草を与えています」(同社HP)とのことです。

私にはこの情報の信憑性は測りかねますが、正直に言えば、さもありなんと言ったところでしょうか。

いずれにせよ、南相馬市のセシウム牛が預託だった場合、飼育責任は預託した会社にあります。管理者は管理責任を預託した会社に負うのみです。

この情報が正しいとすれば、「ほんとうの生産者」はあのA牧場だったわけです。

あの時点でいかなる指示が預託会社から管理者の農家にあったのかは分かりませんが、その指示内容を知りたいものです。

また、今回のセシウム牛事件で牛に個別識別番号が付けられているにもかかわらず、識別番号を管理する家畜改良センターのHPからは屠畜したセンターの場所しかでてきません。

かんじんな飼育者は伏せられたままです。だから今回のような飼育責任者の預託会社がブラックボックスに入ってしまい、管理者の農家だけがマスコミの矢面に立たされることになってしまいました。

一方、都道府県のHPからもセシウム牛がどこに散らばったのかを追跡できません。販売店もブラックボックスだからです。

ですから、消費者が心配に思って保健所に問い合わせをしても、「販売店に聞いて下さい」ということになります。

個別の販売店の恣意性にゆだねられているわけです。

つまり、個別識別番号がついていながら、消費者の立場からすれば ほとんど役に立っておらず、ただの行政が追跡調査できるだけのシステムだったわけです。

これは本来のトレサビリティ制度の趣旨に反します。トレサビリティはあくまでも、消費者に対しての生産-流通情報の開示が目的で、行政の便宜のためにあるわけではありません。

私は長年、有機JASを取り扱ってきましたが、同じトレサビリティでもこちらは生産者はおろか生産した畑、肥料等の資材まで特定される仕組みです。常にそれはHPで開示されており、消費者でもアクセス可能です。

牛の個別識別番号制度は、生産-流通すべての分野に渡って、その情報を開示することができないために、預託制度の陰に隠れた「ほんとうの生産者」の反社会的行為の防止ができないでいるようです。

今後、出荷制限を受けて足止めになっている飼育期間一杯の牛が福島県内に溢れることになります。

これらを飼育者が薬殺できるはずもなく、どのような処置をしたらいいのか途方に暮れることになるでしょう。その時、買いたたかれても思い余って秘かに闇市場出荷をしてしまうこともなしとは言えません。

しかし、万が一にでもそのような事態が起きた場合、現行の牛個別識別番号制度がどこまで透明性を担保できるのか、残念ながら不透明なようです。

■写真 先日の台風による強風で合歓木(ねむのき)の花が散ってしまいました。

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コメント

噂は出てましたが、
「またあそこかよ!」と。はあ~、どんだけモラルに欠ける会社なんだか。
預託を受けた農家にも、それによるメリットが生じるシステムになってはいるのでしょうけど。

とある早朝番組で、今年の春にレトルトカレーランキングをやっていて、「1位は栃木A牧場ビーフカレー!」とやっていて…いくら出したんだろうとか思ってました。


それにしても、せっかく大掛かりな個体識別番号システムを構築しておきながら、運用がそんなんじゃ正に「宝の持ち腐れ」ですねえ。

個体識別システムが稼働してからもうすぐ10年が経とうとしています。
当時と環境が様々な点で大きく変化しており、BSE発生はしばらく有りませんが、今回の件は大量に流通した牛肉が、消費者の健康に影響を及ぼす可能性があります。
このような場合の運用を、これまで通りとして良いのか検討する必要があると考えています。

たまたまですが、来週改良センターを訪れる機会がありますので、この点について申し入れなり、確認してきたいと思っています。
改良センターには、個体識別センターとは別に、食肉流通関係者で設立した「家畜個体識別協会?(名称が正確ではないかもしれませんが)」の事務局を担当していると聞いた事も有りますので、その辺りも聞いてくるつもりです。
何か判りましたらコメントします。

口蹄疫の時と同じように、牛の堆肥が行き場を失っているようです。

ウイルスならば、じきに消滅しますが、放射性セシウムが1/1,000になるのに、270年ほどかかります。

しばらくは埋却するしかないのでしょうが、つくづくやっかいなものです。

牛肉からセシウム・・・・やはり出てきましたか。
以前、私が公表(?)した土壌線量検査会社の方が話をされていました。
海産物の話ですが、県内の某海産物の持ち込み(ひじき)で、かなりの数値でしたが依頼元からの公表等はなかったようです。その他、4月・5月の野菜・海産物での数値は、かなりの線量がでたそうです。
検査会社は、守秘義務があるため正確な数値は教えてはくれませんが、行政機関等は、土壌・検体のデータは相当集めているのでは、と思います。
ちなみに、雨どいの下(土壌)は、40000bqでした。今回の藁を、堆肥化するとの話があったようですが(実際は違うようです)藁を発酵させて堆肥にするには、ほとんど分解し藁のケイ酸とセシウムのみが残るでしょう。そこでこのケイ酸なのですが、稲の移行係数が高いのは何か関係はないですかね?ま、私的な疑問です。管理人さん、数値に関してはお任せします。

本日の記事とは離れますが、今日「十勝枝肉市場」がありました。黒毛和種の上場は147頭でした。
価格の動向を注目してたのですが、上物が安くA2・A3は前回より若干下がった程度でした。
平均価格はまだ計算していませんが、A5の11で1,880円/kgが最高価格で、その他A5の10前後で1,660円~1,700円程度です。
大きく下げたと言う印象は持ちませんが、全体的に低迷・・と言う所でしょうか?

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